Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』 作:七宮 梅雨
今年もこの作品をよろしくお願いします!!
零さんはテーブルの上に私達の人数分の飲み物を置くと、椅子に座るよう促す。
あともう少しで、花丸ちゃんのお見舞いの時間になるためあまり時間がとれないですけど…………と果南ちゃんは言うが、零さんはそんなに時間はとらないと主張。その言葉により、みんなは渋々だけど椅子に座った。
零「みんなは明ちゃんのことについてどれだけ知ってる??」
奥山くんのことについて……??
よくよく思い出してみても、奥山くんのことあまり知らないな。よく働いてくれる1年生の男の子という印象しかない。それは、曜ちゃんと梨子ちゃん、そして善子ちゃんにルビィちゃんに果南ちゃんも同じ考えだと思う。
けど、この2人だけは違った。
零「貴方達2人は…………どうやら知ってるみたいね」
鞠莉・ダイヤ「…………はい」
鞠莉ちゃんとダイヤちゃんの2人は、零さんの言葉に気まずそうに頷く。
…………一体、2人は奥山くんのことについて何を知っているの??彼の過去に何があるの??
零「そこのお団子ヘアしてる貴女。名前は??」
善子「え!?私?クックックッ…………、そんなに知りたかったならば、教えてあげるわ。私の名前は堕天s「善子ちゃん!!ここは真面目に!!」ちょ、リリー!!………分かった分かったわよ。津島善子よ!!」
零「津島ちゃんね。貴女さっき明ちゃんは私の息子って言ったわよね??」
善子「え!?そうじゃないの??」
零「明ちゃんは私の本当の子供じゃないわ」
鞠莉・ダイヤ以外「え!?」
零「てか、私まだ27よ!?間違えるなら普通、母親じゃなくて姉でしょ!?」
零さんはそう言いたがら少し悲しそうに溜息を吐く。なんだか申し訳ない気持ちになったんだけど…………って注目するところはそこじゃないよ!!
千歌「ど、どういうことですか??」
零「簡単に言うと、約6年前に私が児童施設で彼を引き取ったの。」
児童施設??引き取った??
つまり、奥山くんは…………
零「そう。貴女が思っている通り、彼は捨て子だった。」
ーーーーーーッッ。………やっぱり。
零「そして、彼の本当の名前は
鹿角明よ。」
ーーーーーーえ?
曜「ちょっと待って下さい!!鹿角って言ったら…………」
曜ちゃんは机に手をバンと置いて、立ちながら零さんに話しかける。当然、私達も驚きと表情をしている。
最近、あのスクールアイドルはメンバーの体調不良を理由に活動を休止してるってサイトの方で知ったけど………偶然だよね??確かに、鹿角って珍しい苗字してるけど、彼女達のことじゃないよね??別の人なんだよね??
けど、零さんの一言でそれは確信となった。
零「そう。明ちゃんはSaint Snowとして活動してる鹿角 聖良と鹿角 理亜の実の弟よ。」
~茶房菊泉~(理亜視点)
Aqoursのあの最悪なライブから数日が経過した。
明によく似た容姿を持つ奥山 零がライブを荒らした男と共に警察の人達に連行されて行くのを私達は黙って見ることしか出来なかった。
ただ…………あの奥山 零がナイフを刺した時にメンバーの顔を見たあの表情……………
…………………似ていた
かつて10年前に、あいつが強盗に向かって銃を発砲した後のあの表情に………
そして、現在。私達がやっているスクールアイドル『Saint Snow』は休止している。
何故ならば…………
理亜「姉様、入るわよ………って姉様!?」
姉様の部屋に入ると、姉様は真顔でカッターナイフを使って自分の腕を傷付けていた。
私はすぐに姉様の所まで飛びつき、カッターナイフを取り上げて遠くに放り投げた。
聖良「何…………するんですか」
理亜「何馬鹿なことをしているの!?」
聖良「どうせ………私なんて…………」
理亜「姉様!!」
そう。あの事件以降、姉様は自虐行為をするようになった。目を離せばすぐに自分の体のどこかを傷つけていた。そのせいで姉様は体に傷が増えてしまった為、これでスクールアイドルの活動をするのはまずいと思い、活動を休止させた。
なぜ、姉様がこうなってしまったのかはだいたい予想はつく。
1つ目は、過去に酷いことを言ってしまった弟に似てる人物に出会ったため。そしてもう1つはその人物に姉様は好意を抱いていたためだ。
そのせいで、今まで保っていた姉様の精神が完全に崩壊してしまいこのような事態へとなってしまった。
これまでは何とか過ごしていけたけど今回ばかりは本当にどうしようもない。
ねぇ、明。私、どうすればいいの??
頑張って明日までに次話を投稿します!!