刀使ノ巫女 -蜘蛛に噛まれた少年と大いなる責任-   作:細切りポテト

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やっと話が進んだ…と思いたい。


第2話 目覚め

入学式から3週間程のGW直前の頃、颯太は学校の雰囲気にも慣れ、授業にも着いて行けていたり、可奈美や針井の他に可奈美の新しい友人柳瀬舞衣とも知合うこととなった。

そして、時間が合えばたまに昼休みに4人で昼食を食べるなどそれなりに学校生活が充実していた。ある1つを除いては…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「喰らえ俺の必殺キン肉バスターああああああッ!!」

 

「ぐおぁっ!」

 

颯太を掴んだまま上空に飛び上がり、両手で両足をつかみ、颯太の顔を自分の首でフックをかけ、着地する別名「五所蹂躙絡み」をかけられていた。

 

身長180cmは優に越えるであろう大柄で、いかにもジョックスと言った風貌の男子生徒、塩川光とその取り巻きのガチムチに放課後の体育館裏でプロレス技の練習台のサンドバッグにされていること以外は。

 

「ぶははははwwwちょーいたそーwww」

 

取り巻きがキン肉バスターを決められてのたうち回る颯太を指差しながら嘲笑う。

そう。ダサくて気弱でガリ勉で貧弱な体型の颯太はクラスのガキ大将グループに時折いじめられていたのであった。

理由は簡単。弱そうでやり返して来なそうだからだ。

 

実際に颯太は剣術の経験者ではあるがあくまで小学生までのレベルで身体能力は平均的。こんな中1とは思えない大柄な筋肉モリモリマッチョマンの変態の集団には敵わないのだ。

それをいいことに会うたびに肩パンを喰らわされ、機嫌が悪い日には放課後呼び出され体育館裏でプロレス技の練習台のサンドバッグにされていたのだった。

 

「ふい~決まった決まった。今日はこの辺にしといてやるからこの事は誰にもチクんじゃねえぞ」

 

機嫌が治ってニヤニヤと笑いながら脅しをかけ、颯太には目もくれずに帰る光。

 

金持ちのハリーや刀使である可奈美や舞衣と親しい颯太であるがこういう問題で友人に迷惑をかけたくないし、適当に相手をしてればそのうち飽きるだろう、最悪証拠を集めて先生に密告すればいいと思い誰かに相談したりもせずに一人で耐えていた。

 

「はぁ超痛え…次はマッスルスパークでもかけられるのかね…」

 

しかし、これから先も時折暴力を振るわれる事への不安からため息を着きながら衝撃で地面に落ちた眼鏡を拾って掛けなおす。

 

さて、帰るか…と寮へと向かう道すがら見知った顔に出会す。

艦○れの雪風に似てると、以前同級生が評していた颯太の幼馴染み可奈美と中学生でありながらとても落ち着いた印象の年頃の男子が理想としそうな大人びた雰囲気のあるお嬢様風の少女、最近友人になったばかりの舞衣だ。

 

「あれ、颯ちゃん今帰り?てかなんで汚れてるの?」

 

颯太の姿を見るなり今の姿に着いて触れてきた。

 

「ああ…っ!その、木から降りれなくなってた猫助けようとしたらそのまま落っこちてさ…」と非常に苦し紛れの言い訳をその場で考えたが明らかにガバガバだ。

 

 

「でもそれにしては顔も少し傷が付いてるけど?それと何だか殴られたような跡も」

 

舞衣が顔を覗き込みながら、顔に着いた汚れや痣を指摘してくる。

 

「いや、その顔面から着地しちゃって…」

 

また筋が通らない言い訳をしてしまいすぐに後悔する。

 

「もしかして誰かにやられてるんじゃないの?」と颯太が必死に誤魔化す様から何かを感じ取った可奈美。

 

「い…いや、そんなこと無いって!仮にそうだとしても適当に相手してればその内飽きるだろうから放っておけばいいって!二人に迷惑なんかかけられないよ」とつい事実を口を滑らしてしまう。

 

 

「榛名君…私達ってそんなに頼りない?」

 

 

友人なのに頼ってくれないことに、舞衣が悲しそうにじっと見つめて来たことに罪悪感を覚える。

 

「ち…違うよ柳瀬さん…」

 

つい押し黙ってしまっていると可奈美が颯太の手を握ってくる。

 

「颯ちゃんさ、いつも私が悲しかったりすると気を遣ってくれるけど自分が一番辛い時に限って誰にも頼ろうとしないじゃん」

 

「それ、私からすると結構悲しいんだよ」

 

「前に言ってくれたよね、辛いことも嬉しいことも一緒に分け合って行きたいって。だったらその半分を持たせてよ、友達でしょ?」

 

 

過去に自分が言った言葉を掘り返されてぐぅの音もでなくなってしまう。

 

「分かったよ…ごめん二人とも。ずっと隠してて」と二人に謝罪する颯太。

「僕はクラスの筋肉ゴリラ3人組に合う度に肩パンされ、あいつらが機嫌が悪い日には体育館裏でプロレス技かけられてる、ハリーがいるときはなにもしてこないけど」

 

「…ッ!!」

 

事実を伝えると二人の顔が険しくなるのが分かった。友人がいじめられていたのだ許せないのだろう。その事を察して颯太は続ける。

 

「でも今は待って、証拠を集めて後で先生に言うから。

その方が確実だ。もし何かあったら二人を頼るよ、だから今は待ってて欲しい」

 

「分かったよ。もし私達の力が必要になったらいつでも言ってね」

 

「私も、力になるから!」と力強く応える可奈美。

 

自分の考えを伝えると納得してくれたようなので、もしもの時はよろしく頼むと伝えて帰路につく3人。

帰る直前に上の妹が好きだという動物の絵が書いてある絆創膏を舞衣から貰いそれを殴られた所に張り寮に着く。

 

入浴と夕食を済ませ、眠りに着く。

ホント、いい友達を持ったなと心の中で思い返し、明日は学外研修で遠くの刀剣類管理局傘下の研究施設を訪問することになっており最新鋭の機器を見られることにワクワクしながら眠りに着いた。

 

 

翌日。

 

刀剣類管理局の局長室に1通の電話がかかる。

局長室の椅子に座る眼が隠れる程髪を伸ばした白い軍服のような衣装を来た女性、折神紫が受話器を取る。

 

「なんだ?」と淡々と用件を聞く紫に対して電話の相手は「申し訳ございません局長。現在モルモットとして遺伝子を改造していた蜘蛛が脱走して行方が判らなくなりました」と管理局直属の研究所の研究者が報告する。

 

「あの状態ではそう長くは無いだろう。だが死骸は必ず回収し、本日訪問するという学生達には見られんようにしろ。いいな」

 

紫は淡々と指示を出した後に電話を切る。

 

このような些細な事で一々電話をしてくるなと内心毒づく紫。

そして場面は変わり、研究所へ。

 

美濃関学院中等部1年生全員が研究所に訪れており、約1名異常な程テンションが上がっている。

 

「うひょー!オラワクワクすっぞぉ!俺は科学諜報員ソウター・ボンドだ!」

 

全員に配布されて首にかけてある本日限りの身分証明書を銃のように構えポーズを取っている長めの茶髪に眼鏡をかけた一見パッとしない中性的な少年。榛名颯太だ。

普段は気弱で冴えないが科学や最新鋭の機器や未知との遭遇とのことになると子供のようにはしゃぐのだ。

 

「おいおい子供みたいにはしゃぐなって!ハズいだろ!」

 

颯太と同じ学課のクラスの友人、針井栄人。通称ハリーが颯太を諌める。

 

「いやいや、よく興奮しないでいられるね!最新鋭の設備が見られるんだよ!?」

 

実際に中学生なので子供なのであるが、子供のように眼を輝かせる颯太。

 

「こうなった颯ちゃんってほんと子供みたいなんだよね~」

 

昔馴染みである可奈美は興奮した颯太が子供のようにはしゃぐことを知っているため全く意に介さず笑いながら言う。

 

「剣術のことではしゃいでる可奈美ちゃんもこんな感じだけど…」と微笑みながら舞衣がツッコミを入れている。

 

毎日ではないがたまに昼食を一緒に食べたり剣術の鍛錬をしたりする4人組で施設内を回っていた。

 

すると生物の遺伝子を研究をする研究室の近くを通りかかり、ガラスケースに実験で使う蜘蛛が複数置かれていた。

 

「私虫ってちょっと苦手…」

 

「確かにね。一応捕捉しておくけど柳瀬さん。よく誤解されがちだけど厳密には蜘蛛ってクモ目に属しているから昆虫って扱いじゃないんだよ」

 

「それでも私もちょっと苦手だな~部屋に急に出てきたらビックリするし」

 

他愛のない話をしているとハリーが奥の部屋にある最新型の培養機を動かす機械を発見し、指をさす。

 

「なぁ皆、あれ動かしていいみたいだし触ってみようぜ」と提案し四人で機械の前まで移動する。

 

「あ、最初は颯ちゃんから触れば?こういう機械好きでしょ?」

 

可奈美の提案を聞くと、ハリーと舞衣はそこまで急いで機械に触りたい訳ではないため颯太に先を譲る。

 

すると

 

ズキリと一瞬妙な記憶が脳裏をよぎる。

そこには全身を完全防備した研究員と培養機とその横で大量に並ぶ赤ん坊の姿という全く見に覚えの無い記憶がよぎった。

-被検体A17、投与を開始します-

 

-僕はこの光景を知っている?…でも何で…

 

まあ良いかとすぐに割り切り「サンキュー皆、榛名颯太、行きまーす!」と某長寿ロボットアニメの主人公のような掛け声をしながら椅子に座り両手でレバーを押し上げ、機械を操作していた。

 

ある程度機械を動かすのを堪能した後急にトイレに行きたくなった颯太は皆にすこし待っててもらうことにし、一人でトイレに入って行く。

用を足し、手を洗っていると天井から赤と青の色をした蜘蛛が糸を垂らしながら颯太に近付いてくる。

その蜘蛛の接近に気付かなかった颯太は手の上に蜘蛛が乗るのを許してしまい。そのまま雲が牙を突き立て、手の甲に突き刺す。

 

「いった!」

 

あまりの痛さに噛まれた手を振り回すと勢いにより蜘蛛が飛んで行き、壁に激突して動かなくなる。

 

なんなんだよと内心毒づきながら噛まれた所を確認すると赤く腫れ上がっていた。

最悪だ。そんな気分でトイレから出ると待っていた3人に大きな声を出したことを心配されたが蜘蛛に噛まれてついビックリしてしまった事を伝え、またしても舞衣に絆創膏をもらって刺された所に貼り付けた。

 

その後は施設内を一通り見て回り、美濃関に帰る時間になると全員がバスに乗り込み帰路へと着く。

 

美濃関に到着して皆がバスから降り、それぞれ寮の自室へと向かうが颯太の顔色は青白くなっており、頭がクラクラと回っているような感覚に襲われていた。

 

「やばい…クラクラする…無理だ…もう寝よう」

 

蜘蛛に噛まれたせいだと何となくは察しているがこれ以上起きているのは無理だ、寝て休んだ方が良いかもなどと考えていたら限界に達して風呂にも入らずに寝てしまった。

 

そのまま深い深い暗闇を彷徨うかのような意識の底に沈んでいた颯太。

 

 

-目覚めよ-

 

脳内に直接語りかけて来るかのような声に反応するが周囲には誰もいない。

何が何だか…と疑念に思っているとそこには巨大な蜘蛛が顔を見せていた。

 

「うわぁ!」

 

突如現れた巨大な蜘蛛に驚いて情けない声を上げてしまう。

 

-畏れるな今世での我が隣人、現状唯一の成功例よ、貴様には俺と共に存在する権利がある。我が隣人たる貴様に力を授けよう。

力の使い方次第では貴様は正義にも悪にもなれる。どう使うかは貴様に任せる。精々俺を興じさせよ人間-

 

直後全身に電流が走ったような痛みが走る。全身の細胞が焼かれて変異していくような感覚に襲われる。

あまりの激痛のあまり起き上がってしまった。目を覚ますと全身が汗でビッショリとしており寝巻きが体に張り付いていた。

 

 

なんだったんだ今の?そう夢の中での出来事を振り返るともう朝になっていたことに気づく。

部屋の壁にかけてある時計を見ると朝の5時を指していた。この時寝ぼけていたためか眼鏡も無しに離れた位置にある時計を見ていた事に気付いていなかった。

 

「さて、汗もかいたし、昨日入り忘れたから入らないと」

 

自室のシャワー室へ向かうために眼鏡をかけたが非常にボヤける。

ん?また近視強くなったのか?と一度眼鏡を外すと外した方が視界がハッキリと見える。

 

「…………え?………」

 

急に眼鏡無しでも見えるようになった事に戸惑っているが学校へ向かうための準備もあるため早めにシャワーを浴びければと思い服を脱ぐと

 

 

いい具合に筋肉が引き締まった体つきになっていた。

更に驚愕を隠せない颯太。

 

いやいやあり得ない。小学生時代は剣術でトレーニングもしてたが筋肉が着くほどでは無かったし、今ではたまに可奈美に付き合って竹刀を振るう位でトレーニングなんて一切してない。

なのにこんな体型になるのはあり得ないと実感していた。戸惑いながらもすぐにシャワーを浴びて学校に行く準備をし、急いで朝食を摂取して学校へと向かう。

 

何が起きたんだと登校中もその事ばかりに気を取られている颯太。

「颯ちゃんおは…ってええ!?」

 

「榛名くんおは…え…?」

 

「どうしたの?二人とも?」

 

登校の途中、可奈美と舞衣に会い、声をかけられたがすぐに驚愕された。

 

 

「だって颯ちゃんすごい近視じゃん!眼鏡が本体ですって言われてもおかしくない位いつも眼鏡してたじゃん!」

 

「それで歩いて大丈夫なの!?」

 

二人とも自分が眼鏡をしてないことに驚いたようだ。

しまった、そういや眼鏡無しで来ちゃったんだ…誤魔化さないと…

 

「こ、コンタクトにしたんだよ」

 

「ああ~そういうこと」

 

「なら、安心だね」

 

本当は一応持っているコンタクトレンズは部屋にあるのだが、咄嗟の苦し紛れの言い訳をどうやら二人は納得してくれたようだ。

 

自分の通う鍛治科の校舎と、二人の向かう校舎は別方向のため二人と別れて自分の校舎の校庭を横切っていく。

 

「何が起きてるのか僕にも分からない。だからキチンと状況が分かるまで二人には言わない方がいいかも知れない…多分混乱するだろうし」

 

ぶつぶつと独り言を呟きながら一旦は状況を把握出来るまでは黙っておくことにした颯太。すると近くでキャッチボールをしていた生徒の手からボールが手からすっぽ抜けて暴投をしてしまい、颯太に向かって一直線に飛んで来ていた。

 

直後、颯太は上の空で歩いていたが突如全身に鳥肌が立つようなゾワリとした感覚に襲われた。

 

まるで全身がこう言っているようだ…

 

「危ない!」

 

振り向き様に飛んできたボールを素手でキャッチする颯太。

 

「さーせーん!大丈夫スか!?」とキャッチボールをしてた生徒が慌てて近付いてくる。

 

「あっ、大丈夫です!返しますね!」

 

ボールを握り直して30m程離れてる生徒に投げ返す。

しかし、軽く投げ返すつもりだったが手から離れたボールは150kmは出ている弾丸ライナーと言ったような剛速球となり生徒に向かって飛んで行く。ボールは相手のグラブに入るが勢いのあまり相手のグラブを弾き飛ばしてしまった。

相手はグラブを弾かれたことに放心しているため

 

「すいません!」と謝り急いで教室に駆け込む颯太。

 

ヤバい…今日の僕どうしちゃったんだ…とこの世の終わりのような気持ちで授業中も上の空で1日を過ごしてしまい。ハリーに心配されたが何でも無いと返した。

 

放課後になり、帰ろうと鞄を手に持ち廊下を歩いていると、また全身に鳥肌が立つような感覚を覚え咄嗟に体を捻らせた所、自分の肩があった位置を拳が通りすぎていた。

そう、肩パンをするために放たれた拳を颯太は避けたのだ。

 

「は?…」

 

肩パンをしようと殴りつけたであろう人物、いじめっ子光は呆気に取られていた。

 

「てめえ俺をナメてんのか?俺は今機嫌が悪ぃんだサンドバッグになれやオラァ」

 

拳を避けられたことによりかなり苛立っているのか、ドスの聞いた声と勢いに負けてそのままいつも通り体育館裏に連れていかれる。

 

体育館裏にて、誰もいない、誰も見てないことを確認した光は首を鳴らしながら右の拳を掌に叩き付け、乾いた空気の音が木霊する。

 

「さぁ~て今日は何かけよっかな~決めた!今日はマッスルスパークだ!」

 

光の脚が地面を蹴り上げて颯太に飛びかかるが颯太の視点では光の動きがゆっくりに見えるため、軽く身体を動かして横に回避しつつ右足を出して足を引っ掛け光を転倒させる。

 

「ファッ!?」

 

「「ひっか!」」

 

光が転倒したことを本人含め取り巻きも驚いていた。

 

「てめえこのもやし野郎が!」

 

光が起き上がると再度拳を握ってすぐに殴りかかるがすぐにまた全身に鳥肌が立つような感覚が発動して光の攻撃を全て回避していた。

見える…!こいつの動きが手に取るように分かる…!

 

光のパンチをジャンプで回避した際には3m程高く飛び全員が驚愕していたが、日頃の怒りが爆発したのかそのまま空中で1回転し、落下しながら光の顔面に踵落としを決める。

そのまま光は顔面から地面に伏せてしばらく痙攣していたが動かなくなる。

 

取り巻きの二人も目の前の光景に困惑していたがすぐに敵意をむき出しにして襲いかかる。

 

周囲を見渡すと、どうすれば効率よく倒せるかを考え後ろに向かって走り体育館裏の木を蹴りそのままジャンプして飛び蹴りを入れる。三角飛びだ。

蹴りが取り巻き一人の腹に命中し、蹴り飛ばされて地面を転がる。

残りの1人は拳を振りかぶってストレートパンチを繰り出すが手首を掴み、そのまま捻り上げ、曲がってはいけない方向に曲げようとする。

 

「あー…そろそろ…降参する?…」

 

少し困惑しながら颯太は聞く。まだ敵意のある視線を向けるがこれ以上自分たちに勝ち目は無いと判断し、完全に戦意が失せて3人揃って許しを乞うために土下座を敢行する。

 

「「「すいません!俺達が悪かったです!!許してください!何でもしますから!」」」

 

大声を張り上げながら謝罪の弁を述べる。

すると騒ぎを聞き付けた教師たちや刀剣課の刀使達に取り囲まれていた。

「そこのお前ら、大人しく投降しろ!」

 

教師に言われ4人とも生徒指導室まで連行され、怒られる羽目になった。

 

 

やべ…やっちった…と内心かなり焦っていたが、心の中ではもしかしてこの力って自分のために使えばワンチャン何でも出来るかも。と邪な感情も同時に渦巻いていた。




ちょくちょくふざけすぎたかも知れない…。
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