ワクワクを思い出した   作:オゾンより上

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自動書記から~

イメージとして最も近いのは、ドラゴンボールである。

 

 

地球は青かった、なんて名言を思いだしている俺。宙に悠々と浮かぶ人工衛星を避け、「もしかして今の俺、流れ星に見えるんじゃね?」と謎のテンション。そんな俺にキモイルカは焦ったように言う。

 

 

『まずい……もうタイムリミット間近だ。急いで!』

 

 

宇宙に煌めく星たちを背に、俺氏はぬくぬくと住んでいた青い地球に帰るため、ウルトラマンポーズで大気圏再突入。だが別に熱いとも思わず、酸素が吸えなくて死ぬ事もない。

そう、今いるここは宇宙。先ほどまで俺氏は木星の衛星イオで、ヒーロー達の力の使い方をキモイルカから学んでいて、現在は舞空術みたいなオーラを纏って地球に帰還する最中なのである。

 

うん……なんで?

 

 

俺が聞きたいわ!!(迫真)

 

 

なんだこれ、なんだこれ。俺は混乱しつつもキモイルカの言葉に頷く。

どうしてこうなっちまうんだ……俺はちょっと前までは目からビームが出る普通の学生だったはず。なのに、いつからオゾンより上でも問題ない系男子へとクラスチェンジ?進化なんてもんじゃねぇドン!こんなの絶対おかしいザウルス!やべ、なんか変な電波受信した。恐竜さんドン?

困惑を隠しきれない俺。しかし後になってキモイルカの言葉に疑問を持ったので聞いてみることにした。

 

あ、そういえばキモイルカ先輩。タイムリミットって確か三日ぐらいじゃなかったです?俺たちが地球から離れて、まだそんなにたってないと思うんですけど(迷推理)

 

『いや、イオにいたときはネオスペースの力を引き出すための特殊空間を形成していたんだ。時間の流れが違うんだよ。早く日本にいる他のネオスペーシアンとコンタクトをとらないと、間に合わなくなってしま━━避けるんだッ!』

 

突然のキモイルカの指示に慌てて身を翻す俺氏。するとさっきまで俺のいたところに極太レーザーが通り過ぎる。ファッ!?

 

そのままレーザーが後ろの人工衛星を貫通し大爆発。キモイルカと俺氏は茫然自失。

 

……ええ?(困惑)

 

 

『学園都市の方向から……それにこの光線は魔術だけじゃない、微かだが破滅の光の力が混じっている!くっ、本当はグランモールの力だけでも借りたかったが、仕方ない。━━行くよ!ちゃんと赤色の制服は着たね!』

 

先にキモイルカが星となって地球へとゴー。俺氏もそれに続いて学園都市へと向かう。

あ、そういえば聞き忘れたんだけど、この赤い服は着なきゃいけないものなの?

そんなこともついでに聞きたかったのだけど、願いは叶わず。レーザーが飛んできた場所に、キモイルカと一緒に行くことになったのだった。MA☆TTE!!

 

 

 

 

 

 

 

インデックスの記憶消去までのタイムリミット間近。上条当麻とステイル、神裂は協力し、方針を固めていた。これまでの三日間、安全にインデックスの枷を外すことは出来ないか探っていたが、最後までその方法を見つけることが出来なかった。今最も確実に近いのは上条の異能を打ち消す右手。しかし何が起こるか分からない、後遺症が残るかもしれないとステイルは最後まで反対したが、それは上条が説教して押し通した。5分ぐらいの一歩的な会話である。ステイルもさすがにそこまでされると古傷が傷むので止めた。

 

そして上条は自分の右手をインデックスに使い、その枷を打ち消す。すると彼女は━━覚醒した。

 

 

「ぐ、があああああ!!!!」

 

その変貌したインデックス━━『自動書記』が放つ光線のような攻撃を、上条当麻は異能を打ち消す右手で受け止める。

しかしその光線の勢いは変わらず、上条はすぐにその訳を理解した。これは単純な力の奔流ではない。一つ一つの力の集まり、それが結果として光線のように見えているだけ。

自身の処理速度を超えたその一撃に、右手が嫌な音を立てつつも、激痛が走りつつも上条は堪える。

 

 

「Salvare000!」

 

 

神裂火織はそんな上条に助太刀する。インデックスの足場をワイヤーで切り崩し、放つ光線の向きを変えることに成功した。これにより上条の負担はなくなり、相手が復帰するまで時間を稼げる。

 

「上条当麻!あれは竜王の殺息、伝説のドラゴンの一撃に等しいものです!まともに相手をしてはいけません!」

 

上条は神裂の言葉を聞き「伝説って?」と問いかけようとしたが、それよりも早くインデックスは態勢を整え此方に無機質な眼を向ける。まずいまたあの一撃がくる、と身構える上条の後方からステイルが叫ぶ。

 

 

「魔女狩りの王(イノケンティウス)!!」

 

 

上条の前に現れたのは炎の巨人━━イノケンティウス。ステイルは竜王の吐息から上条を守るためにそれを発動したのだろう。だが、

 

『対象を変更「魔女狩りの王」━━理解「凡骨」━━粉砕、玉砕、大喝采。粉砕、玉砕、大喝采』

 

「なんだ?……何故攻撃してこない」

 

ステイルのイノケンティウスを前に、インデックスは攻撃を中断する。それを好機とみた上条は走り、彼女の元へ向かった。

 

「なんだっていい!この右手で触れされすれば、インデックスは元に……!」

 

「待て、上条当麻!」

 

ステイルの制止を振り切り、上条は右手を伸ばす。何でも打ち消す右手、上条当麻が持つ唯一の武器。その手はインデックスへと向かい、その指が彼女へと届き━━自身の体ごと後方へと弾かれた。

 

 

「そん、な」

 

上条は思いもしなかった事態に立ち上がることさえ忘れ、仰向けに倒れながら呆然とする。今まで例外なく異能の力なら打ち消してきた右手。それが何故今になって、何故この時に限って、通用しないのか。

 

 

『行使する魔術を変更━━滅びの爆裂疾風弾(バーストストリーム)

 

 

「避けろ上条当麻!!」

 

 

ステイルの言葉にハッと意識を戻しインデックスの方へ眼を向ける。

彼女の前には白き竜の顎。そこに限界まで収束された光が、上条に向かって放たれた。

上条はその幻想のように綺麗な光を前にして、確信する。

 

(まさかこれは、超能力でも魔術でもない。自然の━━)

 

そうして、上条当麻は白き光の奔流に飲まれていった。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

「━━ネオスを召喚ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

圧倒的な破滅の光は、正義の闇の力を持つ彼によって防がれた。

 

 

━━危ねぇ危ねぇ、モンスターの攻撃が実体化してやがる

 

上条への一撃を、自身の前に降り立った白いヒーロー《E・HEROネオス》は打ち払った。神裂火織は「まさか、彼が……!」と驚愕を隠せない。まさか絶体絶命と思われた状況、そのタイミングで助けに現れるとは……!

 

━━アクアドルフィン、これは……

 

『ああ、どうやらそのようだ。彼女から破滅の光の波動を感じる。やれやれ、私の予感は的中したようだ』

 

上条の隣にいつの間にか出現していた、イルカに手足が生えた戦士がそう言う。そしてそんなイルカに問いを投げかけた人物━━三日前に神裂の元から自分を逃がすため、手引きしてくれた彼━━友達が、白いヒーローと共に上条を守るよう立ち塞がっていた。

 

 

「お、お前……」

 

━━上条、安心していいぜ。ここからは俺の出番らしい

 

 

そう言って彼は自分の左手に装着されている機械を展開し、インデックスに声をかける。

 

 

━━インデックス……デュエルだ!お前をぶっ倒すことにワクワクしてきたぜ!!

 

 

『対象を変更……「決闘者」。攻撃を中断━━デュエルで決着を決定』

 

 

━━よし、デュエル開始の宣言をしろ!上条!!

 

 

「は!?」

 

超展開に上条は混乱する。突然デュエルで決着をつけると言って制止しているインデックスと、手に着けた機械を構え佇む彼を交互に見て理解しようとするが、それは無駄なことだった。

そうしどろもどろになっている上条を見ていられなかったのか、痺れを切らしたステイルは叫ぶ。

 

 

 

「デュエル開始ィ!!!」

 

 

「ステイル!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

『私のターン、ドロー。私はこのまま「メインフェイズ」に入ります』

 

「ああ、別に構わないぜ」

 

「ちょちょ、ちょっと待て!!」

 

 

なんだよ、まだ始まったばかりだってのに。

俺は声をかけてきた上条を不満たっぷりに見る。

 

「え、なにその目!俺が悪いんでせうか!どう考えてもおかしいだろ!?」

 

『上条君、すまないが今はデュエルの真っ最中なんだ。大人しくしててくれないかな?』

 

「あ、はい。……じゃねぇよ!よく考えたらこのイルカ星人もなんなんだよ!キモいわッ!」

 

『キモい……私は大丈夫だけど、私以外のドルフィーナ星人にはそう言わないであげてほしい。宇宙人にだって心はあるからね』

 

「すみませんでした!」

 

 

上条とキモイルカのコント染みた会話にため息をつく俺。まったく、こいつらには緊張感が足りないぜ。見ろよ、シスターちゃんから放たれるフィールを……こいつはただ者じゃない。面白くなってきやがった。

 

……あ!!いや確かにおかしいわコレ!!なんか俺この状況に順応してたわ!!

 

 

木星の衛星イオでの特訓から、デュエルに対して疑問を抱かなくなっていた俺。

 

でもしょうがねぇんだよ。疑問を抱いてようがどうしようが関係ない。今回のようなデュエルをなめてやると、俺の命に関わるからな。

 

 

『上条君、インデックスは破滅の光の影響を受けているみたいなんだ』

 

「破滅の光?」

 

キモイルカは上条氏に説明する。

 

『ああ!破滅の光、それは宇宙を滅ぼす意思そのもの。それが無数に分かれ、今君たちが住むこの地球に降り注いだんだ。この破滅の光を人間が浴びてしまうと、人格、あるいはその人の持つ力に干渉して暴走してしまう。おそらくインデックスは封じられていた別の人格━━システムに破滅の光が潜んでいたんだ』

 

 

「意思そのもの……そうか、だから俺の右手が通用しなかったのか。超能力でも魔術でもない、不変で一定であるものだから……分かってきたぜ」

 

 

『そう!だからデュエルなんだ!!』

 

 

「分からなくなってきたぜ」

 

キモイルカの力説に上条氏は項垂れる。

いやキモイルカ先輩、大事なところ話してないからね?どうしてデュエルするのかを話さなきゃダメよ?

俺はキモイルカにそう伝える。

 

『ああそうか、すまない。私たちの中では常識のようなものだったからね。━━デュエル。デュエルモンスターズを用いたそれは、はるか古から続く神聖な儀式なんだ。結果だけを話すと、破滅の光を浴びた者に決闘に勝利すれば、その影響は無くなる。だからデュエルなんだ』

 

 

「そ、そうか。なるほど」

 

上条氏は分かったような(分かってない)曖昧な表情で頷く。

まあ普通はそうなるわな!俺も最初はそんな感じだったもん。むしろ嘘乙って爆笑したわ。でも実際体感してしまうと、そうもいかないんすよ(震え声)

 

 

 

『……続けていいですか?』

 

 

「ああ、すまない。続けていいぜ」

 

 

律儀に待っていたくれたシスターちゃんの言葉に、俺氏は返答する。

 

『では続けます━━私は通常魔法《古のルール》を発動。この魔法効果により私は手札のレベル5以上の通常モンスター一体を特殊召喚します』

 

そう言ってシスターちゃんは宙に浮いた手札の内の一枚を取る。俺のようにデュエルディスクがなくても、その処理は問題なく行われた。━━モンスターの実体化。彼女の背後には下僕である白き竜。デュエルモンスターズの中で最強と名高いドラゴンが、その姿を現した。

 

 

 

 

『━━青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を攻撃表示で特殊召喚』

 

 

 

 

 

 

 

青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)

 

通常モンスター 星8 光属性 ドラゴン族 攻3000/守2500

高い攻撃力を誇る伝説のドラゴン。 どんな相手でも粉砕する、その破壊力は計り知れない。

 

 

 

 

 

 

 

インデックスの背後から、青眼の白龍はその大きな翼を羽ばたかせ空へと飛び立つ。

 

 

「な、この衝撃は、まさか本当に……本物だってのかよ!」

 

上条当麻は青眼の白龍が何気なく動かした翼からの風圧に、思わず右手をかざす。しかし何も変わらない。その脅威は消えず、青き眼は爛々と光り輝くのみ。

 

 

『……そういえば、このデュエルで彼が負けた場合どうなるかを言っていなかったね』

 

アクアドルフィンは必死になって風圧に堪えている上条に静かに言う。上条はその言葉に「なに……?」と疑問を呈した。確かに、勝利すれば破滅の光は消える。だがもし敗北したら……?

 

 

そうして、その答えをアクアドルフィンは上条に淡々と言う。強く拳を握り締めながら、真剣な表情で。

 

 

『このデュエルに負けた場合━━彼もまた、破滅の光と同様に消滅する。つまりこれは文字通り「決闘」……命がけの勝負なんだよ』

 

 

 

 

命を掛けた勝負、それを勿論彼━━決闘者は理解している。

だから彼は笑みを浮かべるのではなく、ドラゴンを睨み付けながら声を張り上げた。

 

 

 

 

━━全力でいくぜ。俺とお前……どちらかが消し飛ぶまでッ!!

 

 

 

 

 

 




この小説はギャグです。なのでシリアス展開はないです。あっても超☆融☆合とか意☆味☆不☆明なヤツで中和されます。強い(確信)

あと思い直して三分ぐらい考え込んだんですけど、姫神の話は飛ばします。
姫神「!?」
時期的に禁書じゃなくて超電磁砲の方は入れられるかもだけど、出来たら書いておきます。
姫神「!?!?!?」
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