「承太郎! 教えてくれ。この男の能力の秘密は何だ!?」
「それは、だな……」
静寂の中、承太郎の声のみが凛として響きわたる!
「こいつは『相手の行動を予想できなかった』ときには、能力を使えねえッ!」
「なるほどのう。あの目潰しも、石を投げたのもそれを確かめるためだったというわけじゃな」
と、そのとき。
「参りました」
そう言いながら、ゴードンは地面に腰をおろしてしまった。
「……?」
「不思議に思うことはありません。アナタの言う通り、能力を完全に見破られればワタシに勝ち目はない。ワタシも闘士のはしくれです。無意味な戦闘は避けたい」
「ほう……」
「だが、このまま逃がしてジャックとやらに報告をされるとマズいんじゃないかな?」
「そんなことは断じてしないと誓いましょう」
なお訝しげな表情の一行に向けて、ゴードンは言葉を続ける。
「ワタシはもうウィルドボア様の元に戻ることはありません。ジョウタロウに敗北したワタシがどうしてまたあの方に会うことができるでしょうか」
「確かに一理ある、のかな?」
「嘘はついてないようだぜ」
「まあ、ここまで言うなら信じてもいいかのう。承太郎、お前はどう思っとるんじゃ?」
「それが本当なら、別に構わねえぜ」
「ありがとうございます。では皆様、ご武運を……」
そう言い残して、ゴードンは去って行った。
何か煮え切らないものはあるが、確かにここに決着はついたのだ。
幸先の良いスタートを切ることができた一行。しかし、新たな試練が彼らを待ち受ける……
再起不能?
本体ーーマイス・ゴードン
スタンド名ーーフラッシュ
――――――
タイの首都バンコク。正式名称はクルンテープから始まり、ものすごく長いッ
そのバンコクに一行は足を踏み入れていたーー
「なんだ、ありゃ? バイクゥ?」
「違うよ、ポルナレフ。あれはトゥクトゥクといって、タイ版のタクシーみたいなものだ。もちろん、タイにもタクシーはあるけどね」
それを見て、近くにいたトゥクトゥクのドライバーが話しかけてきた。
「兄ちゃんたち、良かったら乗ってくかい?」
「ジョースターさん、どうします?」
「そうじゃのう……ちょうど昼食でもと思っていたところじゃ。折角だし乗せてもらうとするか」
「それなら、いい店を知ってますぜ」
「じゃあ、そこまでよろしく頼むよ。そうだ、料金は幾らかな?」
トゥクトゥクには料金メーターがないので、事前の値段交渉が大切なのだッ
「50バーツ(160円)……だが、兄ちゃんたちみんなでっかいから、一台じゃあ収まらねえんで。」
そんなわけで、二人ずつ二台に別れて乗ることにした。
値段交渉をしたドライバーのトゥクトゥクはポルナレフと星一を、もう一方は承太郎とジョセフを乗せて目的地へと向かって行く―――
<To Be Continued……
短くてスイませェん……
もっと頑張ります。