IS<インフィニット・ストラトス> ~白き騎士と黒き暴君~    作:狂戦士

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生徒会の出し物です。いろんな意味で滅茶苦茶になりそうですが。(汗)


第61話 灰被り姫(シンデレラ)達の宴

第61話 灰被り姫(シンデレラ)達の宴

 

 

「ふう…」

 

 休憩が終わり、一夏も教室に帰ってきた。シャルロットとは料理部、ラウラとは茶道部、セシリアとは吹奏楽部、箒とは剣道部に行ってきたらしい。ちなみに順番は俺が言った順。

で、俺と一夏は教室で再び引っ張りだこになって、しばらくすると俺と一夏の前に奴が来た。

 

「じゃじゃ~ん、楯無お姉さんの登場ー」

 

「用件があるのか?それとも客としてきたのか?」

 

「む~、反応が面白く無いわねー仭君」

 

「忙しいんだこっちは」

 

「はいはい、わかったわよ。一夏君、君の教室手伝ってあげたんだから、生徒会の出し物にも協力しなさい」

 

「出し物ですか?」

 

 なるほど。1組を手伝ってくるから何か裏があると思ってたが、そういうことだったか。

 

「えと、何をやるんですか?」

 

「演劇よ。正しくは観客参加型演劇」

 

 まともそうに聞こえるが、とてつもなーく嫌な予感を感じる。いや、嫌な予感しか感じない。

 

「じゃあ、行くわよ。一夏君、仭君」

 

「おい待てこら」

 

 今のはおかしい。絶対におかしい。

 

「何で俺も参加することになってんだ」

 

「え?だから君たちの教室を手伝ったから」

 

「それには感謝してる。が、それとこれとは俺(話)は別だ。お前は一夏の代わりとして手伝ったが、俺はその間抜け出してないぞ」

 

「でも君は外に行ったでしょ?勝手に」

 

「それはお前もだろ。クラスの者達に聞いたが俺のすぐ後に出ていったと聞いた。どう考えても俺の代わりに働いたとは思えんな」

 

「むー、仕方ないわね。聞き分けのない君には奥の手を出すとしますか」

 

 奥の手?

 

「はい、『黒崎仭は生徒会の企画に参加することを承諾』の書類よ」

 

「ちょっと待ておい!!こんな書類にサインした覚えねぇぞ!?」

 

 何だこれは!?だがこれは確実に俺のサインが入ってる。ってまさか!!

 

「貴様…まさか書類が多かったあの時に……」

 

 あの時、数日前に書類が多く、俺と楯無と虚さんはそれの処理に追われていた。その時俺は楯無から回された書類には忙しいあまりよく見ずにサインしてた。俺の軍に関することはないとそれぐらいの認識で見てたせいか…。

 

「あは♪」

 

 完全にしてやられた。この猫女が…後で覚えとけよ。

 

「あの~先輩?一夏と仭を連れて行かれたらちょっと困るんですけど…」

 

 話を聞いていたであろうシャルロットが止めにきた。多分無理だと思うが。

 

「シャルロットちゃん、あなたも来なさい」

 

「ふぇ!?」

 

「おねーさんがきれーなドレス着せてあげるわよ?」

 

「ド、ドレス…」

 

 あっ、これ落ちたな。

 

「じゃあ…………ちょっとだけ……」

 

「ん~。素直で可愛い!聞き分けのない誰かとは大違い」

 

「聞き分けのねぇのは自分だろうがこのシスコン…」

 

「なーにか言ったかしら仭君?」

 

「『聞き分けのねぇのは自分だろうがこのシスコン…』って言ったんだよ」

 

「うふふふふ」

 

「青筋立ててるがそれは認めたということでいいんだな?」

 

「っ…じゃあ、箒ちゃんとセシリアちゃんとラウラちゃんもゴーね」

 

「「「はっ!?」」」

 

 逃げた。ったく簪の件といい…。そして聞き耳を立てて様子を窺っていた3人が驚きの声を上げる。

 

「そ、それなら……」

 

「まあ、付き合っても……」

 

「ふん、仕方がないな」

 

「…で楯無、演目は何だ?」

 

「あーら?それが人に頼む態度?」

 

「嫌なら別にいいぞ?参加しないから」

 

「わかったわよ!」

 

 楯無はばっと扇子を開く。『追撃』と扇子に書かれていた。

 

「シンデレラよ」

 

 

 

 

 

*第3者サイド

 

 

 

 

 

「一夏君、着替えた~?開けるわよ」

 

「開けてから言わないでくださいよ!!」

 

 そして一夏は更衣室へと通され、王子様の服装に着替えろと言われた。

 

「はい、王冠」

 

「どうも。そういえば仭はどうしたんですか?」

 

 楯無に王冠を渡されると仭はどこへ行ったのか聞く。更衣室へ一緒に入らず、楯無についていったからである。

 

「彼はもうスタンバイしてるわ。さて、そろそろ始まるから舞台裏に来てね」」

 

「ああ、はい。あの……台本とかないんですか?」

 

「大丈夫、基本的にこちらからアナウンスするから、その通りにストーリーを進めてくれればいいわ。あ、台詞はアドリブでお願い」

 

「はぁ……」

 

 演劇の場所は第4アリーナ。仭のスタンバイしているということに首をかしげながらも一夏は舞台裏に向かった。

 ブザーが鳴り響き、証明が落ちる。そしてアリーナのライトが点灯した。

 

『むかしむかしあるところに、シンデレラという少女が居ました』

 

 出だしはまともだなーと思いながら一夏は舞踏会エリアに向かう。

 

『否、それはもはや名前ではない。幾多の舞踏会を抜け、群がる敵兵をなぎ倒し、灰燼を纏うことさえいとわぬ地上最強の兵士達。彼女達を呼ぶに相応しい称号……それが【灰被り姫(シンデレラ)】!』

 

「……は?」

 

 そしてどこからか『ろくなことを思いつかねぇなあの女!!』と聞こえてくる。

 

『今宵もまた、血に飢えた灰被り姫(シンデレラ)達の夜が始まる。王子の冠に隠された隣国の軍事機密を狙い、舞踏会という名の死地に少女達が舞い踊る!』

 

「はあっ!」

 

 すると雄叫びが聞こえた。

 

 

 

 

 

*一夏サイド

 

 

 

 

 

「うぉっと!?」

 

 いきなり来た中国の手裏剣こと飛刀をかわす。そして投げられた方向を見ると白地に銀のあしらいが美しいドレスを身に纏った鈴だった。

 

「王冠をよこしなさいよ!」

 

「いやいや死んだらどうする!?」

 

「死なない程度に殺すわよ!」

 

 今矛盾言ったぞ!?そして鈴が再び飛刀を俺に向けて突き刺せてくると横から第3者が現れ、鈴の攻撃を防いだ。

 

「「!?」」

 

『あっとここで現れた!黒き鎧を纏った最強の王子の騎士!』

 

 それは全身黒い鎧を着ていて、武器は持っていないが先程の鈴の攻撃は籠手で防いだ。

 

『その黒い騎士の異名は狂戦士(ベルセルク)!!主君を守るため、その猛威を振るいます!灰被り姫はこの狂戦士を相手にどう立ち向かうのか!?』

 

 ノリノリだなー楯無さん。てかこの騎士って…。

 

「ええい!こうなったらやってやるわ!」

 

「あー……」

 

 鈴が騎士の兜に蹴りをかまそうと飛んでくると、それに対し騎士は兜に手を添えている。

 

「重い!!」

 

「ゲフッ!?」

 

 兜を脱いでそのまま鈴に投げた。あまりに予想外のことだったので俺や鈴以外に観客も目を見開いた。そして怯んでしまった鈴は当然その兜にぶつかる。てかやっぱ正体仭だったよ。

 

『あーっと黒い騎士の正体は何と王子の親友でもあった!!』

 

「重いんだよこれは!こんなの着てやってられるか!!」

 

 楯無さんがアナウンスする中仭は籠手、鎧とどんどん脱いでいって鈴に投げる。

 

『正体を現した彼は、身分が違えど親友のため、地獄のような訓練を受け、灰被り姫から王子を守るために死地へと飛び出たのである!!』

 

「ちょっと黙れ!!」

 

 そう叫ぶが届かない。仭は全ての防具を脱ぎ終えると黒いカンフー服を身に纏っていた。

 

『さて騎士から闘士(ファイター)になった彼を相手に灰被り姫はどうする!?』

 

「あの女マジ覚えとけよ…」

 

「仭!邪魔しないでよ!!」

 

「悪いが無理だ(一夏の王冠奪われたら俺に何か嫌なことを与えられそうだからな)」

 

 仭は俺の前に立つとそして鈴に対し、戦闘態勢になる。

 

「私はどうしても王冠を手に入れなければならないのよ…」

 

「なら…俺を超えていきな!」

 

『血に飢えた灰被り姫、友のために戦う闘士。それぞれの想いを胸に彼女達は戦う!!』

 

(てか血に飢えたって仭より狂戦士を強調されてないか?)

 

 そう思ったが俺は黙っておく。

 

「りゃあ!!」

 

 飛刀を鈴は投げる。が、仭は手に持っていたトンファーで全て撃ち落とした。

 

「隙あり!!」

 

 その間に鈴は仭の懐に入り込んでいて掌打をかまそうとするが

 

「甘い」

 

「ぐっ!?」

 

 仭は腹に膝蹴り、鈴は怯む。そこを仭はトンファーの長い部位を向けて棍棒のようにして瓦割りをする。

 

「あう……」

 

 音を立てて鈴は倒れた。

 

『あーっと非道です!いくら敵とはいえ女子にも容赦ない!!』

 

「いちいちうるさいぞ!てか、ちゃんと加減してるからな!!」

 

 鈴の方を見ると頭を軽く抑えてる。意識はあるようだ。

 

「俺は女だからといって容赦はせんぞ…伏せろ一夏」

 

「え?…うお!?」

 

 言う通りにすぐ伏せると王冠の真上を銃弾が飛んだ。…セシリアか!?

 

「スナイパーライフルか…それもサイレンサー付きだな」

 

 困った。それじゃどこから発射してくるかわからない。

 

「…が、セシリア自体を探し出せば無力化できる」

 

「そうはさせません」

 

「!」

 

 すると仭の目の前にメイド姿の女性が現れた。

 

「あなたは?」

 

「セシリア様の専属メイド、チェルシー・ブランケットです」

 

「ああ、あなたが…」

 

 あの人がセシリアの言ってた…って危ねぇ!そうこうしてる間でもセシリアがスナイパーライフルで撃ってくるので俺はかわしている。

 

「ふむ…」

 

 すると長い部位を再び相手の方に向けて戦闘態勢になる。

 

「悪いですが俺も(自分のために)負けられないので」

 

 チェルシーさんの方も膝から仕込みナイフを取り出して構える。

 

「「は!」」

 

 するとお互い突っ込んで互いの得物をぶつける。その間に俺は物陰に隠れた。

 

「…ちっ!」

 

 だがすぐにライフルからの銃弾が来る。物陰から急いで出ると黒髪と銀髪のシンデレラが現れた。

 

「一夏、そこに直れ!」

 

「王冠は私がいただく!」

 

 箒は日本刀、ラウラはタクティカルナイフを2本持って襲いかかってきた。やべぇ!!

 

 

 

 

 

*色々変わって第3者サイド

 

 

 

 

 

「はぁ!」

 

「くっ…ま、参りましたわ…」

 

 一方仭の方はチェルシーの持ってたナイフを上へと蹴り上げ、トンファーを首に向けると負けを認めさせた。

 

「む、あっちはマズイようだな。武器を持ってるならともかく今一夏は生身だからな…」

 

 箒とラウラに追い詰められかけている一夏に、復活した鈴が襲おうとしてるのですぐに向かおうとすると

 

「行かせません!」

 

「む!」

 

 突如ナイフが飛んできたので避ける。そして飛んできた方向を見ると軍服を着た女性がいた。

 

「行かせませんよ仭殿」

 

「その声…その呼び方…クラリッサさんですね」

 

 ドイツのIS配備特殊部隊「シュヴァルツェ・ハーゼ」クラリッサ・ハルフォーフ。ラウラの軍の副隊長だった。ラウラに色々な(誤った)知識を吹き込んでいる張本人でもある人物だ。

 

「いかにも。我が隊長の命令によりあなたを行かせるわけにはいかないのです」

 

(なるほど。考えたなラウラ…)

 

 すると仭は服からブレードを取り出し、そのままクラリッサの方に投げた。それをクラリッサは避けると後ろの方に向かい、一夏の足元に突き刺さる。

 

「一夏!それで自衛してろ!」

 

「わかった!」

 

 一夏はすぐにそのブレードを手に取り3人へと増えた灰被り姫に構える。

 

「さて、あなたの実力はいかほどで?」

 

「さあ、それは戦ってみたらわかります!」

 

 クラリッサはナイフを2本持ち、仭に飛びかかった。

 

 

 

「くっ…」

 

 一夏は仭から受け取ったブレードで交戦してるが、武器が1つだけということと3人を相手にし、壁際に追い詰められているので限界がでてきた。そしてセシリアからの狙撃が来ると

 

「一夏、伏せて!」

 

「グハッ!?」

 

「ちょっ!?」

 

「なっ!?来るな!」

 

 シャルロットが現れ、箒を手に持った対弾シールドで押し出し、鈴とラウラも巻き込ませて倒れさせた。そして一夏の前に立って狙撃を凌ぐ。

 

「サンキュー、助かった」

 

「う、うん。それよりあの、一夏?その王冠を『やらせるかぁ!!』――!?」

 

 そして一夏に何やら言おうとしたとき復活した3人がシャルロットに襲いかかると慌ててシールドで防ぐ。

 

「え、えと…じゃあ」

 

「え?ちょ、一夏~」

 

 とにかくシャルロットが3人を相手して貰ってる隙に悪いと思いながら脱兎の如く逃げ出した。箒達も逃してしまったのはお前のせいだと喧嘩を始める。

 

 

 

「さて、しばらく寝ててもらいましょうかね!」

 

 仭はクラリッサに再び瓦割りをしようと飛んできている。

 

「んん!?」

 

 横からいきなりレイピアが襲いかかる。仭はそれをトンファーで防ぎ、地面に着地すした。

 

「ごめんなさい大尉」

 

「お前かアリィ、それにレイラ…」

 

 ドレスを着た2人が仭に構えている。

 

「何でお前らも参加してる?」

 

「いやー、ある人に頼まれまして…」

 

「ある人?」

 

「簪です」

 

「なるほど、厄介な俺を抑えるためにお前らを…か」

 

「まあ、そうですね」

 

 王冠を手に入れた者は一夏と同室になれる。生徒会長権限で可能にするということで箒達は必死で王冠を狙ってるわけだが、一夏には知らされていない。そしてもちろん仭も知らず、楯無のことだから一夏の王冠が取られると自分も嫌なことがある…と思い込んでいるわけである。

 

「だがお前らが協力する理由にはならないぞ?」

 

「…知らないんですか?」

 

「何が?」

 

 それを聞いて本当に知らないと認識したレイラは説明する。

 

「…なるほど。あいつらが妙に必死だったのはそのためか」

 

「はい」

 

「だが俺は許可をとってないぞ?…ってまさか…」

 

「はい、会長が書類に混ぜてサインさせたらしいです」

 

「あのシスコンが…」

 

「それで大尉、あなたにも同室になれると」

 

 そして仭のIS待機形態である黒い腕輪に触れれば仭と同室になれる。そのためアリシアは仭を相手にするため、自分のやることと重なるため簪の頼みを聞いたわけである。ちなみにレイラはアリシアから手伝ってくれたら1つ頼みを聞くと言う条件で手伝っている。

 

「…そうか。が、俺も楯無に言いように振り回されるのは面白くない…」

 

 仭はカンフー服を脱ぎ始めた。すると今度は黒い野戦服になる。それと同時に楯無のアナウンスがはいるがもう聞いていなかった。

 

「執事服が動きにくくて窮屈してたところだ。少し本気を出すとしよう」

 

「では…」

 

 するとアリシアとレイラもドレスを脱ぐと黒い野戦服になった。

 

「私達も本気で行くとします」

 

 仭はトンファーを捨ててナイフを両手に、アリシアはレイピア、レイラは拳を構えた。クラリッサはもう仭が邪魔をしないと認識したので離れる。

 

「はぁ…はぁ…」

 

 一夏はシャルロット達から離れた後、狙撃から逃げていたが、急に止んだのでとりあえず警戒しながら息を整えていた。

 

「い、一夏」

 

「ん?簪か」

 

 すると一夏の前に現れたドレス姿の簪が現れる。

 

「セシリアだったら、もう撃ってこない。…止めたから」

 

「え?そうなのか?とりあえずありがとな簪」

 

 それはアリシアとレイラのおかげで、簪は見つけた2人に感謝しながらセシリアの場所にアリシアから拝借した催涙ガス弾を投擲したのである。

 

「う、うん…ところで「一夏ぁーー」

 

「シャル!」

 

 逃げ出してきたであろうシャルロットが一夏に追いついてきた。その後ろから3人が追いかけてきている。

 

「その…王冠を…貰いたいんだけど…」

 

「ん?この王冠か?」

 

 王冠に手を掛け持ち上げると

 

『王子様にとって国とは全て。その重要機密が隠された王冠を失うと、自責の念によって電流が流れギャアアアアア!?』

 

 楯無のアナウンスが入り、話してる途中で感電する音が聞こえる。

 

「…は?」

 

「ハハハハハ!!王冠の内側にあった小型の高電圧兵器は楯無、貴様に付け替えさせてもらったぞ!!ざまぁ!!」

 

 そして一夏の第1声の後に仭が高笑いをする。王冠に仕込んであったスイッチを押すと電流が流れる装置を、仭が隙をついて取り除き、楯無につけたのである。ようするに楯無は自分でスイッチを押して自分で感電したわけだ。

 

『……………』

 

 あまりの予想外すぎる出来事に一夏と箒達は絶句。アリシアとレイラも手を止めるほどであったが、仭は仕返しできたからか機嫌が良くなっていた。

 

「…でえーと…この王冠だっけ?」

 

「え?ああ『こうなったら!!さぁ!只今からフリーエントリー組の参加です!みなさん、王子様の王冠などを目指してがんばってください!』――ええ!?」

 

 楯無のアナウンスと共に、女子の群が舞台に解き放たれる。

 

「織斑君、おとなしくしなさい!」

 

「私と幸せになりましょう、王子様!」

 

「そいつを……よこせぇぇぇ!」

 

「お、おい仭!!」

 

「…こいつは想定外だな」

 

 これはもう全員眠らせるかと懐から手榴弾(偽)を取り出そうとすると

 

 

シュッ!コロンコロン!

 

 

「!?」

 

 それが目の前に転がった。しかも他の離れたところにもそれは転がっている。やったのは仭ではない。そして仭はそれをラウラは持っておらず、クラリッサは自身の目線上にいるのでアリシアとレイラかと思い、2人を見るが表情が疑問を浮かべている。

 

「これは―――」

 

 次の瞬間、煙が一気に放出されてアリーナ内が煙に包まれた。

 

 

 

 




最後の意味は次話で。
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