念能力者の英雄譚   作:煽りイカ

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作者の活動報告見たけど、七星勇者はフィロリアルを大事に育てないとキング・クイーン化しないんだってさ。

一応天敵のドラゴンを目の前で惨殺&レベル上げからの資質上昇を繰り返す。
って事で大事に育ててるって事で……大丈夫かな?


第14話

「さてと、掃除は終わってないんだよな」

「ええ、速く終わらせて帰りたいです」

 

 さあ、今日来ているのはレイ=アースログの領地だ。

 実はこの領地は重税だったり行方不明者が結構いるらしい。

 

 レイの管理なので怪しいってことで家宅捜索だ。

 前の領主が身に覚えの無い罪で殺害され、レイが領主になったらしい。

 

 うん、クロの可能性が高い。

 

「ねぇハジメー。この家嫌な匂いするよ?」

「マジ?」

 

 そう、あのカスの屋敷である。

 円で確認したところ、地下室があるみたいだ。

 結果、多数の人間がいる事がわかった。

 

 尋問をしたところ、トラップ屋敷である事が判明。人の魔力を感知し、罠が発動するらしい。

 ただ登録した人間には発動しない、登録するためには屋敷の中央にある執務室にあるアイテムを手に入れれば登録できるそうだ。

 

 だが罠の電源を消せば良いらしい。

 コントロールルームは地下2階みたいだ。

 

 しかし! 対集団や侵入者用に作られたトラップだ。

 前数回、集団でカチコミや暗殺で何度も失敗しているとか。

 

 それで俺に白羽の矢がたったわけだ。

 

「さーて、侵入しますかな」

「気をつけてくださいよ」

「平気、住居侵入なんてよくやってるし」

「二つの意味で心配ですよ…………」

「じゃ行ってきます」

 

 俺は門を開け、突っ走る。

 さあ潜入スタートだ! 

 

 ヒュウン

 

 おっと振り子刃だ。

 両側から二つか。普通に避けるけどね。遅い。

 

 それで庭に入る。

 おっと結構綺麗な庭園だな。

 

 宙に浮かぶ丸いゴーレムの様な奴がワラワラ集まってきた。ナニコレ? 

 

 ! 目みたいな所からレーザーが出てきた。

 避ける、避ける、避ける。

 数は要るみたいだけどレーザーのスピードが遅い。試しに少しカスったが、俺も防御力はあるのでそこまでの威力は無いようだ。

 

 対応するのも面倒なので振り切って、屋敷の扉の前に直行。

 扉を開けて、円を確認すると落とし穴があるようだ。

 

 少し助走をつけ、横の壁を走る。

 隠し階段がある場所まで移動。

 

「トマホークボマーⅢ」

 

 突き当たりにあった棚を爆破する。

 壊した後から部屋が見える。

 

 さて、この部屋から地下室に行けるんだ。

 部屋の真ん中にまで行くと、

 

 ヒュウウウン

 

 うわっ吊り天井!? 

 トゲはついてないようだ。

 

 まあ予測はしてたけどね。

 取り敢えず受け止めた。

 

 軽いほうだな、10t位か? 

 手で支えながら移動し、部屋から出て階段を降りる。

 

 

 降りてみると牢獄みたいだった。

 行方不明の人間はここに閉じ込められているようだ。

 先を急ごう。

 

 歩いていくと坂みたいな廊下があった。

 なんだろうこれは? 

 

 それで降りていくと、

 

 ドゴン! 

 

 大きい鉄球が転がってきた!? 

 古典的だなオイ! 

 

「金剛瀑布X!」

 

 金色の衝撃波をぶっぱなし破壊。

 難易度が低いダンジョンのようだ。

 前の世界じゃもっと難しい要塞があった。

 

 進んでいくと強固そうな扉が出てきた。

 ここを突破するとコントロールルームに着くらしい。

 

 右横の壁に暗証番号を入れる機械が埋め込まれている。

 

「パスワードか…………」

 

 知らねえな。わざと言わなかったのかアイツ。

 普通に壊した方が利口か? 

 

「コンプリートスマッシュX!」

 

 壊れない!? うわっ硬い。

 結構威力あるスキルなんだけど…………。

 確かあのカスは錬金術師だったな。壊れない金属を作る事も可能じゃないか?

 

 …………仕方ない、能力使うか。

 

 こうして扉を突破し、コントロールルームの電源を解除するのだった。

 

 

 

 グリードアイランドのランクだとAって所かな? 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

「うっわ……あの野郎」

「これはひどい……」

 

 あのカスが重税や誘拐をして、何をしていたんだと気になっていたがこれは酷い。

 

「まさか人体実験とは……」

「人間の形をしてないでごさる……」

 

 檻に鬼や天狗の奴等がいたし、マットな科学者が使うような水槽があった。

 罠解除後、専門家も呼んで早速救助した。

 

 あいつは人体改造で波の戦力にしようと企んでいたらしい。波と言う大義のために、色んな場所から誘拐をしていた。

 領民を誘拐して他国に奴隷として売り飛ばしていた。それを資金源にしていたらしい。

 

 ゼルトブルにその情報が入らなかったのはレイ派の商人がいたからと。甘い汁吸ってたのかよ。

 

「勇者様」

「ん?」

「この者達はどうしましょうか?」

 

 人体改造された人間達の事だ。

 他の錬金術師の話だともう元に戻らないそうだ。

 しかし肉体は改造されており、個体によって特殊な能力を持っているのもいるとか。

 

「普通はどうするんだ?」

「むむ、奴隷でしょうか。行き場も無いでしょうし」

 

 拉致されて奴隷にされてまた奴隷にされるって理不尽過ぎないか? 

 

「家に帰そう。調べあげて」

「よろしいのですか?」

「まあな」

 

 戦力にするという手もあるが、戦う意思の無い人間を戦わせたくない。

 家族がいるだろう。

 

 それにしてもあのクズには良心が無くって良かった。地獄に落としても罪悪感が無い。

 

「でも残るって奴がいたら教えてくれ。私兵が欲しい」

「承知しました」

「故郷へ送るのに旅費は出した方がいいか?」

「こっちで賄って置きますよ。もちろん食費もです」

「助かるよ」

 

 念のため宝物庫の場所は教えない。

 この町は重税で苦しんだからな。後で教えてやろう。

 

 さて、後は他人に任せて戻るか。

 

「斧の勇者様」

「影?」

「例の件が行われました」

「わかった」

 

 原作が始まったらしい。




次回カスへのお仕置き開始。
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