みく「ふー......Pチャン、お疲れさまー......」
P「うん、お疲れさま」
みく「今日のお仕事はちょっとハードだった~。監督さんにも、スタッフさんにも迷惑かけちゃったし。」
みくは仕事で失敗して落ち込んでいる。
みく「終了時間も押しちゃって......みんなお疲れモードだったかな。みくがもっと頑張れたらよかったのに......ごめんね、Pチャン。」
P「ううん、みくが謝ることじゃないさ」
みく「Pチャンはこれから残業?」
P「うん、そうだよ」
みく「そっか......それ、みくのせい、かな......みくがリテイクいっぱい出しちゃったから......その後始末だよね」
P「いや、違うよただの残業さ」
本当はみくの言うとおりリテイクがいっぱい出たのでその後始末、しかし前川Pは担当アイドルを傷つけたくなかったので、優しい嘘をついたのだ。
みく「違う?......Pチャンは、優しいね♪うん、そうだよね、落ち込んでばっかじゃダメ!みく、絶対に次のお仕事で挽回するモンっ!」
P「うん!その意気だよ!」
みく「そうと決まれば、うかうかしてられないにゃ!Pチャン、みくは今夜大忙しだから、早めに失礼するね!今度ゆっくり、反省会しよ!」
P「うん、わかった」
みく「......夜ご飯を食べたら、寮の近所の公園で、秘密の猛特訓にゃ......」
みくがなにかぶつぶつとつぶやいている。
P「どうしたんだみく?なにをぶつぶつと......」
みく「あ、Pチャン!ううん、何でもないのっ!こっちの話!」
P「お、おぉぅそうか」
みく「じゃあ、Pチャンも体に気をつけてっ!みくのせいで病気になったりしたら、化け猫になって出てくるからにゃー!ばいばい!」
P「おう......ばいばい......寮の近所の公園か......」
そして、その夜公園では
みく「「孤独さを隠した笑顔で」......うーん、このト書き......どんな表情で演じれば......ネコチャン、アナタならわかる?」
P「うーん、僕にもわからないにゃ」
みく「......って、Pチャン!?」
P「よっ!」
みく「ど、どうしてここに......」
P「みくこそ、どうしてここにいるんだ?」
みく「いや、その、みくは......夜のお散歩にゃ!ホラ、みくって夜行性だから!公園で夕涼みでもしようかと!」
P「わざわざ台本持ってか?秘密の特訓をしてたんだろ」
みく「バレちゃったね。やっぱPチャンは何でもお見通しなんだね......。そうなの......実は秘密の特訓中だったの」
P「やっぱり、そうだったのか」
みく「でも、Pちゃんとここで逢えたのも、なんだか運命を感じる、みたいな......まるで、月明かりが導いてくれたみたいな......」
P「み、みく?どうした!?」
みく「にゃにゃにゃ!なんかキャラにもなくロマンチックなことを言っちゃったにゃ!今の言葉、聞かなかったことにして!今すぐ忘れてっ!」
P「それは難しいな~今すぐ忘れるのは当分無理だ」
みく「きっと役になりきったせいで、感傷的になっちゃったの!だから、もうおしまい!明日からはいつものみくに戻るにゃ!」
P「はいはい、わかったよ」
みく「そう、明日からは、いつものみくに戻るから......Pチャン、お願いしてイイ?」
P「お?なんだい?」
みく「今日は、もうちょっとだけ一緒にいてほしい......にゃ」
P「もちろん......いいとも」
この後、二人はしばらく公園のブランコに腰を掛けた後、みくを寮まで送りプロデューサーは帰宅した。