変な目で俺を見るな!オタクだゾ?   作:だっちゃん

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真面目が俺の家訪問

「うひょおおおおおなんだこれ!!お前すげえな!」

「お前.....テンションすごいな?」

 

彼は澤谷公正(さわたにこうせい)と言う、うちのクラスの学級委員長である。さっきまで....固い話し方であったが......今は別人じゃないかと思うぐらい、おかしくなっている。

 

「おい!公正!お前は学級委員長だろ?」

「そうだけど?」

 

公正は不思議そうに俺を見ている。

 

「こんなことしてていいのか?勉強とか毎日してるイメージあるけど?」

「はー?君は何を言ってるのかね?わたしは!学級委員長だが......オタクでもあるのだぞ?わたしは!知的オタクである!!!」

「かっこよく言ってるけど...かっこよくねえ...」

 

まさか...自分でオタクと認めるとは....しかも自分のことを知的オタクとか訳分からんこと言ってるし

 

「おい!貴様!この本読んでるのか?」

「あーそれね!」

 

彼が手にしているのは僕のお気に入りの1つであるラノベだ。「私は魔人が好きすぎる」題名は俺もよくわからないが、内容はとても面白い、主人公の男が、異世界に転送され魔人の島に来てしまう物語である。ヒロインも沢山出てきている。俺の好みも沢山いる!最高の作品と言っても過言ではない。

 

「まさかこれを読んでいる人に巡り合えるなんて....奇跡だ!奇跡すぎる!!!うひょおおー!」

 

「..........」

 

やばい...どんどん学級委員長のイメージが壊れていく.....俺と同じぐらいのオタクだな。

 

「最新刊持ってるか?????」

「もちろん!発売日に買っている!」

「貸してもらってもいいかな?」

 

学級委員長が俺に頭を下げている。これは貸さない訳には行かない。

 

「うん!どうぞ!」

「ホントか?貴様は神なのか?わたしの神なのか?」

「はいはい」

 

大袈裟すぎるな.....公正はめちゃくちゃ喜んでいた。そのあと一緒にアニメを鑑賞した。

公正とアニメを見ていると外から声が聞こえてきた。

 

「あれーーーこの辺からオタク臭がするなーー???」

 

公正は気にせず、アニメを見ている。

 

俺は気づいた....この声は聞いたことある....

 

「やっぱり臭うな〜!オタク臭!」

 

そいつは俺の家の周りを歩きながら、オタク臭がすると叫んでいる。ここで....「お前何してんだ?家はいるか?」って言うのが普通なのだろうだけど俺は違う。

 

俺はベランダに向かった。

 

「りょう?どうした?」

「ちょっとな!」

 

公正はまたアニメを見始めた。

 

 

「あれー臭うな〜!!!」

 

ガラッ

 

俺は勢いよくドアを開けた。その様子に公正は驚いていた。

 

ガタン

 

俺は勢いよくドアを閉めた。その様子に公正は驚いていた。

 

「何してんだ?」

「ちょっとな!」

 

「こらああああああ!!!なんで閉めるのよ!ねえ!」

 

そんな叫び声が室内に響き渡る。

 

「はぁ....」

俺はそんなため息をつき、ベランダのドアを開けた。

 

「なんだよ?なんで俺の家の周りぐるぐる歩いてるの?」

 

「はぁーーー!!!たまたま通りかかっただけだし!勘違いしないでよね!」

 

「はいはい、そんなアニメ見たいな、ツンデレはいらないから....金髪!!!!」

 

「金髪言うなああああ!!!」

 

後ろから、公正が来た。

 

「あーゴールド何してるの?」

「ゴールド言うなああああ!」

 

待って...俺以外でも金で呼んでる奴がいたなんて....面白いな。ゴールドはゴールドでかっこいいと思うぞ!まぁ俺は金髪って呼ぶけど....

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

とりあえず、俺は金髪を家に入れた。

 

「で?何の用だ?」

「別に用なんてないし!」

「じゃあ帰りな!」

「待ってよ〜.....そんな事言わないで!」

「フッ...デレたな」

「うるさい!!!」

 

そんなくだらないやり取りを公正は無視し、アニメを見ていた。それにしても、俺の家の中に3人も来るなんて...今までそんなこと1度もなかったぞ.....俺も成長したな......

 

「ねえー!公正!」

「んだよ!ゴールド!」

 

なんかやけにあたり強くね?めっちゃ面白いんですけど......

 

「せっかくオタク3人揃ったしさ!」

「3つ揃うと変進するのか?お前ゴールドからプラチナにでもなるのか?」

「うるさいわね!!!!」

 

「あっ!ツンになった!」

俺が横から野次を入れる

 

「あーーーもう!真剣に聞いて!」

 

これ以上いじると、面倒くさそうなのでちゃんと話を聞くことにした。

 

「これから、週一ぐらいでここに3人で集まらない?」

「は?」

「それはいいな!」

「待て待て!!!!ここは俺の家だ!何故俺の家で集まらないといけない?」

 

「いいじゃん!」

「りょう。お願いできないか?」

 

こいつらに何言っても通じないことはわかっている。でもなんで俺の家?俺の家なんて何も無いぞ?

 

「なんで俺の家?」

「落ち着く」

「アニメ見れる」

「お菓子でる。」

「飲み物もでる」

 

「ちょっと待てええ!俺目当てじゃなく!俺の物目当てか!貴様ら!」

 

たしかに俺には何もとりえがないが.....せめて俺目当てであってくれよ!

 

「はぁ....しょうがねえな」

 

「やったー!!!」

「ありがとうございます!」

 

 

こうして毎週俺の家に、真面目と金髪は来ることになった。

なんだかんだ言って楽しくなるかも?

 

 

 

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