「ふむ、ここあたりは感じるのか」
「──っ」
「ああ我慢などはしてほしくないな。ちゃんと感じるならそう言ってくれたまえ」
「そこあたりは感じ──くっ」
「なんだ私の予想より随分敏感じゃないか」
セルジオから短い声が漏れた。滅多なことでは弱音などを漏らさない彼からそんな言葉が漏れるとは、教授はいかな方策を取っているのだろうか。
「教授、俺、もう…………」
「ほう、アウディ君は案外我慢弱いんだな。まあいいだろう、ならこれで最後にしようか」
そうして、教授が手に握った棒をセルジオに近づけていく。仄かに熱を帯びたそれはひたすらに固そうで、セルジオの顔がわずかに引きつった。
「いくよ、アウディ君」
「は───んっ」
「はい、データの収集は終了です。痛覚はまだ正常に残っているようですね」
「ありがとう、イチカ」
淡々とした声が傍から聞こえると教授は手の中の(軽い電流が流れていて仄かな熱を持った)棒を卓の上においた。
「一応今日の検査は終わりだ。上着着ても構わないよ」
「こちらお預かりしていた制服です」
「どうもありがとうございます、イチカさん」
「いえ、仕事ですから」
その日セルジオは教授の元に検査に訪れていた。先日風邪(ということになっている)になった際に教授に頼んだECの件である。
それだけだよ?
その後上着を着たセルジオは椅子に座って機器を弄っている教授の対面に座った。
「教授、さっきの検査ってなんの意味があったんですか?」
「ふむ?」
「いや、控えめに言って俺には教授は俺が痛がってるのを見て喜んでいるようにしか見えなかったんですが」
「痛覚検査だよ、アウディ君」
「痛覚検査?」
教授が片方の眉を吊り上げて機器から目を離した。
「君はエクリプスウイルスをどういうものだと認識している?」
「人体に感染して非常に高い治癒力、『分断』と呼ばれる特殊能力を、体を作り変えることによって埋めつけるもの、という認識をしています」
「グッド。その認識で概ね間違っていない。流石に優秀だね」
「まあこのくらいはゼファー受け取った時に聞いてましたし」
「それもそうか。話を戻そう。私が目をつけたのはエクリプスにおける『治癒力』だ。アウディ君、君は確か始めてECを使った時、腕が生え変わったと言っていたね」
「あ、はい。たぶん今はすぐさま生やすことはできないですけど、あの時は初感染で体が作り変えられるついでに治されたって感じだと思います」
「ふむふむ、成る程成る程」
然り、と満足そうに頷く教授。
「これは私のデータの一つだが、エクリプス感染者は一部の感覚が鈍感になる例が挙げられているんだ」
「鈍感に……」
「そう。ある者は味覚、ある者は嗅覚、ある者は聴覚、ある者は触覚……つまり痛覚だね。
それは恐らく体が急激な組み替えについていけず、過敏になった感覚が馴染めていないだけだとも思うが……まあ、君は今のところ五感に問題はないようだね」
「ですね。飯はいつも通り美味いですし、聞き間違いとかもしないですし、他のとこも今の所は問題を感じません」
「君が思ったよりも堪えてなさそうで何より」
実際、セルジオがエクリプスに感染してからも表面上、その変化に気づいた者は皆無だ。侵食は薬で送らせて、破壊衝動に関してはマルチタスクで抑え込んでいる。
だから、誰も彼が堕ちかけているのに気づかない。気づけない。
「というか、君はそんな目で私を見ていたのか。私は研究者であってサディストではない。心外だね」
「す、すいません」
「まあ君が痛がるのは見てて愉快ではあったが」
「え」
「イチカ、そこから私のデバイスを取ってくれないかね。いつものやつでは無くて研究用の……そうそれそれ」
あまりにもさらりと言われたものだから一瞬聞き間違いかとも思ったが、恐らく聞き間違いではない。
セルジオが心の中で「やっぱこの人サディストなのでは?」と疑う。
「さて、今回の検査の結果を伝えよう」
スッと教授の目が細くなり、思わずセルジオも居住まいを正す。
「エクリプス侵食度『中期』。もう、私の薬で進行を完全に抑えるのは不可能だ」
「そう、ですか」
「私は『死にたく無ければ使うな』と言った筈だが、いつ使ったんだい?」
じろり、と教授の青色の短髪の向こうから金色の瞳が見つめて来るが、どれ程時間が経ってもセルジオが何かを言うことはない。
「黙秘かね。まあそれもまたいいさ、あたりはついている」
イチカ、と教授が部屋の隅に控えていた女性が軽く頷いて、手元のデバイスを操作、二人の目の前に半透明のウインドウを投影した。
「これは?」
「まあみたまえ。ええと、よし、これだな」
ぴ、と教授が軽く虚空に指を滑らせるとウインドウに一つの映像が映し出された。
「密着! 航空魔導隊三課24時!」
デデーン。
ぴきり、とセルジオの頰がひきつる。
「ははは、なかなか愉快な番組だった。人気もなかなかだったらしいじゃないか」
「ちょっときょ、教授?」
「特に私のお気に入りのシーンがあってねぇ、君もきっと気にいると思うよ」
「あ、やめ」
『俺たちはヒーローじゃない。だから全てを助けられないけど、せめて、涙を流す人が一人でも減ってくれれば、そう思います』
「ああああああああああっ! やめろやぁ!」
「あ、間違ったこっちだ」
『何やってんだ! 死にたいのかあんたら!』
「これはなんの拷問だ!? 俺を虐めて楽しいですか!」
「はっはっはっはっはっ」
「笑ってんじゃねー!」
声を荒げたセルジオの顔は赤い。こんな小っ恥ずかしいセリフとシーンをまじまじと見せられて恥ずかしくないわけがない。
「まあまあ、そう怒らないでくれ。短気な男はモテないぞ」
「別にモテなくてもいいですよ。俺、そういうの興味ないですし」
「ふむ、それはもう自分にはそういう相手がいるからという意味かね?」
「はい?」
「まあいい話を戻そう」
首を傾げたセルジオを尻目に教授はなんでもないように話を切って、映像を少し巻き戻して、セルジオが立てこもり犯のいるビルへと短距離転移する直前で止めた。
映像の中のセルジオは焦ったような表情で体を光で包んでカメラの前から忽然と消え、そして間をおかずに銃声が響く。
そこで一度教授が映像を止める。
「この時、たぶん君銃に撃たれてるだろう? そして次の映像だ」
再び動き出した映像はしばらくしてガジェットドローンが映し出されて、唐突に空へと映像が変わる。セルジオがカメラマンたちを押し倒した時の映像である。
「だが、君はここでこうして傷一つなく駆けつけている。実に奇妙だ」
「バリアジャケットで防いだのかもしれませんよ」
「誤魔化すのはやめ給え。ここ、ガントレットとゼファーの色。他の人間は騙せても私の目は欺けんよ」
「ーーー」
「大方リンカーコアに弾丸を受けて魔法を使えなくなったからECで無理矢理直したというところかな?」
どうだね、と教授が含むように笑った。
教授は筋の通ったように話しているようにも聞こえる。だが、この話はあくまでも『セルジオがECを使った』という事実を元になされた予想であって、シラを切ろうと思えば、セルジオはそうすることもできた。
(けどこの人に誤魔化す意味はない、か。変に言いふらす人でもないだろう)
はあ、とセルジオが嘆息を一つ漏らして頷いた。
「やはりか。なら、正直に答えて欲しいんだが、今破壊衝動の制御にマルチタスクをいくつ使っているかね」
「そこまでお見通しですか」
「今の君の身体に一番詳しいのは間違いなく私だからね」
セルジオが困ったように笑いながら頬をかく。
「八つ、ってとこですかね」
「それより減らすのは不可能かね」
「今でもだいぶギリギリです。これ以上減らすと、衝動で人を殺しかねない」
破壊衝動と殺人衝動。初期の段階ならば、自傷行為とたまに部屋のものを叩き潰すくらいでなんとかなった。
だが今のセルジオは、『ついうっかり知人の首を絞め殺していました』がありうるレベルだ。
危ない、とは思っていたものの、実際に先日なのはの首をうっかり締めかけて、ようやく自分が崖っぷちにいることを理解した。
「本当に愚かだな、君は。それ程までして救う価値が人にあると思うのかね」
「思います。どんな人でも、生きる価値はある。ない訳がない」
「それは、自分の命を投げ打ってまでするべき事なのかね? 後悔することはないのかね?」
「後悔なんてするはずがない。それが『セルジオ・アウディ』です」
セルジオがきっぱり、と迷いなくそう言い切った。
エクリプスは都合のいい力ではない。使えば必ず身を蝕み、精神を犯し、その存在を崩していく。四六時中破壊衝動に襲われ、自己対滅の恐怖に怯える。そんな生活が
そして、現状エクリプスウイルスの治療方法は存在しない。
故に、教授は『後悔していないか』と尋ねたのだが、セルジオは『後悔していない』と言い切った。
それはつまり自分の命より他人の命の方が大切なのだ、と言っていることと同義。
教授には『セルジオ・アウディ』という存在は、人として致命的に歪んでいるようにさえ見えた。
「全く君は面白いね」
顔を手で隠し、くつくつと含むように嗤う。
愉しげに、青色の髪の向こうに見える金色の瞳を光らせながら。
「何か言いました?」
「いいや、何もないさ。何も、ね」
含むように笑う教授。その真意は窺い知れないが、彼のことを問い詰めてもその腹の中を語ってくれる事は無いだろう。彼はそんな親切な面をしていない。
思えば、セルジオと教授もそれなりの付き合いになる。『ゼファー』のテスターとして初めて会った時は満足に愛想がいいとは言えず、一年以上変な名前で呼ばれ続けていたが、最近になってようやく名前を覚えてもらえるようになった。
特にセルジオの方から何かをした覚えはないのでおそらく教授側に何か心境の変化でもあったのだろう。
「時に、アウディ君」
「あ、はい。なんですか?」
「君は『フォーミュラ』についてどこまで知っている」
突然、頭を横合いからガツンと殴りつけられたようだった。
「どこでそれを?」
「どこで、とはまた愚問だな、アウディ君。私は唯一管理局から『エクリプス』に関する研究を許されている人間だ。その私がフォーミュラなんて面白いモノを知らないはずがないだろう」
「面白いモノ、ですか」
「ああそうだとも」
にこやかに頷いた教授は自身の頬を撫でながら、遠くへと目を向ける。まるでここでは無いどこかに想いを馳せるように。
「異世界からの未知の技術。魔力を用いないエネルギー運用。なんとも心踊る話じゃ無いか」
「俺が、なぜ知っていると思うんです。俺は───」
「陸の人間、かね。惚けるのはよしたまえ。地球で起きた一連の事件、その最中に君がいた事は聞いている。出来れば、詳しく教えてもらえると助かるのだが」
セルジオは思わず黙り込んだ。
結論から言えば、セルジオはフォーミュラシステム、つまりなのはの『レイジングハート・ストリーマ』及び『エストレア』に内蔵されていたナノマシンについてのかなり詳しくまで知っている。
『エルトリア式フォーミュラ』システム。
それは周囲のエネルギーを変換することによって無限に等しいエネルギー供給を行うことが出来る、ミッドチルダの『魔法』とは別種のシステム。それは起動に魔力を必要とせず、ただ負荷に耐えきる体さえあれば誰でも扱えてしまう。
これはつまり『魔法の才能を持たない』人間でも魔導師に等しい力を持ててしまう、という事である。
もしそんなものが一般に出回れば、現在の管理局の『魔法』による統治制度の崩壊を招きかねない。
なのはのレイジングハートに組み込まれたナノマシンは、ロストロギア扱いで管理局の保管庫の中で眠っている事や、フォーミュラシステムを持つエルトリアには基本、渡航禁止とされていることから、管理局がその存在を如何に脅威に思っていることが伝わってくる。
「もし、もし仮に俺がそれを知っていたとして、俺がそれをほいほいという人間に見えますか」
「見えないね。君は何があってもルールは破れないだろう。それが君という人間だ、セルジオ・アウディ」
でも、と教授が前置き、金色の目を細めた。
「もし、フォーミュラでなら
「……できるんですか」
「可能性の話だ」
教授が楽しげに笑う。
「身体を改造するエクリプス。エネルギー供給によって身体を制御するフォーミュラ。これがあれば、君の身体を作り変えることで治療方法を見つけ出せるかもしれない」
「ーーー」
「だが、その為には私の手元にはフォーミュラがいる。もちろん、容易に手に入るものでは無いから、君からある程度の情報が」
「お断りさせてもらいます」
「ほう」
教授の言葉をセルジオが遮った。その口調には淀みはなく、金色を見つめ返す翠の瞳に一分の迷いも感じられない。
「いいのかね? 正直、今の症状を考えるならこの手以外にはないと思うが」
「今日はやたらと色々聞いてきますね?
何度も言いますが、自分の為に規則を犯すのは絶対に『悪い事』です。例えどんな理由があったとしても正当化はできない」
それに、とセルジオが言葉を続ける。
「教授は凄い人です。そんな方法を取らなくてもいつか俺の治療方法を見つけてくれるって信じてます」
その言葉に教授は一瞬目を丸くしたが、やがて堪え切れなくなったのか顔を覆いながら呵々大笑した。からからと研究室の中に教授の笑い声が響く。
「嗚呼、成る程、確かにそうだ。君はそういう人間だ! その言葉は実に君らしい!」
くくく、と教授が堪え切れない笑い声をこぼしながらも大仰に手を打ってみせる。
「良いだろう。私が、私である限り、君に尽力すると約束しようじゃ無いか」
「ありがとうございます。頼りにしてます」
そこまで話すとセルジオはジャケットを羽織り直すと、傍に控えていた教授の助手の女性から薬を受け取って部屋を後にしようとする。
「アウディ君、最後に一つだけいいかな」
セルジオが扉に手をかけた時、背中へと声がかかった。
「どうして私をそこまで信じられる。こう言っては何だが、私は相当怪しいと思うぞ」
エクリプスという未知のウイルスを秘密裏に搭載し、フォーミュラという極秘の技術を認知している。いくら変人として知られているとはいえ、普通は怪しく思うだろう。
そういう意図も込めて、尋ねたのだが、それに対してセルジオは何でも無いように、まるで今日の天気でも答えるかのようにさらりと答えた。
「教授の目が嘘をついていませんでした」
「嘘……?」
「はい。俺に死んでもらっては困る、と言ったときの貴方の目は、本当にそう思っている人の目だった」
「ーーー」
「だから信じます。少なくとも貴方は、俺が死ぬことは望んでいないですから」
そしてセルジオは「じゃ、薬はいつもの感じでお願いします」と言い残すと教授の研究所を出て行った。
残されたのは青い髪の向こうに金色の瞳を光らせる教授と、その傍に控える助手の二人だけ。
「ドクター、何故あの様なことを」
「何故、とは?」
「最後の問いかけの事です。最高評議会のお三方からは、くれぐれも正体が露呈しない様に注意せよ、とのお達しがあったはずですが」
「ああ、そのことか」
くつくつと含む様に彼が笑う。
「だって、その方が面白いじゃ無いか。彼の本質が垣間見えるのは、とても稀有なことだしね」
透き通る様な金色の瞳がすっと細くなった。
「嗚呼、今は君と本音で語り明かせないのがもどかしい。私が彼らに囚われる哀れな存在でなければ思う様に言葉を紡げるというのに」
男は痩躯を歪めて高らかに笑い声を上げる。
「故に! 故に! 今は私は傍観者に徹しようじゃ無いか!
君のために力を尽くそうじゃ無いか!
自らの欲望すら律してみせようじゃ無いか!」
────時が、来るまで。
いつものように三課の車庫にバイクを停めるとキーを手の中で弄びながら隊舎へと向かう。
「今日の教授なんか変だったな」
やたらと色々尋ねてきたり、果てにはフォーミュラの話題まで飛び出してきた。
「少し、あの人の事調べてみるか」
ぽつりと呟いたセルジオがなんとなく淡い金髪を撫で付ける。
(勝手に人の素性を探るのは褒められた事じゃ無いけど、まあこのままモヤモヤしたままなのも良くないし……ん?)
隊舎に向かっていたセルジオの足がぴたりと止まり、その端正な顔がいびつに歪んだ。その視線の先には、彼の所属する三課の隊舎に幾人かの人間が詰めかけていた。
「なんだ、あれ」
見れば、どの人も手にボイスレコーダーやカメラなどを持っていることから、どうやら記者やそれに類する職業の人達らしい。
なにやら気になることでもあるのか我先にとがやがやと対応している人へと詰め寄っている。
「あれは…………クイントさんか」
長い青髪にすらりと引き締まった肢体。セルジオにストライクアーツを教えた、彼の姉貴分である。
取り敢えず念話を飛ばしてみる。
「(クイントさん、何かあったんですか)」
「(ーーー! その声セルジオ君ね! 待ってたわよ!)」
待ってた?とセルジオが首を傾げたのと、クイントが遠くにいるセルジオを指差しながら、高らかに叫んだのは殆ど同時だった。
「彼! 彼です! 彼が貴方達お探しの『セルジオ・アウディ』二等空尉です!」
途端、記者達の視線がセルジオに集まり、次の瞬間にはセルジオは無数のマイクとフラッシュに囲まれていた。
「アウディ二尉! 突然の抜擢ですが自信の程はどうですか!?」
「この件、自分に任されたことに関して何らかの意図を感じますか?」
「先日のMHKの番組による地上本部の支持率の影響に関して何か一言!」
「相手は随分と親しいそうですがやりにくさなどはありますか?」
「聞けばご両親も管理局員ですがやはり幼少の頃からこの職に就こうと思っていたんですか?!」
「魔導師ランクにすれば格上との戦いですが勝機はどこにあると思いますか!?」
フラッシュ、閃光、喧々囂々。人の熱気と圧力。今までセルジオの人生に感じたことのないマスコミパワーである。
「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さい!」
思わず仰け反りそうになりながら、大声と身振りで質問の嵐を遮った。
「戦う? 抜擢? 何の話ですか、俺───私には身に覚えがない話なんですが……」
「あれ、まだご存知ないんですか?」
これですよ、と記者の一人が新聞を差し出してくる。開いてあるページは管理局の特集ページ。いつもは管理局の広報の担当が、軽いコラムや、ミッドチルダの市民に対しての注意や、お知らせなどを伝える事になっている。
けれど、その場所にでかでかと、見覚えのある写真が載っている。
淡い金髪に翠の瞳。たぶん、見間違いでなければ毎朝鏡の向こうに写っている人物。
そして、その写真と向かい合うようにして、黒髪の童顔の少年の写真がこれまたでかでかと掲載されている。
「来月行われる『戦技披露会』での、『クロノ・ハラオウン』執務官との模擬戦の話ですよ」
不思議そうに続けられた「ご存知ないんですか?」という言葉に、セルジオが心の中だけで「知るわけねえだろ」と返した。
少し詰まってたけどなんか書けそうな感じが返ってきたので今日から更新します。
女がクイントさんと助手しか出てねえとか死ぬほどむさ苦しい回だなァ……。