蒼空が導く異世界道中~2度目の人生は異世界転生!?   作:暁 蒼

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うまくタイトル通り書けたら良いなと思ってます。

よろしくお願いします!


後輩、悪魔になります!

一誠が堕天使に襲われた日の翌日、放課後になり帰る用意をしていると蒼は同じクラスの姫島朱乃(ひめじまあけの)に呼び止められた。

 

「月影君、少しよろしいでしょうか?」

 

「どうしたんだ、姫島?」

 

「あらあら、お分かりの癖に……昨日の件で私の所属してる部活の部長がお呼びなのです。御一緒してもらえますか?」

 

蒼にそう説明してくる姫島を見て蒼は…

 

(ふむ、面倒だが放り出すわけにもいかないか…)

 

と考えて一緒に行く事にした。

 

「わかった。ただし俺の家族も同行させるが大丈夫か?」

 

「…えぇ、構いませんわ」

 

「わかった。なら…」

 

そう言って蒼は念話で家族達に校舎の中央ホールに集まるように呼び掛けた。カモフラージュに携帯を操作してるように見せながら…。そして

 

「これで大丈夫だ。行こうか」

 

「こちらですわ」

 

そうして姫島と一緒に移動し、途中で家族達と合流して着いていく。着いた場所は旧校舎の部屋の1つで入口に『オカルト研究部』と書かれた看板があった。

 

中に入ると白い髪の女の子がお菓子を食べていた。蒼は深雪から制服の袖を引かれ振り向く。

 

「どうした深雪?」

 

「彼女は塔城小猫(とうじょうこねこ)ちゃん。わたしと達也お兄様のクラスメートです」

 

「そうか、教えてくれてありがとな」

 

蒼は深雪にお礼を言いながら頭を撫でる。すると深雪は(うつむ)いて顔を赤くしてしまった。

 

「大丈夫か、深雪?」

 

「はっはい!大丈夫です!」

 

「なら良いが…」

 

それを見ていた女の子達はというと…

 

(((((羨ましい…)))))

 

達也と一輝はというと…

 

((あれを自然にやれるのは蒼兄さんだから…としか言えないかもな。たぶん))

 

などと考えていた。

 

その後は姫島が淹れた紅茶を飲みながら一誠が来るのを待つ事になった。そうこうしていると、声が聞こえた。

 

「失礼します。部長、兵藤君を連れてきました」

 

「しっ、失礼します…」

 

蒼は部室に入ってきた一誠に挨拶をする。

 

「よっ!兵藤…ちゃんと来たみたいだな」

 

「あっ!月影先輩…昨日はどうもッス!助かりました」

 

「気にするな。それより座ったらどうだ?」

 

蒼に促され、椅子に座る一誠。すると一誠の視線がある一点に向いていた。それは今も響いているシャワーの音がする所だった。

 

「兵藤…お前はこんな時まで…」

 

「いやらしい…」

 

「…変態」

 

「……あはは」スッ

 

蒼、雪菜、塔城の順に冷たい目線で見られる一誠は苦笑いをした後静かに目を反らす。その時、髪を拭きながらリアス・グレモリーが出てきた。

 

「ごめんなさいね、昨日はお風呂に入れなかったから…」

 

「そんな事は聞いてない。早く着替えてきてくれ」

 

「…わ、わかったわよ」

 

蒼にそう言われ、少し怯んだグレモリーが足早に奥の部屋に入る。…少しして着替えたグレモリーが出てきた。

 

「…粗茶ですが」

 

「ん?…ウヒョーーー!こっちはグレモリー先輩と並ぶお姉様、姫島朱乃先輩!」

 

一誠は姫島をみて興奮していた。どうやら美人や可愛い女の子には見境がないようだ。それを見ながら蒼は紅茶を飲みながら考えていた。

 

(うん、旨いけど深雪や明日奈には負けるな…)

 

「お待たせしてごめんなさいね。私達オカルト研究部は貴方を歓迎するわ」

 

「はぁ……」

 

「だけどオカルト研究部は仮の姿、まぁ私の趣味みたいな物ね」

 

「はぁ…でもそれはどういう…?」

 

一誠はどうやら意味が理解できない様子。そりゃそうだな…

 

「単刀直入に言うわね。……私達は『悪魔』なの!」

 

「はい…!?」

 

グレモリーは悪魔の羽を出して一誠にそう告げる。

 

「そして昨日君を襲ったのは堕天使と呼ばれる存在よ…。わかるでしょ?天野…」

 

「っ!?…止めて下さい。その話は…不愉快なんで…」

 

「兵藤…辛いかもしれないが現実だ。受け入れてくれ」

 

蒼はまだ受けとめられない一誠にそう呟く。そして…

 

「月影先輩……でも今の話が本当なら月影先輩は…?」

 

「…俺は人間だよ。一応…な」

 

蒼がそう言うとグレモリーがそれに反応して叫ぶ。

 

「堕天使を退(しりぞ)ける人間がいるわけないわ!?」

 

「知るかッ!それに今日は兵藤の件で来てるんだ。まずはそっちが先だろうが!」

 

「っ!?…そう…ね。ごめんなさい」

 

蒼に反論され、引きさがるグレモリー。そして一誠の方を向き、一誠に言う。

 

「それじゃ兵藤一誠君、これからはイッセーって呼ばせてもらうわね。それでイッセーには選んで欲しいの」

 

「選ぶ?」

 

「そう、1つは昨日の事や私達の事を記憶から消してこれまでの日常に戻る。もう1つは私の眷属になって悪魔になるかよ」

 

それを言われイッセーは目を見開き驚いている。たぶん驚きと悪魔?眷属?って考えているのだろう。

 

「イッセー、貴方な中には『神器』が眠っているの」

 

「神器?何ですかそれ?」

 

「貴方の中にある強い力を持つ物よ。それが襲われた理由なの」

 

それに補足を足すように姫島が口を開いた。

 

「別名、セイクリッド・ギア。特定の人物に宿る力。歴史上に残る人物はそのほとんどが所有していたとされていますわ」

 

「時には悪魔や堕天使をも(おびや)かすほどの力を持った物も存在するの」

 

姫島とグレモリーが『神器(セイクリッド・ギア)』について説明をする。

 

「イッセー、腕を上にかざしてみてもらえる?」

 

「こう…ですか?」

 

グレモリーにそう言われイッセーは腕をかざす。

 

「そうよ。そしてそのまま自分の中で1番強いと思う物を思い浮かべてみて」

 

「きゅ…急にそんな事言われても…」

 

「集中して、イッセー」

 

「はい!集中…集中…」

 

口では集中と口にしてはいるが蒼は見ていた。イッセーがチラチラと目の前にいるグレモリーの下着に目を向けている事を。

 

(あれは無理だな…まったく集中できてない)

 

「うはぁ~、ダメだぁ~。これ以上無理ッス!」

 

「いいわ。初めてだと難しいだろうし」

 

「でも…やっぱり何かの間違いとかじゃ…」

 

「あの堕天使が兵藤の中の力を危険に感じて殺したかったのはおそらくホントだろう。兵藤には悪いがオレはあの天野って女が堕天使で一誠に近づいて来た理由もすぐに察した。だからあのときお前を助けることができたんだ」

 

「そっか…そうだったのか」

 

「それで…イッセーはこれからどうしたい?記憶を消して日常に戻る?それとも私の眷属になる?」

 

「俺は…」

 

悩んでいるイッセーに対して蒼が言う。

 

「無理せずに決めるんだ。この選択でお前の今後が変わる。ちゃんと考えて決めるんだ」

 

「はい。……あっ!グレモリー先輩何か眷属になってたら得られるメリットはありますか?」

 

「メリット…そうねぇ」

 

イッセーにそう聞かれグレモリーは色々なメリットを提示して行った。寿命の事、能力の事、うまく行けばハーレムも作れるかも…と。

それを聞いたイッセーは凄い勢いでグレモリーにお願いをした。

 

「お願いします!眷属にしてください!」

 

「兵藤…それがお前の選択か?」

 

「はい!俺の夢ですから!」

 

(理由はどうであれこれがこいつの選んだ道なら俺は止める理由はない…か)

 

「そう…ならこっちに来なさいイッセー」

 

そう言われイッセーはグレモリーのそばに行く。するとグレモリーはチェスの駒を取り出した。赤く血のような色のそれを蒼は知っていた。『悪魔の駒(イービル・ピース)』悪魔が他の種族を転生させる時に使う物だ。イッセーは兵士・『兵士(ポーン)』の駒を8個使って悪魔に転生した。

 

「これで俺も悪魔に…?」

 

「えぇ、改めて歓迎するわ!私の下僕として頑張りなさい!」

 

蒼はグレモリーの言葉を聞いて苛立ちを感じた。そしてその理由は簡単だった。

 

「グレモリー…お前今何て言った?」

 

「え?…ただ歓迎するわ…って、何かおかしかった?」

 

「違う…その後だ。お前今…下僕と言ったな?」

 

「えぇ、それが…っ!?」

 

グレモリーはその先を言えなかった。なぜなら蒼から凄まじい殺気を感じたからだ。

 

「下僕…だと?お前は人間から転生した者を下僕として扱うのか?俺達人間は奴隷扱いか?」

 

「っ!?ち…違うわ!そんな気はまったく…」

 

「なら何故自然に言葉に出来る?思ってないなら仲間として…とかじゃないか、普通は?」

 

「そ、そうね…ごめんなさい」

 

「言葉には気を付けるんだな…俺は俺の家族や友人を傷つける者を許す気はないからな…それが神や魔王であってもだ」

 

そう言ってグレモリーを睨んでいると蒼の服の袖が引っ張られる。見ると雪菜とレムが震えていた。

 

「蒼兄さん…落ち着いて…下さい」

 

「いつもの…兄様に…戻って…欲しいです」

 

そう。蒼は怒りで殺気を放っていて周りが見えてなかったのだ。家族達は震え、今にも泣きそうになっている深雪や明日奈、冷静そうに見えるが小さく震えている一輝や達也。悪魔側はイッセーは顔面蒼白でイッセーを連れてきた木場は冷や汗を掻いている。姫島と塔城はうっすらと涙を流している。グレモリーに関しては今にも気を失いそうな程怯えていた。

 

「っ!?……すまない、つい怒りで周りが見えなくなっていた。本当にすまなかった」

 

蒼はそう言って深く頭を下げた。そして蒼は家族の女の子達を順に撫でながら謝った。そして今の蒼に出来る範囲で何でも1つ言う事を聞くと皆に伝えたのだった。

 

「いえ、こちらこそ…ごめんなさい。もう眷属を下僕なんて呼ばないわ」

 

「そうしてくれ…俺は悪魔じゃないが仲間や家族として接して欲しいと願っている」

 

「わかったわ。皆もごめんなさい…」

 

グレモリーがそう言うと眷属達は大丈夫、気にしない。と返していた。

 

「それじゃ、俺達は帰らせてもらう」

 

「えぇ、月影君…また何かあれば話を聞いてくれるかしら?」

 

「……まぁ、クラスメートとしてで良ければ…な?まだ友人にはなれない。それでも良いなら話し相手くらいにはなるよ」

 

「っ!えぇ、それで良いわ!ありがとう」

 

「じゃあ、またな。皆、帰るぞ。今日はお詫びにご馳走にするよ」

 

蒼がそう言うとさっきの空気はどこへやら、家族の皆は笑顔になっていた。

 

「「やったー!」」

 

「蒼兄さん、僕ステーキが良いな!」

 

「私はお寿司が食べたいですわ」

 

「…なら俺はローストポークを頼む」

 

「わかった、わかった。その代わり買い物も一緒に頼むぞ?」

 

「「「はーい!」」」

 

「「わかってる!」」

 

その日の夜蒼の家のテーブルはステーキにお寿司、パスタやピザにビーフシチューにローストポークと様々な料理が並んだ。

ちなみにお願い事は達也と連絡は訓練の相手をする回数を増やす事。女の子達は時がきたらお願いするから拒否は絶対にしないでと言われたそうだ。

 

蒼の今後はどうなるのか!?

 

 

続く。

 

 




今回はこんな感じでまとめました。

つまんなかったらごめんなさい。

でも書いていくのでよろしくお願いします。
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