「なぁ…あんたらはなんであたしらを助けてくれたんだい?」
警戒の色を残しつつもアルフが聞いてくる
「んー俺にはなんとも言えないかな。ルークさんの指示だし」
「ルークって…あいつかい?」
「あぁ、そうだ」
特に関心を示していない様子で答える
「さて、今からお前らに少々質問させてもらう」
「それは管理局の「違う」」
アルフの言葉に被せて言葉を中断させる
「お前らを助けた時点で俺達は管理局の人間ではない」
「それって…」
「説明は後だ、質問するから答えろ」
「は、はい…」
正直ここまでの威圧感は今までこの人から感じたことがない。目線がフェイトに向いているのでちょっと怯えている様子だ
「プレシア・テスタロッサについて知っているな?居場所を吐け」
「え?」
「プレシア・テスタロッサの居場所を吐け あるいは案内しろ」
いきなりそんな事言われても答えるわけ…
「分かりました…」
あれー?あっさりOKしちゃってるけど?
そんなに怖いか?あ、怖いわ正直俺も怖い
「座標だけ教えてくれればそれでいい」
──────────
「ここが時の庭園…か」
転移直後にアラートが鳴り響いた
「あちゃー侵入者用のアラートかぁ」
すると傀儡兵が転送されてきた
「行くぞ バルディネート」
『yes sir』
突然送られてきた元ストレージデバイスの愛機は機械音とともにスフィアを展開した
──────────
時の庭園最深部
侵入者を示すアラートが鳴り響く中一人の女性 プレシア・テスタロッサが椅子に座っていた
「ここはフェイト以外には教えていなかったはずだけど…一体どこのネズミが入り込んだか…っ!?」
モニターを開き侵入者を視認した時同様が見られた
『邪魔だァァァァァ!!!』
『Scythe slash』
斧のようなデバイスから紫色の魔力刃が展開され機械兵を切り裂き突き進んでいる姿がモニターに映し出されていた
「まさか…!」
そうしている間にも侵入者────ルークは突き進んでくる
そしてとうとう最深部へと到達してきた
「轟け!轟雷!」
『thunder smasher』
自身と同じ色 変換資質の紫電が扉を破壊した
「やっぱり…あなたは…」
「ご明察、久しぶりだね…20数年振り位かな母さん」
──────────
『あの…フェイト…ちゃん?』
『フェイト・テスタロッサ』
『え…?』
『テスタロッサだと…!?』
『なにか?』
『いや…なんでもない…』
それが最後にしたやり取りだった
「悠君はどうなるんでしょうか…?」
「そうね、これからやることは分からないけれど確実に公務執行妨害になるから拘束は免れないんだけれど」
「そんな…」
「あぁ、大丈夫よなのはさん。そこまで深刻なことにはならないから」
良かった そう思うも続く言葉に耳を傾ける
「ただ…悠君はルークさんに依存している節があるの…」
「依存ですか?」
「えぇ、基本的にルークさんの言うことには逆らわないしそんな場面見たことない」
「自立しているようで、しっかりしてるようでその精神はとても脆いの…」
「だからなのはさん」
「はい」
「あの子のこと…よろしくお願いね?」
「はい!」
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そう、いつだってそうだ
必要なことは最低限のことしか言わない
ルークさんと共にジュエルシードとフェイト、アルフを連れて逃げた
その後もジュエルシードを探してなのは達とぶつかってだいたいかっさらって行った
恐らくそろそろゴールが見えてくるだろう
ジュエルシード残数は恐らく────────7