IS<インフィニット・ストラトス> ~白き騎士と黒き暴君~    作:狂戦士

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通算UA30000突破。シャルロットとラウラが出ます。ある意味オリキャラが今回は主体?かもしれません。


第39話 それぞれの場面、出来事?

第39話 それぞれの場面、出来事?

 

 

 アメリカの支部に1週間ほど滞在した後、俺は日本に戻ってきた。そして今、俺は駅前のデパートのカフェに座っていた。ちなみに黒いマスクをして顔を隠して来ている。前回水着買いに来た時は語られなかったが面倒なことになったからな。

 

「…でニアさん、書類はまだあるんですか?」

 

「はい。まだまだあります」

 

 いつもと言葉が違い、髪も後ろできっちり束ねてあって眼鏡もかけている。これは仕事モードとでも言っておこう。基本的にこの人は普段と仕事では言葉遣いと性格が変わる。基本面はまあ、知っているだろうから言わない。で仕事面は冷静になり、基本面とかなり変わる。二重人格といってもいい程切り替えているのである。…大雑把に言うと眼鏡をつけると性格が変わるということだ。(変わるわけではないが)いや、二面性を持ってると言った方が正しいか。

 

「あー、もうこれだからデスクワークは…ってアリィ達はどうしたんですか?」

 

「逃げられました」

 

 さらっと言わんでくれ。そしてあいつら後でしばく。っとなぜ俺とニアさんがここにいるかまだ言ってなかったな。実はこの人ニア・デュアルリィも俺達の軍の1人である。ホテルでの仕事などが事情で来れなかった。でニアさんに呼ばれ、俺が報告をすると同時に仕事の手伝いも頼まれた。それがデスクワークだったわけである。そんなことカフェなんかでやって大丈夫かって?日本語で書かれたものはないからまず一般人に見られても大丈夫だし、書類の内容を見ている奴がいれば気付く。

 

(てかあいつら来なかったってことは読んでやがったな。俺もこの作業は苦手だってのに…)

 

 だからと言って仕事は仕事。手抜きは許されない。俺は心の中で2人を呪いながらデスクワークを続ける。

 

 

 

 

 

*第3者サイド

 

 

 

 

 

「ふう、疲れたな」

 

「まさか最初の店であんなに時間を使うとは思わなかったもんね」

 

 時刻は12時を過ぎたころ、仭とニアが仕事をしている席とは離れたところでシャルロットとラウラが同じカフェでランチを食べていた。ちなみに2人はラウラの服を買う目的で買い物に来ていた。ラウラの服を買った店でいろんな意味で問題が起こり、気がつけば昼食の時間になっていたため、仭達がいるカフェでランチをとることになった。当然双方気付いてはいない。

 

「しかしいい買い物はできたな」

 

「そのまま着てればよかったのに…」

 

「い、いや、その、汚れては困るからな」

 

「へぇ…あ、もしかしてお披露目は一夏に取っておきたいとか?もしくは仭にとか?」

 

「なっ!?ち、違う!だ、断じて違うぞ!!というか師匠だけはダメだ!!」

 

「何で?そういえばラウラは反対してたね」

 

 本来は一夏も連れて行こうとしたがおらず、じゃあ仭と行こうというシャルロットの提案をラウラは断った。

 

「し、師匠にあんな姿を見られたら、大笑いされてしまう!!」

 

(別に大笑いはしないと思うけどな…)

 

 遅かれ早かれ寮で着ていれば仭に見られることになるのに気付かないラウラと的を射た事を確信したようだが、あえて知らないフリをするシャルロット。

 

「そっか。変なこと言ってごめんね」

 

「ま、まったくだ」

 

「…ん?」

 

 ふと、シャルロットが隣のテーブルに座っている女性に気がつく。

 

「どうすればいいのよ、まったく……」

 

 年齢は20代後半で、スーツを着ている。

 

「はぁ……」

 

 深々と溜息を漏らす。悩み事があるらしく、テーブルに注文していたペペロンチーノが冷め切って置いてある。

 

「ねぇ、ラウラ」

 

「お節介はほどほどにな」

 

 ラウラのその言葉に驚くシャルロットだが、すぐに嬉しそうな顔をする。

 

「うん。とりあえず話だけでも聞いてみるね」

 

 そう言ってシャルロットは席を立ち、女性に声をかける。

 

「あの、どうかされましたか?」

 

「え…?」

 

 女性は2人を見るなり、ガタンッ!と椅子を勢いよく倒して席を立ち上がり、そしてシャルロットの手を握る。

 

「あ、あなた達!」

 

「は、はい?」

 

「バイトしない!?」

 

「「…え?」」

 

 

 

それから2時間。

 

「それにしてもよかったのかなぁ」

 

「何が?」

 

 場所は変わり、未だに寮に戻っていないアリシアとレイラはデパートで買い物をしていた。

 

「大尉達に仕事を任せちゃったこと」

 

「そうね…後で謝っといた方がいいわね」

 

「ほう…誰に謝るんだ?」

 

「そりゃあ大尉とニアさんに…?」

 

 2人はギギギと首を後ろに回す。そこには黒いマスクをした笑顔の仭がいた。

 

「よう」

 

「「きゃあああああああ!!!!!」」

 

 

 

「お前ら大声を出すんじゃない!不審者と思われて面倒事になるところだったろうが!!」

 

「「すいません」」

 

 2人が大声を出したため、女子を襲おうとしてるのではないかとすぐに警官が来た。ただ仭がIS学園の身分証明証を見せるのとと2人の事情説明で騒ぎは収まった。そして現在ベンチで飲み物を飲んでいる。

 

「…あの」

 

「ん?仕事か?それはもう終わって自由行動だ。俺はそこら辺歩いてたらお前らを見つけただけだ」

 

「あ、それもなんですけど…」

 

「…怒ってませんか?」

 

「そう思うんだったら逃げるなや。…別に仕事については怒っちゃいねぇよ」

 

「そうですか。…そういえばニアさんはどこに?」

 

「さあな。あの人ホテルでの仕事もまだ残ってたみたいだし…けどもし終わってるならそうだな…@(アット)クルーズにでも行ってんじゃねえのか?あの人甘党だし…」

 

 

 

「いらっしゃいませ…ってニアさん!?」

 

「あ、あなた…何をやっているの?」

 

 そして当の本人、ニアは仭の予想通りに@クルーズに行っていた。そしてニアはシャルロットの執事姿に驚いていた。シャルロットとラウラは@クルーズで仕事のバイトをしてもらえるよう頼まれたのだが、シャルロットは執事の方が似合うということになってしまった。当然本人はあまりいい気分ではない。

 

「え、えっと…これにはちょっといろいろと訳がありまして……」

 

「…まあ、あえて聞かないことにするわ…」

 

「そうしてもらえると助かります」

 

「じゃあ席に案内してくれるかしら?」

 

 そしてニアが席について、注文を聞こうとしたその時

 

「全員動くんじゃねえ!」

 

 店内に突然男が3人雪崩れ込んできた。黒いジャンバーにジーパン。顔には覆面をし、手には銃。そして持っているバックから、紙幣の何枚かが飛び出していた。店内の客は、一瞬何が起こったのかわからず、呆けていたが、男達が強盗だと気づくと1人の女性が悲鳴を上げる。

 

「騒ぐんじゃねえ!静かにしろ!」

 

 強盗の声に全員が黙る。そしてその中で目立たないようにしゃがみつつ、観察している者がいた。

 

(ショットガンとマシンガンをそれぞれ1人、そしてリーダーがハンドガン。まだ何か持ってる可能性はあるけど…)

 

 強盗達に見つからないようシャルロットは状況を冷静に分析していく。そして店内をもう1度確認しようと視線を動かすと奥の方で少し驚いているラウラを見つけた。不審に思い、ラウラの見ている方向を確認するとシャルロットも驚いた。

 

「何だ?大人しくしてろと言っただろ?」

 

「…………………」

 

 ラウラと強盗以外に立っていた人物、ニアが強盗達に近づいていっていた。

 

「おいコイツが見えねえのか!?」

 

 リーダーがニアに近づき、ハンドガンを向ける。その瞬間、

 

「ガッ!?」

 

 突然ニアは男の懐に入り、腹に拳を叩き込む。そしてその時に離したハンドガンを奪い取っていた。

 

「こ、この!!」

 

 ショットガンを持った男がニアに銃口を向けるが、それより先にニアは発砲していた。

 

「ああっ!?」

 

 その銃弾はショットガンの銃口にめり込み暴発。相手が怯んだ隙を逃す筈もなく、懐に膝蹴りを叩き込む。それにより昏倒。

 

「なっ!?くそ―――」

 

 そしてもう1人の男がマシンガンを向けようとするが

 

 

ヒュヒュン!ザクッ!ザククッ!

 

 

「次はこれで撃つわよ?」

 

「ひ――『ドギュンッ!』」

 

 ニアは持っていたナイフを数本投げる。男の服などが少し切り裂かれる程度だったが、わざと外したという事実により、男が腰をつく。銃を向けられて何か言おうとしたが、ニアは有無をいわさず発砲。銃弾が男の頬を掠り、男は気絶した。

 

「くっ、この女!」

 

 すると最初にハンドガンを奪われたリーダーが、予備の物を持ってニアに向けて発砲するが、発砲された銃弾に対してニアも発砲。銃弾と銃弾が当たって爆発する。

 

「なっ!?」

 

「遅い!」

 

 それと同時にニアはリーダーに突っ込み、顎を蹴り上げる。それにより大きく吹っ飛び、そのまま昏倒する。

 

「「……………」」

 

 強盗3人をあっという間に倒したニアに対して、シャルロットとラウラは唖然としている。

 

「?どうかしましたか?」

 

「い、いや…何でも…」

 

 そして助かった実感がやっと自覚できたのか店内は騒がしくなる。その様子から警官も状況が変わったと感じたか、突入しようと走りだす。

 

「日本の警察は優秀だな」

 

「それよりもあなた達は逃げた方がよろしいのでは?」

 

「あっ、そ、そうだ!ラウラ!公になるのは避けないと!!」

 

「ふむ、それもそうだな」

 

 非常口を目指す2人。しかし

 

「捕まってムショ暮らしするぐらいなら、いっそ全部吹き飛ばしてやらあっ!!」

 

 意識を取り戻したリーダーが立ち上がるなりジャンバーを剥ぎ、その中には腰に巻かれたダイナマイト。当然起爆装置は手の中。

 

 

ドギュン!

 

 

 しかしニアはまだ手に持っていたハンドガンで起爆装置を的確に撃ちぬき、近づいて銃口を向ける。

 

「全身に弾丸を撃ち込まれて苦しみながら捕まるのと、このまま大人しく捕まる、どちらがいいかしら?」

 

 殺気を出しながら言う。笑顔だがそれは笑っていなく、それにはシャルロット達も若干引いている。

 

「す、すいません!も、もうしまっ『ドゴッ!』」

 

 リーダーの返答を待たず、腹におもいっきり蹴りをくらわす。そして再び気絶。それでもニアは不機嫌感が出ていた。そして外にいる野次馬連中に騒ぎを聞きつけた仭達がいて、仭が一言呟いた。

 

「…ああ、手遅れだったか」

 

 その言葉についてきた2人は同意する。

 

 

 

「…ああ。彼女は俺の所属する軍の1人でもあり、ホテル『テレシア』のSPでもある。だからあの程度の騒動くらい収められるんだが……」

 

『だが?』

 

 強盗事件から2時間後。ニアは警察に事情聴取を受け、仭達と共にデパートから出ていた。ちなみにシャルロット達は警察達からうまく逃れていた。そして現在ニアの強さはどういうことだとラウラから電話がかかり、仭が対応している。

 

「彼女、何か怒ってなかったか?」

 

『ああ、そういえば何か怖かった感じが…』

 

「やっぱしな。おそらく休憩の時間が潰されてご乱心だったんだろ。実質戻ってきた時も機嫌悪かったし…」

 

『なるほど…』

 

「彼女は怒ると怖いからな。…で、もう切っていいか?」

 

『あっ、シャルロットが後で部屋に来て欲しいと。見せたいものがあるそうです』

 

「(見せたいもの?…ああ、もしかして)…わかった。じゃあな」

 

 そして仭は携帯を切って、離れているニア達と合流する。余談だがニアは機嫌がまだ悪く、仭が後で甘い物を奢ると言ったら機嫌がよくなった。

 

 

 

「シャ、シャルロット。これは何だ?」

 

 シャルロット達が学園に帰り、夕飯を済ませた後、早速今日買ったパジャマを着てみようということになったが

 

「ん~、可愛い!すっごく似合ってるよ!」

 

「だ、抱きつくなっ!それよりも……これはパジャマなのか!?」

 

 確かにパジャマではあるが、足は露出し、猫耳のフード、そして手と専用の靴下には肉球がついている。ようするに猫の着ぐるみパジャマだった。

 

「うん、そうだよ。寝やすいでしょ?」

 

「ね、寝てないのにわかるわけがないだろう。や、やはり寝ている時は裸でいい。その方が楽だ」

 

「駄目だってば~。こんなに似合ってるんだし。…あ、そうだラウラ。せっかくだからにゃ~んって、言ってみてよ」

 

「こ、断るっ!な、なぜそんな事を!?」

 

「えー、だって可愛いよ~。ほらほら言ってみてよ~、にゃ~ん♪」

 

「にゃ、にゃ~ん…」

 

 その言葉にシャルロットのテンションがMAXを軽く突き破る。

 

「わぁぁ!可愛いっ!可愛いよラウラ!ねっ、写真撮ろうよ!」

 

「き、記録に残すだと!?断固拒否する!!」

 

「そう言わずにさ~」

 

 

コンコン

 

 

「あ、仭が来たみたいだね」

 

「な、何!?…も、もしやこのために…」

 

「そういうこと。どうぞ~」

 

 しかしシャルロットの思惑は外れる。

 

「おっす。お、変わった服着てるな」

 

(えええええ!?何で一夏が!?)

 

 声には出さなかったものの、シャルロットは内心驚いていた。

 

「あ、え、う……」

 

「し、師匠ではないのか?」

 

「ああ、仭か?仭が『シャルロットが俺に見せたいものがあるって言ってたんだが用事思い出した。一夏、お前が代わりに行ってきてくれ』って言われたから来てみた」

 

(仭にバレてた!?何で!?)

 

「それにしてもなんか2人揃って面白いっていうか、可愛いな」

 

「「か、可愛い…」」

 

 2人は一夏が来たことに戸惑っていたが褒められて頬を赤らめる。

 

「そういえば仭が@クルーズで貰ったっていうクッキーを渡してくれてさ、一緒に食べようぜ」

 

「!…?そ、そうなんだ。じゃ、じゃあ僕お茶入れるね」

 

 @クルーズという言葉を聞いて2人は一瞬固まるも、一夏の様子から銀行強盗の件については知らないと読み取られ、ホッとする。

 

「いや、その手じゃ無理だろシャル」

 

 一夏の指摘に手が肉球バンドだった事に気づく。

 

「ホットミルクでいいよな?ちょうど子猫が2匹いることだし」

 

「え、あ、うん…」

 

「ま、任せる」

 

 子猫と呼ばれた事に2人は顔が再び赤くなる。

 

「あ、あのさ、一夏。この服、可愛い?」

 

「おう。可愛いと思うぞ。黒猫と白猫って、チョイスがまたいいな。2人とも似合ってる」

 

「そ、そっかぁ。似合ってるかぁ…」

 

「う、うむ。お前がそう言うなら……悪くないな。と、時々着てみることにしよう」

 

 2人は照れくさそうに喜んでいると一夏がホットミルクとクッキーを持ってきて、1人と2匹?のお茶会を過ごした。後日、仭がラウラの黒猫姿を携帯で撮り、ニアが撮ったというラウラのメイド姿と共に黒ウサギ隊へ送りつけ、それを見た副隊長含め、隊員複数が出血多量で倒れた。

 

 

 

 




(番外等合わせて)後少しで50話か。それはそうとして次話は遊戯王やります。(多分)…時間かかりそうです。
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