機動戦士ガンダム ニュータイプ体験版   作:手無玲惟

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タイトル考えんのめんどかったんでまんまな感じで。









第9話 ガンダム鹵獲作戦

 

 

 

 

 

 

フランスへと到着した俺は、帰還途中にて人革連、ユニオン、AEUの合同軍事演習のために設立される部隊へと動員されるとの報告を受け、すぐさま合流しようと司令官の元へと向かった。

扉を開け中に入る、俺はすぐさま敬礼をし、大佐と思われる女性に向き直った。

 

「プロト・ゼロ中尉、ただいま帰還いたしました。つきましては着任許可をいただきたく願います。」

 

「許可しよう。カティ・マネキン大佐だ、君の噂はかねがね聞いている。その技量今回も遺憾なく発揮してくれ。」

 

「ハッ。」

 

マネキン大佐といえば有名な戦術予報士だ。おれでさえ知っていた。

敬礼をとき部屋を後にする、パトリックが転がっているが気にしない、

 

「そうだ、君はこれと仲が良かったそうじゃないか? 持って帰ってくれないか?」

 

マネキン大佐は転がっているパトリックを指差す。

 

「これって、物扱いっすか~? そりゃないっすよ大佐~」

 

情けない声を出しすくっと起き上がるパトリック、起き上がれるなら起き上がれよと言いたい。

 

「はぁ・・・、了解しました。ほら、行くぞパトリック。」

 

パトリックの襟首をつかみ引きずって退出する。重い。

 

「大佐~、またきますね~。」

 

「馬鹿者、ここに来るぐらいなら訓練でもしていろ。」

 

部屋を出たあとパトリックの襟首をはなし、落とす。重かったので慈悲はない。

 

「それにしてもどうしたんだ? お前があんな猫なで声で話すなんて。」

 

「フフフ、聞きたいか? なぁ聞きたいか?」

 

パトリックは話したそうにこちらを見ている。が

 

「別にいらん。」

 

「そうか聞きたいか、実はな・・・惚れた。」

 

こちらの答えなぞ聞いていないらしい。

 

「ん? もしかしてお前も惚れてんのか? ダメだ! こればっかりは譲れねぇ!」

 

おめでたいことで、と肩をすくめる。そういえばと思い出しパトリックに聞き返す。

 

「お前・・・前の彼女はどうしたんだ? あの、金髪の。」

 

「ああ、あいつか。お前にでもやろうか?」

 

「そうかよ。」

 

はぁとため息をつく。この男の節操のなさは筋金入りだと再認識した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちの部隊は、すぐさまタクラマカン砂漠前線基地へ移動と相成った。

 

「帰還してお疲れのところすぐの出撃ですが、まぁあなたなら大丈夫だと信じます。到着したら少しでもあちらで体を休めてください。」

 

管制室より通信越しにいつもの女性士官が話しかけてくる。

 

「ありがとう、出撃する。」

 

「ご武運を。」

 

 

そしてタクラマカン砂漠前線基地へと到着し、作戦までの間、俺は自室にパトリックを呼んでいた。

 

「プロトはアザディスタンには何しに行ったんだ? あそここの前までユニオンがいたりクーデターがあったりで大変だったんだろう?」

 

俺はアザディスタンでのことを思い出す。色々とあったが、一番印象に残っているのは頭に響く怨嗟の声だ。やりきれない、生きたい、子供はどこに行った?、せめて家族だけでも。そんな言葉が延々と頭に響いていたのを思い出す。

 

「それにガンダムも来たんだよな? 戦ったのか?」

 

「いや、機体は持って行っていたもののあそこはユニオンのフラッグやらリアルドやらでいっぱいだったからな。そんな機会はなかったよ。」

 

嘘をつく、俺がガンダムと戦闘をしたことはアレハンドロ氏に口止めされている。これからも、彼の命令や依頼で行ったことはすべて他言無用だと言われていた。

 

「そうなのか、それじゃあ今回の遠征が俺とお前でガンダムを倒す初陣になるわけだな!」

 

「初陣もなにも、倒してしまったらそれで終わりだし、まだ来るかどうかもわからないだろう?」

 

「そういえばそうか。アハハハハ。」

 

パトリックと他愛もない話を続ける。

そこで通信が入った。マネキン大佐からだ。

 

「中尉、それに少尉。今回の作戦内容について変更があるので作戦室に集まって欲しい。」

 

「「ハッ、了解しました。」」

 

パトリックと声を揃えて返答する。その後、パトリックは身支度を整えると言って一旦自室へと戻った。俺も身支度をぱぱっと整え、パトリックと合流しブリッジへと向かった。

 

 

 

「プロト・ゼロ中尉、並びにパトリック・コーラサワー少尉。到着しました。」

 

ブリッジにはもうほとんどの隊の隊長達が揃っていた。

 

「遅い! が、今回は連絡が一番最後になったということもある。多めに見るが、次はないぞ?」

 

「ハッ失礼いたしました。」

 

マネキン大佐はスクリーンに移る地図にレーザーポインタを当てる。

 

「ガンダムが濃縮ウラン埋設地域へと向かっている」

 

マネキン大佐が言った一言で作戦室内の空気が変わる、やはりきたか。しかし何故濃縮ウラン埋設地域に。などといった言葉がチラホラと聞こえる。

 

「先ほど上層部より通達があった。是が非でもガンダムを鹵獲しろとのことだ、我々の目的はデカブツのガンダムだ。これより作戦を説明する。」

 

彼女は作戦を口にする。俺のいる部隊は対ガンダム鹵獲部隊として再編成され、デカブツが発見された後、鹵獲に向かう部隊となった。

 

「君たちは仲間をガンダムにやられてしまった者も多いとは思うが、今回は消耗戦になる、またたくさんの犠牲者が出るだろう。だがしかし、こちらにはあの白銀の燕もいる。必ずガンダムを鹵獲するぞ。」

 

そう言うとスクリーンをしまい部屋にあかりが灯る。

 

「では解散とする。プロト中尉は少し残ってくれ。」

 

大佐の解散の合図で、それぞれの隊へと戻っていく、パトリックは退出時にこちらに羨望の視線を送ってくるがスルーする。

 

「君の二つ名を出してしまってすまない。私としても戦術予報士として君個人の力というものに頼りたくはないのだが、君の名前は士気が上がる。すまないが利用させてもらった。」

 

大佐はそう謝罪をしてくる。

 

「いえ、立っているものは親でも使えといいます。私は気にしていません。」

 

「そう言ってくれると助かるよ。今回の作戦の都合上君個人の力を発揮する機会はおそらくないだろうと思う。だが、いざという時はよろしく頼むよ。」

 

「了解しました。」

 

大佐はそう言って退出していった。大佐と入れ違いにパトリックが入ってきて俺に詰め寄る。

 

「おい! 大佐と何話してたんだ? もし俺の大佐を横取りするのならお前でも許さないぞ!」

 

「その気はないと言ったろうが、もう一度言ってやる。手を出す気はない、安心しろ。」

 

「む・・・それならいいんだ。今回の作戦頑張ろうぜ!」

 

パトリックは入ってきた時とは真逆で笑顔で出て行った。

 

 







主人公にジンクス乗せるか迷っとります。




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