ではどうぞ!
今回、二人がやらかします!!
雄英高校。
様々なヒーローを選出して言った日本のヒーロー名門の学校。教師は全員プロヒーローとしての免許を持ち、様々な面で生徒に苦難とケアを同時に与える。
また卒業したら一人前に成れるわけではなく、サイドキックを経験したり、海外ボランティアをしたり、または違う国に行ってそこでヒーロー活動をしてから日本に戻ってくる人もいる。
ここ最近ではルーマニアが多い。
現に雄英高校生徒には様々な留学生がいて、今年のヒーロー科で二人、二学年、三学年は更にいる。
海外で活動するとこを視野どころか何時何処にも行って良いように学年が上がればもう海外の活動を前提にしてる授業も多々ある。
お陰でヒーローに成れなくてもビジネスマン、職人、経営者など様々な分野での潰しが効きやすい学校としても有名である。
そして今年からあることが加わった。
それは全生徒が寮生活をすることである。
これは、校長がこれからの時代の為に互いを知り、尊敬し、何時以下なる時も知らない相手と連携して解決していけないといけないと言う意思から来たものだ。
●●●
とある雄英高校の中にある会議室では先日の合格者達をもう一度教師全員で見ていた。
「しかし、今年は随分と豊作だな」
「ああ、1位と2位がずば抜けて高いが寧ろ3位も例年から考えると充分驚異的だ」
「敵ポイントだけで77ポイントだろ?トンでもねぇタフさだぜ」
「けど、やっぱり1位と2位は桁が外れすぎてる」
「過去最高の140オーバーで僅か3ポイント差。希に見る大接戦だったな」
「しかもあの0ポイントに向かっていったからな」
「毎年、向かうやつがいるが、あんなことをするやつは暫く見てなかったな」
「推薦入試もレベルが高かったですよ」
「過去最速の記録を出した奴がいるんだろ?」
「ええ、士傑を選びましたが・・・」
「まぁ、大事な事だし、本人の意志が最優先だ」
一人の教師が出久と電気が0ポイントを倒した時の映像にする。
「同じ胴着ね」
「同門なのか?」
「下手に協力はしてないんだろうな?してたら何のために不合理に会場をたくさん作ったのか分からなくなるぞ」
「それは大丈夫だよ。試験官だったマイクも流石に同じ胴着の二人が現れた時に監視はしてくれてたしね」
「どうなんだ、マイク?」
「コイツらは開始して直ぐ様、互いに別方向に行って最後の最後まで絶対に交わろうとすらしていなかった。明らかに協力はしてない、してたら俺はヒーローを辞めたって良い」
プロヒーロー達はその言葉に少し安堵した。
折角色々と個人の成績を見ようとあれこれ苦心してきたのが無駄になる恐れだったからだ。
「0ポイントをワザワザ倒したのは個人的には減点ですね」
「と言うと?」
「別にどんだけ派手にやろうがその後も動ければいい、自分から動けなくなるほどの大火力を放ったコイツらは減点です」
「相変わらず、キツいね。相澤くん」
「オールマイトさん」
「助ける人に希望を与えるのがヒーローだよ?」
「ヒーローが動けなくなったら絶望しかないでしょ」
オールマイトと相澤と呼ばれた男の静かな視線の交わし合いは部屋を重くする。
一先ず、これで会議は終わったが二人には苦難が待っていると言うことが確定された。
●●●
出久は荷物を持ち、靴を履く。
「出久、格好いいよ」
「ありがとう」
母親からのエールに出久は雄英を目指す。
途中で電気と合流し、互いに少し、駆け足になりながらも楽しく雄英に向かっていた。
雄英の門をくぐる二人。
「あー、そこの二人!」
突然、用務員の人に呼ばれ、二人はそっちの方を見る。
「これからの寮生活をする為の荷物はここで預かる事になってるんだ。渡してくれないか?」
「わかりました!」
「ありがとうございます!」
大荷物を渡し、教室に向かう二人。
まだ8時を過ぎたぐらいで一時間以上前だ。
二人とも1年A組教室に一番乗りするために結構駆け足で行く。
●●●
巨大な教室の扉。
どんな個性の持ち主でも不自由が無いように雄英が配慮した扉。
大きすぎて重いと言う印象がありそうだが、材質が軽い為かそこまで重くはない。
出久と電気は扉を開けて
「「一番!!」」
と大声で言った。
電気はともかく出久もこんな事を言うのは珍しいが明らかに早い登校と親友がいるという安心感で気が大きくなっていた。
そして二人が教室に入ると、
耳たぶの長い女が二人を見ていた。
一番乗りではなかった。
彼女が本当の一番乗りだ。
高校デビュー初日にこの失敗は大きく、二人とも顔が赤くなった。
耳たぶの長い女・・・どっから見ても耳たぶがイヤホンになってる女はこっちを見てる。
「「おはようございます」」
緊張からか、羞恥からか、はもって挨拶をする二人に女は口元を隠しながら、笑う。
「ごめん、笑ちゃって・・・ウチの名前は耳郎響香。よろしく」
気軽に話しかけてくれた響香に出久も電気も顔の赤さが薄れる。
「俺の名前は上鳴電気・・・・よろしくな耳郎さん!」
「僕は緑谷出久・・・・よろしくね耳郎さん!」
「さん付けはしなくて良いよ」
「そっかなら、よろしくな耳郎!」
「よろしく、上鳴」
「よろしく・・・耳郎・・・さん」
電気は直ぐに名字だけで呼べたが、出久はさん付けのままだった。
まぁ人の性格は違うから、こうなるのも無理はない。
響香も別に気にしてない。
出久と電気は自分の充てられた席に荷物を置く。
因みに電気の席は響香の隣だった。
「上鳴って・・・・・首席合格だった?」
「お、俺ってそんなに有名?」
響香の言葉に思わず何処から取り出したのかヘアブラシで髪を決める。
出久はそのいつもの調子ノリの姿に呆れながら電気達の席に来る。
響香は電気のキャラに引いていた。
「ああー、そういうタイプ?」
電気のキャラが響香の中で決まったようだ。
「そりゃ、首席だからね、緑谷も2位通過の?」
「うん、よく知ってるね」
「話題になるからさ、こういう成績は」
響香が話題をふってくれた事により、出久も電気も気さくに話すことが出来た。
3人で話してると続々と色んな生徒が入ってくる。
その生徒達とも話していく出久と電気。
そして8時30分頃に二人にとっての知り合いが来た。
入試の時に助けてくれた丸っこい女だ。
「そのモサモサ頭とキンキラ頭は受験の時の!」
「あー!助けてくれた・・・」
「受験の時のいい人!」
((制服姿が超可愛い!!))
「助けて貰ったのは此方だよ!ありがとうございます!!私、麗日お茶子!」
「緑谷出久です」
「上鳴電気だ!」
「よろしくね!上鳴君!緑谷君!」
邪な事を考えてる男二人とは違って丸っこい女はまたもや健気に明るくお礼を言う。
その姿にまた不細工になったのは言うまでもない。邪な事を考えてたから五割増しだが・・・
「先生ってどんな人なんだろうね?楽しみだね!」
(ち、近い!!)
出久に素で近づいて話すお茶子。
出久のザ・草食な雰囲気は話しやすいのだろう。
(出久の野郎!!)
一人、キンキラ頭な電気は思いっきり、それを見て嫉妬しているが・・・
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ」
突然教室に響く声に驚く生徒達。
黒ずくめの学校をして、首には長いターバンのような物を巻いた男がどういう訳か寝袋とゼリー飲料を持って教室に入る。
「ハイ、君達は静かになるまでに8秒かかりました。合理性に欠けるね」
「先生!?」
「担任の相澤消太だ。よろしくね」
何とも予想外な先生の登場に驚く生徒達。
「今からこれに着替えてグラウンドに集合」
消太は何故か寝袋から学校指定の体操服を出してそう言い。
そのまま去っていった。
生徒達はそれぞれ更衣室で着替えてグラウンドに行った。
●●●
グラウンドに着いて集合するやいなや、消太から驚きの事を言われる。
「「「「「個性を把握体力テスト!!!????」」」」」
消太から突然言われた内容に驚く生徒達。
「ガイダンスは?」
「入学式は!?」
「いくらなんでも!?」
「ヒーローになるのに悠長な事は言ってられないよ。雄英は自由な校風が売り、それは教師にも同じ事。君達も中学校の時に受けてるだろ?個性禁止の体力テスト、あれを自分なりに個性を使ってやればいい。他人の妨害と個性を使わずに機械を弄る以外なら何をどうやっても構わない」
消太は携帯を出して画面を生徒達に向けた。
そこには、体力テストの8つの競技が載っていた。
「首席は上鳴だったな、中学のソフトボール投げの記録は?」
「57メートルです」
「じゃあ、個性を使ってやってみろ」
「はい!」
ソフトボール投げの場所に行く電気。
軽く体をほぐして投げようとする。
「ちょっと待て、上鳴」
「はい?」
「その手足の重りは外してやれ、入試の時もつけてないだろう」
消太からの鋭い目線にたじろう電気。
そうあのいつも四肢に付けてる重りを付けたままやろうとしたのだ。
いつもの癖と習慣になっていた為だ。
「それから緑谷もだ、記録を知りたいのにそんな事をされたら二度手間だ。直ぐに外せ」
「はい!!」
電気と出久は急いで外す。
周りも体力テストなのに何やってるのだろうと呆れた視線を送っている。
ドォン!!
重りの音を聴くまでは・・・
重りを外して軽くまた解す電気と体の調子を合わせるために解す出久。
クラスメイトは二人の外した重りに興味津々である。
担任の消太も含めて・・・
一人の赤髪の男が出久の落とした重りの一つを持ち上げようとする。
しかし、軽くやっても中々上がらない。
力を入れてやって持ち上がった。
「な、なぁ緑谷だっけ?・・・これどれだけあんの?」
「切島君だよね?1つだいたい20キロだよ」
「「「「「20キロ!!!???」」」」」
出久の爽やかな感じが漂う回答。
内容はどこの筋肉超人?と云わんばかりの内容に生徒達は驚き、消太に関してはもはや呆れてる。
「上鳴、投げろ」
「はい!」
生徒達の混乱を吹き飛ばすかのような消太の合図に電気も投げる。
なけなしの気を指に溜めて勢いよくボールを発車!!
投げたボールは天空に消えていった。
そして投げた電気の豪腕の風速で爆発系の個性でもないのに風が吹いた。
「自分の出来る事の最大限を知り、苦手な事を知り、そこを伸ばして応用を鍛えるのが合理的。記録は712メートル」
消太が自分の携帯に映し出された記録を生徒達に見せる。
「712!!?」
「嘘だろ!?」
「個性を自由に使って良いのか?」
「面白そー」
生徒達の言葉に反応した消太が睨んでるとも見てるとも何かが違う目線で生徒達を見る。
「面白そうか?これから3年間、そんな腹積もりでいるのかな?よろしい・・・トータル成績の最下位は除籍とする」
その言葉に生徒達は絶句する。
「生徒達をどうするかは教師に一任されている。これから君達は3年間、我々が出し続けるスパルタ顔負けの試練を越えていかないといけないヒーローに成るために、“PLUS ULTRA“。ようこそ雄英高校ヒーロー科へ、1年生A組」
その言葉に生徒達はそれぞれ意気込んで行く。
その様子に消太も笑顔になる。
「準備運動が終わったものからやっていく。キチンと時間を掛けてからの方が良い結果を生む“個性“もあるからな。出席番号順よりも合理的」
そして、体力テストが始まった。
●●●
~50メートル走~
電気にとっては十八番な為、
「1.01」
「くっ!凄まじい速さだ!追い付けなかった」
(ハイパースピードカメラで測って良かった~)
電気の超高速に足の脹ら脛がエンジンなってる飯田天哉が悔しがる。
3秒代だから、充分に速い!
内心、消太が金の無駄遣いをしてサポート科の入学前に研究室に籠っていた新1年の発明に感謝してた。
出久は気を体に纏って身体を強化。
「3.00」
飯田よりも僅かに速かった。
隣で一緒に走る事になった爆豪は結果的に負けて精神的にズタボロなのは気にしてはいけない。
~握力測定~
電気も出久も普通にそこは気でやった。
「600キロ」
「650キロ」
出久の一番の記録に電気は素直に称賛してた。
他のクラスメイトからは細マッチョゴリラと云われているがな。
~立ち幅跳び~
二人ともまた鍛え上げた筋力と気で行った。
「2258センチメートル」
「2460センチメートル」
まぁ、気が使いこなせる出久の勝利である。
1位は出久に負けて精神ボロボロの爆豪が気合いと根性で爆発を大量にしながら2500センチメートルを取った。
(25メートルです)
~反復横飛び~
電気は個性を使って、出久は気を使ってやってみたが、二人ともこの急な作業にはてんてこ慣れておらずに
互いに100で終わった(それでも凄い)
因みに1位は頭がブドウな峰田実で300だった。
頭から血が出ていたがな・・・
~ボール投げ~
電気は先程の記録で充分だったのでパス。
出久は気を使って思いっきり投げた!
気を使うは電気以上に個性との関係上上手いので恐ろしいくらいに飛んでいった。
「1350メートル」
キロに直すと1キロと350メートル!
「すげぇ!!トンでもねぇ!!」
「マジかよ!!」
「凄い豪腕だ」
出久の飛距離に生徒達が驚く。
消太は出久のこれに冷や汗を掻いていた。
因みに1位は麗日お茶子でまさかまさかの無限が出た。
これには生徒達全員が唖然となった。
~上体起こし~
~長座対前屈~
この2つに関しては二人ともあまり常識から逸脱はしなかった。
上体起こしは100を越えてたが、まだ人間でも出そうな記録だ。
因みに上体起こし1位は電気と出久の同率。
長座対前屈1位は透明な女こと葉隠透だった。
~持久走~
最後の競技。
これは全員で走る事となってる。
全員の個性の出来る事は把握したのと、大人数の中でならどうなるかと言う担任相澤消太のドSテストのトリである。
全員気合いを入れてる。
主にとある爆発マンととある眼鏡マンが気合いを入れすぎで全身から火のエフェクトを纏う何処の漫画?としか言いようがない描写が似合う程に・・・・・
「はいスタート」
飛び出したのはやっぱり電気と出久、そしてそれを全力で追いかけるのは飯田天哉である。
他の生徒はその後を追いかける。
電気の超高速は基本的に電気の個性の延長線上にある。
従って電気が容量オーバーにならないと遅くはならない。
しかし、体が大きくなり個性を使う時間が増える事により、今や電気の個性の容量は常軌を逸する程にある。
出久も負けてない。
気の身体強化で気の容量がかなりある。
互いにそれぞれの方法で速く走ってる為か。
あっという間に最後尾のキャラデザの関係上どうしようもない峰田を抜いて、他の生徒もグングンと抜いていった。
爆豪が二人に抜かされた際は流石に妨害を仕掛けたが、担任の相澤消太の個性“抹消“で暫くの間、個性を消させてた。
驚いてたのに足を緩めなかったのは流石としか言いようがない。
消太もこれに関しては後で軽く注意ですますつもりだ。
何故なら、2人の速さに他の生徒も3名を除き心が折れてるもしくはやる気が見事に消えてる。
やる気が消えるのも無理はないが・・・
それに比べればやる気が消えてないだけマシである。
勿論、妨害行為は認める気がないから、ミッドナイト先生の特別指導室行きだが。
やる気が消えていないのは、爆豪を除いて二人。
飯田天哉とグラマーボディが特徴の八百万百である。
天哉も百も根っからの繊細生真面目実直優等生。
これぐらいの事では心が折れない。
天哉は必死に二人の後を黒い煙を出しながら追いかけてる。
百は冷静に前の人間を見ながら、自分のペースを上げていってる。
二人とも素晴らしいくらいの優等生である。
持久走の距離は3キロ。
いくら出久と電気と天哉が速くてもそうすぐには終わらない。
1分後
変化に気がついたのは峰田実である。
キャラデザと言うハンデに負けずに他の面々に付いていってる(体力だけなら上位なのでは?)
消太も確り見てる。
しかし、地獄には変わらず、息を切らしまくりながら走ってる。
そんな峰田の横に出久が現れる。
「何だよ緑谷・・・先に行けよ・・・」
しかし、出久は何も答えない。
それどころか峰田の横を走り続けてる。
これには流石の峰田も挑発されたとしか思えない。
まぁ、誰が見てもそうにしか見えないが・・・
「バカにしてんのかよ・・・この!」
峰田は嫌がらせに対する嫌がらせとして出久の体に体をぶつけようとするがそれは出久の体を通り抜けてしまう。
「え?」
今度は嫌がらせ云々関係なしに確認のために振ってる腕を触ろうとするが素通りする。
2、3回それをやってから峰田は渇いた笑いをして
「お化けだぁ!!!!!」
叫びながら、火事場の馬鹿力を発揮して全力疾走した。
峰田の突然の叫びに峰田の前を走ってた透が後ろの出久に気付き、同じ事をやって同じように叫びながら走った。
後ろの出久だけではない。
グラウンドのコースの所々に出久と電気が現れはじめて、阿鼻叫喚になった。
爆豪と赤白頭が特徴の轟焦凍、百、天哉はマイペースに走ってた。
まぁ爆豪はもう妨害禁止のルール、ド無視で攻撃していたが、当たることはなかった。
しかも混乱しながらも全員、持久走を止めなかったのは流石の一言である。
因みにこれは幽霊でも何でもない。
個性と言う超常現象に発展した科学が存在する世界で幽霊なんて物は存在しないと言うのは幼稚園児でも知ってるぐらいである。
これは二人の残像拳である。
二人ともこんな事はしなくても良いと思いながらも、担任の相澤消太の何でもやって良いと言う言葉とヘソからビームを出し正しくザ・マイペースな事を度々やってた青山優雅を見ながら、身体能力をただ使うだけではないアピールをしようと思ったのが切っ掛けだった。
これは実を言うと二人とも握力測定の時から話し合っており、担任の消太に対して強烈なアピールが必要と思ってやったからだ。
その時、消太は計画してた二人を見てたがこんなことになるとは全くの予想外である。
すぐに消させようと二人を見ようとするが、二人とも残像を出しまくってるせいでどれが本物なのかわからず、引いてみて全体を見て消そうにも走ってる生徒達の個性を消すわけにもいかずにそのままにした。
まぁ、ほぼ全員が恐怖で明らかに先程に比べて速くなってるから、そっちの方が合理的だと内心思い、本物を見つけた時には平常運転になっていた。
またこの阿鼻叫喚のせいで入学式から教室に戻っていく生徒達や上級生達の注目の的になったのは言うまでもない。
●●●
阿鼻叫喚の元となった問題児二人は無事にゴールした。
肩で息を切らしながら話す二人。
片や緑髪の草食系(見た目)
片や金髪の色男(見た目)
やり方を間違えなければすぐに人気は間違いなしであった。
そうコースの阿鼻叫喚を作らなければ・・・
二人ともそれを見ながら内心やり過ぎたと思った。
爽やかアピールのつもりが問題告発みたいな状況である。
「おい、お前ら」
消太も二人に対して睨み、二人ともそれにビビる。
「あれを何とかしろ」
まだコースを走ってる残像。
しかし、この二人にはこの残像を何とかする力なんてなかった。
だって、残像だから自然に消えるのを待つしかない。
「無理っす、あれの消し方は知りません」
「すみません、いつも自然消滅でやってたので」
この答えに消太は頭を抱えた。
二人を見ても消えなかったので、あれは個性ではなくて筋力でやったと言う事実に頭を抱えた。
少しして天哉もゴールする。
そして倒れた。
ブスブス黒い煙を出して今にも壊れるのでは?
と思うような状態だった。
「飯田君だっけ?大丈夫?」
「み、緑谷君に上鳴君!今すぐにあれをどうにかしたまえ!全員がまともに走れないだろう!」
ヘロヘロ天哉の抗議に出久も電気も2度と何も知らない人にはやらないと決めた(敵は勿論除いて)
因みに消太は天哉の抗議も最もだと思ったが、全員速くなってるから、もう考えるのを止めた。
●●●
全員が持久走を終えた。
約4名を除いて全員がグロッキーの死にかけではあるが、因みに残像に対して攻撃しまくってた爆豪は個性の使いすぎで腕が上がらない状態だった。
ゴールして出久と電気を攻撃しようにも出来なかったし、自身の疲労もあってゴール直後に意識を持ったまま倒れた(出久と電気もこれには申し訳ないと素直に思った)
消太はやろうとした内容はともかく意識を持ってる事に感心してた。
他の面々も抗議しようにも火事場の馬鹿力を使いまくったせいで倒れて動けず仕舞いだった。
マイペースに動いていた焦凍と百は皆の状態を見て自分がゴールした時に抗議。
筋力だけでやった事に無茶苦茶ドン引きした。
動けなくなってた面々もである。
更には自分の最大限を知る目的の為、怒るに怒れなくなった。
「はい、と言うわけで結果を発表するよ」
消太がマイペースに結果発表をする。
出久、電気、焦凍、百以外、仰向けに寝た状態ではあるが・・・
結果は出久が1位で電気が2位。
ぶっちぎりである。
そして、最下位を同率で取ってしまった峰田実と葉隠透は滝の涙を流していた。
悔し声すら疲労で出ない為、余計に悲哀である。
「因みに除籍は嘘だ」
「「「「「「「は!?」」」」」」
「君達の限界を引き出す。合理的虚偽」
消太の言い分に生徒達が言おうにも内容は自分達の利益にしかならずに尚且つ動けず仕舞いが多数の為喜んだ。
透と実なんて今度は嬉し涙の滝である。
百が優等生らしく虚偽と見破れた事を言おうとしたが、ほぼ全員のグロッキー状態からのハッピーエンド状態に言うのを止めた。
「それじゃ、今日の授業はこれまで・・・全員後は他のクラスの迷惑にならないようにな」
「は!?」
「申し訳ございません。相澤先生、今日の授業はこれで終わりですか?」
「そうだ、元々今日は入学式とガイダンスで昼までに終わる予定だったしな」
消太の言葉に百は納得した。
実際の時間割りもそうなってたからだ。
また既に時計はその両方が過ぎてた。
恐らくこれから自己紹介を含めたHRの時間だろう。
「じゃ、お前ら後は好きにやれ、グラウンドからは早く出ろよ」
消太はそのまま去っていった。
倒れてる生徒は残したまま。
出久と電気は誓った!
2度と本当に知らない人の前では残像拳は使わないとまた1つ成長した瞬間である。
こうして今日も青春が続いていく。
「「「「「助けてくれ・・・・・」」」」」
・・・A組はあまりの疲労に助けを求めていた・・・
因みに残像拳の数は12体。
1人倍になっていた。
と言うわけで10話でした!!
次の回はこの直後から行きます。
また今作では寮生活は最初からします!
秘密は次回に明かします。
体力テストの結果ですが
1位 緑谷出久
2位 上鳴電気
3位 八百万百
4位 轟焦凍
5位 爆豪勝己
6位 飯田天哉
7位 常闇踏影
8位 障子目蔵
9位 尾白猿夫
10位 切島鋭児郎
11位 芦戸三奈
12位 麗日お茶子
13位 口田甲司
14位 砂糖力道
15位 蛙吸梅雨
16位 青山優雅
17位 瀬呂範太
18位 耳郎響香
19位 葉隠透
19位 峰田実
因みに透が長座対前屈1位なのはキャラブックからです。
批判、感想皆様気軽に書いてください。
次回のネタバレをしないと答えられないような質問以外は出来る限り早くお答えしますので
最近の悩みは出久と電気のヒーロー名です。