さっさと本編を書きたいと思われていると思いますが、夢でTSネタをやれとすまっしゅの単行本が喋って書いちゃいました。
番外編 恋する上鳴電気(TSネタです)
雄英体育祭が終わり、これから職業体験が始まろうとしていた矢先に敵が学校内に侵入した。
これはそんな敵がとんでもない置き土産をしたから始まった出久の波乱万丈な1日である。
出久は今日も元気に頑張ろうと寮から学校に行く。
いつもは電気も一緒であるが、今日は電気が少し寝不足な為に出久はさっさと校舎に来たのだ。
教室に入り、皆も入ってくるが電気だけ入ってこない。
出久は流石に休みはいくらなんでもしないと思うが何故に来ないのか気になり、メールを送ったが返信は来なかった。
すると突然アラームがなった。
A組だけでなく、B組も何事かと廊下に出る。
すると、消太とブラドがやってくる。
「先生方、どうかされたのですか?」
皆の学級委員長天哉が先生に聞く。
「敵が侵入した!」
「どうやら寮にいるらしい、幸いにも武天老師さん達がすぐさま取り押さえたが・・・」
「どうかしたんですか?」
「上鳴が敵の個性で・・・」
その言葉を聞くと出久はすぐさま飛び出した。
大事な親友が敵の個性でやられたのだ。
心配して当然だ。
すぐに校舎を飛び出て寮に戻った。
他の生徒達も寮に向かった。
因みにこの日は敵が堂々と侵入した為に臨時休校となった。
全力で駆ける出久。
そして寮に急いで入る。
「電気、大丈夫!?」
出久が寮に入るとすぐさま制服姿の電気が出久に抱きつく。
「出久~!!」
大泣きして出久に抱きつく電気。
しかし、声が妙に高くなり、身長も出久に比べて小さくなっていた。
「え?え?え?」
「“私、女になっちゃった“!!」
電気がそう言うと出久の体に妙に柔らかい物が当たる。
出久はその感触がなんなのかすぐにわかり、
「えええええええー~ーー!!!????」
大声でその事実に驚いた。
●●●
あれから10分経って、他のヒーロー科の生徒も戻ってきて、敵を取り押さえて先生に引き渡した悟空達も戻ってきた。
談話スペースのソファに座りながら電気は出久の隣で膝を抱え込んでいた。
「つまり、朝起きて着替えて終わったら敵とばったり出くわして個性を受けた所を悟空さん達に見つけて貰って取り押さえて貰って気付いたらそうなってたって事?」
「うん」
出久の腕に抱きつきながら頷く電気。
いつもの明るい電気はそこにいなかった。
「しかし、上鳴のそれはいつ戻るんだ?」
「何でも1日経てば戻るらしい」
皆の疑問に天津飯が答える。
皆は1日経てば戻ることに安心した。
「そうだ電気、亀仙豆は?」
「じいちゃん達が敵を引き渡してる間にもう試した」
どうやら効果がなかったらしい。
「まぁこれも修業だと思え・・・しかしボンキュボンのナイスバディじゃな」
「なぁ上鳴、俺達友達だろ?」
エロ魔人の二人が電気を最低な目で見る。
電気は二人の目に怯える。
実際に今の電気の体型はたぶんヒーロー科の一年の中では一番良い。
ナイスバディであるが変に出ている分けでも括れてる分けでもない。
そして声も可愛くなり、ヒーロー科一の美少女と化したのだ。
出久は怯えてる電気に抱きつきながら庇う。
大切な親友が邪な最低コンビから守る為である。
「何だよ!?緑谷!?」
「そうじゃ、そんな羨ましい事をしよって!」
「電気には指一本触れさせない!」
出久は二人を睨む。
二人は出久の目を見て思わず身震いしてしまう。
無茶苦茶怖いのだ。
しかも、電気を抱き締めが強くなっていってる。
その姿に心を打たれたのか、ヒーロー科女子達も二人を守ろうと亀仙人や実の前に立つ。
流石のエロ魔人二人もこうなってはどうにもならないので一先ず諦める事にした。
「大丈夫だよ、電気」
「出久~」
抱きつき会う二人。
端から見れば恋人に見えるが出久にその感情はない。
●●●
あれから、消太がすぐにやって来て電気を見たが治らなかった。
敵が言うにはどんな個性でも治すのは不可能との事で1日経たないと戻らないらしい。
消太は実のように見ても効果がない個性も知っているため、では言われた通りに待つことにした。
因みにやった理由が“男だったら反転させれば女になりやれると思ってやったの事“
最低下劣な犯罪者はすぐさまに警察に引き渡されたが、道徳倫理を教えてるミッドナイトが犯罪者で遊びまくった後に引き渡した。
かなり、怯えていて不気味だったが、誰もミッドナイトに何をやったか聞かなかった。
電気は1日経てば戻ると信じて談話スペースにいた。
エロ魔人二人がいつ襲って来るか分からない為、出久から離れなかった。
出久も電気に今まで支えられてきた借りを返すためにずっと一緒にいることにした。
端から見ればただの恋人である。
実が出久に対して血の涙を流していた。
臨時休校になった為に昼食は亀仙人がチャーハンを作った。
出久と電気は何時も食べる時は二人の間に亀仙人が入るが、今日は亀仙人は出久の右隣にいた。電気は出久の左隣である。
「しかし、じいちゃんのチャーハンは相変わらず美味しい!」
笑顔で食べる電気。
亀仙人は純粋に誉めてくれた事に対して嬉しく思った。
「お礼をしてくれてもエエんじゃがの~」
手をワキワキと動かす亀仙人。
やってることが最低である。
流石は煩悩の妖怪爺である。
「師匠、ダメです」
出久が亀仙人を睨み、何処から取り出したのかフライパンで亀仙人の頭を叩く。
とてつもない大きな音が響く。
そして亀仙人はそのまま気を失った。
「よし!」
「容赦ねぇ・・・」
出久の容赦の無さにクリリンが唖然とする。
ここまで強烈な攻撃はチチとブルマ以外やっていなかったが、どうやら二人から学んだらしい。
「出久、ありがとう」
「良いよ、電気は安心してて守るから」
出久は電気を口説いているのかと思うくらいに甘い言葉を言う。
電気もそれに対して笑顔で答える。
「あ、おべんとついてる」
「え?」
「ほい」
電気が出久の頬についてたおべんとを食べる。
何処となく二人の間にピンクのオーラが溢れる。
(((((昼間っからイチャイチャするな!)))))
(仲良いな)
それを見ていた全員(悟空以外)は昼間からイチャイチャしまくってる二人に文句を言いたいが二人のそんな雰囲気に言う気も起こらず、さっさとチャーハンを食べることにした。
砂糖を食べているかのような異様に甘いチャーハンだった。
全員(悟空以外)食後に、コーヒーを飲んだが砂糖を入れてないのに甘かったのには驚いた。
因みにピッコロも産まれて初めてコーヒーを飲んだが異様な甘さを感じたのでそれ以降の人生では決して飲まなかった。
絶対にナメック星人の味覚の問題ではないと思う。
●●●
電気は談話スペースで勉強していた。
本当なら部屋でやった方が良いがいつ邪なエロ魔人が来るか分からないので、談話スペースでやることになったのだが、出久と電気以外誰もいなかった。
理由は至極単純で
「出久~、ここの問題教えて~」
「教えてって、この問題なら電気一人でできるよ」
「えー嘘ー」
「ホントだよ、昨日の授業で教えて貰った式を応用すれば・・・あ、違う。別の公式が必要な引っかけだ」
「ホラホラホラ」
頬を膨らませて抗議する電気。
「でもその公式も習ったよ、この前の関数の公式を・・・」
「あっなるほど、サンキュー」
こんな風に無自覚にイチャイチャしていながらやっているのだ。
全員、コーヒーを飲み過ぎてトイレに何回か行ったら、もう手遅れだと思って部屋に戻ったのだ。
悟空は全然平気で亀仙人も残ろうとしたが、クリリンを始めとするZ戦士に連れられて、外に行った。
実は血の涙を流しすぎてリカバリーガールの保健室行きになった。亀仙豆を食べようとしたらべジータが「下らん事に使うな」と言って食べさせなかった。
「皆、部屋に行ったね。電気も今なら部屋で・・・」
「やだ!」
出久が今なら部屋に戻っても誰にもばれないから戻ろうとしたが、電気は出久の腕に抱きついて止めた。
「出久~」
絶対に目からキラキラビームを出してるとしか思えないほどの涙目?で出久を見る電気。
出久はその姿に顔を赤くした。
「出久?」
「ごめん、ちょっとトイレ」
出久はトイレに行った。
●●●
(何でキュンってなるんだよ!?)
出久はさっきの自分の反応に信じられなかった。
(僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん、僕が好きなのは耳郎さん)
不気味と言えるほど自己暗示をする出久。
(よし、大体電気とは小学生の時からの付き合いだ。今さら電気が女子になったからって何も気負いすることはない。僕は耳郎さんが好きだから、電気に移ることなんて万にひとつもありはしない。あぁ、本当になに考えてたんだろ?さっさと勉強しよう、うんそれがいい・・・・)
ブツブツ考えながら電気の元に戻る出久。
明らかに動揺していた。
電気の元に戻ると電気は座りながら体を伸ばしていた。
体育祭も終わって本格的に暑くなり始めたから半袖に私服が変わって来たがら、伸びる手に生腕、そして半袖からチラリと見える脇。
また電気は髪を結んでいるために首もとが見えやすくなっていた。
男の時に比べて細くて綺麗な首。
どれも男を惑わすには破壊力充分だった。
出久はどぎまぎしながら、戻って勉強を続けた。
●●●
午後8時、晩飯を食べて個人でやる勉強も終わり、部屋でのんびりしていた出久。
何時もは電気と軽い組手でもやるんだが、今日はとてもそんな気に二人ともなれなかった。
何時もの100キロの重りを着けて軽くストレッチをしていると突然ドアがノックされる。
「はい?」
「出久、私だ」
出久は電気の声を聞くと急いで扉を開けた。
出久の部屋の隣はエロ魔人が一人の実だから、絶対に来たら危ないのにわざわざ来た電気。
実に見つかるとヤバイと思って出久は電気をすぐに部屋に入れた。
「サンキュー」
「何やってんの?隣は峰田君だよ?」
「だからだよ。隣ならまさかいるとは思わねぇだろ?」
電気はサムズアップをしながら答える。
出久はため息を吐く。
「で、どうしたの?」
「今は自由時間。何処に居ようが良いじゃん」
「いや、僕の部屋」
「ダメ?」
電気はまた出久を見る。
出久は強く言えずに部屋でいて良いと言った。
「全く・・・」
出久は胡座を欠いて座る。
そしたら電気は出久の胡座の上に座ったのだ。
「ちょっと!?」
「良いじゃん、減るもんじゃ無いし」
「いや、僕は男で電気は今、女の子だよ!?」
出久は思っていた事を言った。
実際に女になった電気の柔らかい尻に反応して出久の息子が大きくなる。
電気は笑いながら、何とズボンの上から出久の息子を触る。
「ちょっと、待って!」
出久は焦って電気の肩を掴んで離れさせる。
出久は立って電気から離れるようにベットの近くに行く。
「何?」
「何考えてんの?・・・僕には好きな子がいるって」
「知ってるよ」
電気は出久をベットの上寝転がす。
そして仰向けに倒れてる出久の体を股に挟むようにして座る。
「正直、出久の好きな子が羨ましい」
「え?」
「私は出久の事、小五から知ってて一緒に頑張ってきたから何でも知ってるのに・・・私の出久を奪おうとするその子が羨ましい」
電気は涙を静かに流しながら、肩で息をしながら話す。
出久はその状況に対して困惑していた。
「今は女の子、これで一つになっても良いよね?」
「ちょ、ちょっと待って!」
「私は出久なら良いよ」
電気はそう言いながら、出久に顔を近づける。
「出久の初めて全部頂戴・・・」
二人の唇が近づいてやがて・・・・・
●●●
「あー!!!・・・・夢か?」
夜中に一人、三奈が出久と電気の“アー!“な夢を見て冷や汗を掻きながら起きた。
何時も何時もキュンキュンした恋愛話をしたいとは思っていたが、まさかこんな夢を見るはめになるとは思ってもいなかった。
「もー何!?緑谷と上鳴がそんな事をする夢なんて誰に需要があるの!?もーワケわかんないよ!」
三奈はそう言ってもう一回寝た。
因みに後日、出久と電気を見て夢を覚えていたのか少しビックリしていたが、現実の二人にそんな展開はドラゴンボールで願われてもあり得ないので安心した三奈はその夢を忘れたのであった。
【出久】まさかの電気の女体化の為に耳郎への恋が揺れ動く羽目になりました。ごめんね。まさかこんな展開になるなんて作者も予想してなかったんだよ。
【電気】まさかの女体化に出久への愛が暴走して耳郎に嫉妬して(電気は出久の恋の相手が耳郎と知りません)こんな展開になるとは思ってなかったよ。
【三奈】でそんな夢を見ちゃった三奈。誰か彼女に恋ばなを挙げてください。
【裏話】
元々はすまっしゅを見ながら、女体化ネタを使うならパラレルワールドを作ってそこでは出久と電気が恋人通しって状況を現世界の二人が見るってパターンを思い付いてたんですが、さっさと書きたくなったんで書きました。因みに四時間ぐらいで筆がノリに乗ったので早くすんで良かったです。
それでは次回から雄英体育祭に戻ります。
批判感想質問は次回のネタバレが答えになるもの以外は全て即座に返信しますので気軽に送ってください。
TSネタについて
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この続きを早く
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もうやるんじゃない
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今度は出久を女体化
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今度はR-18で響香と出久を
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いっそ、三角関係にしてしまえ(番外編は)