機動戦士ガンダム ニュータイプ体験版   作:手無玲惟

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スローネ登場!


第10話 トリニティ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガンダムが出現してから今で15時間。未だに出撃命令がこない。コックピットに待機してはいるが、いつになったら出撃なのだろう?

 

「プロト、そろそろ出撃準備しとけってよ。」

 

パトリックが機体に戻ったのかこちらに通信をかけてくる。

 

「今まで大佐殿のところにいたのか?」

 

「おうよ! もうすぐ出撃だから機体の調整しとけってよ! 腕がなるぜ待っていやがれガンダム!」

 

パトリックはいつも以上に気合が入っているようだ。

 

「対ガンダム鹵獲部隊は発進してください。」

 

パトリックは口笛を吹きつつ、獰猛な笑みを浮かべる。

 

「ヒュ~、いっちょいってきますかぁ!パトリック・コーラサワー、イナクト出る!」

 

気合も十分にパトリックが出撃する。

 

「気合の入りすぎでまたヘマしなければいいが・・・プロト・ゼロ、スワロー出撃する。」

 

俺のスワローも発進させる。その後ろから、鹵獲用装備のヘリオンが追従する。

 

「みつけたぜ! ガンダム!」

 

パトリックがデカブツの前へと躍り出る。俺はそこで後ろからデカブツを蹴り倒す。

 

「今だ! 包囲しろ!」

 

パトリックが追従していたヘリオンたちに支持を送る。デカブツのガンダムは4機のヘリオンに囲まれて、ヘリオンが鹵獲用のフィールドを発生させ身動きできない状態になってしまった。

 

「なんてあっけない・・・」

 

俺は寂寥感を感じながら呟く。パトリックは逆に大喜びしているようだ。

 

「全機! フォーメーションを崩すな! このまま本部に連行する。」

 

デカブツを連れ、そのまま本部へと移動を始める、だがやはり、そう簡単には終わらせてはくれないらしい。

 

「パトリック、警戒しろ! 敵が来るぞ!」

 

俺はパトリックに警戒を促すが、興奮のためかちゃんと耳に入っていない。

 

「そうさ、ガンダムが手に入れば大佐の気持ちだって・・・」

 

「おいパトリック!」

 

通信で呼びかけるが遅かったらしい、遠方から飛んできたビームにパトリックの機体は撃墜されてしまった。

 

「くそっ!各機は散開して敵機からの砲撃を回避しろ! 最悪デカブツの拘束を解いても構わん!」

 

15時間の戦闘の後に短時間でもあのフィールドを受けていたんだ。すぐに動き出せはしないだろうと思い指示を出す。

 

「そのあいだに俺はやつを落とす!」

 

飛行形態へと変形し、砲撃してくる機体に突貫する。こちらからの距離が遠いせいもあり、距離を詰めているあいだに一機また一機と落とされてしまい、その赤黒い機体が見える頃には結局俺以外のすすべての機体が落とされてしまった。

 

「その大きなランチャーも近距離なら!」

 

相手はランチャーからビームライフルを取り外し、ビームを放ってくる。しかしこちらも速度を落とさないまま、回避する。

そしてそのままガンダムの懐に突撃する。コックピットに尋常じゃない衝撃が来るが、泣き言など言っていられない。そのままガンダムを地面へと叩きつけた。自分は地面へと突っ込む前に上空へと移動、敵が起き上がる前に変形を終わらせる。

相手のガンダムは地面に激突した状態からビームライフルを乱射、そのまま浮き上がってくる。だが、乱射されたビームごときにあたってやるほど俺も優しくはない。

 

「貴様も一緒に鹵獲してやる!」

 

ビームライフルをかいくぐり、接近する。そして左腕の大型プラズマソードを展開し、相手のビームライフルを持っている方の手のマニピュレーターを狙って一閃する。

この一撃でマニピュレーターは切り裂かれ、ビームライフルがはじかれる。俺ははじかれたビームライフルを左手で掴むと、ガンダムの動きを予想し、ランチャーに当てるように引き金を引く。ガンダムはビームを避けようとしたもののそれは狙い通りにランチャーへとヒットする。

 

「このまま武装を解除させる!」

 

次に左手を撃ち抜こうと思い、引き金をひくも、次弾が発射されない。敵のガンダムは残った左腕でビームサーベルを振り回してくるが、近接戦闘はからきしなのか全然驚異を感じない。このまま無力化させてしまおうと攻撃する直前、撤退信号が上がった。

 

「撤退か・・・仕方がない。これだけでも手土産に持って帰らせてもらう。」

 

俺はビームライフルを持ったまま、ガンダムを放置して背を向けた。敵のガンダムは追撃してはこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空が赤い光で覆われた後、それがやんだ頃に俺は本部へと帰還した。

 

「プロト・ゼロ中尉だ。着陸許可を求める。」

 

「了承しました。」

 

俺はMS形態のまま滑走路へと降りる。

 

「あの、着陸は飛行形態でお願いしたいのですが・・・」

 

「ガンダムの鹵獲は失敗したが、新しく現れたガンダムから武装を奪取した。左手に持っているためこのまま帰投した次第だ。」

 

そう言うと、ものすごく驚いた様子が伺えた。

 

「マ、マ、マ、マネキン大佐! プロト・ゼロ中尉が新しく現れたガンダムの武装の奪取に成功したようです!!!」

 

一拍置き通信越しでも分かる歓声が聞こえた。コックピット内に響いて少しうるさかったというのは秘密だ。

そうして、少しするとマネキン大佐が画面内に現れた。

 

「こちらカテイ・マネキン大佐だ。よくやってくれた。貴公の活躍に賞賛を送る。そのままモビルスーツで歩いてドックまで帰還したまえ。本当によくやってくれた。」

 

「武装をおいたら、パトリックの搜索に向かいます。 なに、あいつのことです。またどっかで生き残ってます。」

 

「そうか、了解した。ドックの連中にはその武装を丁重に扱うように言っておこう。」

 

通信が切れ、俺はドックにビームライフルを届けたあと、パトリックの搜索に出かけた。パトリックは簡単に見つかったので、回収した後、帰還した。

 

 

 

 

 







ビームライフルゲット。
これでAEUの技術レベルがちょっと上がったぞ!

てな感じでアインからビームライフル回収。

今のところ次の搭乗機は
アレハンドロ陣営から送られた、魔改造ジンクス
感想にもあった、GNイナクト

のどちらかですね。
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