七曜少女のヒーローアカデミア   作:ナーシャ・アリティア

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思い立ったが吉日
授業中にふと思い付いたから小説にしてみた。

暇潰しでも楽しんでいただけたら幸いです。




プロローグ
唐突すぎる別れと出会いと少女の目標


SIDE:パチュリー・ノーレッジ

 

 

私はいつも通り、大図書館で読書に明け暮れていた。

 

「あら、この『風の魔法~自在突風編~』にある魔法、面白いわね。これをスp「パチュリー様ー!」・・・・

 

・・・・・・・何よ、こあ。

何回も言うけど、ここは図書館よ。もっと静かにしなさい。」ギロッ

 

私はこあをギロリと睨む。

 

「すっ、すみません。」

 

こあはピクりと肩を跳ねさせた後、少し怯えたように震えた。

・・・まーたこあが騒いでいるわね、これで何回目だと思ってるのよ。今度やったら口にあの巫女お手製のを真似て改造した口封じの札貼ってやろうかしら。

少し呆れながらパタンと本を閉じる。

 

「んで、用事は?できれば手短に済ませて欲しいのだけれど。」

 

私はあまり本気にせずにこあに聞く。

まーたあのときみたいなことがあったら今度はどうしてやろうかしら?

 

「こ、これなんですけど~。(こっ、こわいなぁー)」

 

そう言って、こあは怖がりながら私に一冊の本を見せた。私はその本の表紙を確認してみる。なになに・・・・・・・・・あれ?

 

「私には見覚えのない書物なので、パチュリー様に聞けば何か分かるかと思ったのですが・・・・・・」

「ふむ、『転生の書』・・・・?

こんな本あったかしら?こあ、これはどこに置いてあったの?」 

「450番目の本棚の上ですー。」

 

まださっきのことが残っているのか、こあはどことなく恐怖しながら言う。

へえ、この図書館の中にある本は全て読んだことあるはずだけどタイトルといい装丁といい、何から何まで見覚えがない。

あの白黒の忘れ物かしら?

 

・・・・・まあいいわ。とりあえず読んでみましょう。もしかしたら新しい知識が身に着くかもしれないし。私は本のページを何となしにめくってみる。

 

「うん。特に異常はな・・・・い?」

 

ーーーーー突如、ページが勝手にめくれはじめた。

 

「え?」

 

咄嗟に手を離すが、まるで風邪でも吹いているかのように本はひとりでにページをめくっていく。

 

「え?」「ふぇ?」

 

私達は呆然とそれを眺めていた。

 

ーーーーーーー数十秒後、止まった。軽く確認したが、特に異常な魔力反応は見られず、周りにさほど影響があるわけでもない。

 

「何だったのかしら」

 

と不思議に思い、私が本に触れて閉じ

 

「え?」

 

‥‥ようとした。

触れようとした本は複雑な紋章を記しては消え、記しては消えを繰り返す。書かれた文字はその形を変化させ、ぐにゃりと曲がる。何度も何度も言葉があふれてくる。

 

ーーーーーーーーーそして突如本から光が溢れ、複雑な魔法陣が出現し、その光がわたしを包み込んだ。

 

「パッ、パチュリー様ぁあああああ!?」

 

小悪魔の悲鳴が響くと同時に、突如、私の視界は暗転した。

 

----のちにこれを見ていた小悪魔は語る。

 

「あのパチュリー様が反応せず、抵抗できずに呑み込まれて消えた・・・・・・・ 

 

これは、何か大きな異変の前触れ違いありません!」

 

なお、幻想郷に直接の関係はない模様。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

うーん、うん?

 

ドクリ、ドクリとリズミカルに心地よく揺さぶられるような感覚で私の意識は覚醒した。

ここは何処かしら?

暗いわねぇ。明かりをつけてみましょうか・・・・・・

って、あら?つかないわね。そんなはずは、もう一度・・・・

 

つかない。いくら試してみても光はおろか、魔力すら感じることが出来ない。私は驚いた。そっそんなぁ・・・・・・・・どうすればいいのよ・・・・

 

 

とりあえず動いてみて・・・・・・・・え?

 

 

動けない。手も足も縛り付けらえたように1ミリすら動かせない。…マズい。

魔法が使えないとなれば脱出も絶望的な確率となる。私は焦りを感じていたが、音が私を落ち着かせた。ドクン、ドクンと心地のよい振動が感じられる。改めて聞いていると、どこか昔聞いたような・・・・そんな懐かしさを感じさせる音だった。

ふむ・・・・どういうことかしら?

 

ザー・・・

 

うん?ノイズかしら?突如、どこか懐かしさを感じさせるノイズがはしる。不清明ではあるが、何か会話らしき音も確認できる。

 

ザーザッザーザザッザーザッザッザーザッザー

 

それは、徐々に大きくなり、脳内にキーーーンと響いた。鼓膜を震わせ・・・否、破らんとせんばかりの音だ。私の意識は痛みで朦朧としてくる。何度も儀式で痛みを経験しているが、これは初めてだ。

 

(・・・・・・っ~!痛、い何でこんな、あ、あああああ!?)

 

突如、私の体が動いた。

そして、

 

 

「オギャアアアアアアアッ(いたあああああい!)」

 

私は叫んだ。突如幼子の様な悲鳴が響く。それはすごく近くで聞こえ・・・って、

 

「オンギャアアアアアアッ(えええええええええ!)」

 

 

自分の声が赤ん坊みたいになっている。

というより、私、もしかして赤ん坊になってるうううううう!?

 

 

・・・・

・・・・・よし、落ち着きなさい、パチュリー・ノーレッジ。あなたは大魔法使い、七曜の魔女でしょう?こんなことで慌ててどうするのよ慌てて。冷静に、冷静に、深呼吸よ。

スーー ハーーー

 

 

・・・・・・・・・よし、

整理すると、私は、あの本に触ってここにとんだ。

あの本には“転生”という単語が書いてあったから多分転生よね。私はそんな本は持っていない。そもそもこんな術式を作ることはできない。

つまり、あの本を置いた奴がいるってことよね。それも、私に気づかれずに置けたことと、幻想郷に介入できる奴ということは恐らく相当強い。魔力もあちらが上。

そして、今私は魔法が使えない。私は今赤ん坊。

ただでさえ低い体力が更に落ちた上に、行動範囲が壊滅的に狭くなる。

 

 

・・・・・よし。とりあえず

 

ーーーーーこんな目に遭わせた奴、覚悟しとけ。

若干キレながら私は心の中でそう誓う。

 

「あら、可愛い子ねえーー。」

「ああ、そうだね。」

 

 

 

ん?あら?

回復してきた聴覚に男の声と女の声が聞こえ、私はその方向を向く。

もしかして今の私を抱き上げている女性が今の母親で、覗きこんでいる男性が今の父親かしら。

 

今の私が生まれたばかりだから、間違いは無いと思うけれど・・・・・・・

 

「ねぇ、この子の名前どうする?」

「うーん、迷うなぁ。」

 

・・・・・・心の底から喜んでいる表情をしているわね。

初めて授かった私という命を見て、持って、感じて幸せなのでしょう。

だとしたら、子供である私が無愛想なのは悲しいだろうし、少し気の毒ね。

 

ならーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「だう。」パッ

 

私は手を精一杯伸ばした。

 

「あうあー♪」

 

彼らは一瞬目を見開いて驚き、

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー小さな小さな私の手をにぎった。

 

それはすごく暖かかった。

 

暖かい感情が、笑顔が、雰囲気が、私の心を満たしていくのを感じる・・・・・・・どこか懐かしい。

 

(今頃皆私を探しているわよね。帰る方法が見つかったらーーーーーーーーーーーーーーーーー)

 

「だうあー♪

(あの本を入れた奴にスペカを一発命中させてから帰りましょう♪)」ニッコリ

 

ーーーーーーーーーーーーこの赤子のドス黒い感情に、親バカな両親は気づいていなかった模様。

 

魔法使いであり、皆と別れ、新しい家族と出会ったパチュリー・ノーレッジ。

これは、そんな彼女の物語であるーーーーーーーーーーー

 

To be continued......




・・・・・・キャラ崩壊タグ付けよう


ツッコミ、感想等々お待ちしていまーっす!
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