Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』   作:七宮 梅雨

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アドミラル△さんが執筆されている『ラブライブ!サンシャイン!! 黒澤家長男の日常』とのクロスオーバー作品です。

知らないうちに、七宮が尊敬する作家の1人であるアドミラル△さんが『人殺し』の3次創作を執筆してくださっててたまらず私も執筆しました。執筆してて、とても楽しかったです。

今回は、お互いに執筆した2作品をお互いのアカウントで投稿されるので2度楽しめれると思います。

アドミラル△さん、本当にありがとうございました。


〔コラボ〕『人殺し』は襲われる

 突然なのだが、今俺が心の底から思っていることをこの作品を読んでいる読者に伝えようと思う。え?そんなのどうでもいいって??おいおい、そんな事言うなよ。泣くぞ??

 

 

 俺、奥山 明は今、この場からめちゃくちゃ帰りたいと思っている。本当に今この状況においてはこの一言に限る。

 

 

ルビィ「うゆ………、明くん。ごめんね。」

 

 

 俺の隣で申しわけなさそうな表情をしているルビィはAqoursのメンバーの中で1番身長が低いのに、体全体を収縮してしまって更に小さく見える。

 

 今、俺達が向かっているのはルビィの家……………すなわち黒澤家だ。どうして、彼女の家に向かっているのかというと

 

ルビィ「ルビィがもっと計画的に宿題をやっていればこうならなかったのに………。」

 

 そう。ルビィは明日から学校があるというのにも関わらず、宿題を終わらせていないらしい。そして、その中にルビィの苦手な教科があるらしく宿題を消化するついでに俺から勉強を教わりたいということだ。

 

 ちなみちKKDことダイヤちゃんは今日、かなっちとマリーの3人で遊びに行くんだとか。ス〇バの新作を飲みに行くらしい。今どきのJKって感じだな。いいと思います。

 

明「気にすんな。あとから花丸と善子も来るんだ。すぐに終わるよ」

 

ルビィ「でも、明くんはあまりルビィの家に………来たくないんだよね。」

 

明「…………否定はしない。」

 

 いや、別にルビィやダイヤちゃんのことが嫌だから黒澤家に行きたくないという訳では無い。むしろ、凄く行きたいよ??行きたいけど…………

 

明「あの人がいるんだよなぁ………」

 

 俺は頭を掻きながらボソッと呟く。あの人とは一体誰のことなのか。きっと、すぐに分かるから詳細はここで言うのはやめておこう。

 

 そして、ルビィと軽く雑談をしながら歩いていると黒澤家に到着。相変わらず立派な家だな。

 

ルビィ「多分、この時間はシャワー浴びてるから大丈夫だとは思うけど………」

 

 ルビィはそう言って、玄関の扉を開けた瞬間

 

 

??「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

ルビィ「ピギイ!?」

 

 玄関の中から、1人の男性が手に木刀を持ち殺意をバリバリ放出させながら俺に向かって来る。

 

 

明「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!??」

 

 

 俺は叫びながらもその男性の本気100%の一振を白刃取りでなんとか受け止める。うわ、なんか上手くいったわ。てか、めっちゃ手がビリビリして痛てぇ。

 

ルビィ「明くん、凄い!!」

 

??「貴様ぁぁぉぁぁぁ!!!」

 

明「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

 俺は掴んだ木刀を男性ごと放り投げた。男性は慣れていると言わんばかりに綺麗に受身を取って、素早く立ち上がる。

 

 俺は溜息を吐きながらその男性に声をかける。

 

明「なぁ、銀先輩。いい加減、急に攻撃仕掛けてくるのやめてくれませんか??」

 

銀「うるせぇ!!ルビィに手を出すお邪魔虫は俺が排除してやる!!」

 

 そう言って、再び木刀を構える男性の名前は黒澤 銀先輩。ルビィの兄で、ダイヤちゃんの弟だ。まぁ、見てわかる通り重症レベルのシスコンである。

 

 彼は俺と同じ武道を嗜んでおり、ルビィ曰く剣道、空手、柔道は中学の時に全国大会に出場した経験があり、その内剣道は2回全国大会を優勝しているらしい。

 

 そして、俺と同じくAqoursのマネージャーもやっている。俺が加入する前から銀先輩はマネージャーとしていた。幼馴染である千歌や船長にお願いされたらしい。最初は断ってたらしいが、なんか相撲をとってそれで負けたらしい。女に負けるとか………プークスクス

 

銀「お前、絶対俺の事を馬鹿にしてるだろ。」

 

明「そんな訳ないじゃないですか。常に銀先輩のことを尊敬してますよ(棒)」

 

銀「やっぱり殺す」ムカ

 

ルビィ「もぅ、お兄ちゃん!!これ以上、明くんを困らせるならお兄ちゃんとは口聞かない!!」(-ω-´ )ぷい

 

銀「すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!それだけは勘弁をぉぉぉぉ!」

 

 皆の者よ。これが黒澤 銀という男である。つい数秒前まで殺気だだ漏れ青年だったのに、愛する妹の冷たい目線からのキツい一言でスライディング土下座をぶちかましていた。

 

ルビィ「ふんだ!!明くん、早くルビィの部屋に行こ」プンスカ

 

明「お、おう。てか、銀先輩はいいのか??スライディング土下座の影響で、顔が地面に埋まってっけど」

 

ルビィ「お兄ちゃんなんて知らない!!セミさんと一緒に地面の中に7年ぐらい生活すればいいんだ!!」

 

 この子、実の兄になんて恐ろしいことを言うんだ。

 

銀「奥山ぁぁ!!貴様、ルビィの部屋に行って何をする気だぁ!!まさか……、不純な行為を」

 

 するわけねぇだろ。俺には花丸という愛しい想い人がいるんじゃい。想い人の親友に手を出すとかそんな恐ろしいこと出来るか!!はっ倒すぞ。

 

ルビィ「黙ルビィ」バキッ

 

銀「ピギイ!?」ブクフク

 

明「ひぃ!!」

 

 そろそろ1発かましてやろうかな、と思っていたら真っ先にルビィが飛び出して実の兄の股間を思いっきり踏みつける。恐らく、先程の銀先輩の発言が原因だろう。それによって、銀先輩は白目剥いて口から泡を吹き出して気絶した。

 

 やられてない俺も無意識に股間に手を抑えてしまう。これに関しては男の象徴を持つものならば誰しもが共感できることだろう。女の子には分からないやつよ。

 

ルビィ「さ、明くん。行こっか」

 

明「りょ、了解です。姐さん」

 

 普段は人見知りで、か弱い女の子のはずなのに兄に関すると物凄く頼もしくなる。つい、彼女のことを姐さんと呼んでしまった。

 

 

 こうして、俺はルビィの部屋に行って勉強を教えるのだった。

 

 

 

 ちなみに、彼女の部屋に向かう途中に銀先輩の部屋らしきものがチラッと見えたのだが、なんかとても赤かった。どうして赤いのかはまぁ………察してくれると助かるかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明「この問題はな、最初見たら難しいと思うかもしれないけどここに代入するとな」

 

ルビィ「うゆうゆ」

 

明「あーら、不思議。あんなに難しいと思われてた問題が代入しただけで簡単な式になっちゃいました。」

 

ルビィ「わぁー、凄い!!本当だ!!」パチパチ

 

 ルビィは嬉しそうに手を叩く。いや、これ普通に授業で習った内容だからね??平山先生泣いちゃうよ??

 

ルビィ「よーし、次の問題はルビィだけでやってみりゅ」

 

明「おー、頑張れ〜。」

 

 ルビィが1人で問題を解いている間、俺は分厚い参考書を取り出して個人的な勉強へと移る。

 

 30分ぐらいやったところで俺は尿意を感じたため、ルビィに許可を取って御手洗場へと向かう。

 

 それにしても、黒澤家って本当にでかいなぁ。何回か訪れたことあるけど、未だに迷いそうになる

 

 

 ーーービュン

 

 

 ん??

 

 

 ーーービュン

 

 

 なんだ、この音は。

 

 庭の方から何かを素振りする音が聞こえてくる。気になってそちらの方に足を運ぶと、先程まで気絶していた銀先輩が竹刀を素振りしていた。自主練だろうか。

 

 

ーーービュン

 

 

 ほぉ………、普段はシスコンで気持ち悪い銀先輩だが自主練している姿はまるで別人だった。竹刀の一振り一振りに一切無駄がない。流石は全国大会の優勝記録を持つだけはある。普通にかっこいいな。

 

銀「何見てんだよ、変態野郎。」

 

 視線に気がついたのか、銀先輩は俺の方に振り向いた瞬間、とても嫌そうな表情を浮かべた。あと、変態なのはアンタだ。

 

明「いや、御手洗行こうとしたら素振りしてる銀先輩を見つけたんですよ。それにしても、やっぱり様になってますね。ルビィが教えてくれた通りかっこいいっすよ」

 

 普段は銀先輩のことを避けているルビィだが、彼女は彼女で何気に銀先輩のことが好きである。お兄ちゃんはこうだったとか、ルビィの為に〜〜してくれた。とかどうでもいいことを嬉しそうに口に出している。ルビィも何気にシスコンでブラコンなのかもしれない。

 

銀「え!?ルビィがそんなことを!?照れるなぁ〜」

 

 ハハ、銀先輩とても嬉しそうだ。そりゃあ、大好きな妹にカッコイイなんて言われたら嬉しいに決まってる。

 

銀「なぁ、奥山」

 

明「はい??」

 

銀「俺と少し………やらないか??」

 

明「ごめんなさい。俺、そんな趣味ないです。」

 

銀「違ぇよ。俺もそんな趣味はねぇわ」

 

 銀先輩はツッコミを入れながらも俺に竹刀を放り投げる。マジか……………。

 

銀「メインは空手らしいが、剣道もやれるだろ??」

 

明「言うても、少しかじった程度ですよ??」

 

銀「基礎できてるなら充分だ。ささ、来い」

 

 銀先輩は竹刀を構える。おいおい、マジか。この人。俺、小便しに来ただけなんだけど……………。何で日本で注目されている人と剣道しなくちゃいけないんだよ。

 

 まぁ、1戦ぐらいなら付き合ってあげるか。瞬殺だと思うけど。

 

 俺は竹刀を手に取り、基本的な剣道の構えを取る。

 

銀「よし。構えたな。それじゃあ………始め!!」ダッ

 

明「うおっ!?」バチッ

 

 始めって言った瞬間、銀先輩が俺に向かって竹刀を振りおろす。突然の事で、思考が一瞬だけ停止した俺だが身体が勝手に反応し先輩の一振を竹刀で受け止める。

 

銀「流石だな」

 

明「それは……どーも!!」

 

銀「ぐはっ!」

 

 俺は先輩の腹に目がけて蹴りを入れて、先輩の力が緩まったのを確認して一旦距離を取る。剣道のルールでは反則かもしれんけど、気にしたら負けだ。

 

明「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

 今度は俺から攻撃を仕掛ける。ジグザグしながら銀先輩の方まで近づき、胴に目がけて竹刀を振る。

 

銀「ふん!!」

 

 復活した銀先輩は俺の攻撃を容易く受け止める。だが、俺は攻撃をやめない。ひたすら竹刀を振りまくる。

 

 バチン、バチンと竹刀と竹刀が激しく接触する音が何度も何度も響き渡る。

 

 ちっ………、やっぱそう簡単には行かないか。だったら…………

 

 

明「全集中 水の呼吸 壱の型 」スゥ

 

 

銀「なんで呼吸法!?現実で出来るわけねぇだろ!!」

 

 ですよねー。いやぁ、最近鬼滅の刃にハマってるからついやってしまったぜ。読んでない人は是非読んでみてくれ。漫画もアニメも最高だから。

 

明「てか、先輩も読んでるんですね」

 

銀「家が家だからこっそとりと…………な!!」

 

明「うおっ!?」

 

 あ、あっぶねぇー。今のは正直いってヤバかった。

 

銀「はぁ!!」

 

明「ぐっ!」

 

 銀先輩の攻撃の重みが先程のより強くなっている。なるほど、今までは遊びで今からは本気で来るらしい。

 

銀「オラオラオラァ!!どうしたぁ!?」

 

明「ぐっ………、アンタ普段はそんなキャラじゃねぇだろ!!」

 

銀「コラボだから気合い入ってんだよ!」

 

明「バリバリ、メタ発言してんじゃねぇか!!やめろ!!」

 

 俺はそう言って、銀先輩の一撃を竹刀で弾き彼の胸元まで素早く接近する。

 

明「はぁぁぁぁぁ!!」

 

 俺は雄叫びをあげながらそのまま彼の腹に目がけて竹刀を振るう。このまま当てれば俺の勝ちだと思われていたが

 

銀「あっぶね!!」

 

 焦った銀先輩は上半身を後ろの方に沿い、ブリッジのような形をとって俺の攻撃を紙一重で躱した。何、その躱し方。気持ち悪っ

 

 空ぶってしまった俺はすぐに構い直して振り向くがその数秒の余裕を見逃すほど目の前にいる男は馬鹿じゃない。

 

 振り向くと、俺の視界の目の前には竹刀の先端があった。

 

明「………降参です」

 

 俺は苦笑いしながらそう言って、竹刀を手から離して両手を上げる。

 

銀「よし。俺の勝ちだな。という訳ですぐに俺の家から出ていきな。あと、二度とルビィに話しかけるな。」

 

明「何で!?そんな約束してなかったですよね!?」

 

 俺のツッコミに銀先輩は「冗談だよ」とケラケラ笑いながら言葉を出す。こいつスキンヘッドにしてやろうか。

 

明「そもそも、どうして俺と?」

 

銀「ルビィと普段接してるお前をぶちのめしたかっ…………ゲフンゲフン。武道を嗜んでいるお前と1度は戦ってみたいと思ってたんだ。」

 

 

 おい、会話の前半に本音が出かけてたぞ。てか、ほとんど出てたぞ。むせるタイミングが少々遅かったぞ。絶対にわざとだな。

 

 

銀「というのは9割で残りの1割が最近のお前の態度に腹が立ったからだ。」

 

明「俺の態度??」

 

 それは…………どいうことだ??全く分からない

 

 

 

銀「お前、聖良達に会うことに関してビビってるだろ」

 

 

 

明「ーーーーーーッッ!?」

 

 銀先輩の言葉に俺は何も言えなくなる。ちなみに、銀先輩は何回か偶然にも聖良姉ちゃんと理亜姉ちゃんに会ったことがあるらしい。

 

銀「お前は何気にそういうのは隠すのは得意だと思うけど俺の前では無力だ。あと、あいつにもな………」

 

 あいつ??あいつとは一体誰だ??

 

銀「名前はプライバシーに反するから伏せとくけどな。お前のその態度でいつかAqoursの活動に影響が出るかもしれねぇからよ。マネージャーの先輩である俺が喝入れてやろうとした訳だ」

 

 …………貴方に俺の何が分かるんだよ。絶対に分からない。俺のこの苦しみが。『人殺し』になって家族に………大好きな姉ちゃん達にも拒絶された俺の気持ちが!!

 

 

 

 

銀「『考え方ひとつで人生が変わる』」

 

 

 

 

明「え??」

 

銀「俺が過去にとあることで悩んでいた時にある人から言われたら言葉だ。俺はこの一言によって救われた。」

 

 銀先輩は俺が使っていた竹刀を回収し俺に背を向いて何歩か歩いたところで一言だけ呟いた。

 

 

 

銀「だから、奥山も覆してみろよ。今までの考え方を」

 

 

 

 銀先輩はそう言って俺の目の前から去って行った。俺は少しの間、その場から動くことが出来なかった。先輩の言葉が頭の中から離れない。鳥肌が凄いことになっている。

 

 俺は今まで、姉ちゃん達に会うことをイメージした時に再び拒絶される未来を描いていた。これは俺が弱くてビビっていたからだ。

 

 

 

 じゃあ、もしそれが違ったら??

 

 

 

 

 もし、拒絶される未来じゃなく俺と姉ちゃん達が笑い合える未来になったとしたら??

 

 

 

 

 

 

 あぁ、それはなんて素晴らしい未来なのだろうか。

 

 

 

 

 

 確かにこれは俺の勝手な妄想に過ぎない。だけど、悪くは無い。少なくとも、拒絶される未来を描いていた今までに比べたら……。

 

 

 俺は立ち上がって、銀先輩が向かった方向に目がけて一礼をする。その後、ルビィの部屋へと戻った。

 

 

ルビィ「明くん、遅かったね。大丈夫??」

 

 部屋に戻ると、ルビィは心配そうに俺の側まで駆け寄って声をかける。手洗い行くって言ってから随分時間が経っていたからな。迷惑をかけてしまった。ちなみに、花丸と善子は既にルビィの部屋にいた。

 

明「ごめんごめん。ちょっと色々あって」

 

ルビィ「またお兄ちゃん??」

 

明「まぁ……、否定はしない。」

 

ルビィ「もぅー、本当に口聞くのやめようかな」

 

 やめてあげて。そんなことされたら、あの人再起不可能になっちゃう。

 

善子「クックックッ。リトルデーモン達よ。仲間同士で争うのはやめておきなさい。じゃないとこの堕天使ヨハネの天罰が下されるわよ」

 

明「善子は黙って宿題やってろ」

 

善子「善子言うな!!ヨハネ!!」

 

 善子はブーブー言っている隣で花丸が何かに気付き、首を傾げながら俺に言葉をかける。

 

花丸「あれ??明くん。なんか顔色が良くなった気がするずら。何かあった??」

 

明「ん??まぁ、少しな」

 

花丸「そっか…………。良かった」

 

明「何か言ったか??」

 

花丸「うぅん。何も。よし、ルビィちゃんと善子ちゃんの宿題を早く終わらせるずら!!」

 

善子「ねぇ、ずら丸。アンタが見せてくれたらすぐに終わるんだけど」

 

ルビィ「善子ちゃん。それはダメだよ。ここの部分は次のテスト範囲に入れるって先生言ってたよ」

 

花丸「ルビィちゃんよ言う通りずらよ。善子ちゃん」

 

善子「だからヨハネだってば!!次行ったら堕天使奥義使うからね!!」

 

 

明「…………ハハ」

 

 

 考え方ひとつで人生は変わる………ね。何だか、この3人のアホみたいな光景見てたらその通りかもしれないと思う自分がいる。

 

 

 まさか、あの人に背中を押される事になるとはな。全く予想していなかったわ。頭の中で、自分の部屋でドヤ顔しながら優越感に浸っている銀先輩の姿が思い浮かぶ。

 

 

 

 それはそれで腹が立つな。よーし……

 

 

 

 

明「なぁ、ルビィ。さっき銀先輩がルビィの下着を頭に被って未熟DREAMER踊ってたぞ」

 

ルビィ「ピギイ!?もう絶対にお兄ちゃんとは口聞かない!!」

 

 

 

 花丸曰く、この時の俺の表情はなんだか取り憑いたものが全て落ちたように楽しくそして悪そうな感じ笑っていたらしい。




最後に改めてアドミラル△さん。『人殺し』の3次創作の方を執筆してくださってありがとうございました。

またどこかで機会があればお会いしてお話したいですね。

アドミラル△の方でも是非この2作品を読んでみてください。また一味違って楽しめると思います。


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