あの後ジュエルシードは2つほど発動したようだった
2つのうち1つは俺もいたが
ひとつはなのはが封印をしようとしたが他にも魔導師がいたらしい
その魔導師と接触したのは数日前の夜
ジュエルシードを巡ってなのはと争うのを遠くから映像に残していた
金髪の魔導師は対人慣れしているのかなのはより強かった
そして事件は起きた
封印が甘かったのか戦いの最中ジュエルシードを回収しようとした時デバイスがぶつかり合い再び発動したのだ
その際デバイスは双方破損
直ぐに近くにいき封印したまでは良かった
「あなたはあの子の仲間?」
「そうだ。ジュエルシードを封印するために動いてる」
「あまりやりたくはないんだけどやっとかなきゃ怒られるし」
「時空管理局嘱託魔導師 悠…」
「このぉぉぉ!」
「危なっ!?」
「ジュエルシード回収!逃げるよフェイト!」
「あ、うん…」
「え!?あ、落とした!?」
「悠!?何してるの!?」
「あー……逃げたか、まぁいいや」
「良くないよ!」
特に気にした様子はないし気にする必要も無いのだが良くない方向に向かって行った
──────────
「…送信っと」
なのはらと別れたあと悠は写真付きでメールを送っていた
内容はもちろんあのフェイトとかいう魔導師のこと
「(ジュエルシードのことは一応ルークさんに報告済みだし今回は次元震も起きた。管理局が動かないはずがない)」
一応報告はこまめにしていたのだ。なので一般人のなのはが巻き込まれた事も言っている
あくまでルーク個人宛のため話が伝わっているかは別なのだ
「ん?返信が来た?」
基本的送るだけで返信なんて大して来なかったから珍しいのだ
『時は来た』
「っ!」
──────────
「みんな どう?今回の旅は順調」
ここは時空管理局 L級次元巡航船 アースラ
先日起きた次元震の調査のために地球に向かっている途中だ
「はい、予定に遅れありません」
「事件の中心人物と思われる二名の魔導師も現在は活動を停止しているようです」
「そうね…ちょっと厄介だものね」
アースラ艦長 リンディ・ハラオウンはあることを思い出した
「そう言えば、悠君も地球にいたわね。彼からの連絡はあったのかしら?ルーク執務官?」
「………」
ルークと呼ばれた彼はモニターを見てずっと黙っていた
なにか考え事をしていたように
「ルークさん?」
「…えっ?あっ、なんですか?」
「悠君からなにか連絡はありませんでしたか?」
「あぁ、そうですね。」
ルークは悠から来ていた連絡について話した
ロストロギアが事故で地球の海鳴に散らばったこと
一般人が巻き込まれ、偶然にも魔導師としてとてつもない才能があったこと
ミッドチルダから来ただろう魔導師が現れたこと
次元震の影響でデバイスが両者破損したこと
「それ、もっと早く言ってくれても良かったんじゃないかしら?」
「早く報告したところで早く行けるわけでもないのに?」
「それはそうだけど…まぁ管理外世界の小規模なものとはいえ…次元震の発生は見過ごせないわ」
「大丈夫…分かってますよ艦長。迅速に解決しましょう」
「リンディさん。時は来た」
「「!?」」
時は来た
たったそれだけ、それだけでここにいる人物はんのことか理解することが出来た
ずっと彼が話していたこと
家族の手がかりが見つかったらそれを追うため管理局を抜ける
その時には追跡しないで欲しい
というものだ
「(あのフェイトとか言う魔導師…あまりにも似すぎている…)」
思い浮かぶのはかつての姉の姿
今は亡き優しい姉と母とすごした微かな思い出
「(もう…絶対逃がさない…)」
──────────
両者のデバイスが修復された
そしてまた、ジュエルシードが動き出す
「(時は来た それが意味することはただ一つ この事件、動くぞ)」
そして二人の魔導師がぶつかり合おうとしたその時だった
「時空管理局執務官クロノ・ハラオウンだ」
来た、管理局到着。クロノがいるってことはつまり
『今だ、やれ悠』
やっぱり、ルークさんだ
「ごめん、なのは」
「え?」
『ice sting』
氷の槍を槍状に形成し飛ばす魔法
ルークさんから蒐集した結果使えるようになった魔法だ
それをフェイトに当たらないように放つ
もちろんなのはとクロノを巻き込む形で
「悠っ!いきなり何するんだ!」
「……」
そんなことを聞いたところで答えない
そうなることを分かっていてルークはこうすることを確認していた
「時が来たんだよクロノ君」
「ルークさん…」
「さぁ、撤退だ!フェイトとかいうのとその使い魔、ジュエルシードを持ってずらかるぞ!」
「OK!一応多重転移で撤退する!」
すかさずルークはフェイトとその使い魔
悠はジュエルシードを持って多重転移を使いその場から消えた
そこに残されたのは攻撃を受けただろう魔導師達
目くらまし目的だったため外傷はなかった
「なんで…悠君…」
「艦長…残った魔導師をアースラに連れていきます」
『えぇ、お願いね。』
アースラへと向かったなのは
フェイトと共に消えた悠
それぞれの事情を抱え、新たな関係へ
次回、それぞれの抱える物