Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』   作:七宮 梅雨

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更新、遅くなってすいません!!

あと、お気に入り200件超えました!!ありがとうございます!!


『人殺し』は思わず吹き出してしまう

 無事に気絶した変態野郎を警察に突き出して海の家に戻ると、他のメンバーが心配そうに迎え入れてくれた。

 

千歌「心配したよぉー!!2人とも無事で良かったぁ!!」

 

曜「奥山くん、意外と強かったんだね」

 

梨子「本当に無事で良かった。」

 

ダイヤ「本当に奥山さんがいてくれて良かったですわ。花丸さんからお話を聞いて驚きましたもの。」

 

ルビィ「奥山くん、花丸ちゃんを助けてくれてありがとうね!!」

 

鞠莉「見直したわよ〜、シャイニー!!」

 

果南「奥山くん、女の子守るなんてやるじゃん。」

 

善子「流石は、堕天使ヨハネである私が認めただけあるリトルデーモンね。礼を言うわ」

 

明「はいはい。………あれ?花丸さんは?」

 

ダイヤ「花丸さんなら、部屋で休んでますわ。」

 

 まぁ、ついさっきまで変態に襲われかけたもんな。精神的にも傷をついたことだと思うし、部屋で休んでて当然か

 

明「わかりました。ちょっとだけ顔出してきます」

 

 俺はそう言って、花丸さんがいる部屋へと赴き、扉をノックする。

 

花丸「はーい」

 

明「花丸さん??俺だけど、入ってもいいかな??」

 

花丸「いいずらよ〜」

 

 思ったよりも元気そうだな。俺は扉を開けて花丸さんのいる部屋へと入る。

 

 すると、俺が海の家に戻って来る少しの間だけ横になっていたのか敷布団の上に花丸さんがいた。

 

明「気分はどう……………って聞いても良くはないよね」

 

花丸「そんなことないずら。さっきまでのっぽパン食べてたし」

 

 花丸さんが指を指しながらちょっと恥ずかしそうに答える。指の先の方を見ると、のっぽパンの袋が5つぐらいゴミ箱に捨てられていた。

 

 それを見て、思わずプッと吹き出してしまった。

 

花丸「どうして、笑うずら??」

 

明「いや、普段の花丸さんだなって思って」

 

花丸「明くんにとって、マルはどんな印象持ってるずらか………」

 

明「大食いキャラじゃないの??」

 

花丸「ひどいずらぁ!!」

 

明「あはは、ごめんごめん」

 

花丸「もぉ…………」

 

 ぷくーっとジト目で頬を膨らませる花丸さん。機嫌を悪くさせちまったかな??

 

明「今度、のっぽパン奢るからさ」

 

花丸「じゃあ、許してあげるずら」

 

 やっぱり、この子チョロいな。

 

花丸「ねぇ、奥山くん」

 

明「ん?なに?」

 

花丸「………………」

 

 えぇ……….、名前を呼んでおきながら無言とかマジで怖いんですけど。

 

明「花丸さん?」

 

花丸「うぅん、やっぱなんでもないずら」

 

 いや、ないんかい。まぁ、どっちでもいいけどさ…………。

 

 

 しかし、この時の花丸さんの顔がなんだか悲しそうな顔をしていたのを俺は気づくことが出来なかった。

 

 

 そのあと、しばらく花丸さんと会話していると

 

 

曜「ひょっこりヨーソロー」

 

 

 曜先輩が扉からひょっこりと顔を出して現れた。

 

明「どうしたんすか?」

 

曜「2人とも、そろそろご飯の時間だよ〜。」

 

花丸「ご飯ずら!?」

 

 花丸さんは目をキラキラとさせる。あれ?君、のっぽパン5本食べたんだよね??

 

曜「今日は私特製の船乗りカレーだよー!!花丸ちゃん、食べれる??」

 

花丸「食べる!!食べるずらよ!!」

 

曜「そっか。それじゃあ下でみんな待ってるから早く行こ」

 

花丸「ずら!!」

 

 と、花丸さんが言った瞬間、フゥゥゥゥゥンとF1レーサーのような音が鳴り響いたと思ってら、あら不思議。既に花丸さんの姿がありませんでした。

 

明・曜「え!?」

 

 俺と曜先輩はあまりの速さに驚きの声を上げる。え、何?あの子は食い物に関わると、戦闘能力がどこぞの戦闘民族並に上がるの??

 

曜「ふふ、私達も行こうか」

 

明「そうですね。」

 

 そう言って、俺と曜先輩は苦笑いしながら、下へと降りていった。ちなみに、曜先輩が作ったカレーはなんと今日も売れなかった堕天使の涙とシャイ煮をアレンジしたものだった。味もめちゃくちゃ美味しかった。前から思ってたけど曜先輩って中々器用な人だよな。

 

 

 あと、もう分かってると思うが、メンバーで1番船乗りカレーを食べたのは花丸さんであった。

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、梨子先輩がラブライブ予選日の日に東京でピアノのイベントに参加するという話を聞いた。マジですか??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜茶房菊泉〜(理亜視点)

 

聖良・理亜「ありがとうございました!!」

 

観客「ワァァァァァァァァァァ!!」

 

 イベントの方が終了し、ライブは大いに盛り上がった。

 

聖良「無事に成功して良かったですね」

 

理亜「えぇ。」

 

 姉様、とても嬉しそう。ここ最近は、姉様も素直に笑うようになった。これも、奥山 零のおかげなのかしら。

 

聖良「ねぇ、理亜」

 

理亜「何、姉様。」

 

 楽屋で着替えている時に、姉様に話しかけられた。

 

聖良「今後の予定、どうします??」

 

理亜「どうとは??」

 

聖良「夏休みもあと1週間ほどですし………、このイベントのためにずっと頑張ってきたでしょ??だから、残りの時間は2人でどこか出掛けたいと思うんだけど…………」

 

理亜「姉様…………」

 

聖良「ほら、私、今まで理亜に迷惑かけちゃったし…………どうかな??」

 

 姉様も、一応自覚してたんだ………

 

理亜「分かったわ」

 

聖良「良かった!!それじゃあ、どこか行きたいところとかある??」

 

理亜「なら…………………、私、海に行きたいわ」

 

聖良「海??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理亜「えぇ。私、内浦の海に行きたい!!」

 

 

 

 




えへえへ(≧▽≦)ゞ

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