Saint Snowの2人の弟である俺は『人殺し』   作:七宮 梅雨

9 / 88
お待たせしました。


『人殺し』はついに答えを見つける

明「東京でライブ!!??」

 

千歌「うん!すごくない??」

 

 地域の方々の協力と共に撮った『夢を夜空で照らしたい』のPVが物凄く好評で、再生回数5万5000、全国ランキング99位、人気急上昇1位という素晴らしい結果を出した。それによって、東京スクールアイドルワールドの運営委員会から先程メールが届き、内容は東京でライブをしないか、というものだった。

 

明「凄いっすね!」

 

千歌「みんなのおかげだよー!!」

 

梨子「交通費とかはどうするの??」

 

千歌「お……お小遣い前借りで!!」

 

明「いや、部費は??」

 

曜「部費は前のPVで結構使っちゃったからね〜。」

 

 まぁ、曜先輩の言う通り協力があったからとはいえライブする場所代やライブの衣装代、そして今回のPVの目玉である1000個のスカイランタンの材料費や制作費も部費で出したからな。流石にもう限界なのか。

 

明「そりゃあ、仕方がありませんね」

 

『ピンポンパンポーン…………ハァイ、1年生の奥山 明クゥンは今すぐに1人で理事長室に来てくだサーイ。繰り返しマース、1年生である奥山 明クゥンは今すぐに1人で理事長室に来てくだサーイ。よろしくお願いしマース。………ピンポンパンポーン』

 

 

 はい??

 

 

花丸「奥山くん、鞠莉さんに呼ばれてるずら。」

 

梨子「何かしたの??」

 

明「いや、何も…………。」

 

 てか、ピンポンパンポーンも口で言ったのがちょっと腹立つな

 

千歌「どうするの??」

 

明「どうするも何も、呼ばれたからには行くしかないでしょう。先輩達は先に練習を始めてください。」

 

千歌「分かった。みんな、着替えたら屋上ねー!!」

 

千歌以外と人達「はーい!!」

 

 俺は部室から出て、鞠莉先輩が待っている理事長室へと向かった。

 

 

 

 彼女はこの学校内でも数少ない、俺が『人殺し』であることを知っている人物だ。恐らく、俺を呼んだ理由はまたそれに関してだろう。

 

 

 

鞠莉『また鹿角姉妹に会えるかもしれないと言ったら貴方はどうする??』

 

 

 

 俺はふと、鞠莉先輩が言っていた言葉を思い出した。俺はまだ、どうして千歌先輩達と関わることによって彼女たちに会えるのか、その理由が分からなかった。

 

 

 そもそも、俺は姉ちゃん達に会いたいの…………か…………??

 

 

 俺は頭の中によく分からないモヤモヤを作りながら理事長室へとたどり着いた。

 

明「失礼します」

 

 2回ほどノックしてから扉を開け、頭をペコッと下げてから理事長室の中へとは入った。理事長室には鞠莉先輩1人だけだった。

 

鞠莉「いらっシャイニー。」

 

 鞠莉先輩は不気味な笑顔でよくわからん挨拶をして俺を迎え入れた。

 

明「ご要件は何で??」

 

鞠莉「いやん。そんな怖い顔しないデ。COOLな顔が台無しよ??SmileSmile♪」

 

明「あいにく、俺はあの事件を起こしてからは心の底から笑えなくなったんで無理っす。それよりも早くご要件を。俺、部活あるんで」

 

鞠莉「あら、嫌がってた割にはちゃんと活動はしてるんだネ」

 

明「さぁ、どうなんでしょうね。」

 

 この人の考えいることが本当に分からない。

 

鞠莉「呼び出した理由は東京の件ヨ。一応、この学校のスクールアイドルとして参加するのだから注意事項をいくつか言っておこうと思ってネ」

 

明「それだったら、別に俺じゃなくてもいいじゃないですか」

 

鞠莉「貴方、Aqoursのマネージャーでしょ??こういうのも立派な仕事よ♪」

 

明「…………メモとるんでちょっと待ってください。」

 

鞠莉「OK♪」

 

 そして、ポケットからメモを取り出した俺は鞠莉先輩が言う言葉をそのまんまメモに取る。今の彼女はふざけるような素振りは全くない。言葉も正論ばかりで、学校の頂点てまある理事長としての仕事を全うしていた。

 

鞠莉「…………ぐらいかしらね。ちゃんとメモ取ったかしら??」

 

明「はい。」

 

鞠莉「そう…………。ならいいわ。私があなたに言いたかったのはこれだけだから。ちゃんとマネージャーとして彼女達を支えてあげてね。もう、部活の方にLet's goしてもいいわよ。」

 

明「…………分かりました」

 

 今回、ふざけなかった彼女に俺は戸惑いを感じながら理事長室から退室しようとした。

 

 

 だが、俺が理事長室から出る直前に背後から鞠莉先輩が話しかける。

 

 

 

鞠莉「あの時の答え…………もう見つけたかしら??」

 

 

 

 

明「ッッ!?………………いえ。」

 

 

 

 

 

 話しかけられた言葉に動揺するも、俺は正直に応える。

 

 

 

鞠莉「じゃあ、そんな奥山くんの為にとっておきのヒントをあげる。私は、『千歌っち達がこうなることを予め予測してた』……以上よ。」

 

 

 

 

明「………………失礼します」

 

 

 

 

 理事長室へと退室した俺は、先輩達が練習している屋上へと向かった。鞠莉先輩が言っていたヒントの意味を考えながら………。

 

 

 『こうなること』??こうなることっていうのは、どういうことだ??まさか、鞠莉先輩はAqoursが近い将来に東京でライブをすることを分かっていたのか??だとしても、これが答えにどう繋がって…………

 

 

 

明「あっ…………………」

 

 

 

 俺はふと、鞠莉先輩のヒントによって、とある可能性が頭の中に思い浮かぶ。もし、2人が『アレ』をしているのならば、確かに俺は彼女達と会えるかもしれない。

 

 

 俺は思い浮かんだ可能性を確認するために屋上ではなく再び部室へと急いで向かった。そして、部屋に入ると俺はテーブルの上に置いてあるパソコンに手を取り、すぐに起動させカタカタとキーボードを打つ。

 

 

 

 そして、俺は東京アイドルスクールワールドのホームページを開き、今回のイベントの東京でライブするスクールアイドルの一覧を見た。

 

 

 

明「もし、俺の考えが合っているなら……」

 

 

 

 

 俺は1つずつ参加するスクールアイドルをクリックして、詳細を開きそのスクールアイドルに所属しているメンバーを見続けた。

 

 

 調べ始めてどれほど、時間が経過したのかは分からない。

 

 

 けど、ようやく分かったことがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明「見つけた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 北海道出身スクールアイドル

 

 『Saint Snow』

 

 メンバー

 

 鹿角 聖良 3年生

 

 鹿角 理亞 1年生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明「姉ちゃん……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺の姉2人は千歌先輩達と同じ、スクールアイドルをやっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。