(・ω・)ノ。サッカー部に入りたくなった一般人だよ!
昨日の天馬君に感化されてサッカー部にきたんだけど
「入部テスト、ですか?」
「ええ。でも、神堂君がいないと始まらないの。」
と、言うことで校内を探し回っているのだが一向に見つからない。天馬とも会えないし、一旦サッカー部室に戻ろうかな?さっきから校舎のあちこちでボールを蹴る音が聞こえるし
「とりあえず・・・あ、神童先輩」
探し人発見なり
「一年、か?悪いが道案内は他の人に頼んで」
「ああいえ!サッカー部の入部テスト?を受けたいので神童先輩を探しに来たのですが」
「・・・・君もか」
「え?」
「何でもない。それなら付いてきてくれ。今からグラウンドでテストを行う」
「ほ、はい!」
と、言うことで神童先輩にホイホイ付いていったらグラウンドに先に付いている人達から値踏みするような視線を感じる。殆どか昨日の見なかった一年生で、先輩達は微妙な表情をされていらっしゃる。
てか、テストを受ける人数がボクを含めて六人しかいないとは一体?
あ!天馬いた!話し掛けに行こうとしたら監督っぽい人が整列を促したので渋々並んだ。
天馬の隣に。 あ、僕はホモじゃないからね?
「これより入部テストのルールを説明する。君たちにはこの五人とこれから十五分間の試合を行ってもらう。
勝敗は問わない。それぞれのプレーを見て合否を判断するので全力で取り組んで欲しい。」
「「「「「「はい!」」」」」」
さて、テストの前に軽く準備運動をっと
「ねえ君!君もテストを受けるんだよね!」
ぬ?この聞き覚えのある声は
「あ!君は昨日の!」
「え?俺の事知ってるの?」
「結構有名になっているよ。入学式に試合に出た一年生って」
「あ、あはは。そうなんだ。」
「・・・・・漣 雪乃」
「え?」
「僕の名前だよ。ちょと女の子っぽいけどね。君は、松風天馬で合ってるかな?」
「合ってるけど、どうして俺の名前を?」
「昨日見てたからかな。君の最後まで諦めないサッカーをね。君のサッカーを見ていたら、なんだか僕もやってみたくなってさ。入部テスト、絶対合格しよう!」
「漣・・・・うん!合格して一緒にサッカーするぞー!」
天馬と意気投合したところで監督にテストを始めに行くと伝えにいく。途中、西園信助っていう生徒と話したけど彼とも合格するぞー!と意気投合できた。他の三人は、あ、もう準備出来てますかそうですか。
「それでは、今年度のサッカー部入部テストを開始する!」
皆が配置に着く。先般達はフォーメーション?を意識した立位置だけど僕達はバラバラだ。それでも天馬と信助と僕はそれっぽい位置に付いている。天馬と信助がMF 僕がDFに付いている。え?何故DFだって?
なんとなくかな?
ホイッスルと同時に先輩達が上がってくる。何とか食らい付こうとするも素人では触れるどころかお互いに足を引っ張り会うばかり
ただし、僕達を除いてね
「天馬、信助!行くよ!」
「おう!」「うん!」
僕が先頭をきって素人ながら先輩の視界を防ぐ。勿論先輩だって巧みなボール捌きで巻こうとするけど
「はあ‼」「おっと」
天馬が挟み撃ちするように先輩に仕掛ける。素人でも二人は厳しいのかパスを出そうとボールを体から少し離したところで
「せいやああ!」
「ぬお!・・・・マジかよ。」
小柄ゆえに隠れやすい信助がスライディングでボールをかっさらう。やったーと喜ぶ信助にサムズアップを送ってからパスを促す。先輩達は、どうやら様子を見てくれているらしい。
「任せたよ天馬君!」
ゴール付近まで走っていた天馬君にセンタリングを上げてシュートを促す。明らかに隙だらけだけど先輩達は見逃してくれるそうだ。優しい・・・
天馬君は勢いそのままにボレーシュートを打ち込むけどそこは雷門のゴールキーパー。軽々と弾きこぼれ球は神童先輩が拾う
「ああ惜しい!」
「まだ始まったばかりだよ!諦めなければなんとかなるさ!」
「・・・・・諦めなければ、願いが叶うとでも思っているのか!」
うん?神童先輩の様子が
「うわ!?」
アイエ!?先輩のタックルが天馬君に入ってぶっとんだぞ!?
「神童!何を熱くなっているんだ
「わかりません。ですが・・・・こいつを見ると自分でもわからない怒りがわいてくる。うっとうしいのか?こいつの熱意が。どんなに頑張っても今の中学サッカー界では手に入らないものがある。
それは・・・本当の意味での勝利。
今のサッカーに本気になる価値なんて無いのに
それなのに、こいつは・・・!」
「天馬君、大丈夫かい?」
「うん。さすが神童キャプテンだ。でも、諦めません!」
「・・・・・・それでこそだよ。」
僕たちが神童先輩に向き直ると、先程までとは違いギラギラした戦意をぶつけてくる。本気になったってことかな?
「出来るものならやってみろ!!」
違う切れてるだけだこの人ーーー!!
本気になった神童先輩は凄まじいく、まるで相手にされない。それでも食らいつく。天馬と信助も加わって三人でディフェンスを仕掛けるもボールに掠りすらしない。
「そんな、全然通じていないなんて。やっぱり無理なんじゃ・・・・」
「諦めちゃダメだ!最後まで全力で戦い抜くんだ!」
「そうだぞ信助君。現に神童先輩の動きに荒が出始めた!まだ時間はあるんだ、まだ終わってない!」
「天馬、雪乃。・・・・うん!僕も最後まで諦めないよ!」
もう体力なんて残ってないし足も痛み始めた。でも、やめる理由にはならないでしょ。
何より『楽しい』と思える。こんなに胸が熱くなるなんて
「漣!」「雪乃!」
意地でも食らい付いた末に神童先輩の体制が崩れた。ここしかない!二人から託される声援に最後の力を振り絞ってボールを奪いにいくが
ボールが横を通りすぎる。
「は?」
突然の事に思考が乱れ動きが止まるが急いで反転して追いかけようとした瞬間、凄まじい速度で何かが横を駆けていく。
「『フォルテシモ』」
振り返った時にはボールがゴールに突き刺さっていた。
な、何が起こったんだってばよ
「神童が、ドリブル技を使った・・・」
「い、今のって神童先輩の必殺技?」
「は、早すぎて見えなかった」
天馬達が言うには体制を崩した先輩がボールを僕に向かって蹴り上げ、何故かボールとは逆方向に走った筈がいつの間にか僕の後ろにいたらしい。
いや、ドウイウコトダヨ?
唖然と固まっていると監督が声を張り上げた。
「そこまで!テストはこれで終了とする。
合格者は三名。松風天馬、西園信助、漣雪乃。以上だ。」
「え、え?」
「夢じゃないよね。ないんだよね」
「うん・・・・夢じゃないよ!やったー!合格だー!!」
「やったよ、やったー!天馬ー!雪乃ー!」
「やったぜどうわああああ!急に抱きつかないでよ!」
ま、まあ満更でもないけど今は全身が痛いでござる。でも嬉しいれす(ビクンビクン
兎に角、これで僕も明日から雷門イレブンの仲間入りだ
これからどんな楽しい事が起きるかな?
「本当に楽しみだよ♪」
選手データ
『漣 雪乃』DF 一年生 ♂
黒髪碧目の一見して普通の少年。男子にしては少し髪が長め。性格は明るかったり無口だったり熱血だったりと『よく分からない』が、悪い人ではない?
裏設定
理性蒸発者にして快楽主義。好きな人や好感が持てる人には友好的に接するが敵と認めると容赦がない。家族は既に他界している。
ある事件に巻き込まれて心を失い理性も蒸発した。なので行動するときは『楽しいかどうか』で判断している。