お金が無い彼女達は如何にして楽園へと至ったか?   作:山雀

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投げやり気味だけど、リアルが忙しないのでこれで勘弁。







666日目 さいきょうのぐらすらんなー

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 エルフ娘ちゃんがうちのギルドにやってきてからかれこれ二年くらい経った今日此の頃。

 

 ……あれ? ところで今何月だったっけ。

 環境維持システムだけは完璧な住宅構造だけあって、室温でリアルの季節を感じることなんて出来ないから、今が春か秋かも覚束ない。もっとも外に出ても命あるものはほぼ死んでるので季節感なんて毛ほどもないけど。

 

 まあそんなことはどうでも良いからおいておくとしよう。

 ところで今の俺の職業構成を見てくれ、こいつをどう思う?

 

 

▼ファイター Lv.2

▼歌手 Lv.3

▼ダンサー Lv.3

▼楽士 Lv.1

▼娼婦 Lv.1

▼アクトレス Lv.1

▼アクロバット Lv.1

▼敗北者 Lv.1

 

 

 初心者かな^^

 

 はいそこ、まるで成長していないとか言わない。

 こんな有様なのは、それはもう聞くも涙語るも涙なお話があるとか、そんなこと一切ないから安心してほしい。俺がユグドラシル先達の洗礼をこれでもかと浴び、グラスランナーの死体の山を築き上げた結果である(震え声)とどのつまり、あれもこれも全部PKの外道共が悪い。

 

 

 経緯を軽く説明しよう。まずこれまでで俺らがせっかく拠点化したダンジョンを奪われること都合5回目を数えたことはご承知の通り。

 ……え? 何? そんなこと知らない? あといくらなんでも拠点取られすぎ? おう、俺もそう思うんだが商人娘が懲りずに「拠点欲しい! 欲しいったら欲しいのー!」と駄々こねるからには、喜んでそれに付き合わねばならぬからね。

 

 勿論ただ黙って拠点を奪われるわけじゃないよ? 商人娘が毎回悩みながら罠仕掛けてるし、俺らも迎撃に出られる時はちゃんと出てる。全部無駄骨に終わってるけど。

 他のギルドなんて、大体は一度拠点とったらそれでもうほぼ安泰なんだっていうのに、俺らは数ヶ月単位で頭の上から折れた旗が消えないことだってザラである。遂には『敗北者』とかいうネタにされそうな職業も皆仲良くゲットさせられた。育てたらなんか新しい道が拓けそうな予感がビンビンするクラスだけど、それについてはまた今度だ。

 

 最終的には、あいつらは拠点が目当てなのではなくて、俺らへの嫌がらせが主目的なのだと判明した。取られた拠点が早々にフリーになっていたので間違いない。

 理解に苦しむ……と言いたいところだが、勘の良い俺氏は彼らの思考が手に取るように分かってしまった。ホラ、あれだ。好きな子にちょっかい出して気を引きたいとか、そういう奴らなのだろう。

 

 これもアイドルプレイ故の弊害か……エルフ娘が加入してますます加速する俺らのエンターテイメントプレイだが、純粋にそれらを楽しんでくれるファンが増えると同時に、さっき言ったような歪んだ愛情を抱えた人間や攻撃的なアンチも増えるもの。

 ましてやここは仮想世界。白くベタつく何かやカミソリを仕込んだプレゼントを送るより先に、アイドル気分でキャッキャしている幼女をルンルン気分で殺しに来るやべー奴らがワンサカしている魔境でもあるのだ。

 

 PvPを挑んでくるような連中と違って、そういう奴らは真っ当な騎士道精神は持っておらず、弱い相手を一方的に屈服させprprすることにこの上ない快感を覚える変態さんと考えてほぼ間違いない。

 こっちが戦闘面ではまず勝てないことを承知で襲いかかってくるので、命乞いや説得はむしろ相手を喜ばせる材料にしかならない。よって俺に出来るのは装備をドロップしないように裸になることしかないのだった。

 

 

 勝てない理由は大量にあるが、例えを挙げるならば「相手に空を飛ばれると手も足も出なかった」というのがその一つである。

 

 知ってる? ユグドラシルにおいて、ルール決めてPvP挑んでくる輩は兎も角、それ以外の連中ってば、屋外で交戦状態に入って尚且こっちが飛べないと分かるとほぼ確定で空ビュンビュン飛ぶんですよ。魔法職も戦士職も。こちとらちょっと飛び跳ねるだけで満足していた低次元三次元戦闘しかしてこなかったというのに。

 そんでもって、戦士職相手だと飛ぶ斬撃どーんとか、飛ぶ刺突ぐさーとか、真空波ぶーんとか、唯でさえリーチに乏しい俺としてはあもりにもひきょう過ぎるでしょうと言いたくなる遠距離攻撃を連発されて死ぬ。

 魔法職相手だと純粋な魔力攻撃はなんとか耐えられない程度の被ダメで生還することもあるのだが、まあそれだけの話である。最後には手も足も出ずに死ぬ。 

 これを無理ゲーと言わずになんと言おう。空を飛ぶ事自体はそれほど難しいことじゃないらしいけど、急激な戦闘環境のインフレ速度に俺がついていけなかったわけだ。

 

 下手人はさぞ気分が良かったに違いない。無様に地を這うしかない俺のことを笑いながら、「ザマァ無いぜ!」とばかりに狙い撃ちにしてくるのだ。

 一方的にボコられる、痛さと怖さをこれでもかと与えられるめっちゃ正しい戦法なのは分かる。「対抗できない方が悪い」という、弱い者いじめが大正義な世界において、この手の法則には一プレイヤーとしては従う他ないから。だが実際に殺られる側としてはたまったものではない。

 アクロバットスキルで無理矢理迫ろうとしても届くはずもなく、おもちゃにつられてぴょんぴょんするだけの子猫状態。500円でゲット出来る王様以下とか、戦闘面での俺の存在価値が大暴落。

 

 そしてやっとの思いで空を飛べるようになるアクセサリーを入手して、PKにビクビクしながら練習を重ね、さあリベンジだと思ったら今度は時間停止スキルの暴力である。

 効果は言わんでも分かるよね? 問答無用で動き止めらてしまうチート級スキルだ。アバターが指一本動かせなくなってしまうのでこれ使われる = 俺の死である。これもPKしてくる奴は普通にやってくるとかこのクソアンドクソなゲームバランスよ。

 昔のネトゲなら動きが止まってもチャットくらいはできそうなものだが、ユグドラシル仕様では視線すら動かせなくなっちゃいましゅ^q^

 

 俎上の鯉の気分をこれでもかと味わえること請け合いである。もう好きに料理してくださいという意味ではマグロ状態と表現しても正しい。

 PKに素手でとっ捕まえられた後、笑顔エモを浮かばせた奴さんにひたすら腹パンされて嬲り殺されたこともあったっけ。あれめっちゃ怖かった。でも痛くないからむしろ体内に響く衝撃が心地よかったのは秘密(恍惚) 

 

 

 そんなこんなで、今ではユグドラシルのデドラン1位を突っ走っております。遅参組なのにね!

 ちくせう……ちくせう……せめてエルフ娘ちゃんが居てくれる時ならばプレイスキルの無い、弱い者いじめ目的の連中は返り討ちにして追い払ってくれるのだけれど、あいつら徹底的にこっちがソロかハンマー娘ちゃんと二人っきりの時を狙ってきやがる。こっちのPT事情は完全に把握されていると見て良いだろう。

 

 ふとナーバスになってエルフ娘に愚痴っちゃった時は無言になってたなぁ。

 自前のスキルでギルド加入時点から飛行スキルもってたり、時間停止対策はちゃんとしてたりというしっかり者の娘さんなんで、今更PK対策すらしてない俺に呆れて物も言えなくなっていたに違いない。

 俺が平謝りして額を床にスリスリすると何時も通り膝に乗せてニコーと笑ったんで、「幻滅しました……このギルド抜けます」とか言われない程度の落胆で済んでいるようなのは不幸中の幸いである。

 さっきも言ったようにエルフ娘ちゃんが居れば弱いものイジメしかしない連中は寄ってこないんですが、如何せん学生である彼女に四六時中頼るわけにもいかないのである。

 

 

 でも一番厄介だったのは、俺と一緒に仲良死するハンマー娘(デドラン2位)なんです。

 

 やたら俺のこと守るって常日頃から言ってて、その上で俺がPKされる度に死んだ目で死にそうな顔されたのでは、相乗効果でこっちの胃がストレスで保ちそうにない。

 そのため現在俺は彼女の意識改革中に努める毎日である。兎に角ネガティブで重苦しい方向に向かいがちな彼女の考え方を、もっとライトなお気楽思考にしておかないと楽しんでゲームがプレイできないと思うのよ。

 正直あんまり似合ってないゴツい鎧を良いではないか良いではないかと御代官ごっこしながら剥いだり、守備重点な職業構成見直すとか以前に、そっちの方をまずなんとかしないとね。

 

 とにかく俺の死は彼女の責任では全く無いこと、PK共に敗北することを気にしていないこと(これは嘘)を、聖幼女ヴォイスでそれはそれは優しく言い聞かせているのだ。「あ、あんな奴らに良いようにされたってちっとも気にしないんだから!(涙目)」とか、そういった感じで。

 

 で、今のところの成果がこれ ↓

 

 

「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスツブスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスツブスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスツブスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスブッコロス」

 

 

 俺がPKされた後ブツブツ恨み言をエンドレスで垂れ流しにするようになりました。彼女の死んだ目がいい感じにベストマッチしてるね!

 う、うん? まあ、ネガティブバーストして一人落ち込むよりは良いかな。俺が死んだ後無気力になっちゃうことも無くなったし。

 

 

 商人娘? 彼女はいつも通りです。

 

 

 

 ……ハァ(クソでか溜め息)

 なぜこうも現実というものは俺たちに厳しいのか。俺はただ、この仮想世界を自分なりのやり方で楽しもうとしているだけなのに。

 

 特にエルフ娘ちゃんには悪いことしてるなと言わざるを得ないね。個人戦ではその辺のPK共に引けを取らないどころか普通に圧勝できるポテンシャルの持ち主な彼女ではあったが、流石にPT戦だと俺を含んだ面々が足をこれでもかと引っ張っている。

 元々高かったレベルも徐々に下がって、その、見ているこっちが申し訳ないくらい。ひたすらごめんなさいはしているのだが、その度に「たのしーからだいじょーぶだいじょーぶ」と笑って流されてしまうので、尚の事つらたん。こうなるといっその事罵倒でもしてくれた方が楽なくらいである。

 

 それにこれゲームだからレベルダウンと装備品ドロップと死体のスクショ撮られるくらいで済んでるけど、リアルだったら色んな所がガバガバになってるよね? 敗者で女といったら古今東西そういうもんだと相場は決まっているし。いやーこの世界がゲームで良かった。

 

 

 そんなこんなで、俺らの人気に比例してアホみたいな頻度で襲ってくるようになってしまったPK目的の外道共をなんとかせねばならぬ……そのために俺は今現在、手っ取り早いパワーアップを望んでいるというわけなのだ。

 グラランを超えるグラランとか、そういう進化を遂げねばならない時にきている。現実世界がクソなのに、仮想世界にきてまで負の感情スパイラルに陥ってたまるかってんだYO!

 

 

 まあぶっちゃけて言うならば、この際丁度よい機会なので最終的に目指すキャラビルドをそろそろ固めようと思っただけのことである。

 本腰入れて戦闘職の方も育てないとやられっぱなしのままで終わる。負け続けてメソメソして何も出来ずに引退するなんて、そんなの気に食わない、俺の趣味じゃない。

 

 あ、アイドルプレイは止めないよ。なんやかんやあってレベルダウンスパイラルに見舞われながらも続けていた地道な下積み活動(ライブとか握手会)が功を奏し、芸能系最上位職『エレメンタルミューズ』のフラグだけは偶然にも立てることができたので、いい感じに戦闘面と両立できそうなのだ。ちなみにWiki未掲載職である。ここに来てアイドル道を諦めてガチ戦闘職で固めるというのは実質敗北と同義なので、非常に運が良かったと言えよう。

 

 しかし一人でウンウン唸ってビルドを考えるのは不安が残る。客観的な意見も欲しいところだ。

 それで俺はまず一番身近な相手に相談を……と、錬金術用の鍋をぐるぐるしている商人娘のところへ向かって訴えたわけよ。何かいい感じのモデルケースとか無いっすかねーははうえー。

 

 

「だったらアンタの趣味全開にして、確実にレベリング出来て、今までアタシ達のこと散々踏みにじってきた連中を一泡吹かせられるビルドがあるんだけど」

 

 

 これが以心伝心というやつか……流石俺の今生での義母である。俺の悩みなどまるっとスリっとゴリっと全部お見通しだった。

 

 元々戦闘がとことん苦手な商人娘が考えていた、「戦闘に入る前に戦闘の発生する可能性自体を回避する」という、完全平和主義者的発想によるキャラビルドの亜種で、完成された護身とか、夢想の境地とか、そういうものを目指すサムシングのようだ。当の本人は諸事情で諦めたらしいけど。

 これが彼女の言っていた「日本一のグラスランナー」の完成形なのだろうか? 趣味と両立出来るビルドというのは期待せざるを得ない。

 

 早速、彼女考案のキャラビルドを拝見する。どれどれ……

 

 

 

▼ダンサー

▼グレイスフルダンサー

▼歌手

▼ディーヴァ

▼アクトレス

▼グレートアクトレス

▼楽士

▼上級楽士

▼娼婦

▼高級娼婦

▼傾国

▼スピリット・シャーマン

▼巫覡

▼プリンセス

▼ファウンダー

▼ブレインウォッシャー

▼ヒュプノティスト

▼パーフェクト・ヒュプノティスト

 

 

 

 電波系クソビッチアイドルかな^^

 

 ちなみに商人娘の描いた草案が間違っていなければ、最終的なコンセプトは【コントロール奪取】となっている。

 アイドル系クラスと魅力値が上がるクラスとちょっと電波系入ってるクラスにレベルを注ぎ込み、それらの複合スキルで周囲のキャラを片っ端から強制的に隷属させるか寝返らせちゃうという、明らかにゲームジャンルからして間違ってるとしか言いようがない職業構成である。

 完全娯楽系の職業は上限レベルが低くて助かるわーどうよーいいでしょー強いわよー戦わないけどー、と胸を張りながらこれを俺に披露してきた商人娘のドヤ顔はなかなかのものだったよ。彼女は俺をどんなグラスランナーに育て上げ、何をやらせたいんだろうね。

 

 ふむ。一目瞭然だが、攻撃力は皆無である。「戦闘で勝てないのなら、そもそも戦闘しなければいいじゃない!」という、俺が想定していたプレイスタイルの斜め下を往く発想によって組まれているビルドらしいので当然と言えば当然なんですが。

 なるほど、レベリングも確実に行えるだろう。何しろ集落から一歩も出ないプレイが想定されている。よってPKに襲われる危険性が皆無。安心だね!

 経験値稼ぎは戦闘以外で賄わなければならないのでそこは大変そう。ひたすら唄ったり踊ったり援交モドキを重ねる他無く、特に最後のが元男である俺にとって苦痛といえば苦痛でなのだが……まあそれも辛抱辛抱。

 

 『支配の呪言』とか、『人間種魅了』とかが代表的なのだが、強制支配系スキルは通常、低レベル帯にしか効かなかったり特定の種族にしか効果が無かったりするものなのである。だが商人娘の情報によると、このビルドだとそこらへんもある程度カバー出来るので抜かりは無いらしい。少なくとも人間種の男共には効果抜群で同レベル帯すら骨無しになるはず、だそうで。

 

 結構なことである。ユグドラシル全体の種族・性別構成的に半分以上が対象の上、俺らを今まで散々いたぶってくれたPK共は大体が人間種の男アバターだった。

 ちょっとやそっと空を飛べた程度でクソビッチアイドルのハイパーボイスからは逃れられはしないだろう。耳を塞ごうが蝸牛管潰そうが容赦なく叩き落としてやんよ!

 娼婦職すら極めているので、お触りを1秒だけ許してあげればそれでも十分だろう。うちの狼ちゃんでも一撫でで腰砕けになる愛撫スキルはマジパネェっす。

 

 というわけで、間もなく俺の逆襲の幕が開けることが確約された。俺の歌が、俺の踊りが、俺の色香が、奴らを地獄へと叩き込む力へと結実する刻が訪れるのだ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――でもこれ、絶対にグラスランナーでやることじゃないよね?

 

 

 

 

 だってほら、アバターの見た目これだよ? ロリどころかペドの領域。俺に魅了されてやられる方のプレイヤーは絶対納得しねーよなって話である。お色気キャラなら小悪魔なり淫魔の方がよくね? もしくはボインのおねーさん。

 想像してみなよ。下手したら幼稚園児くらいの背丈の幼女(三次元)がしな作ってたり女豹のポーズとってるところ。滑稽を通り越して、大人の真似っ子みたいで微笑ましくなってくると思わんかね? 思わない? 思うでしょ! 分かれよ! それ以外の何物でもないんだよ! 

 

 俺勢いで娼婦クラスとかレベルふっちゃったけどさ、やっぱおかしいと思うんだ(今更)

 そもそも俺、前から言ってたけど露骨なエロスなんて欠片も求めていなかったし。なんだよこのクソビッチ完成図……典型的な絶対何やったってしくじるキャラか、最後の最後でヘマして死ぬ女みたいじゃん。

 

 歌で攻めるにしても、人魚とかセイレーンとか、声に特殊な効果がのる種族の方が良いに決まってる(決めつけ)

 少なくとも、魔力皆無なグラランでやることではない(断言)

 

 

 それにお外(フィールド)に出られなくなるのは困る。

 

 ひたすら街や集落を転々として地道な地方アイドル巡業するのは良いんですが、流石にこれから先年単位でそんなプレイングばっかりだと流石に飽き飽きしてきそう。

 俺だって……また皆と普通にフィールドなりダンジョンなり冒険したいのである。ユグドラってそもそもそういうゲームですしおすし。

 断じてPC相手に男漁りしたくないとか、そんな理由ではない。断じて(大事なことなので二回言いました)

 

 

 てかなんで商人娘は最初俺が戦闘職以外にレベル振るのも渋々って面だったのに、今はなんでこんなに非戦闘職プレイ推してくるのさ!

 ……新世界の神になれって? 申し訳ないが、古代ギリシャ神話並に性的モラルガバガバな神になるのはNG。そもそもイミフだし、それに俺らはもう一部界隈では神の御使い扱いなのですが(ペロロンチーノ氏調べ)

 アインズ・ウール・ゴウンの連中みたく、俺らの画像抱えて2ちゃんの連中に配布しろってことでおk? 違う? 今以上にアイドル活動に注力しろと? 

 普通に皆の衆にアピールして信者増やして盛り上げろって言われてもなぁ……たまにはっちゃける程度で満足していてはダメなのだろうか。

 

 

 駄目だこいつ……早くなんとかしないと……。

 育ての親に向かって酷いこと言ってる気がするが、なんか娘のジュニアアイドル活動をエロ方面推しするヤバイママさんみたいになってる……どうしよう、頼みの綱がこれではお先真っ暗である。

 スケスケヒラヒラ防御力0の装備品を持ち出した笑顔の商人娘に恐怖を感じ、脱兎の如くその場から逃げ出す。誰だあんな良い子に良からぬことを吹き込んだ奴は!

 

 こうなったら俺が商人娘の目を覚ましてやらねばならぬのだろうか。俺というグラスランナーの有り様が歪んでいることについて気付かせてくれたことには感謝するが、今彼女の意見を聞くべきではないと俺の宇宙が全力で警告を発している。✞悔い改めて✞

 

 そのままの勢いで居間に突撃し、くつろいでいたハンマー娘とエルフ娘に縋り付く。ちょっとかかさまを戻す為にお知恵を拝借させてくれたもー! あと俺のビルド相談もたのまー!

 

 ……と思ったらばハンマー娘は今回意見を出さないって。古き良き「かぐや姫」読みながらそう言ってた。

 ここに来てまさかの裏切りである。ハンマー娘ちゃんよ、お前もか。お前まで俺がクソビッチアイドルになることを望むのか!? 

 

 そうでは無いらしい。ヨカッター

 言いたいことが無いわけじゃないし、自分もやりたいことあるから俺には普通に強くなって欲しいけど、商人娘には義理もあるし彼女が俺にやらせたいことに大凡察しがついてるんで完全にはあの変態ビルド否定し難いんだって。ナ、ナンダッテー!!

 それが何か気になるところではあるが、彼女が言うべきではないって考えなら俺は尊重する。めっさ気になるけど。

 

 

 じゃあエルフ娘はと言うと……

 

「非力なリアちゃんの護衛プレイとか、それはそれで良くない?」

 

 こんなことを仰っておりますれば。ちょ、良くないでごぜーます! 俺がクソビッチアイドルになっても良いのでごぜーますか!?

 

「そっかー残念。まぁステラちゃんの説得ならいいけど、ついでだしPK対策とか強いビルド相談ができそうなところにまとめて頼もうよ。アテはあるし」

 

 そんな都合の良い人がエルフ娘ちゃんと既知とはなんて好都合な。

 ……でも彼女の知り合いにいたっけ? そんな都合の良い人。

 

 

 

 

 § § § § §

 

 

 

 

 そんなわけでここナザリック大墳墓へとやってきたのだ。

 

 

「――成程、概ね事情は理解しました」

 

 

 俺が赤絨毯に額をスリスリするのを見下ろしながら玉座に座し、支配者ロールで語るモモンガ殿である。

 藁にもすがる思いの俺氏、本気で土下座中。何しろ本気で今の俺には余裕が無いので。

 今回は寸鉄帯びていないどころか結局商人娘に捕まって強要された、露出度高めなスケスケヒラヒラ衣装である。これとかぼちゃパンツの二択を迫られ、流石にこれからお世話になるのに下着姿よりはマシであろう、という判断に依るものである。

 おねげーします! モモンガ博士! お助けください!

 

 

「ええ、勿論構いませんよ」

 

 

 モモンガ殿めっちゃええ骸骨でえがったー!

 

 

「ですがその前に……おい、誰かそこのロリコン逆さ吊りにして羽毟っておけ!」

 

「ちょ、なんで俺が!」

 

「黙れ弟! あの格好、どうせアンタの碌でもない入れ知恵でしょ!」

 

「誤解だぁ!」

 

 

 なぜかペロロンチーノ氏が袋叩きに遭っているのを尻目に話は進む。

 あ、もちモモンガ殿だけじゃないよ! 見ての通り他のアインズ・ウール・ゴウンのメンバーも同席中。意見を聞ける人は多ければ多いほどいいかんね、多分。なんか少し見ない内に人数ゴッソリ減ってるけど。

 

 まー気にしてもしゃーないので、サロンに移動して取り敢えず諸氏に今の俺の職業構成を晒す。

 

 

「「「 ぶふぉぉ! 」」」

 

 

 盛大に噴かれた。そうだろうそうだろう。笑うならば笑え。弱すぎてもはや恥とも思わん。むしろ笑ってくれた方がネタ的に美味しい。

 んで、次に商人娘謹製の「さいきょうのぐらすらんなー」の完成図を広げる。

 

 

「「「 クソビッチアイドルだこれー!!! 」」」

 

 

 ヒャッハーと嬉しそうに盛り上がる一同。

 

 

「ステラちゃん推しってマジ?」

 

「AV堕ちしたジュニアアイドルとか、いやー厳しいっす」

 

「ストリッパーだろう、エロとダンスだし」

 

「違うっしょ。全力で枕営業しにいってるよ」

 

「実力もあって将来有望なのに、躰を売る夢も希望もない女の子とは恐れ入る」

 

「あと足りないのって『調教師』?」

 

「『ハイエロファント』かな。宗教家的なところで」

 

「歩き巫女要素まであるのか……忍者職が欲しいところでござる」

 

「でもそれだとレベル的にローグ系になっちゃうしなぁ」 

 

 

 こんな感じでワイワイ盛り上がった。おうおう、こんないじり甲斐のあるおもちゃ見つかったら当然そうなるよな。ちょっぴり漂っていた暗い雰囲気もキレイに吹っ飛んだね。

 ところで今回の相談事は以下の3つである。

 

 ① 商人娘の説得

 ② 俺氏のキャラビルドについて

 ③ PK対策

 

 まず①のちょっと暗黒面に堕ちかけていた商人娘の説得だが、現在進行中である。ご覧の通り、ゴツい巨人とピンクの肉棒に正座させられてガチ説教されておりますので。

 

 

「ステラちゃん……いくらなんでもリアちゃんにあのビルドは無いわよ」

 

「貴方あの娘達の保護者の自覚あるの!? いくらもうあの娘達が働ける年齢だとしても、未成年にやらせちゃいけないことと悪いことの区別くらいつくでしょ!」

 

「だ、だってあれならあわよくば世界穫れるところまでいけるかもなんですよ!? あの娘のスペックならユグドラシルのロリコンどもをハーメルンにレミングスしてゆくゆくは新世界の神にだってなれるし、むしろそうなってもらわないと危険なんです!」

 

「いや、何言ってるのよ。厨二病こじらせて変な妄想と現実ごっちゃにしちゃだめでしょ」

 

「たとえどんな理由があっても、現代日本で自分の養子に売春モドキなプレイさせようとするなんて不健全極まりない! 親代わりの資格すらないわ!」

 

「ユグドラシル18禁行為NGですよ!? それにその貞操観念は偏見が過ぎます! 好きな相手とイチャイチャしたりその身体を無茶苦茶にしたいというのは極めて純粋な欲望であって、決して不健全な考えじゃありません! ましてやここ仮想現実――」

 

「言い訳するんじゃありません!」 バンッ! <0dmg>

 

「ひっ!」ビクッ

 

「いい機会だからこの際まとめてその腑抜けた性根叩き直してくれるわ! 覚悟なさい!」

 

「……いいでしょう受けて立ちます! あんな狂った世界の常識なんかに私は屈しませんよ! 何が何でも抗ってみせるんだから!」

 

 

 ……果たしてこれ、説得なんだろうか? どんどんヒートアップして論点がズレまくってる気が、俺には言葉で殴り合いしてるようにしか見えない。

 反省するまで続けるって言ってたから、明日の仕事に響かない限界を鑑みて後数時間は続くんじゃないかな。

 いやー怖い怖い、でもだんだんクセになってくるから不思議。空を切るやまいこ氏怒りの鉄拳の唸り具合が半端ない。そういえばリアルでは女教師だってね。そら怒るわ。

 

 ……でも、なんか涙目で怯えながら反論してる商人娘みてるとメチャクチャ苛めたくなってくるね! 今度リアルで擽りごっこでもやって一家のスキンシップでも図ってみるとしようそうしよう。

 

 

 まあ、とりあえず彼女のことは女衆にお任せするとして、諸々の事情をナザリックの面々に説明してPK対策と俺のキャラビルド相談に移る。特にモモンガ殿は手の内晒されてるのにPvP勝率5割安定の強者ということで、是非ともアドバイスが欲しいところ。

 

 まず一頻り盛り上がった商人娘のクソビッチアイドルビルドについての評価をいただく。総論としては、「RPビルドとしては有りだが上級者向け過ぎるし少人数ギルドじゃ茨の道。あと同じことするならエロ系なり何なりに補正がある種族の方が絶対に良い」そうな。

 プレイする人間の脳波が洗脳スキルの成功率に微妙に関係するらしいんで、ハートと鼠径部にダイレクトアタックできる容姿の方が有利なんだって。「せめてエロゲに出てくる攻略対象のロリ枠くらいの外見じゃないと普通のPC相手でも厳しい。でも俺はこっちでも一向に構わん!」とペロロンチーノ氏は言う。ほーん。どうでも良いけどエロゲ基準多いよねペロロン氏。

 

 あと俺のキャラビルド考えるのは良いけど、今のドリームビルド崩して良いのかって恐る恐るモモンガ殿に尋ねられた。んー? ねぇねぇ、『ドリームビルド』って何なのさ。

 

 

 ……なんで皆そんな目で俺を見るの? 俺、変なこと言った?

 

 

 皆が教えてくれたユグドラシル語録によると、強さじゃなくて個人的趣味嗜好を優先させて作るキャラビルドの事なんだってね。

 とりあえずアイドルスキル分のレベルは確保させておくれやすーと頼んでおく。さっきも言ったが今更放り出したら俺の沽券に関わる。

 

 なぜか場がホッコリした雰囲気になった。なんでさ。

 

 

 そして、話はグラスランナーという種族そのものへの批評から始まった。……え、そこから?

 一言で言うとクソ・オブ・クソらしい。ひどくね?

 

 モモンガさんの話だと、そもそもユグドラシルの運営はクソではあるが、糞の役にも絶たない種族とかは作らないんだって。

 全ての種族や職業に無駄なものは一つもなく、たとえ貧弱だったり意味なさそうだったとしても、その組み合わせや使い方次第で大きな力になる……ことがあるという、どっかのデュエリストのようなことを仰っている。

 そんでもって種族で出来ない役割というのも特に無くて、一見ガチムチっぽいアバターでも実は魔法特化とか、貧弱貧弱ゥ!的な外見でも実はパワープレイヤーとか、そういうトリックプレイも出来ちゃう。違和感半端ないけど。

 

 そんな中、俺のグラスランナーほど極端なステータスはやっぱおかしいという話だった。

 魔法が絡むステータスが防御面以外クソで切り捨て一択なことや、強制無課金なことなのもキャラビルドの選択肢をこれでもかと狭めているお邪魔要素となっているので、『自由な探索』を推奨しているはずの運営の意思と食い違ってるそうで。

 

 課金は確かに家計を直撃してしまうという負の側面もあるが、本来はお金に余裕があって時間が無い、俺達とは真逆の性質を持つプレイヤーにとっては救済となる大変ありがたいシステムでもある。

 あのクソ運営が、いくらグラスランナーを使うのがお子ちゃまだけだからと言って、マネー・イズ・パワーを体現する課金システムに真っ向から否定して無闇矢鱈に力を得る(収入を得る)機会を奪うようなことをするだろうか?

 更に言えば、お子ちゃまプレイヤーなら普通は何らかの救済措置が施されていてしかるべきである。お子ちゃまプレイヤーなのに難易度:ハードを強要されているのか意味がわからない。普通なら難しいステージはボタン一つでクリア扱いされるぐらいのゆとり(笑)仕様でもありえなくはない。第一、もう俺は普通に勤労可能な年齢に達しているのでそこら辺の制限も解除されてないとおかしい。

 

 ……というのが廃課金連中の言い分である。うん、よく分からなかったが、幼女にさえ厳しい今の世の中ってばやっぱクソだなということはわかった。

 

 

 というわけで俺氏、久々のGMコールである。ちょいとGMさんGMさん。うちのグラスランナーちゃんいつまで経っても弱いままなんですけどー。課金はしませんがどうにかなんないっすかねー。

 自己を振り返る前にシステム的な手段で解決を図る俺ってば無課金姫プレイヤーの鑑。とりあえず以前のような塩対応ではなく、ちょっと待ってろと言われた。ま、期待せずに待つことにしまひょ。

 

 

 あとナザリック連中から俺のユグドラシルのプレイがそれなりの長さになったわけだが、リアルボディとアバターの齟齬はどうよ?と訊かれた。

 そうなんすよねー。俺の現実の声が成長に伴い幼女ボイスから少女ボイスに変わりつつあるのだ。いつライブに通ってくれている豚君ちゃんたちに「アバターに微妙に合ってなくね?」とツッコまれるかハラハラしている。

 ネカマプレイ用で使ったりする音声加工ツール(別売り)があればその辺もカバーできそうなのだが、如何せんお金がかかる要素は無理なのだった。

 

 そっちじゃなくて視点の高さがリアルと違い過ぎてて、気分が悪くなったりしないのかって話らしい。

 あー、その辺は考えてなかったなぁ。俺とハンマー娘の現実世界って今ではあのワンルームで完結してるし、意識がある時間は仮想現実で過ごす方が長いから気にならない。どっちかと言えばリアルボディが衰えないようにやってる筋トレしてる時の方が違和感あるかも。

 

 え? そういうリアルボディの成長を検知して、運営からアバターの外見弄るアイテムが特別枠で届いているはずって? うっそだーそんなの来てないんですけど。

 最近リアルでの成長著しいハンマー娘にも尋ねる。ねぇ、そんなの持ってないよね?

 ……俺がいつまでもちんちくりんなんで、色々気を遣って受け取り保留していたらしい。自分より俺を優先するのやめろって言ったダルルォ!?

 

 

 ちょうどそのタイミングでGMから逆コールがかかってきた。はいはい、こちらグラスランナーのオーレリアちゃんどえす。

 

 ……えーと、なんかグラスランナーに関わる不具合があったらしいです。

 滅多にグラスランナー使う人いないしバグ報告すらなかったから今の今まで気づかなかったと。今度の定期メンテで対応するからスマソスマソって謝られた。

 

 

 ――屋上へ行こうぜ……久しぶりに……キレちまったよ……。

 ぷ、ぷじゃけるなぁ! これまでの苦労(そんなの無い)は何だったの!? 詫び石寄こせやゴルァ! 消費者センターに訴えてやるぅ!

 

 こんな感じで怒鳴るべきか一瞬悩んだ俺だったが、止めておいた。この歳でクレーマーとかみっともない上に嫌な幼女だなと思ったので(小並感)

 

 

 グラスランナー(真)になれるよ! やったねモモちゃん!と喜び勇んで報告する。きっとステータスが人間種のそれに準拠する形に修正され、魔法職への道もちゃんと拓けるに違いない。

 

「その体躯なら近接戦はリーチ的に厳しいので魔法職がオススメですよ!」と言うモモンガ殿。なるほど、伝説の淑女プレイですね、分かります。

 

「それならガンナープレイがオススメ、2丁拳銃進呈するからシズちゃんと組んで!」と言うガーネット氏。ガン=カタがアクロバットスキルと相性良さそうと思いました。

 

「個人的には聖騎士プレイして自分の後を継いで困ってる人を助けてくれると嬉しい」と言うたっち・みー殿。PKされてたところを何度救われたことか。その恩に報いるのも悪くないだろう。

 

「折角姫プレイの実績積んだんだし、姫騎士・巫女姫辺りも極めてホントのお姫様とかどう?」と言うあけみちゃん。成程、そういうのもあるのか……。

 

 

 

 うわぁ……夢が広がりんぐ。ぐふふPK共、尻を洗って待ってろよ……もうただ焼かれるだけの存在ではない。自分のやってきた仕打ちを後悔するが良いぞ!

 

 

 

 さぁ――俺達の冒険は、これからだ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――次の定期メンテナンス後、俺のアバターがエロゲの攻略対象ロリキャラ並に大きくなっていた。

 

 違う、そうじゃない。

 

 

 

 

 




■娼婦レベルを捨てたオリ主
・この後、エロ同人配信数が増えた

■楽器職人見習いハンマー娘
・ファンタジーには理解がある

■幼女娼婦斡旋娘
・実はエロには深い理解がある

■つよつよエルフ娘
・ギルメン一般層人気一位



▼書き忘れてたあとがき

 キャラビルド回です。嘘、準備回です。次の次の次辺りに四人娘のビルドがほぼ完成する予定です。遅くて御免なさいね。

 浅い設定を弄ってキャラビルド考えてたらメチャクチャ時間食いました。オリ主の設定に困ってファンタジー姫の名前診断とかに手を出し始めましたよコイツ。お陰で踏ん切りついてこの話書けたけど。


 今回は14歳じゃなくなった14歳の話でも。

 読んでるとおわかりですが、ちょっと危機感が募ったのかプレイヤーの大量誘拐を企んでます。
 ライブをユグドラシル最終日に催し、100人でも50人でも良いので集ったファンをまとめてそのままの勢いでナザリック攻め落としちゃおうとか、あるいは全員転移させちゃって、オリ主の魅力でそいつらをまとめて一大勢力にしちゃおうとか考えてる超危険人物と化しています。彼女に何があったんでしょう。

 本当に実行してたら、転移後間もなく下剋上に遭ってエロ同人みたいな運命を辿っていたのは間違いないです。図らずも紙回避。





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