Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』   作:七宮 梅雨

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使命シリーズルビィ編です。今までに比べたらそこそこ短めですが、ご了承ください。




『人殺し』は黒澤 ルビィに使命を与えられる

 今日の静岡県は朝から天気が悪く全地域に渡ってザーザーと雨が激しく降り注でいた。

 

 外に歩いている人達は皆、当然ながら傘をさしており、雨を弾く音がリズミカルに、そして何気に心地よく鳴り響いていることだろう。

 

 俺もその内の1人で、こんな天気の悪い中に沼津駅付近でとある人物を待っていた。

 

 少し早めに到着してしまったため、俺は音楽アプリで『未体験Horizon』をループで聞くことにする。この曲は彼女である花丸がセンターを務めた特別な曲だ。リリースされてからは100万回ぐらいは聞いてる。まぁ、彼氏としては当然だな。

 

 サイトの方で配信したPVも急上昇で1位をランキングするほど好評であった。これはAqoursにとって、そしてマネージャーとしても嬉しいことだ。

 

 だが、今回のライブ衣装は蝶をイメージしており結構際どい衣装であるため、コメントでもそこを性的な感じで指摘するファンも多数いた。そいつらは即退会させたんですけどね。

 

 てか、最近のAqoursのライブ衣装が攻めてる気がするのは俺だけでしょうか??今回の『未体験Horizon』だけでなく来週辺りに配信する予定である新曲の『KOKORO Magic AtoZ』もアラビアンなテーマであるため、セクシー寄りなライブ衣装になってた気がする。衣装組よ、何考えてんだ。いいぞ、もっとやれ。(矛盾)

 

 

 余談は置いておいて、曲が3回目に入ろうとした所で誰かにちょんちょんと肩を叩かれる。振り向くと今日会う人物がニコーと微笑みながら赤髪のツインテールを揺らせて立っていた。

 

ルビィ「明くん!!おはよう!!」

 

明「おはようさん。」

 

 今日、会う人物とはルビィのことだった。はい、もうここでお察しでしょう。そうです。例の使命シリーズの件です。詳細はもう言わなくても大丈夫だろう。分からない人は過去の7人分の話を読んでくれ。

 

 てか、おかしいな。来るのはルビィだけのはず。なのに……………

 

明「なんで、ダイヤちゃ………さんまでいるんすか」

 

ダイヤ「ルビィを見送りに来たのですわ。」

 

 ルビィの隣には彼女の姉であるダイヤちゃんがいた。なぜか、黒服にサングラスをかけて。SPか、何かかアンタは。

 

ダイヤ「明さんなら特に問題無いと思いますが………ルビィをよろしくお願いします。」

 

明「あ、はい。…………まさか、それだけを言いにわざわざここまで??」

 

ダイヤ「えぇ。そうですが??」

 

明「いえ、何も………。」

 

 流石はシスコンin内浦でNO.1であるダイヤちゃんだ。それを言いにわざわざ沼津駅まで来てくるんだから。でも、それほどルビィのことが大好きで心配だったんだろうな。

 

ダイヤ「では、私はこれで。ルビィ、頼みましたわよ」

 

ルビィ「うん!!任せて、お姉ちゃん!!」

 

 ダイヤちゃんは微笑みながらルビィにそう言って、帰って行った。

 

明「なぁ、ルビィ。結局、お前の使命ってなんなの??」

 

 ピッと改札を通り、電車が来るのを待っている間、俺はルビィに話しかける。未だに使命の内容は聞いてないからな。電車使うってことはどこかで何かのイベントがやるのか??………ゔっ、過去の百合イベントを思い出してしまった。

 

ルビィ「隣町にある店で期間限定でスクールアイドルのショップがオープンしたの。だから、明くんに付き添いで来て欲しくて………。」

 

 あぁ、なんかその情報、SNSで見た気がするな。でも………

 

明「付き添い??」

 

ルビィ「うゆ。」

 

 スクールアイドルオタクの黒澤姉妹だったら既に行ってると思ったんだけどな。それに、わざわざ使命件を使わずともダイヤちゃんが付き添いでいれば大丈夫だったろうに。

 

ルビィ「お姉ちゃん……、ここ最近はお稽古の予定が入ってて一緒に行ける機会が無かったんだ…………」

 

  あ、そゆこと。だから、1人じゃ危ないからせめて俺を付き添いで行かせるという条件を両親かダイヤちゃんに言われたのかな。

 

ルビィ「それにルビィも明くんに用があったから………」

 

明「用??」

 

ルビィ「うん。また、後で言うけど……」

 

 ルビィから俺に用があるなんて、珍しいな。どういう内容なのか、思い付きもしない。

 

 『次は〜〇〇駅〜。〇〇駅〜』

 

ルビィ「この次だよね!!」ニコニコワクワク

 

明「違う違う!!ここだから!!早く降りる準備しろ!!」

 

ルビィ「ピギィ!?」

 

 俺とルビィという珍しい組み合わせの1日はドタバタしながらも幕が開かれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ「わぁ〜〜〜♪」

 

 目的の店に到着し、中に入るとそれは凄いものだった。

 

 周りはスクールアイドルのグッズで埋め尽くされていた。今日だけでなく、以前にも何店舗か1年生組でスクールアイドルのショップとか行ったことはあるがそれを遥かに凌駕するほどの規模の大きさだった。

 

 伝説のスクールアイドル、μ'sやそのライバルA‐RISEといった有名なスクールアイドルの他にも現在、活躍してるスクールアイドルやマイナーなスクールアイドルまで。とにかく種類が豊富だった

 

 隣にいるルビィも目をキラキラとさせている。

 

ルビィ「明くん!!行こう!!」グイグイ

 

明「分かった!!分かったから腕を引っ張るな!!」

 

 ルビィに腕を引っ張られて店の奥へと進む。へぇー、本当に色んなグッズがあるな。店のBGMも聞いた事があるスクールアイドルの曲だし………。これは、確かにスクールアイドル好きにとっては楽しい場所だな。

 

ルビィ「このスクールアイドルのグッズも売ってるんだぁ!!ピギィ!?こ、このグループも!?す、凄すぎるよぉぉぉ。」

 

 ルビィは色んなグッズを物色しながらいちいち驚き、そして嬉しそうな反応を見せる。本当に好きなんだな。

 

 …………お。ここは

 

明「ルビィ。Aqoursのグッズが売ってるぞ」

 

ルビィ「本当に!?………わぁ〜」

 

 とある場所にはAqoursのグッズコーナーがあった。しかも、有難いことにそこそこ大きな規模で。

 

 クリアファイル、アクリル、下敷き、缶バッチなどにAqoursのメンバーが全員で、若しくは個人でプリントされているグッズが数多く売られていた。

 

 しかも、商品の数の減り具合を見た感じそこそこ売れているそうだ。

 

ルビィ「ルビィがいる!!えへへ……。なんか嬉しいな」

 

明「当たり前だろ。お前もAqoursの1人なんだからな」

 

ルビィ「ありがとう!!……あ、明くんのグッズもあるよ??」

 

明「( *'ω')ファッ!?」

 

 

 おい、今なんて言った!?俺のグッズがある!?そんな訳…………

 

 

明「あったよ………」

 

 俺がプリントされているグッズが何種類か販売していた。いや、なんで!?どうして、俺が売られているの!?俺、マネージャーだよ!?

 

ルビィ「あれ??明くん知らない??」

 

明「何が??」

 

ルビィ「前の地区予選のスピーチの時、明くん出たでしょ??」

 

明「うん。」

 

ルビィ「ネットで結構話題になってたんだよ。『Aqoursを支えた1人のイケメンマネージャー』って。」

 

明「なんだよ、それ…………」

 

 俺の知らないところでそんなのが取り上げられていたとは…………。あれ、姉ちゃん達に俺の存在を知ってもらうためだけにやった事なのに……………。めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど。

 

ルビィ「それにほら」

 

明「ん??」

 

 ルビィがとある場所に指を刺す。その方向に視線を移してみると

 

 

女性1「明様のグッズだぁー。使用用、観賞用、保存用買おっと。」

 

女性2「この人を見下してるようなキリッとした目………堪らない!!」

 

女性3「はぁ………尊い!!」

 

 

明「……………ッッ!!!!????」

 

 

 ごめん、ちょっと待て!!もう、状況がわからないです!!ちょっと、ルビィさん。説明お願いします!!

 

ルビィ「うゆ………。どうやら、明くんのキリッとした目がMっ気あるファンの中で人気らしいよ。」

 

明「嘘でしょ…………。俺、今日で初めて理亜姉ちゃんと同じ容姿で産まれてきたことを後悔したよ。」

 

 理亜姉ちゃんならともかく、俺はそんなSとかじゃないから。NormalのNだから。え??『人殺し』がNormalな訳ないだろって??正論だよ、チクショー。

 

ルビィ「明くん………、がんばルビィだよ。」

 

 何に対してのがんばルビィだよ。頑張る意欲なんて全く湧かんわ。フォロー下手か、お主。

 

 なんか、色々と知りたくない事実を知ってしまったが………折角ここに来たので気を取り直して楽しむことにしよう。考えたら負けだ。

 

 よーし。俺のグッズなんか放っておいて、他のメンバーのグッズでも見よう。

 

 

 ーーーーーお。

 

 

明「………これは」

 

 俺が手にしたのは花丸(未体験Horizonの衣装ver)の抱き枕だった。他にも花丸のグッズは売られているのだが……やけにこの商品だけが気になってしまう。

 

 ぶっちゃけた話をするならば、かなり欲しいです。でも、彼氏がスクールアイドルやってる彼女の抱き枕を購入するっていうのもなんだか気が引ける。てか、ドン引きする。

 

 けどな〜……うーん……どうしよう……。

 

ルビィ「…………」ニヤニヤ

 

 俺が悩んでいると、隣にいたルビィはニヤニヤと小悪魔のような微笑みをしながら俺を見つめていた。

 

明「なんだよ………」

 

ルビィ「別に。明くんは本当に花丸ちゃんのことが好きなんだなって」

 

明「…………当たり前だろ。」

 

 俺にとって、花丸は自分の命よりも大切な存在だ。彼女の為ならば何だって出来る。例え、それが身を滅ぼすような事だとしても………。

 

ルビィ「ねぇ、明くん。1ついいかな??」

 

明「ん??」

 

 さっきまでニヤニヤしてたルビィが過去に1度も見たことがないぐらいに真剣な表情を浮かべて俺に話しかける。

 

 

ルビィ「絶対に花丸ちゃんを幸せにしてあげてね。」

 

 

明「ーーーーーッッ…………」

 

 ルビィの一言で俺は一瞬だけ動揺してしまう。それほど、彼女から発せられたたった一言の重みは相当なものだった。

 

 

ルビィ「ルビィにとってもね、花丸ちゃんは明くんと同じ凄ーく大切な人なんだ。」

 

 

 ルビィは花丸のグッズを手に取り、懐かしむように言葉を続ける

 

 

ルビィ「人見知りで臆病で………ずっと1人だったルビィに花丸ちゃんは声を掛けてくれた。それからね、ルビィの人生は大きく変わったの。花丸ちゃんはルビィと一緒にいてくれた。高校に進学してもルビィの隣にいてくれた。Aqoursに入部する時もルビィの背中を押してくれて勇気をくれた。そのあとも花丸ちゃんもAqoursに入ってくれて……また一緒になることが出来た。」

 

 

明「………………」

 

 

ルビィ「ルビィね。花丸ちゃんが、明くんとお付き合いするって聞いた時、とても嬉しかったんだ。花丸ちゃんと明くんはお似合いだと思うし、最近の花丸ちゃんは本当に幸せそうだったから…………。」

 

 

明「……………ルビィ」

 

ルビィ「花丸ちゃんが幸せなら、親友としても嬉しいよ。だけどね、時々心配になっちゃうことがあるんだ。明くんならありえないことだと思うけど………、もしかしたら花丸ちゃんを裏切ってしまうんじゃないかって………。」

 

 

 そんなことは…………

 

 

ルビィ「ないよね。それは分かってるよ。だから、今……ここでルビィの前で誓って欲しい。」

 

 

明「誓う??」

 

 

ルビィ「うゆ。花丸ちゃんをこれから先、裏切らないこと。そして………絶対に花丸ちゃんを幸せにするっていうことを。親友であるルビィの前で…………誓って欲しいの。」

 

 

 ルビィは真剣な眼差しで俺を見つめる。恐らく、俺に用があるっていうことはこれの事………なんだよな。

 

 

 彼女にとって、花丸は俺と同じ様に特別な存在だ。俺にとって人生を変えてくれた奥山 零さんが恩人のようにルビィにとっての国木田 花丸も恩人なのだろう。

 

 そんな恩人かつ親友が俺と付き合うとなれば、例え俺を信頼してくれているとしても、花丸のことを心配してしまうのも無理はない。

 

 

ルビィ「もし、花丸ちゃんを悲しませたり、傷つけるようなことをしたら………ルビィは明くんを絶対に許さない。」

 

 

 ルビィのこの言葉に嘘はない。もし、そのようなことをしてしまったら本当に彼女は俺のことを軽蔑するだろう。なんなら………手を血に染めるような勢いだ。

 

 でも、心の底から花丸のことが大好きだからこそルビィは俺に忠告していることが分かる。普段のルビィならこんなこと必ず言わない。

 

 だからこそ、俺は瞳に涙を溜めているルビィの頭の上に手を置いて優しく撫でながら彼女に言葉を出した。

 

 

明「あぁ………、誓うよ。俺は花丸を悲しませないし、裏切らない。絶対に彼女を幸せにする。だから……心配するな」

 

 

ルビィ「…………本当に??」

 

明「うん。約束すルビィだ。」

 

ルビィ「えへへ♪」

 

 俺の誓いの言葉を聞いて、ルビィはいつものように可愛らしく微笑む。

 

 よし、ルビィも安心したところで…………覚悟を決めて買いますか。

 

 

 俺は花丸と………ルビィの抱き枕を手にして籠の中に入れる。

 

 

ルビィ「ピギィ!?そ、そ、それ!!ルビィだよ!?」

 

 俺の行動にルビィは顔を赤くして声を上げる。俺は真顔でルビィに向かって言葉を出した。

 

明「ん??知ってるよ。今日はルビィの抱き枕を抱き締めて寝てやろうかな………と。」

 

ルビィ「何で!?」

 

明「理由は特にない!!誰が何を言おうと、俺は今夜、ルビィの抱き枕を抱き締めて寝てやる!!顔とか埋めちゃうもんね!!」

 

 俺はドヤ顔しながら彼女にそう言ったあと、逃げるようにレジの方へ向かった。

 

 

 

ルビィ「ピ、ピギャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 背後からは彼女の羞恥が籠った悲鳴が響き渡るが無視することにした。南無阿弥…………

 

 

 

 

 

 

 

明「さぁてと、レジレジ〜」

 

 レジの方へスキップしながら向かっていると、俺の視界にとあるブースが視界に入る。

 

明「これは………」

 

 そのブースには俺にとってかけがえのない人物2人のグッズが売られていた。最近は活動中止してるから無いと思っていたが………。

 

明「………………ハハ」

 

 俺は微笑みながら目の前に置かれていたキーホルダーをふたつ手に取って籠の中に入れたあと、レジの方へと進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明「なぁ、悪かったって」

 

ルビィ「ふんだ。明くんなんて知らないもん!!」プクー

 

 俺はぷんすかと可愛らしく怒っているルビィに何度も謝ってるが、彼女は許してくれる気配を全く見せない。因みに、ルビィの両手には俺が購入したルビィの抱き枕があります。没収されました。

 

明「今日のお前が籠に入れてたライブグッズ、全部俺がお金出したからいいだろ??」

 

ルビィ「そう言う問題じゃないもん!!」

 

明「あ、はい………。」

 

ルビィ「お姉ちゃんと花丸ちゃんに言いつけてやるもん!!」

 

明「おまっ!?それはダメだって!!」

 

 うわぁ………、完全にルビィの奴、激おこぷんぷん丸だよ。どうしよう………。ダイヤちゃんと花丸にバレたら絶対に怒られるよなぁ………。俺、次の日の朝日を拝めれるかな…………。

 

ルビィ「ふふ。」

 

 困ってる俺の顔を見て、突然ルビィは笑い出した。え??この子、人の不幸を見て笑うような子だっけ??

 

ルビィ「冗談だよ、明くん。意地悪いことしてごめんね。」

 

明「え??」

 

 話を聞いた感じ、ルビィは花丸を取った俺に対して少しだけ嫉妬の気持ちがあったらしく、それで意地悪をしてしまったという。舌をペロッと出して「テヘペロ」するルビィ。

 

 まぁ………気持ちは分からんでもないが……。

 

 テヘペロがムカついたので、ルビィの両頬をむにーと引っ張り、軽く抓って許してあげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルビィ「あれ??明くん……それって」

 

 両頬が赤く染まっているルビィは俺が持ってるリュックに付いてる2つのキーホルダーを見て指を刺す。

 

明「あぁ、これね。売ってたから買っちゃった」

 

 俺はリュックについてるキーホルダーの方に手を伸ばして触れる。プラスチックのひんやりとした冷たい感触が心地よく伝わる。

 

ルビィ「ふふ。」

 

 ルビィは俺の表情を見て微笑む。その時の俺の顔がなんだか嬉しそうに笑っていたらしい。

 

 『〇〇駅行き〜〇〇駅行き〜』

 

 お、どうやら俺達が乗る電車が来たらしい。

 

ルビィ「もちろん、ルビィの家まで送ってくれるよね。明くん♪」

 

明「仰せのままに………。お姫様。」

 

明・ルビィ「………あははは!!!」

 

 よく分からないやり取りをして俺達は揃って笑いながら電車に乗り込む。

 

 その際、雪の日に見つけた雪の結晶がモチーフとなった姉妹ユニットの2人がプリントされているキーホルダーが微かに揺れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ちなみに、函館に建てられているとある店も同じようなイベントがやっていたらしく、当然ながらAqoursのグッズコーナーがあるのだが………

 

 

 

 明のグッズだけ1個残らず完売したらしい。

 

 

 

 たまたま目撃した通行人曰く………

 

 

 サイドテールとツインテールの女性2人が嬉しそうにしながら明のグッズを大量購入していたという………。




 お気に入り・感想・高評価待ってます。

 残り4話となりましたが………楽しんで貰えたら何よりです!!












明「もうすぐ夏休み終わっちゃうけど花丸って俺に使命ある??」

花丸「特にないずら………」

明「そっか。また何かあったら言ってくれよ」

花丸「分かったずら♪」










 だが、結局……………。俺達が高校を卒業するまで彼女は俺に使命を与えることは無かった。

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