魔法のかかったようなテーブル(ヘタレ男がヤンデレ女に振り回される話)   作:バンバババルタリアン

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後編です


純情一途デレデレOLと夫に一途過ぎる女が送る修羅場の話(後編)

「…殺すわ。」

「いやいや、待ってくれ!別に君が思うような危ない理由で連れて帰ってきたわけじゃ…!」

「私は言ったわよね?卑しい理由でその子と食事してるんじゃないかって…まさか…本当にそうだったなんて…」うう…うう…

 

そう言って、私は泣きじゃくりながら顔を伏せ、その場でしゃがみこんだ。もちろん、嘘泣きよ。

 

「…ごめん…本当に…君に忠告されながらも…こういうことになってしまったのは本当に申し訳ないと思ってるよ…僕は馬鹿だ。」

 

そう言い、彼は私の嘘泣きを見ておろおろと慌てている。こういう単純なところがいつか仇にならなきゃいいんだけど…でもそういう優しい所は好き!♡

 

「…じゃあ、今度一緒にお風呂入ってくれる?」

「うん。お風呂でも何でもするつもりだよ…」

 

やったぜ。

 

「…なら早くその子を中に入れてあげなさい。外は寒いんだから風邪でも引かれたら余計困るわ。」

「ああ、そうだよね。わかったよ。」

 

私たちは余計な女を一人引き連れて、リビングへと向かった。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

とりあえず僕は酔っ払いをソファに寝かせた。

彼女が新山さんの肩を持ち、ゆさゆさと揺らす。しかし、腑抜けたまま、一向に起きようとはしない。

 

「この人が例の新山って女ね…どうしてここまで飲ませたの?」

「いや…なんか、最初は普通のペースで飲んでいたんだけど…僕がお腹痛くなってトイレに行った後、こうなってたんだ…」

「…ってか思ったんだけど、打ち合わせをしたんでしょ?…何で二人で飲みに行ってるのかしら?」

 

そう言い、彼女がギロッとこちらを睨む。

 

「ち、ち、違うんだよ!僕はそこらへんの牛丼屋さんでも行こうと思ってたんだけど…彼女がどうしても行きたいって言うから……っていうか君もよくこんな夜遅くまで起きてたね?」

「…それは…一人じゃ…寂しくてねれなかったから…」

 

可愛すぎかよ。

 

「そ、そうか…本当悪いことをしたよ……じゃあどうしようか…この子はまだ起きないし…とりあえず、布団に寝かせるために…身体を拭いて君の寝巻きを着せるしかないよね。」

「おーい。起きろクソ○マ。さもなきゃテメェの目ん玉くり抜くぞ、おい。」ベシベシ!

「やめたげてよぉ!」

 

彼女が新山さんの頰に往復ビンタを繰り返すと、

 

「…ん…うにゃあ…んぐ…」

 

と間抜けな声を上げ、彼女が起き上がった。

 

「…ほら起きたわよ…とりあえず、私はお風呂はいってくるから。全部一人でやりなさいよ。私関係ないし。」

「えっ!?まじで!?ダメだって!服脱がせて体拭くとか、逆に僕がセクハラになっちゃ…」バタン!

 

僕がそう言い終える前に彼女は、リビングを出て行ってしまった。

 

……

 

 

 

 

 

 

…どうしよう…

 

流石に体を拭くのはダメだろ…成人してる女の子なんだから…彼氏は…まぁ僕を飲みに誘うくらいだから、いない方が確立高いか…

 

「…うぐぅ…かちよー…さん…?」

 

そう言い、僕を虚ろな目で見つめる。

 

「あー…その、新山さん…今から手ぬぐい持ってきてあげるから、服を脱いである程度自分で体を拭いて欲しいんだ…背中とかは僕がやってあげるから…じゃ、じゃあ持ってくるね…」

 

そう言い、洗面所からタオルを持って来ようと振り返ったその時、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女が僕の服の襟をつかんだ。

「……え?」

 

そして、ソファから起き上がってふらふらと不安定な足取りで僕の胸に飛び込み抱きついてきた。

 

「いっちゃ…いやです……」

 

突然のことに声も出せない僕。

彼女が僕を見つめる。

その瞳からは、涙がポロポロと溢れていた。

 

「グスッ…かちょーしゃん…わたし…あにゃたのことがしゅきなんでしゅ…グスッ…かちょーしゃんが…すでに結婚してりゅのは…ヒクッ…分かっていましゅ…でも…しょれでも…ヒクッ…わたし…あきらめること…できにゃいです…愛人でもいいからぁ…お願いでしゅ…ヒクッ…」

 

彼女の抱きしめる力をより一層強くなった。彼女の鼓動と暖かさが伝わり、どうしようもなく愛しい気持ちが溢れてくる。

 

「新山さん…」

「課長しゃあん……」

 

そう言い、僕は葛藤の中彼女を傷つけまいと

 

 

優しくその身を抱き…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寄せず、肩を掴んで僕の体から引き離した。

 

「ダメだよ…こんなこと…君は間違ったことをしてる…」

「……え…?」

 

彼女はきょとんとした表情を浮かべる。

 

「君の好意は本当に嬉しい。その気持ちに応えたいとは十分に思ってる…だけど、僕は君の思ってるほど器用な人間じゃないし、人を裏切るようなことは絶対にしたくないんだ…それに、何より…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は世界中の誰よりも、妻のことを愛してるから…」

 

そう言い放った瞬間、風呂に行ったはずの僕の最愛の妻がリビングの扉を勢いよく開け、

 

ニヤニヤと気持ち悪い表情を浮かべて入ってきた。

 

 

 

 

「ふーん!よく言ったわ!我が最愛の夫よ♡さぁ、泥棒猫、

 

裁判の時間よ。

 

そうだった…彼女は一筋縄ではいかない人間だったっけ…

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

とりあえず僕は新山さんに水を飲ませて、酔いを覚ましてあげた。彼女がソファに座り、新山さんは目の前で正座してる。

 

「おい、クソ○マ…地獄はここからだぞ…これで済んだと思ったら大間違いだからな…あ?」

 

彼女が今まで見た中で一番怖い表情をしてる…!これはやばいぞ…最悪血が流れるかもしれない…!

 

「あの…本当…すいませんでした…本当、何というか、私が悪かったです。」

「当たり前だろうがぁ!あぁ!?人の夫散々引っ掻き回してくれてよぉ!どうせ、今回のことも全部仕組んでたんじゃねぇのか!?」

「ち、ちがいます!課長さんに助けてもらったのは事実です!ただ…その…それが原因で…

 

恋…しちゃって…♡」

「チッ!」

 

顔を赤らめる新山さんとそれを見て苛立つ我が妻。

何だこの構図。

 

「私…以前から課長さんは優しくて面倒見が良い方だなぁと。好意を寄せてたんですけど…その…課長さんが、私を助けてくださった時…

 

『君は僕にとって大切な存在だから…(イケボォ)』

 

とおっしゃって…それでもうハートを完全に射抜かれてしまって…♡』

「…だそうよ?あんた…」

 

いやいやいや!俺そんなこと言った覚えないよ!?まじで言ってないから!…

 

と言いたかったが、ビビって

 

「いやぁ…ぼ、ぼ、ぼくのきおくには…なぁー…………ないんじゃないかなあと思いますねぇ!はい!」

 

よくわかんない受け答えをしてしまった。

すると新山さんは僕に向かって自身の主張(笑)を言い放った。

 

「そもそも!所帯持ちである課長が私をたぶらかすのがいけないんです!幼気な女の子をこんな気持ちにさせて、挙げ句の果てにはお断りとか…

どんな神経してるんですか!?」

 

あ、あれ…?もしかしてまだ酔い冷めてない感じ…?

 

「…課長さん方って結婚して何年ですか…?」

「…確か6か7ね…」

「出会ってからは!?」

「10年いってるかいってないかぐらいね。」

 

それを聞いた新山さんは思い切り立ち上がり僕を見つめた。

 

「ならそろそろ倦怠期にもなるはずじゃないですか!?どうして私を抱かないんですか!何なんですか!?チ○コついてんですか!?えぇ!?」

 

あ、こいつダメだ。まだ酔ってる。

すると我が妻はまた気持ち悪い笑みを浮かべて言い放った。

 

「ふふふ…ぶっちゃけそんなのないわ。人の脳内の恋愛物質の期限は三年ほどらしいけど…私たちの愛はそれにすら打ち勝つのよ…」

 

あれ?もしかしてこいつも酔ってるの?黙って酒でも飲んでたか…

 

「私たちに終わりなんてないし、終わらせる気もないわ!今でもほとんど毎日ベッドでプロレスごっこしてるぐらいよ?まぁどこかの泥棒猫が来たせいで最近はご無沙汰になっちゃったけれど…なんなら、今あなたが見てるこの場で、おっぱじめても構わないけどねぇ!うふふふ♡」

 

あ、違うわ。こいつの場合「自分」に酔ってるんだ。これを覚ます方法はないんだっけ。

 

「ぐぬぬ…じゃあ分かりました!せめて!せめて、私を一回だけでも抱いてくれませんか?それでもう後腐れなし!今後お二方の家庭と性事情には二度足を突っ込んだりしませんから!ね?」

「どう考えたらその結論に至るんだよ!?そうだろ!?僕の妻よ!」

 

もういいや。後はもう彼女に任せてこの酔いどれをぶっ潰してもらおう…

 

 

「…

 

…別にいいわよ?」

「「!!!!?」」

 

僕と新山さんは予想斜め上の、彼女のあっさりとした承諾に目を丸くした。

 

「というか、一回とかそういうのつけると…また何かに洒落込んでズルズル関係が続きそうだから…いいわよ?愛人になっても。」

「ま、まじですか?本当!あっざす!いやぁ〜姉貴は話がわかる人でしたわ!ほんまかなわねぇっす!」

 

新山さんってキャラころころ変わるな…

 

「ただし一つ条件があるの?いいかしら?」

「はい!なんなりとお申し付けください!」

「ありがとう。じゃあ一つだけ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…その時、彼の上半身を切って私にくれないかしら?」

 

…え?

 

「私は、あなた達が性交するのは構わないけど彼が何処の馬の骨かもわからない女のピ-で彼が感じてる姿なんて想像したくないもの…だったら、彼の上半身だけを切ってあなたは彼のピ-をどうにかして勃たせて使って私はその間冷たくなった彼の唇に激しくキスをするの…♡そうすればわたし達は心と愛は永遠に変わらないでしょ?♡彼は経験が少ないからあなたみたいなクソ○マのクソピ-に、多分ないと思うけど、いやあったら殺すけど、虜になってしまうかもしれないじゃない?そんなこと嫌♡そんなあなたの一回抱かれればいいみたいな考えは反吐がでるし、下半身で繋がる愛なんて言語道断よ♡でも…そうすると彼は死んじゃってもう会話もできなくなっちゃうわね…ふふふふふ…♡それならば、私がピ-してピ-した後にさらにピ-ピ-ピ---------------…」

「 ……」

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は夜遅かったので新山さんはソファで寝ました。そして朝一番に何事もなかったかのようにかえっていきましたとさ。




ちょっとギャグ多すぎたかな…まぁ書いてて楽しかったからいいか。
次回の更新はアズレンヤンデレの次になると思います。
それではまた。
後感想がもっとあるとモチベ上がっていいのが書ける感じがします。(書けるとは言ってない。)
返信は必ずしますのでご意見やネタ提供も是非受け付けますのでどうぞよろしくお願いします。
追記
お気に入り100件超え、UA8000ありがとうございます!
アズレンヤンデレはまた今度にして記念に一話このシリーズで書こうと思ってます。多分今日の夜更新されるので是非ご覧ください!
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