Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』   作:七宮 梅雨

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番外編第2話です。

2話目は曜ちゃんです。
どうぞε=┏(・ω・)┛


『人殺し』は渡辺 曜に使命を与えられる

 とある日の休日。今日は2人目の人物に使命を下される日であった。

 

 俺はその2人目である人物に呼ばれたため、その人物の家までやって来ていた。

 

 ピンポーン

 

 『はーい。』

 

 インターフォンを押したあと、すぐにガチャと扉が開き、ひょこっとお馴染みの灰色でボブカットでウェーブの髪型が特徴的である女性の顔が現れた。今日は休日だからなのか、眼鏡をかけている。

 

 

 そう……………。俺に使命を下す2人目は曜先輩であった。

 

 

曜「いらっしゃい!!ささ、入ってよ」

 

明「あ、はい。」

 

 曜先輩は、すんなりと男である俺を自分の部屋へと招き入れた。意外と慣れてんな。

 

曜「今、飲み物とお菓子持ってくるから少しだけ待ってて」

 

 曜先輩はそう言って、部屋から出ていってしまった。そのため、ポツンと俺は女子の部屋に取り残されてしまった。え、何これ。拷問か何かですか??

 

 何もやることがないので、とりあえず部屋を見回してみる。普通に女の子らしい部屋だなと思いました。…………………部屋の隅に綺麗に飾られている何かの職業の制服の山を見るまでは。

 

 流石は制服マニアと自らも名乗る曜先輩だ。まさかこんなに保持してるなんて驚きである。これ、何着あるんだ??見た感じでも余裕で50は超えてるぞ??

 

 しかも、さらに驚きなのがこれのほとんどが手作りであるということである。普通に凄くね??何あの人。もう、これだけで食ってけれるやん。

 

 もう少しだけ近くで見てみようかな、と思ったところで曜先輩がお菓子と飲み物を持って戻ってきた。ちなみに、お菓子はポ〇キーで飲み物はフ〇ンタグレープだった。どれも、美味しいよね。大好き。

 

曜「お待たせ〜。ここに置いておくから自由に食べてね」

 

明「ありがとうございます。」

 

 曜先輩はテーブルにお菓子と飲み物を置くと「さて」と言って笑顔で俺の方に顔を向ける。こ、怖い。

 

 

 そして、曜先輩は俺に下す使命を口に出した。

 

 

曜「私が今回、明くんに下す使命は〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日1日、私の着せ替え人形になってもらうことであります♪」

 

 

 ビシッと敬礼をして曜先輩は言葉を出した。

 

 

明「着せ替え人形…………ですか。」

 

曜「うん!!前から明くんに色々な服を着せたいって思ってたんだ〜」

 

 曜先輩はウキウキとしながら、クローゼットの方に向かう。うわぁ………、クローゼットの中にも色々な制服出てきた。どんだけあるんだよ。

 

 でもまぁ、特に何も動くことなく曜先輩に出された服をただ着るだけっていうなら意外と楽な方かな。

 

曜「まずはコレね〜♪」

 

 曜先輩は俺に恐らく何かの制服が入っているであろう紙袋を差し出す。早速かよ。

 

明「分かりました」

 

 俺が紙袋を受けとると、曜先輩は「着替え完了したら呼んでね」と言って部屋から出て行った。

 

 年上の女性の部屋で男性1人が着替えるっていう謎の状況だが、彼女の使命ならば仕方ない。チャチャッと着て終わらそう。

 

 そう思って、俺は紙袋を開けて中に入っている制服を身に纏った。

 

 

 〜10分後〜

 

 

明「OKです。」

 

曜「はーい。」

 

 なんとか着替えを完了させた俺は曜先輩に声をかけると、すぐに曜先輩は部屋の中へと入ってきた。

 

明「どうですかね……………」

 

曜「うんうんうん!!凄く似合ってるよ!!やはり、私の目に狂いはなかったであります!!」

 

 曜先輩はそう言いながらパシャパシャといつの間にか手に持っていた一眼レフカメラで今の俺の姿を連写し始めた。

 

 

 ちなみに、曜先輩が渡してきたのは警察官の制服だった。しかも、ご丁寧に帽子まで入っていたので一応それも被っている。

 

曜「明くん!!敬礼して!!敬礼!!」

 

明「こ、こうですかね」ビシッ

 

曜「きゃー!!もう最高!!」パシャパシャ

 

 敬礼してる俺の姿を曜先輩は止まることなくカメラで連写する。めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど…………。アンタはカメコか!!

 

曜「次はこれをお願いね」

 

 若干、興奮気味である曜先輩は再び俺に紙袋を差し出す。

 

明「………分かりました」

 

 渋々、紙袋を受け取るとまた曜先輩は部屋から出て行った。

 

 

 

 

 

 この時点で俺は1つ、とあることを察した。

 

 

 

 

 

 

 これ、精神的に疲れるやつだわ。

 

 

 

 

 

 

 

明「着替え完了しました。」

 

曜「じゃあ、入るね〜」

 

 2着目の制服はまさかの王子服だった。名称通り、王子様とかが着るやつ。こんなの、テレビとかでしか見たこと無かったわ。てか、相変わらずクオリティが高くて驚いている。

 

曜「カッコイイ!!カッコイイよ、明くん!!」パシャパシャ

 

 

 曜先輩はヨダレを垂らしながら嬉しそうに王子服を身に纏った俺の姿をカメラで連写している。こんな、曜先輩見たくなかったのだが…………。

 

 

曜(あとで花丸ちゃんに送ってあげよ)

 

 

 ん、あれ?今、曜先輩から良からぬオーラを感じ取ったんだけど。この人、何も企んでないよね??

 

 

曜「次はこれ。3着目から少しだけ趣旨が変わってるから」

 

 

明「趣旨??」

 

 

 どういうことだろう。まぁ、いいや。とにかく受け取って早く着替えよう。

 

 

 曜先輩が部屋から出て行くのを確認した俺は紙袋の中身を確認してみると予想外な服装が入っていた。

 

 

明「は??」

 

 

 あの人…………正気か??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明「お、OKです………」

 

曜「はーい♪………」

 

 

 3着目の制服を着た俺の姿を見て曜先輩はとても嬉しそうな表情へと変わる。

 

 

 嬉しそうなところ、申し訳ないが曜先輩。貴女に一言だけ物申す。

 

 

明「サ〇シの服はねぇだろ。」

 

 

 そう。3着目の服装はポケ〇ンのサ〇シの服装だった。しかも、サンムーン世代の。どっちかと言えば、ダイパ世代が良かったな。てか、趣旨が違うってこういうことだったのかよ!!

 

 

明「いや、もうこれアニメのコスプレじゃん!!」

 

 

曜「そうだよピカ!!」

 

 

 いつの間にか、曜先輩はピカ〇ュウの着ぐるみを身に纏っていた。本当にいつ着替えたんだよ。数秒前まで私服だっただろ、アンタ。けど、可愛いから許します!!(単純)

 

曜「ふふふ〜♪まだまだコスプレショーは終わらないピカYo!!」

 

 ピ〇チュウフォームの曜先輩は腰をフリフリしながら楽しそうに紙袋をどんどん俺に差し出す。

 

 既に俺は結構お疲れではあるが、きっと曜先輩はそれを許さないだろう。目がガチだしな。

 

明「着るか…………」

 

 俺はため息を吐きながら、次の制服に手を出した。

 

 

 

 ちなみに、4着目は現在、放送されている仮面ライダーの主人公の側近の服装だった。これもまた丁寧にいつも持っている本やビヨ〇ドライバーまで用意されている。これは「祝え!!」とか言った方が良きかな??

 

 これを着たあと、曜先輩を呼んだら彼女はニコニコとしながらジ〇ウドライバーを腰に巻き付けてからの主人公のコスプレをして部屋に入ってきた。

 

 

 

 

 つい「魔王」と役に入りながら言葉として呟いてしまったのはここだけの秘密な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから数時間が経過した。

 

 

 色々と言いたいことがあるけど1つだけ言わせて欲しい。

 

 

 

 コスプレ…………めちゃくちゃ楽しいな。

 

 

 服を着る度に最初の頃の羞恥心が嘘だったように無くなり、むしろ逆にワクワクした気持ちとなってきている。普段、曜先輩が頻繁に色々な制服を着てる理由が分かった気がする。

 

 よくよく思い出してみるとこの数時間で色々なコスプレしたなぁ。

 

 

 職業系なら、刑事や探偵、消防士に弁護士にスポーツ選手とかやったでしょ??

 

 

 アニメや特撮系だったら、ワン〇ースやBL〇ACH、戦隊モノや他の仮面ライダーのコスプレとかやった。特にふたりはプ〇キュアの変身ポーズからの名乗りを曜先輩とやった時が1番楽しかった。もちろん、俺は光の使者であるブラックな。

 

 

曜「いや〜、今日は凄く楽しかった。ありがとう、明くん!!」

 

 

 私服姿へと戻った曜先輩は満足そうな表情で俺にお礼を述べる。

 

 

明「こっちこそですよ。俺も今日は楽しかったです!!」

 

 嘘ではない。今日はマジで楽しかった。なんなら、明日もまたやりたいもん。明日は練習あるから無理だけど。

 

曜「最後になにか着たい服とかってある??」

 

 曜先輩はクローゼットを開けて、今日はまだ未登場だった制服を俺に見せる。まだあったんですね。

 

明「そうですね。………あ!!」

 

 そう言えば、今日色々とコスプレしたのに『アレ』だけ着てないな。

 

 折角の機会だし、着てみるか。

 

明「これ………着てみてもいいですか??」

 

 俺がとある服に指を指すと、曜先輩は目を丸くする。まさか、俺がこの服を選ぶとは思ってもみなかったからであろう。

 

曜「うん。いいよ」

 

 曜先輩から許可を頂いたので、早速その服に手を出す。この服は羽織るタイプのやつなので今着ているTシャツの上にそのまま羽織ってみた。

 

 おぉ………。いくらコスプレとはいえ………憧れの制服を身に纏うって思うとなんか嬉しい気持ちとなるな。

 

曜「明くんは将来、『それ』になりたいの??」

 

明「はい。昔からの夢なんです。似合ってますか??」

 

 俺の言葉に曜先輩は首にぶら下げていたカメラを構えて笑顔でこう言葉に出した。

 

 

 

曜「すっごく似合ってるよ。記念にはいチーズ!!」パシャリ

 

 

明「え!?」

 

 

 唐突のカメラ撮影だったので、焦ってしまいきっと変な顔になっているだろう。現に、確認している曜先輩も苦笑いしてるし。

 

 

 

 曜先輩からその写真を見せてもらったが、予想通り変な顔をしていた。彼女からは「撮り直す??」と聞かれたが、俺はそれを断った。なんか、消したくなかったからだ。

 

 

 

 後日に曜先輩は今日撮った写真をスマホに送ってくれるらしいので、それが届き次第俺は最後に撮った写真をLINEのトプ画にしようと決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、曜先輩は花丸さんに昨日撮った写真を見せようとしたのでウサイン・ボルトに負けない速さで全力で阻止した。危ねぇ。やはり、何かを企んでいた曜先輩であった。

 

 

 

 

 




活動報告にてまだリクエスト募集してるので良かったら応募してね。

あと、本編は土曜日の夜に投稿予定ですのでお楽しみに。
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