機動戦士ガンダム ニュータイプ体験版   作:手無玲惟

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今回欝展開かもしれん・・・





第5話 テロリズム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「手酷く壊されちまったな、ティエリア」

 

「壊された部品は破壊した。情報漏えいの可能性もミッションにおける支障もない」

 

ガンダムマイスターたちは渓谷を伝い、モラリア司令部へと向かっていた。

 

「全く、こんなルートを通らせるなんて。」

 

「ぼやくなよ、敵さんは電波障害が起こっている場所を重点的に狙ってる。隠密行動で一気に頭を叩くのさ。頼んだぜ、水先案内人。おっと」

 

デュナメスの機体が崖にぶつかりデュナメスのコックピットに衝撃が来る。

 

「っぶねぇなぁ、おい。」

 

「ヘタッピ、ヘタッピ。」

 

「どんまい。」

 

「そりゃこっちのセリフだ。」

 

ティエリアは先ほど戦ったイナクトのことについて考えていた。

(あの機体からは強い脳量子波を感じた。それにあの先が読めているかのような回避行動。何者なんだあいつは? 帰投後ヴェーダに提唱する必要がある。しかし、今は)

ティエリアは思考を戻し、刹那へと回線をつなぐ。

 

「刹那・F・セイエイ。」

 

「ティエリア・アーデ。」

 

「今度また愚かな独断行動を取るようなら、君を後ろから撃つ。」

 

「太陽炉を捨てる気か?」

 

「ガンダムの秘密を守るためだ。」

 

 

ラストフェイズが開始され、司令部への武力介入が始まった。

そしてまもなく、モラリア司令部は無条件降伏し戦争は幕を下ろした。

その時間6時間あまり、戦死者455名となった。

元の歴史と比較すると、時間は1時間程遅くなり、死者は約70名程少なくなっており。避難が比較的進んだことで被害が減少したと推測される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガンダム3機との戦闘の後、離脱した俺はパトリック・コーラサワーを回収し、フランスの基地へと帰還していた。

その後、俺は初めてガンダムに傷を付け、そして回収はできなかったもののその装備の一部を回収する一歩手前にまでいったことを評価され、中尉へと昇進した。その時の活躍からその機体をもじって「白銀の燕(シルバースワロー)」という二つ名まで付けられた。

正直、恥ずかしく感じることもあるものの軍での発言力や、階級が上がったことによる自由度がましたこともあり、甘んじて受け入れるようにしている。

そして、長期の休暇をもらい、自宅で余暇を過ごしている。

そんな時だった、

 

Plulululululu…

 

Plulululululu…

 

「誰からだ?」

 

そう呟き、通信を受け入れる。

 

「昇進おめでとう。元気してる?」

 

「ありがとう、休日にどうしたんだ?」

 

相手はアレン・リキュールドだった。

 

「昇進のお祝いとちょっとした報告。ちゃんと休んでた?「白銀の燕(シルバースワロー)」さん?」

 

「おいおい、君までやめてくれ。俺がそういうの苦手なのは知っているだろう?」

 

「知ってるからこそ、からかわなきゃでしょう? 違う?」

 

「そこは違うと言わせてもらいたいところだな・・・」

 

アレンはクスクスと笑うと佇まいを直す。

 

「まぁそれは置いておいて、私も休暇もらったのは知っているわよね?」

 

確かに、あの合同演習に関わったものには休暇が与えられることは聞いていた。それはアレンも同じなのだろう。

 

「あぁ確かに聞いていた。」

 

そして、アレンはニコリと笑うと一枚の紙切れをひらひらと見せつけてきた。

 

「私これから休暇をフルに使ってパリに旅行に行くことにしたから。私の休暇中はほかのメカニックに機体のことは話しておいて頂戴。」

 

「了解した。」

 

アレンはあからさまに落胆したように肩を落とす。

 

「なんでプライベースでも堅っ苦しいかなぁ? いつになったら治るのそれ?」

 

「しらん。というかこれでいつも通ってるんだ、直す気もない。」

 

「そんなんじゃ、結婚相手見つからないよ? もうすぐ20なんだからそろそろ探していかないと相手見つからなくなるよ? それともモビルスーツとでも結婚するつもり?」

 

彼女はこちらに人差し指を突きつけ説教する。

 

「ム・・・善処しよう。」

 

「まぁたそれだ。まぁいいけど。それじゃあ今度休暇がかぶったときにでも一緒に旅行にでも行こうか、その堅っ苦しさをどうにかして差し上げよう。」

 

ニヤニヤと提案をする彼女の顔はどことなく嬉しそうだった。

 

「用事がなければな。ソレスタルビーイングが活動している状況でそうポンポン休暇が取れるわけないとは思うが。」

 

「その言葉忘れないでよ。 それじゃあパリ楽しんでくるわね。」

 

「疲れを癒してくるといい、ではな。」

 

「またね。」

 

俺が直接彼女と会話できたのはそれが最後だった。

 

 

アレン・リキュールド死亡の報が俺のところまで届いたのは、俺の休暇が終わってすぐのことだった。

その日は、朝早くからパトリック・コーラサワーに遭遇し、

 

「お前ガンダムに傷つけたんだって? 「白銀の燕」なんて呼ばれてるらしいじゃんか。 AEUのエースである俺と組めばガンダムなんて楽勝だよな! よろしく頼むぜ! あ、もう中尉になったから上官か。よろしく頼みますよ!中尉!」

 

とニコニコとした顔をして話しかけられ、その日はいい日になるのではと思った途端のことだった。

死因は「ソレスタルビーイングの武力介入中止、武装解除」を掲げたテロ組織による無差別同時多発テロに巻き込まれたことによる爆死。

アレンはちょうど地下鉄を降りるところで爆発に巻き込まれ命を失ったとのことだった。

 

 

 

 

 

 

 




アレン・リキュールド離脱です。
炭酸さんと違い麦酒さんには不死身属性はなかったようです。
これで間接的ではありますがガンダムに憎しみを募らせる強化人間(仮)くん
果たしてこの作品にヒロインは出てくるのだろうか!?
全く考えてないので、女キャラ出てきてからみなさんの反応見て決めます。

オリ主はプロト・ゼロって名前ではありますが。某総帥の野望に出てくるような生粋の強化人間ではないのであしからず。
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