一匹狼と気弱少女   作:松原悠斗

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祝!20話!(え?番外編が3つある?知らんな)
いつも一匹狼と気弱少女をご覧いただき本当にありがとうございます!
今回で色々の準備が……
それではどうぞ!!


20話

あのはちゃめちゃな買い物デートから1週間がたったある日……

 

悠と春は悠の部屋で夏休みの宿題をしていた

 

悠「……ねえ春ここの問題どうやって解くの…?」

 

春「…はあ…兄さん、少しぐらい自分で考えてやったらどうですか?

その問題は中学までの問題のはずですよ?」

 

悠「そ…そんなこと言われても…分からないし…

本当に分からないし…教科書とか見ても全く分からないし…」

 

春「…なんで兄さんは他の教科は完璧なのに物理だけこんなにダメなんですか?

不思議で仕方ないんですけど…」

 

悠「論理的とか物理学的とか全くわかんないんだもん!

もう無理!こんなのどこぞの天っ才物理学者の人にも投げとけ!」

 

春「それはその方が困りますのでやめてください。

馬鹿なこと言ってないでさっさと頑張って解いてください。

どうしても分からなかった時は私が教えますから。」

 

悠「はーい……」

 

そう言い悠は最後の夏休みの宿題

 

物理のワークの問題をまた解き始めた

 

ちなみに春は着々と進めてもう残りもう少しで終わりそうである

 

悠「うーん…これはどうなってどうなるんだよ…

……きゅー…」

 

春「はあ…どこが分からないんですか?

見してください。」

 

悠「えーと…ここなんだけど…」

 

そう言い春は呆れながらもちゃんと悠に分からないところを的確に教えていく

 

※補足説明です

春は高校1年の1番の成績をしています

そりゃもう天才です

教えるのも得意でよくクラスメイトに教えているみたいです

俺にも教えて()

 

そして…1時間がたったその時……

 

悠「あー!やーっと終わったぁ!つっかれたぁ!」

 

悠は物理の宿題から解放され清々しく叫んでいた

 

春「お疲れ様です。

でもまさか5ページが1時間もかかるとは思いませんでした…

兄さん…もう少し物理の勉強した方がいいと思うんですけど…」

 

悠「…努力します…

まあもうそれは置いておいて…

春、今日は勉強付き合ってくれてありがとうな

お陰で物理が無事に終わったよ…

本当にありがとうな。」

 

そう言い悠は春の頭を優しく撫でる

 

春「大丈夫ですよ。

私も宿題無事に終わりましたし…

なによりも兄さんと一緒にこうやっているのが幸せですからね…」

 

最後の方は聞こえなかった

 

それを不思議に思った悠は

 

悠「ん?春最後に何か言ったか?」

 

春「何も言ってませんよ?ええ、何も。」

 

悠「そ…そうか…。

さあて…これからどうするか…

宿題終わったし…何か遊びに行きたいけど…

どうするかな…」

 

春「…ならこんなのどうですか?」

 

春は1枚の紙を出し悠の前においた

 

その紙に書かれていたのは……

 

悠「夏祭り…か」

 

春「はい、明日近くのところで夏祭りがあるそうですよ

なので花音先輩を誘って3人で行きませんか?」

 

悠「…え?3人…?」

 

春「はい、3人です。

それともなんですか?私と2人きりで夏祭りに行きたかったんですか?」

 

悠「僕は別にそれでもよかったんだけど…

でも最近花音先輩にもお世話になってるし…

うーん……」

 

春「…それなら2人で行きたいって言えばよかったかな……

いやでもそれは花音先輩に悪いし…

いや花音先輩はこの前兄さんとデートしてるし…

いやでも……」

 

悠「おーい、春ー?大丈夫?」

 

春「…はっ!

大丈夫です…少し混乱してました。

それでなんでしたっけ…」

 

悠「…本当に大丈夫かよ…

あれだ夏祭りのことだ

花音先輩来れるの?」

 

春「はい、それは先程連絡した時確かめました。

3人で夏祭り…いやですか…?」

 

悠「い、いや別にいいけどさ……」

 

春「それなら決定ですね

私は明日こころ先輩のところに行ってから行くので兄さんは先に行っておいてくださいね。」

 

悠「お、おう了解」

 

そして悠と春と花音の3人で夏祭りに行くことが決まった…

 

そしてこの夏祭りで……悠の運命の選択が迫る…

 

この時の悠はまさかあんなことになるとは考えもつかなかった…

 

 

 

 

おまけ

 

春と花音のGAINでの会話

 

春「兄さんを説得できましたよ」

花音「ううん…ありがとうね春ちゃん。私のわがまま聞いてもらって」

 

春「いいえ、そんなことないですよ。

でもまさか花音先輩が私と同じことを考えていたとは…」

 

花音「あはは…2人とも考えることは同じだね」

 

春「そうですね……

明日、私たちの勝負が始まりますね。

お互い頑張りましょうね。

私負けませんから。覚悟してくださいね」

 

花音「私も負けない…!

だから…2人とも頑張ろうね!」

 

そんな…2人の会話があったとかなかったとか……




第20話をご覧いただきありがとうございました!
いよいよ次の話で一気に色々動くとか動かないとか……
次も早く書けるように頑張ります!!
誤字報告などありがとうございます
これからも一匹狼と気弱少女をどうかよろしくお願いします。

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