東方本気旅録   作:駄々っ子天使

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はい!どうもです!
今回は戦闘メインのパートになります!
まぁ戦闘と言っても殆ど無双するんですが……()

それでは本編をどうぞ!


第10話 人妖大戦①

 

 

ある妖怪は頭を割られ。

ある妖怪は首を絞められ。

ある妖怪は体を凍らされ。

ある妖怪は肉が抉られ。

ある妖怪は胸から上が無くなり。

ある妖怪は7色の霊気に木っ端微塵に。

 

様々な方法で妖怪達が死んでいくがまだまだ数は減らないでいる。

 

 

(まだ来んのかよ……!)

 

 

ここまで霊気だけを使い線を超える妖怪達を倒してきたが一向に数が減る気配がない。

幾ら億を超える年月の間で増やした霊力と言えどいつかは底を突く。

妖力を使えばいい話ではあるがこの位置では都市のレーダーに引っかかり自分の正体がバレてしまう。

勿論自分の正体がバレるだけならば良いが正体を知っていた月詠(ツクヨミ)が責任を負いかねない。

それだけは回避したいので霊力だけを使うが……。

 

最初と同じ容量で妖怪の頭を割ろうと殴るが今度は割れずに怪我をさせるだけ。

 

 

(そろそろ限界か……)

 

 

そう思った時。

 

……ぃ………るか…

 

頭の中に声が響く。

 

ぉ……い…聞こえる…?

 

段々とハッキリと聞こえてくる。

どこかで…聞いた声…。

 

おい!聞こえるか!?

 

明確に聞こえたその声は月詠(ツクヨミ)の声であった。

 

(月詠(ツクヨミ)か!?どうやって話しかけて……!?)

 

その話は今はいい!本題だけ伝える!

妖力を使え!

 

(はぁ!?でも俺が妖怪だってバレたらお前の立場が……!)

 

そんな物は最早どうでも良い!とにかく今はお前自身生きる事だけを考えろ!

何より自分の立場を守る為だけに友を見捨てるような奴が王になんてなれる訳ないだろ……?

 

 

……その声から伝わってくるのは月詠(ツクヨミ)の自分に生きて欲しいと願う想い。

 

 

(…………)

 

それじゃあな……涼。

 

 

最後にそう言うと月詠(ツクヨミ)の声は聞こえなくなった。

 

俺はそこで一度目を瞑り全ての感覚を切るような感覚になる。

 

 

周りの妖怪はその瞬間を逃さずに一斉に涼に飛び掛る。

その妖怪の群れのせいで涼の姿は見えなくなる。

普通の人間ならばあれ程の妖怪に飛び掛られればほぼ間違いなく死んだだろう…。

 

………ァァ…

 

そう、普通の人間(・・・・・)ならば…。

 

一瞬涼を襲いかかった妖怪の群れが黒く光ったかと思うとその場にいたのは一人の男だけだった。

 

 

その男の右手には黒い龍のアザが浮かび上がっている。

 

 

「さぁ……続きをやろうか…雑魚どもが……」

 

 

そう呟いた男の体からは黒い炎が散布される。

その炎に触れた妖怪は一瞬で消し炭になってしまう。

 

 

「分かるか…?貴様等の火遊びとは一味違う魔を秘めた本物の炎術が……」

 

 

誰かは分からないが炎を扱う妖怪が聞いたことがあるという。

普通の炎とは違う黒い炎。

それは魔界の炎。

そしてその魔界の炎を扱う奥義、邪王炎殺拳。

未だにその奥義を完成させた者はおらず未完の奥義と言われている程であると……。

 

 

「未完の奥義か……それも今日までだ…。そして喜べ、お前等はこの世界で初めて、完成した邪王炎殺拳の被害者第一号共だ……」

 

そう言った男の妖気がより一層強まる。

その妖気に呼応するかのように空は雲で覆われ、雷が鳴り始める。

 

 

邪王炎殺黒龍波(じゃおうえんさつこくりゅうは)ァァァ!」

 

 

男が右腕を突き出し呼応すると共にその右腕から黒龍が現れ真っ直ぐに突き進む。

黒龍が通った場所は地面は抉れており一本の道が出来る。

黒龍波を放った方向にいた妖怪共は影さえも残っていない。

 

その様子を見て呆気に取られている妖怪共だったが視線をすぐに男の方に戻す。

しかし今までいた男はいない。

どこに行ったと探そうとするも何故か首から下が動かない。

おかしいと思って視線だけをしたに向けるとその場にある筈の体が無い。

 

「呑気な奴等だ……」

 

そう聞こえると同時に殆どの妖怪の意識は無くなった。

まだ何とか意識のある妖怪に見えた光景は先程の男が黒炎を纏った刀を持っている姿だった。

 

そこからの男の行動もまさに神速と言うに相応しい速さであった。

まず最初の妖怪は頭を握りつぶす。

そして次の妖怪は一瞬で四肢を切り落とす。

 

残り5体、

 

次は首の骨を降りその次は頭に剣を突き刺す。

そしてその次は黒炎で消し炭に。

 

残り2体、

 

次の妖怪は上半身と下半身をさようならさせる。

 

残り1体、

 

そこで男の動きが止まった。

 

「お前がこの群れの頭だろ……?何時までも妖気を隠さずに本気を出したらどうだ…?」

 

「……それもそうだな…良かろう」

 

残りの人形の妖怪がそう呟くと見る見るうちに姿が変形していく。

少女のような大きさの体は身長が180はある男の体よりも大きくなり。

短かった髪はとても長い赤い髪になる。

そしてその頭から大きく伸びた二本の角。

発していた妖気はどんどんと強力になっていく。

 

「この私の本当の姿で相手をしてやろうではないか……」

 

「見掛け倒しじゃなければ良いがな……」

 

 

そう二人が呟いた途端両者共に双方に飛び掛る。

 

今、妖怪の群れの頭と人類を守る妖怪の一体一の戦いが始まった。

 

 




はい!今回のお話いかがだったでしょうか……?

戦闘を表現するのが難しいので恐らく作中一の駄文です()

次回は古代の都市編ラストです!

それではまた次回もお楽しみにね!
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