心無い猫とそよ風の~~   作:夜桜の猫の方

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のんびり回です。
のんびり回のはず………


さあ特訓じゃ

入部テストを終えて無事合格した僕達は先輩たちに挨拶を行い場が和んだ?所でユニフォームを貰い(しかもファーストランクの)練習を始めようとしたんだけれど……

 

「一年生がファーストチームの練習に付いて行けるわけないだろぉ!お前らは起訴特訓だ。」

 

と、言われてマネージャーになった空野さんにメニューを聞きに来たんだけど

 

『えっと、ドラム缶を背負ってスクワット50を10セット」

『ふぁ!?』

 

基礎訓練ってなんだよ?いや、まあ、スタミナが着いた気がする!歩くたびに体内から音がするけど

 

「ぬわああああんつかれたよおおおお」

「雪乃は時々口調が変になるよね」

「もう癖になっちゃったんだ。その内治したいな」

 

エセ語録を内容治すには本物を10時間鑑賞するのがいい?そうだよ(建前

そんな会話をしながらスクワットしたり名前も知らない生徒に唐突にサッカーを申し込まれたりしながら特訓に励んでいると

 

「……練習試合?」

 

これは波乱の展開の予感。

 

 

会議室に着いた僕達だけど、先輩たちの表情が重い。いや、重すぎるでしょ!試合したくないのかな?

 

「どうしたんだろ。先輩達。せっかくの練習試合なのに、あんまり嬉しそうじゃないような……気のせいかな?」

「天馬君もやっぱりそう思う?久遠監督に聞けば教えてくれるかな?」

 

と思ったけど何処にもいないし。う~む、如何したものか

そんな事をしている間に今日の練習は終わったらしく、後片付けは一年の仕事との事なのでマネージャーと一緒に片付けていく。

にしても、どのボールも土塗れになっている。始まる前は新品のボールかと疑う程に綺麗だったのに。

あ、ボールに穴が開いてる。

先輩たちの練習がいかにハードかを物語っているようだ。

 

「「「お疲れさまでしたー!」」」

 

片付けを終え施錠も済んだ僕達はそれぞれの帰路につく。空が茜色に染まるのをボケーと見とれながら歩いていると、天馬たちが練習試合の話をしていた。

しまった、話を聞きそびれた

 

「ねえ、漣も一緒に来ない?」

「あ、ゴメン。ボーとしてて聞いてなかった。」

「練習で疲れたんだよ。僕も怠いけど天馬と行くよ!」

「えっと、何処に行くのかな?」

「今からある人に練習の相手をしてくれるように頼みに行くんだ。その人は『元イナズマジャパン』の選手でこの時間によく河川敷でサッカーしているんだ。」

 

なるほど。それで一緒に練習もしてくださいと。でも元イナズマジャパンのヒ人って事は今は社会人だよね?確実にいるとは思えないけど

 

「ねえ、漣も試合に出れるように特訓しようよ!」

「ね、ね!」

 

二人のキラキラした顔で迫られたら断れないし、なにより『面白そう』だ

一緒に行こうと了承すると更に顔を輝かせて僕の腕を引っ張って走り出したって元気だね~最近の若者は(13歳)

そんなこんなで河川敷に着くと、グラウンドでボールを蹴るツンツン頭のスーツを着た男性が一人。もしかしてあの人が?

 

「あ、いた!おーい!木暮さーん!」

「え、木暮って、あの木暮夕弥さん!?わー!本物だ―—!!」

 

し、信介くんのテンションが高すぎて付いて行けぬぇ。彼―—木暮さんは大はしゃぎの信介君にニッと笑い掛けると、突然ブレイクダンスの様に逆立ちで回転し始めた。突然の事に困惑するけど、回転する木暮さんに吸い寄せられるように風が吹き上がり何時の間にかボールを確保していた。

それが必殺技と分かったのは信介君のテンションのギアが上がったからだった。もうこの子体からピンクのオーラが幻視しているのですが。ダメージ倍率何倍だったけ?

 

「如何したのさ天馬。それに、そこの二人は……」

「木暮さん。俺達にサッカーを教えてください!」

「あーそう言う事か。そういや天馬、雷門サッカー部に入ったんだっけ。二人は同じサッカー部の?」

「はい!はい!西園信介と言います!ポジションはDFです!!」

「同じくDFの漣雪乃です。木暮さんに天馬たちと一緒にサッカーを教わりに来ました。」

「ほーほー。俺と同じDFが二人か。そうだな……サッカーが強くなる一番手っ取り早い方法が、この俺の様にスペシャルな必殺技を編み出す事だ。」

 

確かに。さっきの木暮さんの必殺技『旋風陣』は凄い技だった。離れていた僕達でさえ風圧で足が捕られかけたのだから

信介君が必殺技の出し方を教わろうとするけど仕事疲れでまた今度となってしまった。

うん『また今度』

どうやらサッカーを教えてくれるらしい。元イナズマジャパンとそのうち練習できると意気込んでいると、天馬が何か意外なモノを発見したように声を溢した

 

「あれ?小坂先輩に水守先輩?」

 

 

 

 

彼等は駅の付近で誰かと話していた。見つかりにくい所だけど注意すれば簡単に見つけられる。僕達が近づくと彼らの話が聞こえる。「わざとディフェンスを抜かす」と。話している相手は、英都学園の選手?

 

つまり、八百長

 

勿論、自他ともに認めるサッカー馬鹿の天馬君が黙っている訳も無く割り込んだがにべもなく跳ね除けられてしまう。まあ、憧れの雷門の先輩が八百長をしていたらショックだよね

 

「そんな……そんなの、インチキじゃないですか……」

「今日は帰って休もう。色々な事が有り過ぎたよ。」

「うん。またね雪乃」

 

さてはて、どうなる事やら。なるべく穏便に済ませてもらえると良いんだけど

 

 

そう思っていました。

 

「サッカー部のキャプテンとチームが喧嘩しているぞ!!」

「神童様が!?ホントなの!?」

 

何やってんだよ!!団長(キャプテン)ッ!!!

 





イナゴはシリアス展開が多すぎるゾイー
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