いや、深夜テンションって凄い
ゆっくり投稿していくつもりです
だんだんシリアスになったり
ヤンデレ化したり
色々します
まぁ、苦手な方は回れ右をお願いします
初心者なので、どうか暖かい目で見守ってください
「……ちゃん…………て!!!」
声がした。
生暖かい泥の中に居るような感覚
くぐもってはいたが、確かに声がした
「…い………ちゃん…………きて!!!」
今度は、ハッキリと聞こえた
鈴を鳴らすような細く透き通った声が俺を呼ぶ
沈みかけた意識が、ゆっくりと浮上する
まるで、声の主に導かれるように
ゆっくりと目を開いt…………
「起きてってば!!」
「ゴファ!?!?」
みぞおちにドンっ!という衝撃と共に痛みがはしる
ベッドの上に寝転がって夢うつつだった俺は
ゆっくに目を開けるどころか
意識が一気に覚醒し、反射的に
目を大きく開けながら起き上がる。
というか、飛び上がるように上半身を起こす
「っおい、リン!!みぞおちは駄目だろ!」
「お兄ちゃんが起きないのが悪いんでしょ!」
リンと呼ばれた少女は
枕元で悪びれもせず、天真爛漫という
言葉がピッタリ当てはまるような
笑顔を見せている
リンというのは、まぁ、俺の義理の妹だ
俺が4歳の頃の親の再婚がキッカケで
兄妹になったのだ。
つい最近、16歳になった
ちなみに、俺は19になる
「そんなことよりもさ!お兄ちゃん!
はやく外の世界のこと教えてよ!!」
やはり、俺を殴り起こしたのは
話を聞きたいからか……
というか、俺の痛みを[そんなこと]だと?
「普通、謝るのが先じゃないですかねぇ?」
少しイラだった口調で言うが、
リンは我関せずというふうに
楽しそうに笑いながら
ポニーテールを揺らして
俺の話を待つ
なんか、尻尾みたいだな
あ、だからポニー「テール」なのか?
まぁ、なんにせよ良かったな、
俺が長門じゃなくて
長門だったら俺の痛みを知れとか言いつつ
みぞおちに肘鉄くらわしてたぞ
それをした所で変わらないし
妹は変に頑固で謝らないと思ったことは
絶対に謝らない
「………ハァ、なら、そうだな
今日の昼にあったことなんだけどよ」
妹を謝らせる事を諦めた俺は
大人しく妹が望むように、外の世界の
話を、面白いかもしれない話を始める
外の世界の話とは
どういうことかと言うと、リンは、
2ヶ月前に、親と共に死んでまった
俺だけが残されて1ヶ月後に
リンは俺の目の前に現れた
それも、自分を幽霊みたいなもの
になってしまったあげく、
俺の夢に住みついたと言った
それ以来、リンは見ることの出来ない
俺の起きている間の世界のことを
聞きたがるようになっていた
これは俺の予想だが、この妹は
リンは、俺の家族への執着心とかが
生み出してしまった夢の中の産物だと思ってる
というか、夢だと思ってる
あらかた話終えると
リンは、羨ましそうにこう言った
「フフ、今日はそんなことがあったんだね
私も見たいなぁ……お兄ちゃんの外の世界」
「やめとけ、やめとけ。
オクラにかける醤油を取ってくれって
友人に言ったらソース渡されて
それを気づきもしないでかけて
食べるはめになるぞ」
「それは気づけないお兄ちゃんが
悪いと思うな〜」
「解る筈ねぇだろ。
ソースと醤油なんてパッと見たら
同じだからな」
話してるだけで怒りが再発しそうになる
あの友人ども、絶対に許さねぇ
すると、部屋のハト時計が鳴り出す
昔ながらの時計で、時間になると
ハトが出てきて鳴くアレだ
ハト時計の音を聞くや否や
リンは少し慌てたように
俺のベッドに入ってきて、俺に抱きつく
ハァ……俺の夢は妹をどうしたいんだ
リンは顔を俺の胸のところに押し付けて
ゆっくりと深呼吸してる。
ロングブレスダイエットでも
してんのか?って思うね
それに、かなりくすぐったいが
リンが可愛いのでしばらく
好きなようにさせておく
[可愛いは正義]
数分後に顔を離したリンは
かなり蕩けた顔で息を荒くしていた
麻薬でもやってると言ったら
信じてしまいそうだから怖い
でもまぁ、夢の中だからソレは無いが
取り敢えず、今に始まった事では無いのでスルー
いや、スルーしないと俺が襲いそうで怖い
「おにいひゃんの匂い、しゅごいよォ…♥」
おっと、甘くとろけた声はやめて?
襲っちゃうよ?
パパになっちゃうよ!?
やめて!ウルウルしてる
切なそうな目で俺を見ないで!
頬を紅く染めないで!
ムラムラします!!
「ねぇ、お兄ちゃん………好き」
「はいはい、俺もだよ」
何十回目だ?このやり取り
「………ムゥ、本気にしてないな」
頬をふくらまして
すねる妹。
いとおかし
「まぁな(笑)」
「………ハァ…あと、何分かな」
「さぁな、5分くらいだろ」
「…………やだなぁ」
この夢の中でハト時計が鳴るのは
もうすぐ俺が、現実で起きる
ということを意味する。
当然、いつハト時計がなるのかは
俺たち2人にも解らない
いや、俺の夢なんだけどな
解らないんだよ。
皆もあるだろ??そういう夢
そして、妹は妹でハト時計が
鳴ると慌てて俺に抱きついたりする
なんでも、俺からパワーを
貰わないと夢の中に
居続けられなくなるから
しょうがなく抱きついたりしてる
らしいけど、この供給の方法
どうにかなんねぇのかな
嬉しいけどあやまちを犯しそうだわ
妹曰く、あやまちを犯すのは全然OK
むしろしてくれと言われたから
デコピンをおみまいした
リンが強く、強く、抱きしめてくる
少し苦しいが相手はふざけていない
今はつむじしか見えないが
いつだって、こんな時に顔を見れば
悲しそうな顔をしているのは
経験からわかっている。
これでも、兄だからな
リンの頭に手をポンッとのせて
優しく撫でてやる
「ッ!!…フへへへ、お兄ちゃんありがと」
「おう、気にすんな」
声音が明るくなったから
もう少しだけ続ける。
リンには、何時だって
笑っていて欲しいものだから
例えそれが、夢の中の偶像だとしても
そこまで考えると
頭がボンヤリとしてくる
呼吸が浅くなり
ベッドに再び仰向けの状態で倒れ込む
「お兄ちゃん!」
「……いや、こんじょうの別れじゃないんだから
それに、そんなに悲しそうな顔すんなよ」
「だって………」
「また来るよ、絶対
というか、ここ最近全部来てるだろ?」
そう、最近は全部妹の夢だ
リンはコクンと小さく
首を縦に振った。
納得している雰囲気ではなかったが
意識が沈んだり、浮上したりするのに
合わせるように、カクン…カクンと首が
下を向いたら慌てて前を向いて
また下を向いて慌てて前を向いて
を繰り返してしまう
「…お兄ちゃん」
「………ん?」
妹の話を聞いていたいから
起きてたいとは思うが
どうしても眠くてしょうがない
「…アッチじゃ言えないから
先に言っておくね?」
「………なん…だよ」
まずい、意識が……………
「おはよ、お兄ちゃん!」
元気な妹の声を皮切りに
俺の意識は現実の世界へと浮上する
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>☆
ピピピピピピピピと
スマホのアラームが爆音で響く中
俺は夢からさめる
スマホのアラームを解除しつつ
起き上がって背伸びをする。
夏場は暑いからすぐに起きれる
冬は寒すぎて布団から出られない
起き上がってスグに
階段を下って、和室に入る
そこに、仏壇の中で元気に笑う妹と
はにかむように笑う母
にこやかに笑う父が居る
こうして見ると、妹はの笑顔は
父親譲りなのだと改めて思った。
仏壇の前で正座をして
両手を合わせる
鈴と呼ばれる、あのチーンって鳴らす
鐘は鳴らさなくても良いと言われてる
昔は鳴らしていたが
最近、鈴の鳴らし方をネットで
調べてたら鳴らす必要はあまりない
と書いてあったのでそれ以降鳴らしていない
家族に朝の挨拶をしたら
夢の中で妹にされた肘鉄を
報告しておく。
せめて天国で親父達に
説教をくらっちまえ!
挨拶と報告(チクリ)をすませると
朝飯の準備に取り掛かった
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>♥
お兄ちゃんが消えた。
抱きついてたが、兄が消えたので
一瞬だけ兄の分身体が浮いて
ベッドに落ちる
「フギャッ!!」
変な声が出た。
こんな声、お兄ちゃんに
聞かせられないと思いながら
まだ、兄が居た温もりのある
ベッドに顔を少し擦り付ける
実際、兄からパワーなど貰っていない
ただ、抱きついて、匂いをかいで
頭を撫でられたりしたいだけ
嘘を言うのは心苦しいけど、
しょうがないもん。
お兄ちゃん鈍感だし
それにしても
…………良かった
聞いた感じでは、仲の良い
女子は未だに居ないらしいから
なんで、こんなふうに
夢の中に居られるのかは解らない
いや。兄が起きてる間の
ここは何なのかも解らない
目が覚めたらここに居て
私は兄の夢の中に住んでいて
兄と会えるけれど
それは兄が寝てる間だけ
兄が寝た場所が
この兄と会える夢という
空間の背景になる
という事だけが、瞬時にわかった
兄が学校で眠れば
私の今いるこの兄の部屋が
学校の教室に変わるのだろう
病院で眠れば、今度は
病院になるのだろう
ちょっと興味はあるが
お兄ちゃんと会えるなら何処だって良い
好きで好きで好きで好きで好きで好きで
どうしようもなく愛しくてしょうがない
お兄ちゃんとまだまだ一緒に居られる
そう、これが、まだ一緒に居られる
ということが大事なのだ
例え、夢の中の偽物と思われても
そのうちお兄ちゃんなら気が付く
いや、気づかせる。
そして、受け止めてもらう
その事を考えてニヤつきながら
少しだけベッドに残った
兄の香りを吸いつつ
これからの兄が寝るまで暇になる時間を
空想の兄と遊ぶことで潰すことにした
もしも仮に、兄に恋を寄せたり
付き合い始めた女が居たら
多分、私は……………
登場人物
主人公
石山 亮太朗
・自分以外の家族をなくす
・初めは荒れるに荒れるが
夢の中で妹と出会い、普通に戻る
・妹は夢の中の偽物だと思ってる
主人公の妹
石山 凜
・死んでしまったが兄の夢の中で復活
・生前からずっと兄の事が好きで少し歪んでる
最後まで読んでくださった読者様
本当にありがとうございます
また、面白いと思って頂けたら
感謝、感激、雨あられです
では、次回
「夢の中のカーレース」
次回もよろしくお願いします!!!