あともう一つ理由があってfgoとコナンのクロスを真剣に考えて途中で止めた。
予想以上にモニカさん人気が高くて驚いたぜ!
◇◇
──モニカ、私は…俺は君の知っている俺だ。
その言葉を聞いた私は紅髪の制止も聞かず、一気にゼロの、ルルーシュの懐に飛び込み、思い切り抱き締めることで自分の感情を伝えた。
やっと…やっと会えた! もう何処にも行かないで!
Cの世界で貴方が急に居なくなってしまった時に私がどれほど不安だったか。
あの女まで居ない事に気が付いた時はどれほどの嫉妬に襲われたことか。
二度目が自分だけだったらと思うとどれほど寂しかったことか。
もう、もう私を置いていかないで。
どうか貴方の傍に…私は貴方が居ないと駄目になってしまう。
自分の瞳から涙が溢れだしてしまうのが分かる。
止めようとも思わない涙はルルーシュが着るゼロの衣装に染みていく。
すがり付きながら涙を流す私の背中をルルーシュは優しく撫でてくれた。
「すまなかった…どうか許して欲しい」
ええ、許すわ。だから、どうか私を離さないで。
ルルーシュの身体を抱き締めながら私は涙を流すことしか出来なかった。
泣きじゃくる私の背中を撫で続けてくれるルルーシュの顔はゼロの仮面に阻まれて見ることは出来ないが、その仮面の下に私の好きな優しい表情を浮かべていることは分かる。
「モニカ、少しだけ…離してくれるか?」
いや! 離せば何処かに行ってしまうから!
まるで子どもの様だと自分でも思う。でもこの腕を緩めればルルーシュは何処かに行ってしまうと私は本気で思ってしまったのだ。
「大丈夫。もう俺はどこにも行かない」
ポンポンと背中を軽く叩かれた私はルルーシュの言葉を信じて腕を緩めた。
彼の言葉に嘘は無い。
私にだけは嘘を吐かないと約束したのだから私はそれを信じる。
「ありがとう、モニカ」
どうか、今生こそは最期の時まで貴方の傍に。
◇◇
危なかった…本気で窒息死するところだった。
やはりモニカは俺がカレンと浮気をしたと判断して殺すつもりだったのか。
首を絞めて来ないから大丈夫かと思えばまさか胴体を圧迫して呼吸困難にしようとするとは。
許してくれと言えば許すと言いながら更に力を入れて抱き締めてくる始末。
少しだけ離して欲しいと言えば何処かに行っちゃうからとか言って1.5倍増しくらいの力で抱き締められた時は今まさに逝ってしまいそうだと思ったほどだ。
最後に背中をタップしてようやく離してくれたが一分でも遅ければ真面目に逝ってしまうところだったぞ。
「ゼロ、君はクルシェフスキー卿と…」
フッ、流石のシュナイゼルも少しは驚いているようだな。まぁ当たり前と言えば当たり前なのだが…。
さて、これからどうしよう。
シュナイゼルが俺の正体をバラすまでもなく、俺がブリタニアと何らかの関係があることは明らかだ。
──この時、俺の脳に電流が走る。
そうか! 俺が自分から正体をバラせばシュナイゼルに明かされるよりは黒の騎士団からの心証が多少は良くなるな。
更に自分から黒の騎士団を去ればこの場で銃撃をしてくる事はないだろう。
要は神根島に辿り着くまで妨害をして来ない程度に俺に良いイメージを持ってくれれば良いのだ。
なんだ、簡単な事ではないか。そうとなれば話は単純。俺が何年日本に住んでいると思っている! 日本人の趣向くらいは把握済みだ!
ここまで、でしょうなシュナイゼル殿下。
貴方がここに居る以上、万が一にも隙も無いのでしょう。ならば、自分の引導は自分で渡すまで。
黒の騎士団幹部とシュナイゼル、コーネリア、カノンのブリタニア組が注目する中、ゼロの仮面を外し素顔を曝す。
我が名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。マリアンヌ皇妃が長子にして帝国により棄てられし皇子。
フッ、なかなか決まったな。後はこのまま流れるようにして黒の騎士団が追撃して来ない程度に絆すのみ!
私の正体が知られた以上、私が黒の騎士団に残る事は不可能。そう仰りたいのでしょう、兄上。
「ああ、その通りだよルルーシュ。元々、私は君の正体と真実を伝える為にここに来たのだからね」
見事なものですよ、貴方の戦略は。私の負けを認めましょう。
「では、私達と共に来てくれるね?」
そういう訳には参りません。私が黒の騎士団にいられない事は事実。しかし、私にはすべき事が、果たすべき責任があるのだから。
「ほう、それは何かな」
我が父、皇帝シャルルを倒し、日本を含めた全エリアの解放を。それが私がすべき事と果たすべき責任です。
よぉし! 掴みは悪くない! このまま会議室を出ようとすれば必ず玉城辺りが噛み付いてくる筈。
「待てよ! ゼロ、お前の正体は本当にブリタニアの皇子様だってのかよ!」
キタ! ナイスだ玉城! て言うかお前、アーニャのモルドレッドに撃墜されたくせに無傷だと?
フッ、そうだ。私は…俺はブリタニアの皇子だ。もっとも、棄てられたが付くがな。
ここで更に一押ししておくか。まぁ、こいつの場合は親友と呼んでくれて嬉しかったよとか言っておけば良いだろ。
そんなことより藤堂! お前からは何も無いのか! この後はどうするとか聞くべきことは幾らでも──おっと、俺としたことが神楽耶の事をすっかり忘れていたな。
将来性で言えばかなりの逸材であることは間違いない。現在でも多少の妹属性を感じてしまうと言うのにあれで十年も経てばえらい事に…ってそうじゃなかった。
藤堂、神楽耶様に伝言を頼みたい。
「…聞こう」
今まで騙していてすまなかった。貴女の人生に幸多からんことを心より祈る、と。
我ながらなかなかの名言だ。これならば神楽耶を気遣いつつ今まで俺が皇子という事を黙っていたことすら一度に謝罪してしまう高等テクニック!
「分かった。必ず伝えよう」
それから、これはゼロとしての最後の命令――いや、お願いだ。三十分で良い。シュナイゼル達を会議室に留めて欲しい。
「承知した」
では、さらばだ…黒の騎士団。今までの諸君の働きに感謝する。
「おい! ゼロがブリタニアの皇子だって良いじゃねぇか! このまま行かしちまう気かよ!」
玉城、もう良い。ブリタニアの皇子がゼロと知られてしまえばそれは如何なる理由があろうと権力争いにしか見えない。それではゼロがゼロである意味が消えてしまう。
ブリタニアの皇族が皇帝や他の皇位継承者と争えばそれはただの皇位継承権争い。
ゼロはどんな利益にも関係なく正義の味方として存在していなければゼロはゼロ足りえない。そこがゼロの正体の弱点だが…安心すると良い。俺が皇帝の座に着いたら後宮の整備をした後にでもエリアの開放は約束しよう。
だからゼロの正体は伏せたまま俺は黒の騎士団を去ろう。シュナイゼル、貴方の事だ。私の他の情報も握っているのだろう。
「勿論、ギアスの事などをね」
フン、ギアスの事をバラされるのは先刻承知。俺がその対策をしていないとでも思ったか!
ギアスの件は騎士団のデータベースに記しておいた。パスワードは藤堂、お前の権限で解除できるようにしてある。シュナイゼルの話を聞いた上で幹部と閲覧してみろ。
さて、これくらい布石を打っておけば俺への印象も多少は違ってくるだろう。
モニカ、一緒に来てく…「Yes, Your Majesty!」ですよねー。
ではクソオヤジを殺りに行くとするか。カレンも連れて行きたいがモニカがなんと言うか…
「ルルーシュ、私も一緒に行くわ」
カレン、君の気持ちは嬉しいが…。
下手するとモニカがカレンを…などという事になってしまうかも知れないからな。ここはモニカの機嫌をとって後から迎えに行くという方向で事を運ぼう。
「私は貴方と一緒に生きるって誓った。貴方がなんと言おうが付いて行くわ」
カレェン! モニカの前で誤解を招くような…あながち間違いではないがそういう事を言うのは止めてくれ! 見ろ、モニカがお前を見てるぞ!
「ルルーシュ君、行きましょう。戦力は多い方が良いわ」
あっ、はい。ん? カレンも連れていってOKなのか? モニカが大丈夫なら…まてよ、これは良い傾向だな。モニカが他の女が居ても平気だと言うのは大いなる進歩! さぁ、気が変わらない内にI☆KU☆ZO!
会議室を発想と飛び出した俺、カレン、モニカの三人は格納庫に向かって走り出したのだが…道中で当然の如くカレンからモニカに付いて質問が飛んで来た。
内容としては「どこで知り合ったの?」とか「ちょっとこの女ヤバくない?」という質問で俺としてもヤバい女は同意だ。後で答えるからと誤魔化しておいたが、モニカが一言も話さないのがとても怖い。
あの、モニ…「ところでこれから何処に行くの?」カレン! 君という奴は! 神根島だ。そこに皇帝が居る!モニカはフローレンスで脱出しろ。カレンは紅蓮で行け!
ええい、モニカに話しかけるタイミングを失ってしまったではないか! 後で機嫌をとっておかなければどんな惨事になってしまうか分からん! その為にも一刻も早くクソ親父を殺ってやる!
C.C.! 2人乗りで悪いが蜃気楼を発進させろ…って「代われ」だと? 俺が座席に座るのか? 珍しいな、お前が人に譲るなんて…うぉ!? この魔女、膝の上…と言うか股間の上に座っただと!? ぬぅぅ、なんという柔らかな感触! そんなホットパンツだかショートパンツだか知らんが殆ど下着みたいな物で男の上に股がるとは流石は魔女、侮れぬ女よ…正直言ってイタしてしまいたいが今は! 今だけは我慢だ俺!
モニカ、カレン、準備は良いな? 神根島に向かうぞ!
蜃気楼、紅蓮、フローレンスというよく分からない組み合わせの三機が編隊を組んでいると不思議な気分になるものだな。
そうか、KMFに乗ってデートも悪くないな。暇が出来たら普通は行けないような場所で野外でイタすというのも乙なモノなのでは?
フハハッ! 夢が広がるな! そうとなれば場所の策定でも…「考え事中に悪いが」何だC.C.。 は? アーニャが追い掛けて来ている?
ふと視線を動かせば俺達の後を追跡するモルドレッドを発見。おまっ、もっと早く言え! …だがな、俺が何も対応策を考えていないとでも思っているのか?
ジェレミア! 出番だ!
「Yes, Your Majesty!」
海中から飛び出すは我が忠義の騎士が駆るKGF。正しくオレンジっぽいその巨体に似合わない俊敏性でアーニャが操るモルドレッドを翻弄する。
追撃がある事くらいは折り込み済み。我が忠義の騎士を海中に潜ませたのは追手に奇襲をかける為よ!
ジェレミア、俺達は先に行く! お前も適当なところで離脱しろ!
「はっ! かしこまりました!」
ジェレミアならば万が一にも敗れる事はあるまい。引き離されて行くモルドレッドを見送りつt…『むっ! 動きが変わった!?』何だ? 急にモルドレッドの動きが早くなって…あっ、アーニャには母さんが憑いていたのか!
『この者、まさかギアスを!?』
ちょっ、ジェレミア待てキャンセラーは…って別に構わんか。よくよく考えれば母さんを成仏させてしまえば後の憂いは無くなるしな。
問題があるとすればジェレミアが母さんの事を気にしそうだが、そんなもの黙っていればジェレミアも気に病むまい。
ジェレミア、やっちゃえー!
発動したジェレミアのギアスキャンセラーで恐らく母さんが消えたのだろう。アーニャの駆るモルドレッドは高度を下げて海面に…大丈夫か? アーニャ死んだりしていないよな?
アーニャと言えばジェレミアの嫁も同然。あれで死んでたらかなり寝覚めが悪い。しかし、よくよく考えればアーニャもラウンズの一員。ラウンズと言えば殆ど人外も同然の体力と戦闘力だから大丈夫だろう。うん。平気平気。
それにしても流石は忠義の騎士。俺が皇帝になった暁には広大なオレンジ畑と親衛隊隊長の地位を約束しよう。
優しいけど面倒な女にしたかったのにモニカがヒモに尽くす女になってしまった。なんでやろなぁ?(性癖)
次回、皇帝死す(断言)。デュエルスタンバイ!
でも4話を増量するつもりだから今回で死す(断言)かも。