念能力者の英雄譚   作:煽りイカ

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第70話

「さて、ハット君。君の師匠ってウチの知り合い?」

「ええ、マルシダスって人なんですけど……」

「あいつか…………」

 

 マルシダスか! 

 あいつもこの世界に来てるんだよな。

 

 よくよく考えたらあいつとは結構仲良い。

 仲良くできる時点で俺の頭はオカシイと言われるが…………人間ってのは罪の存在だしなんもおかしくない。

 

「それで? アギレラは?」

「ああ、今アルコイリスに戦を仕掛けてるそうです。停戦になったと話を聞いてるんでそろそろ帰ってくるそうですよ」

「…………」

 

 やっと会えるな。

 アイツとの絶望爆弾コンボをするのが楽しみだ。

 

 うちらのチームの人間が揃ってきたぞ。

 勝つる! 

 

 この国も安泰だにゃ。

 

 

 

 ■

 

 

 翌日。

 

「さて、勝負してくれるんですよね」

「ええよええよ」

 

 待ってても暇なのでハット君と決闘。

 アギレラのやつはまだか? 

 

「それじゃイクサオン!!」

 

 なんか感じがバトルフィールドのようなのになった。

 

 そういやコイツって時計の武器だよな。

 どうやって戦うんだろ? 

 

「クイックブロウ!!」

「おっと」ヒョイ

 

 なんか拳が早いな。

 やっぱり時魔道士のようなタイプか? 

 

「彗星走法!」

 

 どうやら高速移動のようだ。

 これは……走れば走るほど早くなるスキルか。

 

 さて、コイツの能力はなにか? 

 簡単には出さない時点で厄介かも。

 

「やっぱ呼び出された時点でつえーわ」

「そっちもな」

 

 うちらの弟子とも変わらん強さだ。

 

「ブラインドスロウ!」

 

 ん? 動きにく!! 

 

 あれ! 目が見えにくい!! 

 

「クロックスター!」

「スケルターショット!」

 

 時計の部分で殴打しようとしてきたのでショットぶち込んで軌道を変えちゃう。

 

「イレギュラーショット」

 

 なんか初めて撃ったスキルだけどくねくねくねしたショットだな。

 

「うおっ」

「バランス崩れればそれだけで十分」

 

 鳩尾に掌底! 

 

 ドゴ

 

「ぐふっ!!」

 

 バタリ

 

 KO! 

 

 さて、医務室まで運ぶか。

 

 

 

 

 ■

 

 

 

「それにしてもお強いですね」

「まあな。結構場数潜ってるからな」

「もしかしたらイクサの方とかやるかもしれませんね」

 

 そう言えば【アルコイリス】とイクサしてたんじゃなかったけ? 

 

「それで? アギレラ帰ってくるの?」

「帰ってくるって話ですよ。多分ハジメさんを連れてまた攻めると思いますが」

「やっぱり?」

 

 ありそうだな。

 

「今の【バムズガーデン】じゃとても倒せませんよ」

「だろうね。能力を撃ち落とされたら終わりだからな〜あの」

「汚い爆弾だろ?」

「ご名答。会いたかったぞアギレラ」

「俺もだよ」

 

 んでだ。

 今現れたのを紹介しよう。

 

 アギレラ=ブロッカー

テロリストハンタートリプル。

 ウチのチームの副たるものだ。

 

 服装は陰謀があるのだが、サイヤ人の肩パット着いた服装だ。

 俺が面白良いと思ったので勧めたらこうなった。

 

 実はこれ機能が良く、他の奴らも真似するようになり、チームの数人はサイヤ人の服装だ。

 

「アギレラさんおひさ〜」

「ハット……お前なんでここに? 確か十手の勇者の召喚は?」

「めんどくさいし、四聖の方が強そうだしさ」

 

 いやいやヒソカも眷属器だろ。

 アギレラもだし。

 

「なーるほど。まあ顔出す予定だし俺と行動するか?」

「いーよー」

「でだ。ハジメ」

「ん?」

「【アルコイリス】にカチ込むぞ」

「やるんかい」

 

 召喚直後にイクサとかさせんのかーい! 

 

「別にレベル上げしなくても変わらんだろ」

「確かに」

 

 まあ、武器取られても著明なダウンは無いし。

 特に問題ないよな。

 

「あとついでに球の勇者の面を見てくる」

「俺も行きまーす」

「俺も」

 

 もしかしたらローナか夜刀ちゃんかもしれん。

 

「よーし。【アルコイリス】にGOだ!」

 

 

 

 ■

 

 

 俺、アギレラ、ハット君。

 サイのようなのを引き連れた車に乗る。

 

「それで? 【アルコイリス】の勇者のメンツは?」

「棒ゴトル、砲カマゲロス、弩ベリト、農具フェムト。あとガゼルって言う漁具の勇者ってのがいるぜ」

 

 漁具の勇者は初見だな。

 海とか活動する時に有利そう…………銛や船やら網とか釣具とか。

 

「厄介な奴らだ。カマゲロスとベリトは要塞の中に閉じこもったらやばいんじゃね?」

「その通りそれで時間かかってたんでな。ハジメを呼んだというわけだ」

「…………」

 

 それで俺が助っ人って事だな。

 一応要塞崩すって事か。

 

「俺の能力で崩すって事だな」

「ああ、ちょっとアイツらオイタが過ぎるんでな」

 

 確かに…………武器の召喚関係でってのもあるし。

 元々国同士ってのも昔の事引きずって仲悪いってのもあるだろ。

 

「アイツら…………イクサで勝って加工の費用を削減しやがって」

「あーアイツら籠城とか得意だからなー。こっちも手を焼いてんだよなー」

「お前ん所も人のこと言えんだろ! イクサで勝って武器等の値下げしてんだろうが!!」

「…………」ペロリ

 

 舌出してんじゃねーよ。

 

「それで? いるのはカマゲロスとベリトか?」

「その通り。要塞は深い堀とかもある水深1m…………あと副官が能力者、布で拘束したり攻撃を防いだりとかか?」

「操作系か」

「いる能力者はこの3人だ」

 

 オッケー分かった。

 もしかしたらベリトは逃げるかもしれないな。

 

「一応緊急脱出のシステムがある」

「エスケイプか」

「エスケイプ?」

 

 あー? 誰か言ってたような。

 

「ちょっと登録しようか。この宝石を握って『エスケイプ』って言えば登録オーケイ」

「エスケイプ」

 

 シュウウウウウン

 

 なんかこれでいいのか? 

 

「アギレラさん、ハジメさん」

「どうした?」

「賊です」

 

 なんだと(笑)! 

 

 

 

 

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