もう4作目ですか…3作目がR-18の短編だったんですけどあれはカウントして大丈夫なんでしょうか…?
まあそれは置いといて、今作は…今作は…
自分の理想やりたい放題でふ!!←噛んだ
…なにはともあれ、どうぞ!
時はもう4月…
桜がひらひらと舞い散るこの季節に一人の少年が走ってくる…
「遅刻はごめんだーーー!!!」
彼の名は吉井明久、『観察処分者』と『キング・オブ・バカ』の代名詞がついた高校2年生である。
しかし…、それはもう過去の話のようだ。なぜなら…
西村「吉井!!新学期早々遅刻寸前とはどういうことだ!!」
明久「すみません!!寝坊してしまったもので…」
現在8時40分、HRは8時45分からなのであと5分…
西村「…ったく、あと5分遅れてたらどうするつもりだったんだ?」
明久「返す言葉もございません…」
西村「それより、お前に振り分け試験の結果が来ている。…いろいろと突っ込みたくなるが1つ…お前、
どうしてここ最近の学力の振れ幅が大きいんだ?
いやな、この振り分け試験の1つ手前のテストはいつも通り最下位だったんだが、今回は…な。」
何があったんだろうか。悩む西村先生をよそに明久は、
明久「実は僕…好きな人ができたんです。」
西村「ほう、それでこんなにテストの点数が急上昇するというのか?」
明久「その相手が…天才的な人だから。」
『だからってそんなに上がるわけないだろう』と、より考え込む西村先生。明久は手渡された封筒を開けてみた。すると…
『吉井明久 Aクラス5位』
明久「えっ…?ここまでいけたの?なんか…すごいよ!!!」
西村「よく頑張った。これから1年間、有意義に過ごせよ。」
明久「は…はい!!」タッ
明久がウキウキ気分で行った後、西村先生が明久に聞こえない声でこう言った。
西村「俺は事情を知っている、全て…。吉井、良かったな。その…恋の相手と一緒のクラスで。ただ…
禁断な上に二股かけてどうするつもりなんだ。」
明久Side
今日から憧れのAクラス、ここではどんな生活が待っているんだろうなー。
…思えばつい3か月前、雄二からこんなこと言われたんだっけなぁ。
雄二『何をいってるんだ明久、俺は別に翔子と離れるつもりはねえよ。だからAクラスに行く。お前も行きたきゃ頑張って勉強してこいよ。その…なんだ、
待ってるから。///』
すごく意味深な言葉を最後に残して以来、雄二と会っていなかった、クラス違ったし。何であのとき顔を赤くしたんだろう?…まさか!?…いや、きっと違うよね?
それとは別に僕には好きな人が…いる。///
…あーーー!!もう!どうして素直に言わせてくれないんだろう!この恋は普通じゃあり得ないってことは分かっているんだけど!!結果、好きなものは好きなんだからしょうがないじゃん!
…その人の名は『佐藤文哉』。学力もすごい優秀で過去には『天才』って呼ばれたほどなんだよ!?容姿も素敵で身長が183cmもあるんだよ!?うらやましいほどなんだって!
…えっ?雄二もそのくらいあるって?…雄二は別!だって雄二とは『悪友』の関係にあるんだから!!
…それはいいとして、その文哉に勉強教えてもらったんだ。
文哉『Aクラスにいきたいならオレが教えてあげる。世界史とか生物はオレの苦手教科だから何ともならないが他は教えられるぞ?』
明久『お願いします!!!』
3か月間みっちりと勉強した。その結果…今ではAクラス5位の成績を残してる。本当に幸先いいぞ!!とはいえ、遅刻寸前じゃなんとも言えないよね…あはは。
僕は遅刻寸前ながらもAクラスの扉を開ける。その先に待っていたのは…
雄二「おっ、明久ついに来たか!おめでとう!!」
文哉「良かったよ!短い期間だったからBクラスまでかな…と思っていたんだけどまさか本当にAクラスに来れたなんて!!」
悪友の雄二と、親友の…文哉だ♡。
明久「文哉ーー!会いたかった!!」ダキッ
文哉「ちょっ、アキ…//」
会いたかった、本当に。抱き締めたくなるくらいに。なぜなら、文哉のことが…大好きなんだから。
雄二「なあ、俺は?俺は??」
明久「……しょうがないなー、はい」ダキッ
雄二「あぁ…、ここに境地を感じる///」
本当にまさかなのか?雄二は僕のこと…好きなのか?今でもそれは僕のなかで疑問形ではある。
翔子「…雄二、私のことも愛して。吉井を愛しててもいいから。」
雄二「あぁ、翔子…愛してるぜ。♡」
ここで僕は疑問に思う。なぜ雄二は霧島さんがいるというのに僕のことまで愛して来るのだろうか。これこそ二股だよね?
高橋「みなさん、HRを始めますので席についてください。」
高橋先生、このAクラスの担任で学年主任でもある格式高い先生である。
高橋「まず始めにみなさん、進級おめでとうございます。いきなりですがこのクラスの設備に関して質問・要望はございますか?」
そんなものあったらよっぽどの豪傑だよね?リクライニングシートはもちろんのこと冷蔵庫やノートパソコン、etc... こんなことが学校で許されるのか?
高橋「…では、次に自己紹介をしてもらいましょう。出席番号順にお願いします。」
文哉「はじめまして、佐藤文哉です、このAクラスの代表を務めさせていただきます。好きなことは音楽の世界に触れることです。よろしくお願いします。」
文哉の自己紹介が終わった。
翔子「…霧島翔子です、このAクラスの副代表を務めさせていただきます。よろしくお願いします。」
霧島さん…文哉といつも学年トップを争っていたほどの実力者。けど今回は2位だったんだ。みんなからは『才色兼備』とか何とか言われることが多いけど本人はあまりそうは思っていないみたい。自分としてもその中身を知りたいところだけど。
雄二「坂本雄二だ。みんなからは『悪鬼羅刹』とも呼ばれ、畏れられることも多いが決してそこまで野蛮でもない。喧嘩は…ほどほどだな。よろしく頼む。」
雄二…、自分で『野蛮』って言っちゃうの?それに、喧嘩がほどほどって…まあ、いいんだけどさ。
高橋「次、吉井君の番です。お願いします。」
おっと、僕の番か。よし…
「吉井明久です。『観察処分者』の称号がありますが、実力で5位にあがれました。この1年間みんなと仲良く過ごしていきたいと思っています。よろしくお願いします。」
まあ、ここでは無難なあいさつでいいだろう。下手に何か言うとみんなの反応が変わるかもしれないし…そのとき、
『先生、その話は本当ですか?』
高橋「飯島くん、それは本当です。振り分け試験の最中、彼は一度もカンニングの報告もありませんでした。そのときは西村先生が監視役としてついてましたので間違いありません。」
『そ、そうですか…』
まあ、こうやって疑問に思う人も少なくないよね。前まではぶっちぎりの最下位だったし…
高橋「最後に学年主席の佐藤君、みなさんに一言お願いします。」
文哉「2年生からできる試召戦争でAクラスは最上位のクラス…基本的に例外なことがない限りはこちらから仕掛けるということはありません。しかし、下からの攻撃は絶対にあるはずです。それに、試召戦争はテストの点数のみならず、召喚獣の操作という技術性もある程度必要になります。みなさん、Aクラスだからといって慢心してはいけません。しっかりと対策・準備を重ねて今年1年間楽しく過ごしていきましょう。」
パチパチパチパチ…
さすが文哉、言うことがもはや一級品だよ。観察処分者で雑用を毎回こなしてきた僕なら操作に関しては問題ないけどみんなはまだ慣れていないところも多い。これからどうやって積み上げていくかだね。
高橋「佐藤君、素敵な言葉をありがとうございました。それでは早速一時間目の授業に入りまs『プルプルプル…』…あら?少々失礼します。…はい、…ええ、…分かりました。みなさん、新学期初日早々申し訳ありませんが只今FクラスがDクラスに宣戦布告をしたとの報告が入りましたので私は一旦これにて失礼させていただきます。尚、本日の授業に関しては全て『自習』という形でお願いします。それでは」タッ
あらー、FクラスがDクラスに?なんでまだ初日なのにいきなり…?
文哉「多分、Fクラスには
雄二「なあ文哉、そいつって《――――》で合っているか?」
文哉「そう、《――――》なんだよ…」
雄二も文哉も知ってる《――――》って一体誰なんだろう?そう思いながら僕は勉強を進めていく…