Fate/Dragon Chronicle Order 作:爆焔特攻ドワーフ
活動報告にもあるように、最近執筆欲がガタ落ちしてまともに作品が書けていませんでした
感想などございましたら、励みになるのでよろしくおねがいします
カルデア英霊召喚の成功例2番目である、男性から女性へと変じたレオナルドダヴィンチはパソコンの目の前である壁にぶち当たっていた
画面の向こうにあるのは、今日訪れた(拉致されてきた)一般枠の二つのうち一つに当たるマスター候補から採取したDNAのらせん構造である
書類上では時計塔から来たマスターたちは、出向もしくは招待扱いでカルデアに来ているのだが、そのほとんどが次男や三男などの一般的に魔術刻印を受け継ぐことのない、代替品である
Aチームの彼らは前所長が直々に集めた精鋭たちだが、そのほかは一般人に比べれば(魔術を使えるという点で)優秀なだけで、昨今派閥争いが激しい時計塔におけば付和雷同のお荷物たちである
とはいえ、いちおう借り物でもあるので作戦中に死亡した際は降霊装置や電力から変換された魔力によって蘇生させる必要がある
そのためには、何らかのDNA情報が必要不可欠であるため
秘密裡ではあるが各魔術師のDNAを採取して保管するのも、カルデアの技術担当の一端を担うダヴィンチの仕事であった
現代の技術に融和的な魔術師ならば、DNA情報を盗まれないように魔術的なプロテクターをかけてDNAを奪われないようにしているのだが、時計塔の大半の魔術師はいまだに魔術のほうが科学技術よりも便利である、と高をくくり軽視している者がほとんどであったので、DNAの採取・解析は楽であった
しかし、一般人であった・・・というか完全に魔術に関係すらしていないマスター候補であった藤丸蓮華のDNAを採取し解析しようと試みたところ、とんでもないものをダヴィンチは発見してしまった
彼のDNAには7つのプロテクトが掛かっており、何らかのコードを打ち込むことによって解析が可能になるらしい
魔術に一切関係がなく、魔術回路すらもっていない一般人である彼のDNAには天才と称されたダヴィンチさえ解けないプロテクトが掛かっており、さらにそのプロテクトの全体像がダヴィンチの興味を引いた
「七つの竜が絡み合っている・・・」
まるで、彼のDNAを閉じ込めるかのように無色透明な竜たちの檻ができていた
「いったい彼は何者なんだ・・・?この天才ダヴィンチちゃんにわからないことがあるなんて久しぶりだね・・・」
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カルデア研究区の隅
マシュ・キリエライトと同個体のホムンクルスたちが保管されている場所
マシュ・キリエライトのような顔の個体もいれば
並行世界のジークのような顔の個体もいた
その中に一人だけ、他とはかなり違う個体がいた
その個体がいるカプセルには「N.V」と記されており
中には美しい緑色の髪を伸ばした少女型のホムンクルスが収められている
一瞬、そのホムンクルスの入ったカプセルが虹色に輝き、カプセルのなかで何かの音がした
すぐにその光は収まり、音も聞こえなくなった
何事もなかったかのように研究区は静寂が戻った