Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』 作:七宮 梅雨
こんなに反応して貰えるなんて思ってもみなかったです!!
これからもよろしくお願いします!!
あと、話が変わりますけど誰か暇な時でいいので鹿角明のイラストをお待ちしております。とりあえず、身長の高い理亜ちゃん似の男性を描いてもらえれば良いのでお願いします!!オナシャス!!
あと、また話変わりますけど劇場版3回観に行きました。
彼女が少年を見つけてから数分が経過した。しかし、彼女はまるで時間が止まっているかのような感覚に襲われていた。
恐らく、彼女以外の人物が少年を見てもただの人見知りな子なんだと思うだけだろう。別にその少年以外にも周りには1人で過ごしている子供たちは沢山いた。
それでも彼女は少年のことを目が離すことができなかった。
彼女が少年に目をつけた1番の理由。それは…………
ーーー今の少年の表情だった。
そして、彼女だけはその表情を知っている。
なぜなら、今彼がしてる表情はかつて数年前に自分自身がしてたものだから。
あれは…………………知っている顔だ。
どうして自分は家族と離れ離れになっているのかを。
きっとこの少年も何か出来事があって唐突に家族と離れ離れになってしまい1人ぼっちへなってしまったのだろうと彼女は思った。
そう思ってしまったからこそ、彼女は1つある気持ちが生まれた。
この子と…………………一緒にいたい
と言う気持ちが。
そして、彼女は直ぐに行動に出た。
「この子、かわいい!!」
少年「え?」
「やばい!!この顔立ち、この目、この鼻、この口。昔、飼ってたポチを思い出すわ!!」
彼女は少年の所へ駆け寄り、ガバッと強引に彼に抱き着いた。突然のことだったから少年も顔を赤くして驚いていた。ちなみに、ポチというのは彼女が幼い頃に飼っていた柴犬のことである。
そして彼女の行動を見て心配になったのか、院長らしき人物が出てきたのを確認した彼女は笑顔で院長の方を振り向き
「この子、引き取っていいですか??」
と聞いた。この言葉によって当然のことだが、院長や周りの人間、そして少年すらも目を丸くしていた。
院長は戸惑いながらも少年の意思もあるのでどうすることも出来ないと主張。ならば!!と思った彼女は少年の方へ顔を向き、優しく微笑みながら少年と一緒にいたいという気持ちを彼に伝えた。
だが、彼はそれを断った。
その理由が……………
ーーー自分は『人殺し』だから。
話を聞くに、彼は数年前に人を殺めてしまい、それによって自分のことを恐れた両親にこの施設に送られたという。
この話を聞いて、彼女は自分の愚かさを呪った。少なくとも、彼女は少年のことを傷つけてしまった。
この少年は自分が『人殺し』であることを10歳という幼い歳で自覚している。自覚しているからこそ、この施設で『孤独でいる』という行動に出ている。
きっと、『人殺し』をしてしまったせいで少年は色々と苦労したのだろう。苦労したから故に、そうした方が周りの人間には迷惑かけないから、そうした方が少年自身に特に悲鳴とか罵声とかも耳にすることがないから…………という考えの元のものだろう。
この少年の全てを悟った彼女は、何か最後に伝えようとしていた少年の言葉を遮るかのように先程の強引の勢いではなくゆっくりと優しく彼のことをもう一度、自分の胸の方へと抱きしめた。
そして、少年の興味を惹かせるために自分が住んでいる町、内浦について語った。内浦のことについて語っていると少なくとも彼の表情に、変化が出てきているのを彼女は分かった。
最後の一押しだと思った彼女は少年の目をじっと見つめながら
「私は例え君が『人殺し』だとしても一緒にいたいという気持ちは変わらないよ。だからさ」
彼女はこの言葉の続きを一旦言うのをやめて少年の顔を見た。彼のさっきまで普通だった表情がまるで嘘みたいに、今では泣くのを我慢して歯を食いしばっている。だが、我慢できずに瞳からボロボロと涙を流していた。
そして、彼女は少年の目を見て微笑みながら言葉を呟いた。
「私と一緒に家族になってくれないかな??」
この言葉によって、少年が今まで培ってきた何かが崩れ落ちる音が聞こえたような気がした。そして、少年泣きながら彼女の胸に飛び込んだ。
少年「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
まるで産まれたばかりの赤ん坊のように少年は泣き続けた。その姿を、彼女は落ち着くまで彼の赤紫色の髪を優しく撫でながら見守っていた。
そして、泣き疲れたのかそのまま少年は彼女の胸の中で眠りについた。しかし、少年の表情はとても安心しているかのような表情だった。
彼女は少年が自分のことを『人殺し』だと言った時に彼女は1つ気づいたことがあった。
それは…………
自分ではこの子を助けることは出来ないということを。
これに関しては、単なる彼女の勘違いかもしれない。しかし長年、武闘の道を進んできたからか、彼女はそう確信した。
確信したからこそ、彼女は彼の表情を見て決心した。いや、決心したと言うよりも誓ったと言った方が正しいかもしれない。
彼女はスヤスヤと眠っている少年の耳に顔を近づき、起こさない程度の小さな声で一言だけ呟いた。
「君が誰かに救われる日が来るまで、私は君と一緒にいるからね。」
瞑想しながら昔のことを思い出していた彼女はゆっくりと目を開けた。まるで3時間ほど時間が過ぎているような感覚だったが、時計を見ても10分も過ぎていなかった。
『あの子を救えるきっかけを作ってあげるわ』
彼女は少年が現在、通っている高校でスクールアイドルをしている彼女達に向かって言った言葉を思い出した。
「『きっかけを作る。』そう私が彼女たちに言ったからには絶対に作らないとね。じゃなきゃダメなんだよね。
そう言って彼女…………奥山 零は立ち上がると道場の正面に深く礼をして道場を後にした。
零(私が彼女たち………Aqoursにきっかけを作るって言ったからには明ちゃんをなんとかする。例え………………
どんな手を使っても)
そして、零はバイクに乗り鹿角 明がいる自分の家へと向かって行った。
細々ですが、スクフェスの方をやってるので良かったら登録お願いします。
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