「いやー 壁も直ったし 機材は新しくなったし 食うのにも困らなくなったし最高だな!」
「そうですね 今まではもやし生活でしたもんね 今度久しぶりにファミレスでも行きましょう」
「いいねー じゃあ新作完成させたらその報酬でパーっと行こうじゃないかー」
「新作ができたら ということはもう依頼が?」
「うん 来てる来てる 早速だけど私たちは今日からこいつを作ります! デデーン!」
『波動砲モロコシ』
「はどうほう…もろこし? 何ですかこれ トウモロコシでも発射するんですか?」
「さすがにトウモロコシは出ないなー
うーんとね モンハンってあるじゃん」
「あー あのワールドツアーとかの」
「ニッチなとこ知ってんねぇ君 そうそうあのモンハン
で 画像も付いてるんだけど砲撃もできる槍っていう設定らしい」
「ほう…どれどれ?
…
…
…
槍ってなんでしたっけ」
「そうなるよなー」
「さすがにこの形状で突きを出すのは難しいのでは?」
「やっぱりそうなるよねぇ… だから砲撃の方に振りきっちゃおうかなって思うんだけど」
「使えるかどうか微妙な武器作るよりそっちの方がいいのでは?」
「そうだねー それじゃあ」
「「作りますか」」
…
…
…
…
「えーと モロコシの砲弾は… 拡散型か 威力は高いがリーチが短いと ショットガンみたいなもんかな?」
「そもそも左手に盾持ってるのにリロード出来るんですか?」
「うっわほんとだ どうやってリロードすんだこれ」
「ゲームじゃ半分に折れて薬莢変えてますけど」
「戦闘中に武器放棄とかなめてんのか IS仕様に変えるぞ」
「トウモロコシかぁ… 遺伝子組み換えて砲弾とかになりませんかね?」
「うーん とんでもない発言だけどあの人に聞けば行けそうな気がしてくる不思議! でも自分の力だけでやりたいから却下!」
「ですよね」
…
…
…
…
…
「龍撃砲どうする?」
「ぶっぱなすかわりに排熱するあれですか…」
「IS戦闘で溜めてる時間あるかな…」
「うーん あ」
「どうした」
「逆にしてしまいましょう」
「逆?」
「ISの排熱機構を全部モロコシに接続して龍撃砲ビームとか行けそうじゃないですか?」
「天才かよ」
…
…
…
…
「もう完成したのかね? 発注から1ヶ月と経っておらんが」
「ご心配なくー 既にテスト済ですから性能に問題はありませーん」
「早速ですが完成した品をお見せいたしましょう こちらです」
それはどこからどう見てもトウモロコシに持ち手が付いただけ…
武器特有のゴツゴツした印象は一切受けない
逆に瑞々しさすら感じる完全なるトウモロコシであった…
横には申し訳程度の木製の盾が置いてある…
「これが」
「ええ」
「波動砲モロコシです」
「早速だが機能を聞かせてもらおう」
「と その前にお詫びが1つ」
「何かね?」
「どうしてもこの形状で突き攻撃を実現するのは不可能でした… 大変申し訳ございません…」
「その分は報酬から割り引かせていただきます…」
「さすがに無理じゃったか… まあ中身次第では満足するかもしれん 説明してみなされ」
「はい それでは説明の方に移らせていただきます」
「主な使用法はショットガンかなー? 拡散型という事で 近距離では最強の威力を発揮します」
「最強とはどれくらいかね?」
「シールドエネルギー換算で600程度でしょうか」
「なんと! 5分の1も与えるのか!?5回当てれば大抵の相手が沈むではないか!」
「こちらとしては対モンスター仕様という事でこのような威力にさせていただきました」
「うむ 威力については申し分ない」
「さて それでは龍撃砲の説明に移らせていただきます」
「はて…そこまで注文した記憶はないのじゃが…」
「突きが再現できなかった代わりですので…」
「なにより面白そうだったのでやってみましたー」
「…まあそういうことならありがたくもらっておこうかのう…」
「それじゃあお姉さん後はよろしくお願いしまーす」
…
…
…
…
「で あのお姉さんは何をやっとるんじゃ?
同じところをぐるぐる飛び回ったり 適当に砲撃したり」
「えっとですね ちょっと龍撃砲の仕様に手を加えまして」
「武器の仕様上短距離高威力というのは余り必要ないのはお分かりで?」
「まあ超強いショットガンがあればそうじゃのう」
「だからー 長距離高火力というのを突き詰めてみましたー 排熱機構を利用して撃つので今は熱を溜めてる時間でーす」
「溜まったみたいですね それでは依頼主様はまばたきをしないようにお願い致します」
「おねーさーん 上に向けてねー まだ死にたくないからー」
「それでは」
「「お願いします」」
その日
アリーナから天高く伸びる火柱を町中の誰もが見たという…
「(゜Д゜)」
「(゜Д゜)」
「あ お姉さんも驚いてるわ」
「まあそりゃそうなりますよねぇ…」
「普通だったら即時放熱してるエネルギーを溜め込めばそうなるわなー」
「束博士ってどうやってISの排熱機構作ったんでしょうか…」
「10分でチャージマックスとか発電所何個ありゃいいんだよ…ったく…」
「ハッ 何かね!? あのとんでもない火の柱は! 説明したまえ!」
「正気に戻ったね」
「すごい簡単に言いますとISの排熱機構をちょちょいといじって 波動砲モロコシに接続
溜まった熱エネルギーを放出する という技になりますね」
「うむ…単純だが恐ろしい力だ 威力の方はどうなのかね? さぞ強いのだろう?」
「うーんとね白騎士事件ってあったじゃん」
「あったのう… あの時は怖くて怖くてたま
「あれのミサイル全部まとめて消し飛ばせるくらいかな」
「最高じゃな」
「一周回って理解しましたね」
「報酬は全額振り込もう これで日本の防衛は安泰じゃな」
「「ありがとうございます!!」」
…
…
…
「いやー壁も直ったし新しい資材は買えるし!」
「最高ですね!」
「ほんとそれな!…あ」
「また何か言い忘れたんですか」
「反動のことについてちょっとな…」
「あー 地面に立って固定して撃つんならいいんですけど…」
「空中で撃つとAIC効かないレベルで吹っ飛ぶんだよなぁ…」
「どれくらい飛ぶんでしたっけあれ」
「えーっと…たしか大西洋…
「案外飛びませんねIS10分のエネルギーにしては」
じゃねぇわ太平洋だわうっかりうっかりテヘペロ」
「全然違うじゃないですか…」
「「まあいいか」」
というわけで二作め
最早別もんやなこれ
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