東方本気旅録   作:駄々っ子天使

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はい!どうも!

今回は前回言った通りちょっとした日常パートです!
そして時間がかなり進みます!

上手く書けた自信はありませんが……
それではお楽しみください!


第5話 美味い食事と適度な運動

 

 

月詠(ツクヨミ)との契約を交わし、数百年が経った。

話によると此処の都市は穢と言う物を拒絶しているので寿命と言う概念が存在しないらしい。

 

あの後、俺が住むことになった家は永琳の家の近くで今ではすっかり仲良くなった。

軍人の仕事もしっかりとこなしておりそれなりに充実した日々を送っている。

 

因みに今の俺の立場は……

 

 

「これは、これは!最近昇格したばかりの涼隊長じゃないか!」

 

 

そう……隊長にまで上がっていた。

そして今話しかけてきたのは俺のことを良く思っていないであろう総隊長である。

他の奴に聞いた話だとどうもコイツが色々と根回ししたせいで俺の昇格が遅れ、本当なら五年程の時には隊長になれていたらしい。

 

 

「あぁ……どうも…総隊長殿……今回はどういったご要件で?」

 

「丁度ある仕事を頼みたくて探していた所なんだ!」

 

「仕事ですか……?」

 

 

どうせコイツのことだからまた嫌味でも言いに来たのかと思ったが違ったらしい。

 

 

「この都市の中で今穢共を素手で倒せる者が何人いると思う……?」

 

「えっと……俺を合わせて7、8人程度ですかね…」

 

 

そう、実は俺がここに来た時からこの都市の戦力は全く上がっていないのだ。

 

 

「そうだ……確かに武器を使えば殆どの兵が穢を倒せるだろうが………武器がもし無いとなった時にも戦える戦力が少なくとも後六人は欲しい…」

 

「そこで涼隊長には新たに穢を倒せる……まぁ霊力値が約10万以上の者を育てて欲しいのだ!期間は半年だ!どうだ?頼めるか?」

 

 

……なるほどな。

何となくコイツの思惑は見えた。

大方既に月詠(ツクヨミ)に半年以内に俺が何人かこいつの言った条件に合う人物を連れてくると言った、とでも報告したのだろう。

そして連れてこれなかったら俺は嘘を言ったという事で降格でもさせられるんだろう。

 

しかし……これは逆にチャンスでもある。

もしこれで連れてくることが出来たらこの総隊長が何百年かけても出来なかった戦力補充が出来るのだから…。

もしかしたらコイツの立場を奪ってやれるかもしれない。

 

そう考えた俺は二つ返事でその仕事を受け持った。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

 

さて……仕事を受け持ったは良いがどうするかな…。

 

勿論半年であいつの言った条件の通りに兵を育てる修行法は既に考えてある。

しかし、その修行に付いてこれる才能を持つ兵がいるかどうかだ。

出来るならこの軍の一般兵から6人を集めたいが…人数が多すぎる……。

一人一人見ていては修行の時間が無くなってしまう。

 

なにかいい方法は………あった。

簡単な事じゃないか。

一人一人見る時間が無いなら……全員同時(・・・・)に見れば良いだけだ。

 

そうして自身の考えた言い考えに思わず溢れる笑いを浮かべながらウキウキとした足取りで準備を進める。

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

 

そうして何だかんだで約束の日付の半月が経った……。

 

俺は自分が育てた六人の兵を連れて月詠(ツクヨミ)のいる部屋に入る。

そこには霊力値を測定する機械を持った永琳、月詠(ツクヨミ)、例の総隊長の三人がいた。

 

 

「その後ろの六人が君の育てたという兵士かい?」

 

「はい、俺の全身全霊を込めて育て上げた兵士達です。ほら自己紹介をしろ」

 

「涼隊長殿に稽古を付けてもらった(かい)と言います」

 

 

まず六人の中で一番体格がでかくこの中でも近距離戦闘に長けた櫂が名前を言う。

 

「同じく、稽古を付けてもらった(みやび)

 

夢異(むい)と言います」

 

続けて二人、雅と夢異が名前を言う。

この二人は個々の実力もそこそこあるが二人で戦う時が一番自身の力を発揮するべすとこんびである。

 

「同じく私は(さん)です」

 

「俺は清堂(しんどう)だ」

 

「僕は翔空(とあ)と言います…」

 

散と清堂は遠距離からの攻撃が、翔空は全体的に長けているものは無いバランス型とでも言ったところだろう。

 

勿論全員元々はただの平軍人だったので総隊長でさえも名前なんて覚えていない。

そして総隊長名前も聞いたことない人物が出て来たからか既に自分の思惑が成功したとでも思ったのかニヤついていた。

 

 

「それじゃあ一人ずつ計測するわね」

 

 

そう言い永琳が自己紹介をした順番に霊力値を計測する機械を向ける。

 

 

「櫂……霊力値10万9000pt…雅……霊力値11万pt…」

 

 

一人一人の霊力値を永琳が言う度に総隊長の顔が焦りに変わっていく。

 

 

「夢異……霊力値11万3000pt…散……霊力値10万7000pt…清堂……霊力値11万5000pt…翔空……霊力値12万pt…!?全員10万ptを超えております!」

 

 

その言葉を聞いた途端総隊長の顔が真っ赤になる。

 

 

「こ、こんなの嘘に決まっておる!たった半年やそこいらで名前も売れていない兵がこんなに強くなるなど……なにかイカサマをしただろ!」

 

 

あーあー見苦しいねぇ…全く……。

そんなイカサマなんてしてないと言うのに…。

 

「俺はそんな事してませんよ。ただ稽古を付けてあげただけです」

 

「お前のような無能がそんな事…!」

 

 

出来るわけがない。そう言いかけた総隊長の声は他の者の声で打ち消された。

 

 

「無能はどっちよ!貴方は何百年とかけてもたった一人たりともこんな強い兵を育てたかしら?それを涼はたった半年でやったのよ?口を慎みなさい!」

 

「し、しかし八意殿……」

 

「永琳よ、そう怒るな。総隊長殿の力は本物だ、それ以上を求めるのは酷というものだろう……」

 

「……それもそうですわね…」

 

 

そこまで言われて総隊長は何も言えぬまま、失礼します!と言い部屋を出て行ってしまった。

 

 

「それにしても涼?貴方どんな修行をさせたら経った半年でこんなに強くなれるのよ?」

 

「ふふっ……まず一般兵全員でトーナメント戦をさせてその中から才能のある兵を選別する。後は美味い食事と適度な運動ですよ」

 

 

後ろの六人からは

美味い食事!?あんな物が!?

だとか

適度な運動ー!?あれは地獄だぜ…!?

なんていう声が聞こえるが気にしない気にしない。

 

まぁ一先ずこれで俺が総隊長になる日も近いだろうなー…。

なんて思いながら少し月詠(ツクヨミ)や永琳、櫂達と話して一日の仕事を終わらせた。

 

 




はい!第5話!いかがだったでしょうか?

今回のお話は幽遊白書の魔界統一編を見て書きたくなったので書きました。

今回出てきた六人や総隊長はモブのようなキャラなのでもう殆ど出番はないと思います(六人はまたあるかも……?)

次回も日常パートを書こうと思います!

それでは次回もお楽しみに!
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