七曜少女のヒーローアカデミア   作:ナーシャ・アリティア

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明けましておめでとうございます。
はい!遅れてしまい申し訳ありません!!
リアルでの事情と体調不良(風邪)により更新ができませんでした!
ほんま正月舐めてた・・・・

※注意※
・所々原作改変
・稚拙な文章(今更)
・時間かけた割に雑い


こんな要素がありますがok?
では、ゆっくりしていってね!!


個性把握テスト

SIDE:パチュリー・ノーレッジ

 

「個性把握テストォ!?」

 

突然の出来事に驚くクラスメイト達。

そりゃいきなり入学式を飛ばして個性把握テストをするって言われたら誰だって驚くでしょうね。

まあ、私も少々驚いているんだけど。

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

丸顔の女子が驚きながら質問する。

それを見て担任である叔父さん基ーー相澤先生は

 

「ヒーローになるならそんな悠長な時間はない。」

 

その言葉をバッサリ切り捨てる。

この人何回も除籍にしてきたんだっけ。

恐らく去年の初日で一クラス丸ごと除籍にしたのはこのイベントを行ったため。

つまり、ここで本気を出さないと除籍・・・・・・

 

 

「さっきノーレッジが言ってた通り、雄英は自由な校風が売り文句だ。当然それは”教師側”も然り。そこでお互いの自己紹介も兼ねての個性把握テストだ」

 

成る程。今の実力と延び白も把握でき、尚且つ自己紹介に時間をかけることがない。

実に合理的ね。

 

「皆一度は中学でやった事があるだろ個性禁止の体力テスト。」

 

そう言って振り向き、先生が見せてきたのはタブレット端末。

その画面には、

 

・ボール投げ

・立ち幅跳び

・50m走

・持久走

・握力

・反復横跳び

・上体起こし

・長座体前屈

 

と表示されていた。一般的な体力テストの内容だ。

ボール投げの部分は、ソフトボールかハンドボールかで異なるが。

 

「あれは個性で溢れた今の社会じゃ余りにも不合理すぎる。それでも国は頑なに画一的な記録を取ろうとしている。...まあ文部科学省の怠慢だよ。」

 

おー、さりげなくキツい事言うわね。

まあ確かに個性無しというのは今の社会には合わない。

でも、基礎能力を知った上で個性でどれだけ伸ばせるかを知ることができる。

それを知ることができるなら個性無しの戦闘も踏まえてトレーニングとかができるから、やるのも無駄ではないんじゃないかしら。

 

 

「確か今年の首席は・・・・・・ああ。」

 

面倒だからっとこっち向いて死んだ目にならないで欲しいわ。

そしてそれにつられて全員こっち見ないで。

何か気まずいじゃない。

 

「・・・・・・ノーレッジ。」

 

「はい、何でしょうか相澤先生?」

 

取りあえずニッコリと微笑んでおく。

 

((((ーーー恐い!?笑顔が恐い!?))))

 

ーーー彼女が無意識に放っている苛立ちに何人か心の声が一致した瞬間である。

 

「・・・・・・お前、去年のソフトボール投げの記録はいくつだ。」

 

「37m。」

 

「・・・・・・よし、円の中で何使ってもいいから個性使って思いっきり投げてみろ。」

 

「はい。」

 

私が答えた後の微妙な間は何よ。

・・・・・・はあ。さて、投げろ、ねぇ。

 

 

・・・・・・個性を使えば何でもいい?

それは自らの腕で飛ばさなくてもいい、ということかしら?

私はそれを確認するために問う。

 

「もう一度確認します。個性使えば何でもいいのですね?」

 

「ああ、はよ。時間の無駄だ。」

 

眠そうな瞳で彼はそう言った。

それに頷き、イメージをする。

 

(浮かべ。)

 

すると、ボールから手を離してもボールは浮かんだままの状態で止まった。ま、初歩的な物体浮遊魔法だ。

次に、

 

(飛んでいけ。)

 

私はそれに移動魔法を重ね掛けする。

するとそのまま重力に反してボールは一直線に青空へと飛んでいった。

 

「・・・・・・おいノーレッジ。あれは何処まで飛ばせる。」

 

「何処までも。」

 

あれは何処までも飛ばすことができる。魔力消費が少なすぎて実質0だからだ。

 

「・・・成る程。」

 

何処か諦めた表情で先生は記録を表示する。

 

«∞»

 

ーーー無限。まあ、妥当だろう。

 

「無限!?」

 

「個性を最大限つかえるのか!」

 

「なんだか面白そう!」

 

「ウチと似たような個性やなー。」

 

様々な感想が飛び交うなか、先生の方を見てみる。

・・・・・・さっきとは表情が違う。

眉をピクリと一瞬震わせ、目を若干細めている。

あー、これは・・・・・・

 

「・・・・・・面白そう、ね。

ヒーローに成るための三年間、そんな腹積もりで過ごすつもりかい?」

 

小さく放った一言が全員の意識を集中させ、辺りが凪のように静かになる。

あーあ。やっちゃったわねぇ。あの目は間違い無く本気(マジ)だわ。

 

「よし、8種目トータルで成績最下位の者は“見込み無し”と判断し除籍処分としよう。」

 

先生がニヤリと笑う。

 

「生徒の如何は俺たちの自由。ようこそ。ここが雄英高校ヒーロー科だ。」

 

クラスメイトは困惑、息をのむ者もいれば、手を握り締め、覚悟を決める者もいる。

そりゃそうだ。これから始まるテストでこれからが大きく変わってしまうかもしれないのだから。

 

「最下位除籍ッ!?入学初日ですよ!?いや、初日じゃなくても理不尽過ぎる!!」

 

その一人である茶髪のボブヘアーの女子が声を上げる。

まあ、もっともな反応だろう。

 

「自然災害、大事故。」

 

その声に答えるように、先生は語り始めた。

 

「そして、身勝手なヴィラン達。いつ、どこからくるか分からない厄災。日本は理不尽に溢れている。そんなピンチを覆していくのが『ヒーロー』。

放課後どっかで談笑したかったのならお生憎。

これから3年間、雄英は君達に全力で苦難を与え続ける。更に向こうへ、『Plus ultra』さ。

全力で乗り越えてこい。」

 

最後をより力強くして彼は言い放つ。

本気でヒーローを目指す者のみしか通れない最初の関門。

---まあ、彼は“ヒーローは生半可な覚悟じゃ通れない。”と言いたいのでしょう。それを実感してきた。

いや、“しすぎた”者だから。

 

「デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ。」

 

先生はそう言い放った。

しかし、“見込み無しと判断し除籍”か。

私は先程の言葉を思い返す。

これは最下位でなくても“見込みなしと判断されたら除籍になる可能性”があるわね。

いや、あの人のことだから絶対除籍になる。

まあでも、裏を返せば

“最下位でも見込みありと判断されたら除籍は免れる。”

ということになるから、“撤回する可能性”も同じようにある、と。

 

まさか、入学式じゃなくてテストが初のイベントだなんて。

さすが校風が自由なだけあるわ。

 

---さーて。少し本気を出しましょうか。

 

~50m走~

 

『ヨーイ、スタート』

 

ビュンッ!と、勢いよく飛び出した男子・・・・・・たしか飯田だっけ?が脚にあるエンジンらしき部分から炎を出して走る。

 

ピピッ『3秒04』

 

へぇ・・・・中々速いわね。

ま、水を得た魚。これからどう動いていくか楽しみね。

 

私はこの50m走をどうするかを考える。

増強型のようにしても良いのだけれど、それは少し苦手だし・・・・・・

 

・・・・・・よし私は少し思考し、方法を考えた。

そして頭の中で魔法式を組み立て、ゴールラインに意識を向ける。

上手くいけば・・・・・・

今のうちにやってもいいわよね?

 

「次、爆豪、ノーレッジ。」

 

うわーお、よりによって勝己とか・・・・・

ちらっと横を見れば、こちらを睨むように見た後目をそらした勝己がいた。

 

『ヨーイ、スタート』

 

私は即座に魔法を発動し、()()()()()()()()()()()

周りから見たら突然私が消失して突然現れた様に見えるでしょうね。

 

ピピッ『0秒48』

 

・・・・・・やっぱりこれは準備時間とラグと反応速度とか色々な問題があるから使い勝手が悪いわね。

 

「うわっ!すごい!」

 

「浮遊系の個性じゃなかったのか!?」

 

「・・・・・・やっぱりすごい・・・・・・!」

 

ピピッ『4秒07』

 

「・・・・・・チッ」

 

少し経った後、勝己が到着した。

その顔は速い記録を叩き出したのに舌打ちしたりと何処か不満そうだ。

あとこちらを凄く睨んでくる。つり目がさらに吊っている。あんなに上がるのね。

 

「おいノーレッジ!どんな手使いやがった!?」

 

「見た通りよ。」

 

「・・・・・・チッ!」

 

勝己はさっきよりも強く舌打ちしたあと、歩いていった。

・・・・・・結局のところ何だったのかしら?

 

「ねえねえ!すごいね!どんな個性なの?あっ、私芦戸三奈(あしどみな)!」

 

「たしかにすげーよな!俺なんて固くなるぐらいしかできねーし。俺は切島鋭児郎(きりしまえいじろう)!よろしくな!」

 

「私は麗日お茶子(うららかおちゃこ)!さっきのもだけど、どうやってやったん?おしえてくれんかなー?」

 

おおー。結構人が集まってきたわね。

何人も一度に来たら結構困るのだけれど。

まあ、自己紹介くらいはしておきましょう。

 

「私はパチュリー・ノーレッジ。個性はについては・・・・・・まあ、またあとで。」

 

私はちらっと先生の方向を向いた後、向き直る。今聞かれても遅れるだけだし。さっきから先生の目が早くしろって訴えているし、ね。

 

ピピッ『6秒58』

 

「・・・・・・」

 

音がした方向を振り向くと、乱れた呼吸を直しながら思案顔をした後、何か決意をした表情をした出久がいた。いつもの時に比べたらちょっと変ね。何かあったのかしら?周りを見ると、一部怪訝そうな表情をした生徒もいるし。

・・・・・・今考えても仕方がないわ。次へと進みましょう。

 

~握力~

 

これは身体強化魔法を・・・・・いや、時間を少しかけて下の部分が上の部分を強く引き寄せるようにして、上の部分に圧力をかければ・・・・・・

 

「よいしょ・・・」ミシミシ

 

「おい、」

 

「?はい?」

 

「・・・・・・もういい。壊れるからやめろ。」

 

≪測定不能≫

 

 

「うわっ!増強系の個性!?」

 

「一体どんな個性なのでしょうか・・・・・・」

 

本当は違うのだけれど・・・・・・・・まあ、傍から見ればそう見えるでしょうね。

 

 

~立幅跳び~

 

これは簡単すぎる・・・・・・ていうか私の場合跳び要素皆無ね。だって・・・・・・

 

「私飛べます。」ヒョイッ

 

「・・・・・・おいノーレッジ。そのまま何時間飛べる。」

 

「文字通りいつまでも。なんならこのまま一週間飛んで見せましょうか?」

 

「・・・・・・」

 

≪∞≫

 

「また無限!?」

 

「・・・・・・ケッ!」

 

「パチェちゃんやっぱり凄い・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

~反復横跳び~

 

脚の強化、スピード上昇あとは視点を一点に合わせて・・・・・・

 

«162回»

 

「はやっ!?」

 

「パネェ・・・・・・」

 

「揺れてる・・・・・・」

 

「サイテー」

 

「最低よ」

 

~ソフトボール投げ~

 

うーん、同じ感じにしてみようかしら?でも・・・・・・

・・・・・・そうだ。

私は少し思案し、取りあえず簡単な精霊魔法で手から水を大量に出す。

そして頭の中でいくつかの魔法式のイメージを浮かべ、手にある水の塊を大きな鳥の姿に変える。鳥の体長は大体3mぐらいだ。

 

「スゲェエエ!?」

 

「デカッ!?」

 

何か周りが言っているが私には関係無い。

魔法を使う上で大事なのは創造力。

それは命令を下すまでは崩してはならない。

 

(ーーーこのボールを遠くまで運べ。)

 

私はその鳥に脳内で命令を下す。

すると鳥はボールをくちばしに見える部分でくわえ、その大きな羽を羽ばたかせ運んでいく。

蒼っぽい透明な鳥は羽ばたく度に水飛沫が散らせ、それが太陽に照らされてキラキラと輝き、その軌跡は弧を描く。

そして、澄んだ青色の空の中、ただ真っ直ぐに飛んでいく。

 

「ーーーおい。」

 

鳥が小さく見える位になった時、先生が声をかけてくる。

 

「あれは何処まで飛んでいく?」

 

「私が命令を破棄、または変えない限り何処までも」

 

私はそう淡々と答える。

この鳥は私の魔力が尽きるか命令を変えるまでは飛んでいく。

消費魔力は少ないため、何時間飛ばしていたとしても私の魔力回復速度の方が上回り実質無限に飛べる。

 

「・・・・・・ハァ。」

 

少々疲れた表情で先生が溜め息をつく。

すると、モニターに記録が出てきた。

 

『∞』

 

こんな魔法を使うのは結構久しぶりね。

 

「マジかよスゲェ!?」

 

「今度は水!?」

 

「でっかい鳥だなー!」

 

「・・・・・・」ソワソワ

 

私は鳥を此方に戻したあと、ふと視線を校庭の隅へと向ける。

 

「うん?」

 

「ーーー!?シーッ!」

 

・・・・・・なにやってんのオールマイト。

私の視線の先には何やら此方の様子を盗み見ているオールマイトが居た。何が目的なのだろうか。あの慌てようからしてどうやら他の人には知られたく無いようだが。

オールマイトは私から目をそらしてある一点の方向を見ている。

その視線の先には・・・・・・

 

ーーー出久?

 

出久がいた。

もしかしたら彼に何か関係が・・・・・・ありえるかもしれないわね。

出久に関係する事柄だったら・・・・・・オールマイトが今、それも個性把握テストに居るのだとしたら個性に関係すること、もしくは彼の成長をみるため・・・・・・?

私はとりあえずそれを知るために出久の行動に注目してみる。 

次は出久の番だ。

 

「緑谷君、このままだとまずいぞ。」

 

飯田がそういう。?どういうことだろうか?

 

「あぁ?ったりめぇだ。あいつは無個性だぞ?」

 

「無個性!?彼が入試時に何を成したか知らんのか?」

 

「・・・・は?」

 

「え?」

 

呆気にとられ、声を漏らす私たち。彼が無個性じゃない?いったい何があったのかしら・・・・・・・

 

「・・・・・・」

 

?先生が何か・・・・何をするつもりなのかしら?

 

「っ〜!!」

 

ボールを振りかぶり、個性を発動させる出久。に、目を向ける相澤。あっ、あれは・・・・・・・

 

「とりゃ!!」

 

一瞬何か火花が弾けていた様に見えたが、投げたボールは地面に叩きつけられた。記録は《46m》。そう、普通の記録だ。

 

「なっ!?今、確かに使おうって!」

 

なのに彼はどこか焦った表情をしている。無個性であるならばこれは不自然だ。まるで彼に個性があるような・・・・

 

「個性を消した。」

 

困惑する出久に話しかける先生。

 

「つくづくあの入試は合理性に欠くよ。お前のような奴も入学できてしまう。」

 

ゴーグルを外しながらそうぼそぼそと言う。

 

「あのゴーグル・・・・・そうか!視ただけで人の個性を抹消する個性!『抹消ヒーロー イレイザーヘッド』!!」

 

やや興奮気味に解説する出久。

そう、彼はイレイザーヘッド。彼はメディア露出を減らしているせいか、あまり知られていない。

・・・・・・・やっぱり彼が個性を発動させたとすると、出久には個性がある。それもさっきのことからして恐らくオールマイト関連の、ね。まあそれはあくまで推測でしかない。個性が突然発現した可能性だってある。詳しくは本人から聞き出したほうが早いだろう。

 

そして何か指導のようなことをされた出久は、思案を巡らせている。

そのあとの先生の顔からして彼は見込みなしという判断を下される可能性が高い。

・・・・・・・・このままだったらの話だけど。

いまの彼の表情には決意が灯っている。・・・・・・・おそらく何か考えがあるのだろう。

 

──瞬間、とんでもない衝撃波を伴い空高く舞うボール。

指を負傷したようだが、その記録705.8m。出久はそれでも尚、まだ動けます、と涙ながらに宣言した。

先生の表情が一変し、口角を上げたのが遠目からでも分かった。

 

確定ね。脱落者は出ない。残りの種目は持久走、上体起こし、長座体前屈。

今見たところ彼の個性は筋力増加系、そして負傷を伴うからあの個性の残りの種目での活躍機会は無い。つまり仮定の通りだったら彼がトータル最下位。

しかし今、先生は彼のことを見込みありと判断した。おそらく出久が彼の考えを動かす何かを・・・・・

ヒーロー足りえる素質を示したから。

 

(・・・・・・フフッ、やるじゃない。)

 

私の口角が自然と上がった。

 

「・・・・・・・っ!」

 

ふと勝己を見てみる・・・・・・・驚愕、怒りなどの表情が見て取れる。

あっ・・・・・・・

 

「どういう事だ!訳を言えデクてめっ-----!?」

 

勝己が殴り掛かる。だがその拳が振り下ろされることは無かった。

なぜなら・・・・・・・

 

 

「落ち着きなさい、勝己。」

 

私が咄嗟にお札の鎖で拘束して止めたからだ。お札は手に持っていなくとも数が限られるが魔法で出すことができる。お札で拘束して尚、勝己は抜け出そうと暴れている。

はあー。面倒くさいわね。

 

「・・・・気持ちは分かるけれど事実なんだから仕方が無いでしょう?」

 

「・・・・・・」

 

「今すると面倒だから理由はあとで出久自身に聞くのが一番いいわ。・・・私も聞きたいし。」

 

「・・・・・・・チッ。」

 

出久の方向をチラリと見ながら目配せをする。それを理解したのか、勝己はおとなしくなった。

もう暴れる心配がないと判断した私は、お札の鎖での拘束を解いた。

何気にこれあの時以来ね。

 

「ったく、何度も何度も個性使わせるなよ。俺はドライアイなんだッ・・・・!」

 

あ、勝己が全然個性使って無いなと思っていたら先生が個性を発動させていたのね。

・・・・つくづく思うのだけれど、

 

(((すごい個性なのにもったいない!!))

 

ドライアイさえなければ・・・・まあ、個性を何度も使うとそうなるのでしょう。

・・・・今度それを治すための魔法薬を作ってみようかしら?

 

まあ、それは置いておいて、

 

「出久、ちょっとけがを見せて。」

 

「?うん。」

 

私は出久に回復魔法をかける。

手に発生した緑色の魔法陣から緑色の淡い光が発生し、それが負傷した部分へと吸い込まれる。そして・・・・

 

「・・・・はい、これでもう大丈夫よ。」

 

傷がある程度回復した。

 

「・・・・!ありがとうパチェちゃん!」

 

喜ぶ出久。だが私は

 

「終わったら保健室に行きなさい。」

 

「・・・・はい。」

 

取り敢えずまたこうならないようにくぎを刺しておいた。

 

(・・・・・・・にしても)

 

私はチラリとオールマイトのいる方向を見る。

彼の表情は喜びを浮かべている。やはりこれはオールマイトに関係があるのだろう。

 

「時間がもったいない。次、準備しろ。」

 

次の生徒がボール投げに入った。

 

「・・・やっぱりあの時のはあんただったんだね。」

 

突然横から声がかかる。振り向いてみると試験の時に出会った女子がいた。

 

「ウチは耳郎響香(じろうきょうか)。よろしく。」

 

「ああ、試験の時の。私はパチュリー・ノーレッジ。」

 

「・・・・・・やっぱりあんたの個性すごいね。」

 

「そうかしら?」

 

「うん。あの時もすごかったよ。後ろを振り向いたらでっかい火柱が立ってたからびっくりした。」

 

「・・・・・そう。」

 

私は一旦話を区切る。今個性についてを話すと他が入ってきたりして長くなりそうだし。

 

 

(・・・ん?)

 

「・・・・・・・・」

 

ふと私は視線を感じて振り向いた。

そこにはこちらをジッと見てくる男子がいた。彼は確か・・・・・轟だったかしら・?赤と白に分けられた髪と顔にある大きなやけどの痕が目立っている。個性はおそらく氷・・・・だが、溶かしたりもしていたからおそらく熱又は炎系統の個性を持っている。

私に何か気になることでもあるのだろうか・・・?

・・・・・・・・今関わるのは進行時間に影響が出るわ。聞くのは後にしましょう。

 

~持久走~

 

これは飛びながらスピードを上げればいいわね。

 

『ヨーイ、スタート』

 

私はスタートと同時に飛び、最初から段々とスピードを上げながら飛行する。

追いつかれたりすることは特になく、私は一位でゴールインした。

 

 

ーーー上体起こしと長座体前屈は普通のため割愛

 

~~

 

「んじゃ、パパっと結果発表。トータルは単純に、各種目の評点を合計した数だ。」

 

順位が張りだされる。

 

私が1位、勝己が4位、出久が・・・・・・・・

 

「・・・・・僕、最下位だ。」

 

彼は最下位だ。

絶望の表情で固まる出久。それにちらちらと視線を向ける者もいるが、私はあまり心配はしていない。

何故なら・・・・・・

 

「ちなみに除籍はウソな。君達の個性を最大限引き出す合理的虚偽。」

  

『はぁぁぁ!?』

 

「あんなのウソに決まっいるているじゃないですか。ちょっと考えれば分かりますわ。」

 

先生が発した虚偽の言葉に生徒は驚く。そして八百万があきれたようにボソッと言葉を発す。

先生も嘘つきねぇ。初めから嘘なんて無かったのに。反応から察するに、殆ど全員があの言葉の真意を読み取れていなかったからそれについては気づかれてはいないようだけど。

私は先生をジト目で見ながらため息をついた。

 

To be continued.....

 




試験に出てきたのは耳郎ちゃんでしたー。
パチェちゃんが強いんじゃない。幻想郷が異常なんだ。

次はもっと早く更新できるようにしたいです。(願望)


ツッコミ、誤字脱字、質問、アドバイス、感想等々待ってまーっす!!
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