仮面ライダー龍騎 15RIDERS   作:ロンギヌス

8 / 9
はい、どうも。

長期間に渡って更新が途絶えてしまっていたこちらのお話、ようやく最終話を更新する事ができました。
遅くなってしまい本当に申し訳ございませんでした(土下座)

お詫びというのも変な話かもしれませんが、今回は『戦いを続けるEND』と『戦いを止めるEND』……その両方を纏めて載せました。

まずは『戦いを続けるEND』をご覧下さいませ。













挿入歌:Revolution










最終話(戦いを続けるEND)

「ッ……お前、秋山のデッキを……!!」

 

「クハハハ……!!」

 

命を落とした蓮のカードデッキを受け継ぎ、仮面ライダーナイトに変身した城戸真司。ライダーの力を失ったはずの相手が再び変身したこの状況下、アビスは厄介そうな口調で舌打ちし、逆に王蛇は楽しそうに笑いながらナイトを見据える中、ナイトはカードデッキから1枚のカードを引き抜く。そのカードの背景には、青い風が吹き荒れる金色の翼が描かれていた。

 

≪SURVIVE≫

 

「はぁっ!!」

 

突き出したダークバイザーが新たな武器―――“ダークバイザーツバイ”に変化し、装填口にサバイブ・疾風のカードが差し込まれる。それによってナイトの全身に3つの鏡像が重なり、彼を新たな姿に進化させた。

 

金色のラインが追加された蝙蝠の翼らしき青い装甲。

 

背中で靡く蝙蝠の翼のような黒いマント。

 

紺色から黒に変化したアンダースーツ。

 

黒から青に変化したカードデッキ。

 

サバイブ・疾風の力を使ったナイトは、疾風を司る蒼翼の戦士―――“仮面ライダーナイトサバイブ”への強化変身が完了。ダークバイザーツバイから引き抜いた長剣―――“ダークブレード”を構え、オーディン達と相対する。

 

「面倒な……沈め!!」

 

「フッ!!」

 

アビスがアビスバイザーからエネルギー弾を、ゾルダがマグナバイザーから弾丸を連射してナイトサバイブを狙い撃つも、ナイトサバイブは左腕に装備した盾―――“ダークシールド”飛んで来るそれらを難なく防ぎ、振り下ろしたダークブレードから風の斬撃を放出した。

 

「おりゃあ!!」

 

「「ぐぅっ!?」」

 

斬撃がアビスとゾルダの足元に命中し、2人が怯んだ隙にナイトサバイブはダークブレードをダークシールドに収納。1つとなったダークバイザーツバイの装填口を開き、ファイナルベントのカードを装填した。

 

≪FINAL VENT≫

 

『キキィィィィィィッ!!』

 

エコーのかかった電子音が鳴り響き、ナイトサバイブの後方から蝙蝠型の怪物―――“(やみ)(つばさ)ダークウイング”が素早く飛来。その姿が一瞬で別の物に変化し、タイヤの収納された巨大な翼を持った強化形態―――“疾風(しっぷう)(つばさ)ダークレイダー”となり、そこから更にボディを変形させてバイクモードとなっていく。

 

「はっ!!」

 

『フフフフフ……ヌゥン!!』

 

「「「「ハァァァァァァァッ!!」」」」

 

ナイトサバイブが跳躍し、それを見たオーディン達や、後から合流したタイガ・インペラー・ファム・リュウガも一斉にナイトサバイブに向かって特攻していく。しかしナイトサバイブはバイクモードとなったダークレイダーに乗り込み、特攻して来るライダー達に向かって猛スピードで突っ込んで行く。

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

『ッ……ヌゥ!?』

 

「おあぁっ!?」

 

「「くっ!?」」

 

「きゃあ!?」

 

「「「「うあぁぁぁっ!?」」」」

 

突っ込んで来たダークレイダーはオーディンに掠るように衝突し、そのまま王蛇、アビスとゾルダ、ファム、そしてエクシス、タイガ、インペラー、リュウガの順に次々と撥ね飛ばして行く。ナイトサバイブはそんなライダー達には目も暮れず、そのまま突っ込んで行った先に存在するコアミラーに狙いを定めていた。

 

(あのミラーを壊せば全てが終わる……!!)

 

そうすればライダーの戦いは終わり、これ以上誰かが犠牲になる事はなくなるだろう。しかし……

 

(ッ……でも良いのか……本当にそれで……?)

 

蓮から託された願い。恋人を救いたいと言っていた彼の想い。それが脳裏に想い浮かび、ナイトサバイブは決断が鈍りかける。

 

(どうすれば良いんだ……俺は……ッ!!)

 

戦いの行く末は、自身の手に委ねられた。

 

戦いを続けるべきか。

 

戦いを止めるべきか。

 

ナイトサバイブが選んだ答えは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『恵里を……頼、む……ッ……』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――ッ!!」

 

そして……答えは決まった。

 

『キシャアァァァ……!!』

 

コアミラーを守ろうとしているのか、正面からはディスパイダーが迫り来る。それを見たナイトサバイブは背中のマントを翼に変化させ、ダークレイダーのボディを包み込む事で巨大なドリル状となり、一気に加速する。

 

「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

 

『ギシャアァァァァァァァァッ!?』

 

ナイトサバイブの必殺技―――“疾風断(しっぷうだん)”を正面から喰らい、ボディを貫かれたディスパイダーが跡形もなく爆散。そのままダークレイダーがコアミラーの目の前まで来たところで……ナイトサバイブはブレーキをかけてコアミラーの前で停車し、ダークレイダーから降り立った。

 

「俺は……」

 

彼の中に、コアミラーを壊そうという意志はなくなっていた。何故そうなったのか。理由はただ1つ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は戦う……蓮の代わりに……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仲間の想いを、願いを託されたのだから。

 

 

 

 

「さぁて」

 

 

 

 

「フン……」

 

 

 

 

「ハハハハハ……!」

 

 

 

 

ナイトサバイブの周囲に、その時点で生き残っているライダー達が次々と集まって来た。

 

 

 

 

誰1人、息絶えて横たわっている蓮の姿には見向きすらしようとしない。

 

 

 

 

ゾルダ。

 

 

 

 

王蛇。

 

 

 

 

アビス。

 

 

 

 

タイガ。

 

 

 

 

インペラー。

 

 

 

 

エクシス。

 

 

 

 

ファム。

 

 

 

 

リュウガ。

 

 

 

 

オーディン。

 

 

 

 

9人のライダーが、ナイトサバイブを一斉に取り囲む。

 

 

 

 

その全員がそれぞれの召喚機を構え、その手にはファイナルベントのカードを所持していた。

 

 

 

 

そんな絶望的な状況下にも関わらず、ナイトサバイブは怯まなかった。

 

 

 

 

「蓮……お前にも、答えはわからなかったんだろう……?」

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

王蛇が、タイガが、インペラーが、エクシスが、オーディンがファイナルベントのカードを装填していく。

 

 

 

 

「お前は答えを見つける為に戦っていたんだ……!」

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

≪FINAL VENT≫

 

 

 

 

リュウガが、アビスが、ゾルダが、ファムが、ファイナルベントのカードを装填していく。

 

 

 

 

「俺も戦う……お前が探していた答えを、見つける為に……!!」

 

 

 

 

ナイトサバイブはダークブレードの柄に手をかける。

 

 

 

 

彼にはもう、迷いはなかった。

 

 

 

 

戦う覚悟は決まっていた。

 

 

 

 

「はっ!!」

 

 

 

 

ダークブレードが引き抜かれ、8人のライダー達も一斉に構え出す。

 

 

 

 

そしてナイトサバイブが引き抜いたダークブレードを振り上げ、8人のライダー達に向かって果敢に立ち向かっていく。

 

 

 

 

「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

 

 

彼は戦い続ける。

 

 

 

 

その先に何が待っていようとも。

 

 

 

 

仲間への想いを胸に、彼はその剣を振り下ろす。

 

 

 

 

それが、新たな戦いが始まるゴングとなるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この結末は悲劇なのか……

 

 

 

 

それともこれで良かったのか……

 

 

 

 

物語はまだ序章に過ぎない……

 

 

 

 

答えは、もう1つの龍騎の物語が教えてくれるだろう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

END……

 




以上、『戦いを続けるEND』でした。

ライダー達が一斉に敵として襲い掛かって来る中、蓮の願いを託された真司は遂に戦う覚悟を決めました。そんな彼の行く末や如何に。

ちなみに漫画版だとあの後、なんと真司ナイトがライダー達を全滅させてしまう模様。凄まじい戦闘力ですね……。
(もっとも、その代償もあまりに大きかったようですが)

さて、お次は『戦いを止めるEND』でお会いしましょう。

ではでは。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。