黒い炊飯器と無個性の少年   作:名無しの炊飯器

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とり急ぎ書き上げました。

矛盾点が生じてないといいのですが……。

質問などありましたら感想欄に置いていってくださいませ。

これからは一番下にあるものが最新話であることがなくなります。
しおりを使っている皆様にはご不便とご迷惑をおかけすると思いますが、何卒ご容赦くださいませ。


現在の最新話は一つ上の『高校生活』です。





〜番外編〜ヒロアカ×ワートリを100倍楽しむ講座(仮) ※台本形式
第1講『個性』と『トリオン』


出久「……ん?」

 

 

>白い、空間だ……。僕は夢でも見ているのか?

 

 

レプリカ「やっと目が覚めたか」

 

出「レプリカ?えーと、ここはどこ?」

 

レ「まあ細かいことは気にするな。今から講座を始めるぞ。椅子に座るといい」ヴォン

 

出「わっ!!なんで『門』印から椅子を……」

 

レ「座ったな?さて、これから解説するのは『トリオン』と『個性』の関連性についてだ」

 

 

>ちびレプリカがキャスター付きホワイトボードを運んでくる……。夢では無さそうだ。

 

 

レ「トリオンが個性に結びついている、という話はしたと思うが、今回はもう少しだけしっかりと説明していこう」

 

レ「まず『個性』とは?」

 

出「『個性』はこの世界の8割がたの人間とその他生物が持っている「自然界の物理法則を無視する特殊能力」のことだよね」

 

レ「うむうむ、よく知っているな。では『トリオン』とは?」

 

出「トリオン器官から生み出される生体エネルギー。そしてトリガーを動かすときの動力源、でいいかな?」

 

レ「そう、その通りだ。そして、私の解析によればイズクが先程言ってくれた『個性』は『トリオン』を使用して動いているのだ」

 

出「トリオン体なしでその能力を使ってるってこと?」

 

レ「そういうことになるな。最初は私も驚嘆した。トリガーに近い出力を生身の身体で行使するというのは危険が伴うものだ。それを補うために、この世界の住人達の身体は頑丈になっていたり『個性』に適応するように出来ているらしい」

 

出「かっちゃんの手、火傷しないのかなと思ってたけど、元々頑丈に出来てたんだね」

 

レ「デンキの帯電もそれの最たる例だろうな。だが、ここで疑問が生じるのではないか?」

 

出「今のところ例に上げた『個性』は発動型のものだけだよね。それじゃ異形型とか変異型とかはどうなるのかな?」

 

レ「いい質問だ。発動型は発動時にトリオンを消費する。ならば異形型は常時トリオンを消費しているように思うかもしれないが……そんなことはない。

『トリオン』は『個性』に干渉するものだ。発動型や変異型はそのスイッチのON/OFFが可能だが、異形型のスイッチはONしかない。その代わりに他の『個性』と比べてもトリオンの燃費が良いのだ」

 

レ「さて、キリもいいことだしこの辺りで要点をまとめて今回は終わりにしよう」

 

 

>ちびレプリカ達がホワイトボードに文字を書き始めた……。

 

 

 

・『個性』は『トリオン』によって動いている。

 

・『個性』を使用するにあたってこの世界の住人の身体は頑丈に出来ている(トリオン体には及ばないが)。

 

・「発動型・変異型」→『個性』発動時にトリオンを消費。

 

・「異形型」→常時トリオンを消費。しかし上記二型に比べて燃費が良い。

 

 

 

レ「こんなところか」

 

出「ねぇレプリカ。僕がトリオン体の時に『個性』由来の攻撃を受けたらどうなるの?」

 

レ「この前見せた映像(ウィザとユーマのバトル映像)みたいにしっかりダメージは受けるぞ。何せ個性はトリオンによって起動しているからな。そこだけ考えるとイズクは他の人よりも脆いのかもしれないな」

 

出「脆いって……あっ!トリオン体は通常兵器とか、瓦礫とかなら傷つかないけど……」

 

レ「『個性』ならしっかり傷つくぞ。カツキの爆破をガードもなしに頭に喰らえば一撃でトリオン体は崩壊するだろうな。まあ、当たらなければ良いのだ」

 

出「む、無茶だよ〜!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!!」

 

……あれ、さっきまで僕寝てたのか?

 

レプリカの講義を受けていた気がするんだけど。

 

僕はぼんやりとした気分のまま、朝の支度を始めた。

 

 

 


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