俺らは此の世界で生きて行く   作:岐阜の人

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血の価値、血の重み 中編

夢を見た自身の前世と言う物を見た俺の前世はナチスの構成員故に戦後は一度刑務所に入り其の後俺は政治家に成ってドイツの再統一を見届けて死んだんだよな

 

そう俺は三桁以上輪廻転生を繰り返すうちに祖国や母国と言う物ぬ対して気薄的な感情しか持ち合えないのだ何しろ前世の母国と現世での母国との間で戦争が度々色んな前世で起きて居るのだ

 

故に俺は前世の母国そして祖国と言う存在を「昔滅んだ国」と言う気持ちしか存在しない・・だからこそ前世の故郷のナチス・ドイツと其れよりずっと前のフランス人として生きた世界線の前世での母国同士でもフランス相手に血を血で洗う凄惨な事が起きた物だ

 

そして俺の前世での家族と言う物は持ち合わせていなかったが親族が居た兄弟そして姉妹が居た甥や姪が居た・・だが先の大戦で多くの身内が死んで俺は甥と姪を引き取り育てたんだよな

 

そうナチスと言う物が存在をして居た時は甥や姪は俺の事を英雄だのと持て囃していたが戦後に成ると俺と言う存在が疎ましく思う様になったりもしたりしたのだ

 

故に俺は其の様な状況を甘んじて受け入れなければ成らないのだ・・まあ其の甥や姪は最終的には俺より先に死んだんだよなあ故に俺は甥や姪の子を自身の孫だと思い育て上げる事に自身の人生を費やしたんだよなあ

 

さてと俺は今アルビオン王国と言うか此の世界のブリテン諸島に居る理由は簡単だ王女との密使をグレナダ嬢否「小山瑞枝さん」と此の世界で言えばイングランドのコンフォールに居るコンフォールと言う地域はアイルランドやスコットランドの様にケルト系の人間が多く住まう領域だが

 

だが此処に住むケルト系の人間はスコットランドやアイルランド側に着かずにイングランド則ちアルビオン側に立ってレンヌ国家連邦相手に戦争をして居るのだ所謂同じ民族による同族殺しと言う奴だ

 

因みにルイズの御嬢は大人しく「トリスティン王国」で待機してもらって居る・・そう多分だが此の戦争で一番得をするのは「ビザンチニア皇国連邦そしてオルレアン大公国連邦」だろう

 

今現在此のブリテン諸島群の役八割五分は先程述べた様にレンヌ国家連邦に組み込まれて居るのだ同じ様に此の世界でのイタリア半島の全土を支配をして居たロマリア連合皇国も風の噂では首都否聖都の陥落と言う事態に陥って居るそうだ

 

さて世の流れは新たな国家の実現の為に動く勢力が力を付けて既存の国家群の崩壊の為に動いて居るのだ故にトリスティン王国も遅かれ早かれ国家の崩壊と言う憂き目にあうだろう

 

そう最初にルイズの御嬢がアルビオン王国に向かって居たらトリスティン王国に居るで有ろう所謂オルレアン大公国のスパイ活動に励む工作員そして其れを支える現地の協力者と言う物が存在をして居るであろう

 

そう故にあの場所であの時話して居た事を盗み聞きをされている可能性と言う物が非常に高いからだ故に俺はルイズ嬢とトリスティンの王女に宣告をしたのだ

 

そして俺は彼女の名目上従者として個の有れる土地に向かう先ず最初にガリア王国国王はアルビオン王国と言う物に肩入れをする気はさらさらないと述べた其の事を御嬢に親書越し御嬢に向けて手紙をよこしたで其れ程ガリアはアルビオン王国を嫌って居るのだろうか

 

其れか「抑々今回の騒動は今までアルビオン王族がレンヌ系諸民族に対して不当な扱いを受けた事を端に発する独立戦争だ故に先のレンヌ系諸民族の独立戦争で我がガリア王国も似た様な道をたどったが

 

だが我々はレンヌ系の地位をある程度厚遇をする措置をしたが然し財政の厳しいそして民族的対立が深く根付くアルビオン王国はそれらの事柄をおざなりにして来た・・其れにどうせ今回のレンヌ国家連邦の騒動で得をするのはあの翁が居る国だ

 

故に我がガリア王国は静観の姿勢を貫くか」と言うのが現状だろう・・まあその様な姿勢を取るだろうと俺がアン王女とルイズの御嬢に述べたんだよな先程の事をアン王女が部屋で会談をした際に

 

其れで帰ってきた反応は「・・やはりガリア王国も血で繋がった縁すら否定をして自身の安寧しか考えて居ないんですね」と言う風に述べて居た

 

さて今現在我々が居る場所はそうだなヒベルニアのタブリニア地域圏又は地方そうアイルランドのレンスター地域に居る・そう故に我々は自分達が此のアイルランド経由で来ているのかは理由は単純で「トリスティンとアルビオンの間に浮かぶ空域をレンヌ国家連邦が握って居るから」と言う一言に尽きる

 

・・否より正確的に言えば「レンヌ国家に雇われている傭兵集団によって制空権の支配」をされていると言う言い方の方が正しいな

 

故に俺は「オルレアン大公国連邦やビザンチニア皇国連邦とかが義勇兵みたいな形で又は先程の傭兵集団と言う建前で自分達の国の兵隊をレンヌ国家連邦に加勢をさせると言う事をした」と睨んでいる

 

そしてトリスティン王国はランドリア条約と言う枷で身動きを取れずにいると言う訳だ其れに仮にラバリエル公爵領の独立国化をしたとしてもオルレアン大公国連邦は必ず傭兵だの義勇兵だのと言う形でトリスティン王国を引っ掻き回すだろう其れもクルデンホルク大公国も巻き込んで

 

之からのトリスティン情勢は芳しくない事は明白な以上俺がゲルマニア帝国領内の土地と爵位の購入と言う選択が吉と出れば良いんだがな・・だがゲルマニア5重帝国も何とかバランスを取ってはいるが今日のトリスティンが明日のゲルマニアに成らないように祈らなければ成らないな

 


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