念能力者の英雄譚   作:煽りイカ

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大丈夫かな………


第78話

 ギンコ=アルバータ。

 殺し屋、襲ってきた所を返り討ちにし、依頼者を半強制的に教えて貰い、交渉して依頼を解除した。

 

 金で解決できた事なので簡単だったが。

 

 んで…………返り討ちにされ依頼者の情報を出してしまったので家から追い出された。

 

 それで責任取ってくれと転がり込む。

 

「まさか師匠も勇者召喚されるとは」

「まーね。二回目の勇者召喚だけど」

「なるほど…………」

 

 二回も勇者召喚されるとか凄いな俺。

 

「勇者召喚されて何年くらいになる?」

「15年くらいかな? 勇者の中でも長いほう」

 

 コイツが死んだのは8年程前。

 享年18。

 

 18+15=32

 

 時間の進み方が違うらしい。

 年下なのにいつの間にか年上になってるとは。

 

「それじゃー王宮行こっか。新しい勇者に合わせるよ」

「ああ、行こうか」

 

 腕組みながら移動。

 

『…………』

 

 何お前ら暖かい目で見てんのよ。

 

 

 

 

 ■

 

 

 ドゴォォォン! 

 

 ギャアアアア! 

 

 バキュゥゥン! 

 

「ん、なんか騒がしくないか?」

「いつもの事だろ」

「?」

 

【ライガーフェン】の王宮…………城に着いた。

 なんだか騒がしい声がするんだが? 

 

 んでギンコが扉を開ける! 

 嫌な予感しかしないっ。

 

 ドォン

 

 ドカァン

 

 ドドォドド! 

 

「今内乱中だし」

「内乱中…………」

 

 やばいだろお前ら。

 内乱とかどうなってんだこの国。

 

「今日はまだ優しい方ですね」

 

 ハット君? 君はこの国でよく性格よくなったな。

 

「なんで内乱になったんだ?」

「今回の召喚勇者の話になるんだよね」

 

 召喚勇者の話になるの? 何故それで内乱になる。

 何処だ元凶の召喚勇者は? 

 

 ん、慣れた気配が後ろから。

 

「ハジメ様ー!!!」

「無事で良かった…………」

「って師匠の知り合い?」

 

 ってローナ。

 良かった無事そうで。

 

「あ、ローナ。召喚されてたか」

「そうなんですよ! 変な事で争いになっちゃって!」

 

 …………なんだよ変な事って。

 

 

 

 ■□▪▫■□

 

 

 

 数日前。

 ローナは十手の勇者として召喚された。

 

 んで服を新調する事になり、どんなデザインにするかみんなで相談していたそうだ。

 

「私らはメイド服がいいかと。戦闘でメイド服…………シックさが溢れて素晴らしいかと」←国王派

「いやいや、ナース服でしょう。見てるだけで癒される…………ナースキャップと黒ニーハイ。魅入られる…………」←宰相派

「水着…………ビキニアーマーはどうでしょうか? 動き安いですし何より肌面積が広い。国民みんな喜ぶでしょう」←将軍派

「巫女服」←ギンコ

「バニー」←マルシダス

「着ぐるみ」←ミレナリオ

 

 …………。

 

「んだとお前ら舐めた事言うなよ?」

「あ、舐めてんのはお前らだろ」

「ケッ、この阿呆共」

 

 内乱が始まった。

 

 

 

 

 ■□▪▫■□▫▪

 

 

 

「………………内乱はこれで始まるのか?」

「いつもこんな感じでこうなる」

「…………」

 

 この国やばくないか。

 よくもまあ消されないな。

 

「どうする? このまま放っておくか」

「【バムズガーデン】としてはこのままで良いんだが」

「【アルコイリス】としても」

「そりゃ他人事だな…………」

 

 まあ、この方が他国にしてはいいか。

 内乱してるんだし変な事はしてこないだろうし。

 

 んで…………マルシダスは何処だ? 

 

「あ、ハジメ。おひさ」

「よぉ、マルシダス。元気そうだな」

「え!」

 

 マルシダス=チターニ。

 アギレラの後輩、国際警察の人間の一人だ。

 独断専行が多いが強いし功績はある優秀な能力者だ。

 

 コイツは星持ち…………味方にいて嬉しい。

 

「ねぇ、父様…………」

「どうした? またマルシダスが何かやったの?」

「俺なんかやった?」

「いや、この人なんで

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 下半身に何も履いてないの?」

「ハジメ様、私もびっくりしました…………なんでこの人丸出しなんですか?」

 

 ああ、コイツのチ○コ丸出しの事か。

 ウチらチームやハンター協会も既に諦めたし慣れた。

 

「まあ色々あってな。見て見ぬふりをしろ…………直に慣れる」

「マジで頭大丈夫なんですか?」

「父様…………」

 

 もうチームの皆もハンター協会の皆様も慣れたよ。

 この国も良い国なんじゃないか? 

 

「いいかお前ら。人間なんてチ○コ丸出しの変質者なんだぞ」

「えー」

「考えてみ? 人間は知らぬ間に罪を犯している。例えばうっかり人を傷つけたりとかあるだろ。物理でも言葉でも犯罪じゃなくても」

「ああ、うん」

「それで自分は罪を犯していて、他人の罪を批判するなんておかしいだろ」

 

 人間なんて歩く犯罪製造機だしな。

 どんな善人でも恨みは買うし罪は犯す。

 

「言っておくが見て見ぬふりは俺は出来るよ? 多少の犯罪でも見て見ぬふりはするし」

「あ、俺多少だったら見て見ぬふりするから」

「だとよ。よかったな」

「う、うん」

 

 尚文だって自分で罪深いと思ってるだろう。

 でも…………俺は見て見ぬふり出来る。

 

「あれ? ミレナリオは?」

「どっかにいるぜ」

 

 

 

 

 ■

 

 

 

 

「それにしても顔見知りの勇者多いな」

「本当だな」

 

 なんで俺ら関係が召喚されてるんだろうか。

 武器がなんか選んでるのか。

 

 俺達勇者は城の部屋で休んでいた。

 

「なあ、1度勇者同士で集まらない?」

「まあ、顔見せもしといた方がいいしな」

「勇者武器の強化方法が共有出来ると言ったら?」

「!?」

 

 やっぱり知らなかったか。

 

「それ本当か!?」

「マジだ。少しのバフしかかからないけどスキルは拡張出来るから地味に便利だ」

「なるほど」

「ちなみにポータルスキルは拡張出来る」

「やっぱりそうなのか…………」

 

 斧の時はもう10箇所程出来たな。

 あ、俺の武器どうなったんだろ。

 

「俺の鋏の強化方法は服飾だな」

「服飾…………?」

 

 服飾? どゆこと? 

 鋏だしそんな強化方法が? 

 

「簡単に言うといい服を着るとステータスが上がる。他にも作ったりすると技能とかバフとか」

 

 へー。

 鋏だけに仕立て屋みたいな強化方法だな。

 

「ハジメや夜刀の強化方法は?」

「そう言えば見てなかったな」

 

 別に強化方法しなくても念で大丈夫な感じがする。

 でも気になるから見とこ。

 

「えっと…………逆境、ソウルイーター、教導?」

「私のは…………集団行動、魔力吸収、魔法改造」

「ちなみに私はレベルダウンってのがありました」

 

 …………ってなんか前の世界の強化方法と違うな。

 鏡は食事だし少しズレててもおかしくは無いが。

 

「ギンコ達は?」

「私の忍具は…………武器エンチャント、ペット、宝石エンチャント」

「俺の車輪は……走行距離か。距離や何処へ行くかでステータスや技能が増える」

「農具は育てた農作物ですかね? 種類や数作ると強化します」

「時計は金銭エンチャントですかね。金を溶かしエネルギーにして武器を強化します」

 

 なんか違ってるぅ! 

 

 

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