機動戦士ガンダム ニュータイプ体験版   作:手無玲惟

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むしゃくしゃしてやった、今は後悔している。

それでは本編どうぞ


第8話 茶番

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は、スワローへと乗り込み機体を起動させる。空は明るくなってきていた。データにあったところへは最高速で向かっても30分程だろう。俺は一旦と上がった後飛行形態へと移行し、そのままデータにあった場所へと向かった。

目的地の近くについた頃には、アンフはあらかた倒され尽くしており、最後の一気もガンダムのその一刀の元撃破されたところだった。

 

「手を抜けと言われたのが気に食わないところではあるが・・・せいぜい八つ当たりでもさせてもらおうか。ガンダム!!」

 

俺は機体を飛行形態からMS形態へと移行させ、通常のプラズマソードだけ持ち、青いガンダムへとブーストを最大に突撃した。

 

エクシア内部ではアラームが鳴る。

 

「敵襲か!」

 

ここら一帯の敵は片付けたはずであり、新たな敵と言ってもこのスピードで来るのはアンフではありえない。ならばユニオンかと思い反応のある方向へとメインカメラを向けると、そこには報告のあったAEUの白いイナクトが写っていた。

 

「ここになぜAEUが!」

 

エクシアは右腕のGNソードを展開し、スワローのプラズマソードを受け止め力で押し切ろうとする。しかし、スワローはそのまま後方へと移動しある程度の距離を開けたまま静止する。

刹那はスピーカーをONにする。

 

「AEUがなぜここにいる。」

 

ガンダムが話しかけてきたことに驚きながらもプロトもスピーカーをONにする。

 

「なに、私用だよ。君と手合わせをするという、ね!」

 

言葉が終わりきらないうちにまた切りかかってくる。左手でビームサーベルを取り出し受け止める。そしてすぐさまGNソードで横薙ぎにしようとするも、スワローにコックピット部分を蹴られ衝撃で後ろに下がってしまう。しかし、スワローは追撃してこない。

今度はこちらからだ、と急速に接近しGNソードを縦に一閃するもスワローは当たるギリギリのところで横にかわし、すぐさま飛翔する。エクシアもGN粒子を出しながら飛翔し、スワローに追いすがる。

 

「その飛翔速度、さすがはガンダムといったところか・・・」

 

エクシアのGNソードを避けながら、スワローはエクシアにリニアライフルを当てる。エクシアの装甲には聞かないことはわかっているので容赦はしない。斬撃を避けつつ3秒ほどエクシアのコックピットへ撃ち続ける。

エクシアのコックピットには衝撃がはしる。エクシアはうしろの腰部分にあるGNダガーを手に取るとスワローに向かって投げつける。が、スワローは左腕の大型プラズマソードを展開すると、右腕のプラズマソードと左腕の大型プラズマソードできようにもこちらに打ち返してくる。

 

「なんだと!」

 

刹那は片方は避けたがもう片方がよけれずにGNソードで切り払った。スワローは左腕に大型プラズマソードとリニアライフル、右手にプラズマソードを持ったまま上空でこちらを見下ろしていた。

 

(なぜ斬りかかってこない? 遊ばれているのか?)

 

「クソっ!」

 

遊ばれているという考えが浮かぶと頭に血が登り、GNロングブレイドとGNショートブレイドを取り出しスワローへと接近する。スワローはプラズマソードで両方を受け止めるが、エクシアは受け止められたとわかるとすぐさま手をはなし、GNソードを横薙ぎにふるう。

 

「ほぅ、思い切りはいい。手ごわい。しかし!」

 

スワローはそれがどうしたというように上へと回避し、エクシアの頭を上から蹴りつける。エクシアは蹴りつけられたことにより、地面へと激突した。

 

「俺を相手にするには、君はまだ・・・未熟!!」

 

そこまで言ったところで、アレハンドロ氏より通信が入った。

 

「そのぐらいでいいだろう。もう一機のガンダムがそこに向かっている、急いで離脱したまえ。」

 

ガンダムは片膝を立ててこちらを見る。

 

「了解した。撤退する。」

 

俺は、ウエポンベィに入れていたスモークグレネードを放り、その場を撤退した。

 

そのすぐあと、ロックオンがエクシアを見つけその装甲の汚れに何があったと問い詰めるが、刹那は一向に口にしようとはせず、ただ一言だけ、

 

「俺は、ガンダムになれない。」

 

とつぶやいたという。

 

 

 

俺は機体を隠していた場所に帰還する。

 

(クソッ、納得したとは言えガンダムを前に手を抜かなければならないとは。)

 

そして、俺は機体を隠しホテルにもどる途中に負傷者収容用のテントの前で足を止めていた。

 

(頭に響く・・・テロリストどもめ。)

 

テントの前で頭の中に響く声にうっとおしさと同時に、痛みと悲しみを感じその場をあとにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルに戻り、数日後またアレハンドロ氏に呼ばれたため部屋へと向かう。

 

ノックをしてから返事を待ち部屋に入る、アレハンドロ氏はソファに座ってニュースを見ていた。

 

「この前は興味深いものを見せてもらった、感謝しているよ。」

 

「いえ。」

 

彼は俺にとなりに座るように促してくる。俺は促されたとうりにとなりへと腰を落とした。

 

「君にかかればガンダムも赤子同然かな?」

 

「流石にそこまでは。」

 

「フフフ、まぁいいさ。今日はね、これをともに見たくて呼んだのだよ。リボンズ。」

 

「はい、コーナー様。」

 

リボンズがチャンネルを変えるとそこにはこの前戦闘をしたガンダムが写っていた。ガンダムは宮殿へと向かうとラスード・ラフマディ氏を機体からおろしている。

 

「まるで殉教者気取りだ。このような行動で戦争根絶など。」

 

「ガンダムの性能を神の力だと勘違いしているんですよ。」

 

リボンズは辛辣な言葉を画面越しのガンダムへと浴びせかける。

 

「バカバカしい。ガンダムは兵器だよ、目的を遂行するため、人を殺めるために作られたものだ。そうは思わないかね?」

 

「・・・。」

 

 

こうして、アザディスタンでの一件は幕を下ろし、俺は、アレハンドロ氏と別れ、フランスへと帰還した。






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