IS<インフィニット・ストラトス> ~白き騎士と黒き暴君~    作:狂戦士

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『Fate/EXTRA "たたかえ!!ブロッサム先生" コスト編』から。やっと投稿できた。


番外編 主人公の座の争奪?

「…で後はあそこぐらいか」

 

「本当にいるんでしょうか?」

 

「どうなの仭?」

 

「まあ、行くだけ行ってみようや」

 

「そうね。当たって砕けろって言うし」

 

『砕けちゃ駄目だろ(です)』

 

 ある日、仭と鈴とセシリアという珍しい組み合わせがいた。その連中は1年1組に向かっている。

 

「こんにちは~~」

 

 そう言いながら鈴を先頭に早速教室に入っていく。

 

「失礼しますくらい言え。それと失礼します」

 

「あ、あら3人とも珍しい組み合わせですね。どうかしましたか?私も忙しいんですけど…」

 

 そこには1組の副担任、山田真耶がいた。

 

「いやぁ、実は一夏を探してるんですよ」

 

「!」

 

「…で山田先生、知らないでしょうか?どこに行ってもいないし、携帯にも連絡がつかないんです」

 

 そうセシリアが問いただす。

 

「さ、さあ?ここには織斑君達はいませんし、私も忙しいですから他を当たってくれませんか?」

 

「(達?俺は確かにアリィ達も探しに来ていたが一夏のことしか言ってなかったぞ)……怪しすぎる。コアネットワークを使うか。…そこか。鈴、セシリア、IS展開しろ。で、黒板を集中攻撃!」

 

「え?」

 

「りょ、了解しましたわ!」

 

 そう言って3人はISを展開。山田先生を避けて黒板を攻撃する。

 

「だ、駄目!そこは駄目ですーーーー!!」

 

 

ドオン!!

 

 

 そう音を立てて、木っ端微塵に消え去ると、教室のような場所が見え、一夏、アリシア、レイラが縄で縛られて横たわってる姿が見えた。

 

「何これ!?」

 

「2組の反対側の1組の隣は、何もなかった壁のはずですのに、教室が何故!?」

 

「…む!一夏がいるな…それとアリィ、レイラもいる。やっと見つけた!」

 

 その奥に縛られて寝っ転がっている一夏、アリシア、レイラを助けようと鈴が中に入ろうとする。

 

「くっ、中に入れないわ!まるで見えない壁があるみたい!」

 

「攻撃も効きませんわ」

 

「ふ……うふふふふ……」

 

 すると真耶が追い詰められた犯人のように笑いだす。

 

「バレてしまっては仕方ありません。優しくて、天然で、ドジな先生役はここまでです!」

 

「いや、それ役じゃないでしょ。あなたのキャラでしょ」

 

 仭がそう突っ込む。だが真耶は聞く耳を持たない。

 

「その先は私が(夏休みの間に)作った教室です」

 

「夏休みの間何やってんだあなたは!?仕事はどうした!!」

 

「不可視の実体シールドが掛かっています。私の許可がなくては入れません!!」

 

「なあ!?なら力づくで!くらいなさい!!」

 

「ちょ、待て鈴!!」

 

「いくらなんでも先生は生身d「死ねぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

ドォオオン!!

 

 

 仭達の言葉に意も欠かさず、鈴の衝撃砲が火を噴き、山田先生が吹っ飛んだ。

 

「…てか鈴、その台詞番外合わせても3回目だぞ」

 

「どうでもいいでしょ、そんなの。やったかしら」

 

「油断大敵ですよ?鈴さん」

 

 その言葉と同時にグレネードが数個鈴に投げつけられており、爆発。鈴が隣の教室まで壁をぶち壊しながら吹っ飛んで、止まったが瓦礫に埋もれている。

 

「っう……」

 

「本来ならこの騒ぎで先生達が駆けつけてもおかしくないのだが…」

 

 今回は番外なため、そういうことは起こらない。

 

「っう…てか今の普通のグレネードの威力じゃないし、威力いじってあるわ。一応ただの貧乳キャラに喧嘩売ってる先生じゃなかったわけね」

 

「そこは『ただの副担任じゃなかったわけね』とかでいいだろうが、元日本代表候補だし、てかお前ら2人がかりでも歯が立たなかった相手だぞ?」

 

「…こうなったら実力行使です。皆さんまとめてこの作品のモブキャラになってもらいますから!」

 

 そう言うとIS(ラファール・リヴァイヴ)を展開している真耶の纏う空気が変わる。

 

「!?気をつけてください鈴さん!これは明らかに戦うパターンですわ!!」

 

「何であたしだけなのよ!?」

 

「仲間割れしとる場合か」

 

「そ、そうですわね。それにしても…最低限の出番がある先生じゃなかったんですね…」

 

「本当にこれは想定外だったわ」

 

「んー、てかどんな状況になろうと対応できるよう訓練されているから、想定外と言えば、想定外だが別に鎮圧するなら簡単にできてたぞ?」

 

「じゃあそれやりなさいよ!!」

 

「ん?やっていいのか?」

 

「?…ちなみに聞きますけど、どんなことを?」

 

「いや、会話の途中に喉元にナイフを投げて息の根を止めることだってできたし、閃光手榴弾を投げて怯んでる隙に殺すなり、気絶させるなりできたし……」

 

「「………」」

 

「…皆さん?そろそろ真面目になってもらいませんか?」

 

「おっとすいません。本気で忘れかけてました。てなわけで……くたばれ!!」

 

「「不意打ち!?」」

 

 そう言って仭はマシンガン2丁を展開、真耶に撃ちまくる。

 

 

 

「(…てな感じにするわけにはいかないよな。とりあえず理由を聞こう)おっとすいません。本気で忘れかけてました。さてまあ、アリィ達がいなくなって、連絡もこなくて外部から来た者はいない。学園内で拉致されたとなり、俺は学園にいる先生は初めから怪しんでいた。まあ、山田先生だったとは想定外でしたけどね。しかしそれはそれで何故こんなことを?こんなことをしたら千冬さんに殺されることは承知してるはずでしょう?」

 

(こんなことをして、ただじゃ済まないとかじゃなくてそっち?)

 

(せめて『千冬さんにただでは済まされない』にしましょう仭さん…)

 

「先輩を敵にまわしてでもする理由はあります。私が主人公に昇格するためです!!」

 

 そして一瞬時が止まり

 

『は?』

 

 3人の第1声がそれだった。

 

「主人公に昇格するためです!!」

 

「いや、2回言わなくていいです。えと…なるほど。とりあえず何で主人公なのですか?ヒロインじゃないんですか?」

 

「「そうですわ。(そうよ。)鈴さん(セシリア)を捕まえればいいではないですか!!(いいじゃない!!)」」

 

「…………」

 

「「何ですってーーーー!?」」

 

「…確かに原作ヒロインを拉致ればよかったのでは?」

 

「私を何歳だと思ってるんですか!!」

 

「いや、山田先生でも…千冬さんや束さんやナターシャさんをヒロインにしてる作品もあるんですし」

 

「織斑君の周りにいるヒロインはほとんど積極的じゃないですか!!もう勝ち目がないって悟ってるんです!!」

 

「あぁ……」

 

「先輩相手に勝つのだって無理に決まってます!!それに私がヒロインになっても主人公は織斑君と黒崎君じゃないですか!!てかこの作品、黒崎君は原作ヒロイン達から好意は持たれない設定なんですからどっち道、私がヒロインになるのは無理なんですよ!!」

 

「さりげなくそういうこと暴露しないでくれません!?」

 

「でも主人公なら、恋愛も、出番も、扱いも何とかなるかもしれないって思ったんです」

 

「今さりげなく恋愛以外に胸の内を暴露しましたよね?」

 

「もう出番が最低限しかなく、生徒に弄られる教師役は疲れました。私も主人公になって恋愛とか、無双とかするんです!!」

 

「(その前に俺も含めてラストでもないのに主人公が2人死んだら(いなくなったら)この作品自体が終わってしまうということは黙っておこう。…本人は真剣だ。泣いてるしここは穏便に…)…そうは言いましても…山田先生、言っちゃ悪いですが山田先生が主人公なんてまずほぼ前例がないですよ?」

 

「…後は黒崎君を拉致れば私は完全に主人公となります!!それと後ろで喧嘩をしている2人もモブキャラにしてあげますよ!あの2人のように!!」

 

(…さりげな~くスルーしやがった。それと『新世界の〇になる』ふうな発言とか、俺にどこぞのカカ〇ットが吠える『■■■■のことかーーー!!』的な流れに持ってこさせるのやめてほしい)

 

「ちょっと!何か言ってください!!」

 

「…アリィとレイラのことか~~~~~~?(棒読み)」

 

「真面目にやってください!!そうです!!」

 

「そうは言いましてもね、それに山田先生。いかに元日本代表候補のあなたといえども密閉空間での3対1は厳しいのでは?」

 

「舐めないでください。そんな状態でも勝ってみせるのが主人公です!!」

 

「…そうですか。笑い話にでも済ませようかと思いましたが駄目ですか。では、役立たずの2人は放っておいて、俺1人で決着をつけてあげましょう」

 

 すると仭はISを展開、さらにブレードを展開して少し機体を傷つけて『暴食』を発動、攻撃の際に生じたパワーを変えたエネルギーが満タンになり、発光する。

 

「エンドレス・トラジディ!!」

 

 そして生命の鎖から蓄えたエネルギーを周りに放出、仭と真耶の周りに黒い空間ができる。

 

「え?ちょ!きゃああああああ!!!!!!」

 

 空間の中で仭のさつりゃ…制裁が始まり、仭が空間から出ると、大爆発を起こした。

 

 

 

「口程にもないわね!」

 

「本当の主人公の強さ、おわかりになりましたか?」

 

「…お前ら、いい性格してるよなぁ」

 

「ふ……ふふ……やっぱり、奥の手を隠してたら、勝負になりませんよね……」

 

「ん?」

 

「タイトル通りの名の暴君の通り相手を徹底的にボコる。そんな黒崎君を見習わさせてもらいます」

 

『――願うか……?汝、自らの変革を望むか……?』

 

「…え?」

 

「こ、この展開は…」

 

「ああああああああ!!!!」

 

 すると真耶の絶叫が響き、同時にラファール・リヴァイヴから激しい電流が放電する。

 

「ちょ!今すぐやめてください!!それ以上は(主人公になるどころか、先生としての体面)保てなくなります!!それにそれを使ったらもう主人公して認められませんよ!!」

 

「ふふふ……主人公という者は…何でも、ありです。あなた達を倒して…私が主人公になれば……万事解決です!」

 

『何者にも負けない力を求めるか?』

 

「比類なき力を使って……世界最強に変身です!!」

 

 そしてリヴァイブの装甲をかたどっていた線は全てぐにゃりと溶け、どろどろのものになって、真耶の全身を包む。そして全身を包み込んだ『何か』は、徐々にその形を露わにしていき、その姿は装甲すべてがなくなっており、真耶はISスーツに加え、黒い『何か』を纏った姿だった。

 

「VTシステムじゃない!?」

 

「何ですのあの姿は!?」

 

「…それ『番外編 IF・ NG&没ネタ?集part2(11話~20話)』の番外に使われたラウラの姿に似てる気が……」

 

「ふふふ…どうですか?これなら3対1だろうと負けませんよ?」

 

「自我もあるの!?」

 

「どういうことでしょうか」

 

「…どんなモノかはさておき、マズイな…」

 

「行きます!これであなた達はモブキャラとして終わりますよ!」

 

 真耶?が周りに魔の手とも言えそうな黒い手をいくつも出現させる。

 

「ちょっと!?絶対あれ戦国BASARAのお〇よね!?」

 

「出てくる小説…いや作品を絶対間違えてますわ!!」

 

「じ、仭!さっきみたいにパパッとやっちゃってよ!」

 

「あー、蓄えたエネルギーは全部使っちゃったし、『暴食』もほぼ0からMAXにさせるとなるとシールドエネルギーをかなり使うからこれ以上は無理だし、俺もさっきの戦いで無傷とはいかなかったから無理だな。…とりあえずあれのシステムはトレースというより、トランスに近いからAT(アンリマユトランス)システムとでも名付けるか」

 

「「何のんきなことを言ってるのですか!!(言ってるのよ!!)」」

 

「そう言ってもな、断言するがあれを俺1人で相手するのは無理」

 

「「ちょっと!?」」

 

「心配するな。1()()ではだ。これでも真面目に考えてたんだぞ。……いいか、――――――――――――――をしろ」

 

「え!?そんなことうまくいくの?」

 

「…けれどもそのやり方が1番よさそうですわね……」

 

「何を相談事を…」

 

「いや、待たせましたね。では行きましょう、『第5天魔王』!!」

 

「それはやめてください!!」

 

 そう言って仭は短剣を展開し、爆発させる。

 

「逃げられませんよ?この黒い手は近くにいる生ある者を的確に攻撃しますから!」

 

 そして出現している黒い手は煙の中に突っ込み、殴ったり、引っ叩く音が鳴り響く。そして煙が晴れると

 

「ちょ!?黒崎君のみ!?」

 

 そこにいたのは仭だけの1人であった。唖然としているとブルー・ティアーズのレーザーと衝撃砲が黒い手と真耶を襲った。

 

「俺が爆発させた瞬間、2人は後方に瞬時加速をして下がってもらい、俺が攻撃を受けている間に隙をついて、あなたを攻撃という作戦でした」

 

 仭は黒い手の攻撃を全て受けたため、エネルギーが蓄えられてMAXになっており、発光していた。そして仭の隣に来たセシリアと鈴に生命の鎖を出して『フォース』を使った。

 

「な、何で?黒崎君、ダメージを受けていたからいくらなんでもさっきの攻撃を受けたら…」

 

「リミッター解除使いました」

 

 そして生命の鎖が2人から離れて仭、セシリア、鈴の全身が淡い光に発光した。

 

「約50話まったく目立たなかった鬱憤を晴らすわよ!!」

 

「そうですわ。原作1巻での話がなくて他に比べて目立ちが少なかった分をここで返上させますわ!!」

 

「さて、仮にもあなたはフェイクですが世界最強?です。全力で叩きのめしますよ」

 

 そして3人はそれぞれ武器を展開する。真耶の周りに出現していた黒い手は鈴とセシリアの攻撃により全て消滅してしまっている。

 

「ウワァァァン!ごめんなさ~~~い!!」

 

 

 

「…うう、私……いったい……黒崎君達は何故ここに……?」

 

「…ふむ、どうやら頭を強く打ったか、さっきのシステムの副作用か、何も覚えてはいないようだ」

 

「はあ…なら仕方ないわね」

 

「何とか勝ちましたけど、もう2度とこのようなことはゴメンですわ」

 

「さて、じゃあ一夏達を助けるとするか」

 

「「あっ!!そうでしたわ!!(そうだった!!)」」

 

 そう言って3人は一夏達が縛られている教室へと入っていく。

 

「…さて、無事か?起きろ」

 

「ちょ!?痛い!!」

 

「やめ!やめてください大尉!!」

 

 アリシアとレイラの頬を軽く3,4回引っ叩き、起こして縄を解く。

 

「まあ、遅くなって悪かったな」

 

「本当に遅いですよ!!一夏さんが先生に拉致されてたところを目撃したから、大尉に伝えようとする前にやられちゃって長い時間縛られてたんですよ?!!」

 

「悪かった悪かった」

 

「一夏さん、ご無事ですか?さあ、起きて早く私と買い物をしましょう」

 

「一夏!早く起きなさいよ!!あたしと今日出かける約束でしょ!!」

 

「…ん?」

 

「「え?…もしかして…あなたも?(あんたも?)」

 

 

ピシッ!!

 

 

「…一夏さん?これはどういうことでしょうか?」

 

「一夏ぁ?あたしと2人でいくはずだったわよねぇ?」

 

(2人分の予定が重なってしまったなんてとてもじゃないけど言えない…)

 

 2人の剣幕に気絶してるふりを通す一夏。

 

「さて、アリィ、レイラ、あいつらはほっといていいから帰るぞ」

 

「いいんですか?」

 

「もう少し感動の再会(笑)をさせてやってもいいだろう」

 

「本音は?」

 

「この後起きるであろうことを対処するのが面倒くさい」

 

「「了解」」

 

 そう言って3人は真耶を保健室に運びに行った。そして1年1組の近くから絶叫が響いたのは、仭達が出てから約5分後のことだった。

 かくして主人公の座は今までどおりに続く。ちなみに真耶のあの力については…謎のまま。

 

 

 

 




はい、山田先生には敵になってもらいました。それにしても初めてこういう系の番外を投稿したな。
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