僕の亀仙流アカデミア   作:怪獣馬鹿

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書きました!
この回でヒロアカの出久達のラスボス的なキャラが出てきます。
誰かは見てのお楽しみ(ネタバレしすぎ)


絶望と夢と絆編
完全なる敗北!世界最強の殺し屋


戦闘訓練が終わり、出久達は日常を謳歌していた。

亀仙人の鬼ごっこはあの後入った勝己が終わらせると言ったが全く終わるわけがなかった。

 

んで、その事に対して出久と電気がキレた。

キレた理由は簡単である。

毎日毎日毎日毎日、晩御飯の支度40人分を作ってる二人は、晩御飯の当番の変更を求めてきた。

確かに二人とも当番をするはずだったのは初日だけで1週間もそれが続くと流石に嫌になる。

これには皆納得した。

何故なら、全員それ以降の片付けも二人に任せて、2日目の朝のあれ以降、二人が1年生の母ちゃんなのでは?と思うぐらい毎朝毎朝毎朝全員叩き起こされる。

B組もである。

んで、これまた二人が作った朝飯を食べて学校に行っていた。

二人が怒るのも無理はない話である。

特に飯を食ってるだけのB組は非常に申し訳なさが出てた。

 

次の日からはキチンと当番制になった。

メンバーはAB連合でバラバラではあったが、出久と電気から見れば、やっと終わったと思った。

 

 

で、そんなこんなでとある事件が学校で起こった。

雄英の校門が破られてパニックになったのだ。

幸い天哉の迅速的な行動のお陰で生徒達のパニックは収まった。

 

 

まだ、学級委員を決める事になったが学級委員長は天哉が圧倒的投票数を稼いだ。

理由は個性把握体力テストの時の立派な姿を思い出した為である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

1年A組の教室では消太が教卓の前に立っていた。

 

「今日のヒーロー基礎学だがB組と合同授業で、俺とブラド、オールマイトの他にもう1人の計4人で見ることになった」

 

「何をするんですか?」

 

「災害水難何でもござれ『レスキュー訓練』だ」

 

「レスキュー、今回も大変そうだな」

 

「これこそ、ヒーローの本質だぜ!」

 

騒がしくなる教室。

消太は思いっきり睨む。

すると、全員静かになった。

 

「訓練場は離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」

 

消太の言葉に全員、更衣室に行き、コスチュームに着替えて、バスロータリーに行く。

そこにはA組だけでなく、B組も集まっていた。

 

互いに互いのコスチュームを見るのは初めてで、それぞれのコスチュームに盛り上がってた。

金属男の鉄哲徹鐵と鋭児郎はコスチュームすらのダブリように両方の組からネタにされた。

出久と電気もバスに乗るまではゆっくりする。

そこに、オレンジサイドポニーの拳道一佳が来る。

 

「よ!二人とも胴着なんだな」

 

「拳道さん・・・」

 

「おうよ、俺達のトレードマークでな」

 

「へぇ、あのお爺さんの弟子だもんね。二人とも」

 

一佳を筆頭に今まであまり話して来なかったB組の生徒が出久と電気の近くに来て、バスが出るまで二人は修業の事を話してた。

 

 

 

 

 

●●●

バスに揺られながら、生徒達は楽しく会話していた。

騒がしすぎない喧騒の中で、話されてる内容の殆どがこれから始まる訓練と亀仙人に勝つ方法である。

 

「ねぇ、緑谷。あの爺さんに勝った時ってどうやったの?」

 

響香が横に座っている出久に対して聞く。

 

「あの時は、土壇場で電気が超高速を僕がかめはめ波を使えるようになったから、それら2つを囮にしてやって師匠の意識を反らしたよ、1発勝負だったけどね」

 

「それ、ほぼ無理ゲーじゃん」

 

そう、そんな方法はもう既に亀仙人相手にやっていた。

AB連合もバカではない。

寧ろ、戦略の多さなら圧倒的に出久と電気のペアよりも多い。

しかし、一向に勝てないのはそもそもの鍛えてる量が違う故だろう。別にAB連合の皆が鍛えてこなかったわけではない。その質も量も雄英に入るためにやってきた最高クラスの努力の証である。

各々、自分の個性を伸ばし、頭を使ってやっている。

それでも亀仙人に届いていない理由があるとすれば慣れである。

出久と電気は6年修業を積ませてもらったお陰で亀仙人の達人的な動きに慣れてるのだ。

事あるごとにエロ本を見る癖にすら、

AB連合はまだその慣れ事態がないのだ。

入学してから、ほぼ毎日やっているが全然足りないのだ。

 

「てか、あの爺さん、何やってた人なんだ?」

 

鋭児郎が前の横向きシートから出久に聞く。

 

「僕達も6年、一緒にいるけど教えてくれないんだ」

 

「でもたまに昔の話とか写真を見せてくれるぜ」

 

「へぇ、どんな話なんだ?」

 

「僕達よりも前に師匠の弟子の人達の話だよ」

 

「いんのかよ」

 

「らしいよ、会った事は無いけど・・・」

 

「それって本当の話なのか?」

 

実の言葉に出久と電気が睨む。

 

「だってよ、普通に考えて写真を含めて色々騙せるじゃん、経歴だったり、その話本当なのかって疑問に持つだろ?」

 

実の言葉も尤もである。

頭が良いし、臆病な実らしい言葉である。

臆病なのは悪いことではない。

何故なら臆病は生き残る可能性が高いからだ。

しかし、その発言は出久と電気を不機嫌にさせるには充分だった。

 

「師匠は僕達に嘘は言わないよ」

 

「あぁ、隠し事はあるけど嘘だけは絶対に言わねぇ」

 

「う、ごめん」

 

出久と電気の怒りが籠った声はバスの中によく通った。実も己の否を謝り、この話は終わった。

 

「あの爺さんの弱点って何なんだ?」

 

「「煩悩」」

 

範太の言葉に二人とも同時に答える。

これには全員呆れる。

 

「いや、それじゃなくて・・・」

 

「いや、だってじいちゃんを負かすのに手っ取り早いのは絶対にこれだぜ」

 

「絶対に効くからね」

 

太鼓判を押す二人。

二人とも隣の女子のゴミを見る眼には全く気がついていない。

 

「おい、お前ら静かにしろ」

 

消太の言葉で静かになるA組。

バスは地獄へと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

AB両組ともバスから降りて、ドーム型の訓練場のゲートをくぐり、中に入る。

中はとてつもなく広く、様々な災害を表した施設がある。

訓練場には既に宇宙服なコスチュームを着たヒーロー13号がいた。

 

「スペースヒーロー13号だ!災害救助で活躍する紳士ヒーロー」

 

「わぁ、私好きなんだ。13号!」

 

ヒーローオタクの出久と13号ファンのお茶子が彼の登場に喜ぶ。

 

「皆さん、ここは災害救助訓練用に作られて、水難、火災、土砂、暴風などありとあらゆる事を体験し対応するための施設・・・・その名も」

 

「「「「「その名も?」」」」」

 

「ウソの災害や事故ルーム、略してUSJ」

 

「「「「「USJかよ!」」」」」

 

AB連合のツッコミが冴えまくる。

 

「始める前に小言が1つ、2つ、3つ、4つ、5つ・・・・・」

 

「「「「「(増えてる)」」」」」

 

「相澤先生のテストで自分の可能性や限界をしり、オールマイトの戦闘訓練で自分の個性の危うさを知ったと思います。君達の個性は人を助ける為ではなく、人を助ける為にあるんだとそう思って帰ってください」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

13号のスピーチも終わり、消太がオールマイトは後で合流と言うのを生徒達に伝え、訓練場を使わせようとした瞬間、

 

 

黒い穴が突如、下にあるセントラル広場中央に現れる。

 

 

消太はそれに気付き目を開く。

出久と電気もそれを見て、他の生徒達もそれを見る。

 

「13号!ブラド!!生徒を守れ!!!」

 

消太はゴーグルを掛けて臨戦体勢になる。

 

「何だ?入試の時みたいなもう始まってるってパターンか?」

 

「動くな!!あれは敵だ!!」

 

黒い穴から、3人の男が出てくる。

 

全身に手を大量に着けた 死柄木 弔

 

全身黒い脳が見えてる 脳無

 

そして、ローブを羽織って顔が見えない男

 

最後に黒いもやで顔や手が隠れてる 黒霧

 

計四人が現れた。

 

たった四人だけしかいない襲撃に先生達も生徒達も驚く。

 

「四人だけなのか!?」

 

「アホか!そんな数でどうにかなるとでも!?」

 

怪訝な顔をして敵を見る生徒達。

先生方は冷静に驕らずに四人を見て臨戦体勢になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

 

「あぁ、何処なんだよ。オールマイトは?折角良い奴を二人連れてきたのに」

 

「可笑しいですね。先日頂いたカリキュラムでは確かに~」

 

死柄木と黒霧が話す。

オールマイトが居なくて弔はご機嫌ナナメだ。

 

「おい、ガキ共を殺せ、そうすれば早く来るんじゃないか?」

 

死柄木はローブの男に言う。

 

それを無視するローブの男

 

ローブの男にイライラする死柄木。

 

「貴方も記事になりたいんでしょう?」

 

「仕方ないな、記事は金払いが良いやつに見てもらいたいな」

 

黒霧の言葉にローブの男はそう言って四人の前に来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●●●

消太は前に出たローブの男に集中する。

絶対に見続けて個性を使えないようにさせる。

瞬きなんてしないと意思を固めて見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローブの男は消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、消えたのではなく、消太の目で捉えきれないほど早く動き、生徒達の後ろにあるこのUSJのゲートの前に移動したのだ。

 

生徒達を守ろうとブラドが拘束しようと籠手から自分の血液を出し、個性の凝血をローブの男に発射するがローブの男は、それをやる前にブラドの肋骨と左膝の骨を折ってブラドを蹴り飛ばす。

蹴られたブラドはUSJ内にある山岳ゾーンまで吹き飛ばされて気絶してしまう。

13号もすかさずに自身の個性のブラックホールを発動しようと右手を突き出して出るがローブの男はすぐに13号の懐に入り、13号の腕を肘と膝で挟み込み折った。

右腕を抑える13号をローブの男はまたも蹴り飛ばして、土砂ゾーンまで吹き飛ばされて気絶する。

消太は生徒達とローブの男の間に移動して自分の特殊合金の鋼線が混ぜ込まれている捕縛布を投げてローブの男の左腕に巻き付ける。

 

「どどん波」

 

ローブの男が右手を突き出しながらそう言う。

すると右手の人差し指から光線が出て、消太の右肩を貫通する。

消太は左手で貫通した所を抑えようとする前にローブの男はどどん波を三回出し、左肩、左腿、右腿を貫く。

消太は膝をついてしまう。

ローブの男は動けない消太を蹴り飛ばす。

水難ゾーンまで飛ばされた消太は、施設にある船にぶつかり、気絶した。

 

ここまでの事を僅か10秒で終わらせた。

 

先生達が弱いわけではない。

圧倒的と言えるほどにローブの男が強すぎる。

生徒達はローブの男に恐怖しながらもそれぞれ構えていた。

防衛本能が働いてる。

先生達を吹き飛ばすのにゲート前から離れていたローブの男はゲート前まで悠々と歩いている。

生徒達はローブの男に恐怖し、絶対にミスをしないように見ている。

それは生徒達の頭から逃げると言う選択肢を奪っていた。

 

「何者だ?」

 

「んん、ちょっと待ってくれ、中々良い謳い文句が出ないんだ、少し待っていろ」

 

「ふざけてんのか!」

 

「これだから、子供は・・・しょうがないなぁ」

 

ローブの男はローブを脱ぎ捨てる。

着ていたのは、桃色がベースの中華風の拳法着を着ていて、胸には殺のマーク、背中にはKILL YOUの文字があり、黒い三つ編みが特徴の中年のような男が現れた。

 

「雄英生徒諸君、私の名前は桃白白。こことは違う宇宙の星だがそこでは世界最強の殺し屋と言われていた。諸君にはこれから私がここの世界で敵として金を稼ぐための殺人事件の被害者として死にかけてもらう。安心した前、殺すのは生徒達では1人だけだ。私は金がないとやる気が出ないが稼ぐためのやむ得ない犠牲者は1人だけだ。まぁ、誰にするかは闘いながら決めるがな」

 

桃白白はそう言って構える。

生徒達もこのイカれた殺し屋である桃白白に対して臨戦体勢になる。

出久と電気が飛び出して、桃白白を同時に殴ろうとするが桃白白は二人に対してデコピンで吹き飛ばす。

吹き飛ばされた二人に当たらないように生徒達は避けて、二人は地面を転がる。

 

「中々、良い反応をしてくれるな」

 

生徒達はデコピンで間違いなくこの1年生ヒーロー科で最強の二人を吹き飛ばした桃白白に恐怖する。

 

「嘘だろ!?」

 

「こいつ、じいちゃん並かよ」

 

「じいちゃん?亀仙人か」

 

「師匠を知っているのか!?」

 

「知ってるも何も、私はこう見えて武術家でもあり、私の流派と亀仙流は表裏一体の存在。私は鶴仙流の正統後継者!文字通り最強の流派のな!」

 

その言葉に生徒達が絶句した。

桃白白も亀仙人も本気の強さを見せてはいないが、AB連合が束になっても全然赤子扱いから抜け出せないほどの達人の亀仙人と為を張る流派の後継者なのだ。

自分達よりも強い存在だと嫌でも認識した。

 

「長々と待ってるなら、こっちから行かせて貰うぞ!」

 

桃白白は生徒達に突っ込む。

一佳が右手を大きくして、上から潰そうとするが、どどん波を右手に放って風穴を開ける。

手を戻して抑える一佳に近づき、左膝を折り、ハイキックを当て吹き飛ばす。

 

「拳道!?このやろう!」

 

徹鐵と鋭児郎が体を金属と硬化して二人とも右拳で桃白白に殴りに掛かるが、桃白白は両拳を使って二人の右拳を粉砕し、膝を付く二人の間に立って二人のこめかみに裏拳をぶつける。

やられた二人は地面に顔がめり込んだ。

 

「飯田くん、急いで全力でゲートを走り抜けて先生を呼んでくる準備をして!電気と僕で援護する!」

 

「緑谷君、了解だ!」

 

「わかった、出久!」

 

出久と電気が桃白白に突っ込み、攻撃する。

手足を使い連打連打連打連打の嵐。

しかし、桃白白はそれを完全に防御する。

天哉はこの状況を見て、ゲートまで全力疾走をする。

後、少しでゲートだった所で桃白白のどどん波で左腿を貫かれてしまう。

桃白白は攻撃する二人を殴って後退させると天哉の前へと移動する。

 

「甘かったな小僧」

 

桃白白は天哉の両膝を折り、右腿にもどどん波を貫通させて動けなくさせた。

 

「飯田君!」

 

「くそったれ!!」

 

出久と電気が再び同時攻撃するも桃白白は二人に対してカウンターをやり、吹き飛ばした。

 

「ナメんな!」

 

勝己と体から刃物を出すことができる個性の鎌切尖が右掌と左の腕に生やした大鎌を桃白白に当てようとするが、桃白白は二人の足にどどん波を放ち、動きを止めて無事なもう片方の足の膝を折る。

完全にうつ伏せで倒れる二人の両肩にどどん波を貫通させて動けなくさせる。

 

「青二才が意気がるな」

 

「この!」

 

電気が超高速で桃白白に突っ込み、腹に飛び蹴りを喰らわせる。

予想外の速い攻撃に流石に桃白白も二、三歩退く。

 

「やるな、小僧」

 

腹を擦ってる桃白白に角を飛ばす個性の角取ポニーが角を飛ばす。

角を大量に飛ばして桃白白を吹き飛ばそうとする。

大量にすると操れなくなるが一直線なら飛ばせる故にやった行動であるが、桃白白は計10本の角に押されながらも平然と歩いて向かってくる。

 

遅くなったのは事実なので、顔から接着剤を噴き出す事ができる個性の凡戸固次郎と実が接着剤と頭の玉を桃白白にぶつけて動きを完全に止め、焦凍が桃白白の全身を氷付けにする。

 

「よし!」

 

「流石にもう動けねぇだろ!」

 

「この程度で、動けなくなると本気で思ったのか?」

 

桃白白は全身から気を出して氷や接着剤、角、さらには実の玉まで吹き飛ばし、焦凍の肋骨を蹴りで折ってからどどん波で両腿を貫通して動けなくさせてから、体格の良い固次郎は肋骨を折られてアッパーで顎の骨を粉砕されて倒され、実はサッカーボールのように蹴られて吹き飛んだ。

 

「どうした?この程度なのか?」

 

「これでも食らえ!」

 

優雅が桃白白にレーザーを当てる。

鱗を生成する事ができる個性の鱗飛竜とオノマトペを具現化できる吹出漫我が鱗とオノマトペを桃白白にぶつける。

しかし、桃白白は当たっているのに全く効果がない。

 

『ゴンガンゴンガンゴンガンゴンガン!!』

 

漫我の数十メートルはある最大の攻撃が桃白白に向かうが、桃白白は気を放射線状に放ってそれを破壊。

そして、優雅と鱗と漫我の3人の喉を潰し、肋骨を折る。

三人は動けなくなる。

 

「黒影!」

 

鳥形状の伸縮自在の影を操る常闇踏影の黒影が桃白白にに向かっていくが桃白白は黒影が来る前にどどん波で踏影の四肢を貫く。

しかし、黒影は全く怯まず桃白白の顔を殴る。

 

「そういう感じか」

 

『ウォォォォォォ!!!』

 

黒影が雄叫びを挙げながら桃白白に向かっていく。

桃白白はもう一度気を放射線状に放った。

すると光に弱い黒影は踏影の中へ戻った。

 

「どういう原理なんだ?」

 

「いい加減にしろ!」

 

出久と電気が桃白白にまた向かっていくが桃白白は今度は全ての攻撃を避け続けて二人にゼロ距離で気弾をぶつけて吹き飛ばす。

一息吐く桃白白の足元が突如軟化し始める。

生物以外を柔らかくできる個性の骨抜柔造が足元を軟化させてるのだ。

 

「ナイス!骨抜!」

 

他人の個性をコピーできる個性の物間寧人が倒れてる漫我に触れて個性をコピーする。

 

『ババババババババババババ!!』

 

寧人はマシンガンのオノマトペを桃白白にする。

高速で進むオノマトペを桃白白は素手で1つ残らず掴んでから、見せつけるように地面にバラバラと落とす。

 

そして、足元が軟化している地面の上を走って柔造と寧人の腕の骨を折り、膝を折って動けなくさせた。

 

「な、何で?軟化している筈なのに・・・」

 

「まだまだ固いぞ」

 

「「ウォォォォォォ!!!」」

 

砂糖を舐めて力を増大させる個性の砂糖力道と獣化して力を増大させる個性の宍戸獣郎太が同時に桃白白に突っ込で行くが、二人とも四肢にどどん波を貫通されて動けなくなる。

響香が自分のコスチュームの足につけてるスピーカーにイヤホンをつけて大音量の衝撃波を放つが桃白白には全く効いておらず、スピーカー目掛けてどどん波を放つ。

しかし、それを出久が防ぐ。

 

「緑谷!」

「ほう、やっぱりお前と金髪頭は一味違うな」

 

「これ以上、好き勝手させて堪るか」

 

「このクソ野郎」

 

出久の隣に電気が来て、二人は桃白白に向かっていく。

しかし、攻撃は完全に防御される。

 

「お楽しみは後にしておく」

 

桃白白は攻撃してくる二人の手と足を掴んでそのまま、USJ内の倒壊ゾーンに二人を投げる。

 

「さて、そろそろ殺す相手を決めないとな」

 

桃白白はそう言って今度こそ響香のスピーカーをどどん波で足ごと貫通させる。

体のあらゆる場所がドリルのように回転する個性の回原旋が地面をドリルで壊し、大きな瓦礫を作る。

それをお茶子と身の回りの物体を浮かせられる個性の柳レイ子が浮かして、更に生物以外の大きさを変えられる個性の小大唯が瓦礫を小さくして、尻尾がある個性の尾白猿夫と触れたものに二度と衝撃を与える事ができる個性の庄田二連撃が蹴ったり殴ったりして飛ばす。

また二連撃の任意で二度目の衝撃を与える個性で不規則なタイミングで瓦礫が疎らに更に小さく速く、そして唯が個性を使って瓦礫の疎らに大きくする。

 

「容易だな」

 

桃白白はまた気を放射線状に放って、瓦礫ごと六人を吹き飛ばす。

 

黒い物の中に入り、操る事ができる個性の黒色支配が倒れてる踏影の黒影に入り、桃白白を襲うがまたもや放射線状に気を放ち、踏影事を二人を暴風ゾーンに吹き飛ばす。

 

あらゆる物を分子レベルで繋げられる個性の泡瀬洋雪が百が創造した爆弾を持って桃白白に向かう。

どどん波を放つが、吹き出した空気を固める事ができる個性の円場硬成が吹き出した息で足場を作り、それを使ってジャンプで避けてから桃白白の上を飛び越え、背中に百の爆弾を繋げる。

爆弾が爆発して爆風と黒い煙が桃白白を包む。

 

「どうだ!?」

 

桃白白は黒い煙に包まれながらも、洋雪、百、硬成の四肢にどどん波を放って四人を動けなくさせる。

黒い煙が晴れると桃白白は無傷だった。

服すら無傷だった。

 

「今ので服が破けなくて良かった」

 

範太が自分のテープを蔓の髪を操る個性の塩崎茨が桃白白を拘束する。

桃白白はすぐにその拘束をちぎり、テープと茨を持って二人を引っ張る。

しかし、範太には生き物を操る個性の口田甲司が茨にはカエルのような個性の蛙吸梅雨が桃白白に引っ張られないように抑えるが桃白白はそんなの関係なしに四人ともグルグルジャイアントスイングをして、暴風ゾーンに吹き出した。

空中で四人の四肢をどどん波で貫くオマケまでつけて

 

桃白白は暴風ゾーンに飛んでいった四人を見てる隙に2対の触手に体の器官を複製できる個性の障子目蔵が後ろから桃白白の首を締める。

 

「今だ、小森!芦戸」

 

目蔵はキノコの胞子を出せる個性の小森希乃子のキノコ胞子と三奈の酸を撃つように指示しながら、桃白白と二人を向かい合わせる。

三奈も希乃子も目蔵の指示に従い、最大パワーで撃つ。

 

「小僧、お前も無事ではすまんぞ」

 

「俺の命なら安い、これ以上貴様の好きにはさせん!」

 

「良い根性だ、気に入った」

 

桃白白は息を吹き、なんと酸と胞子を出した二人に返す。

希乃子は自分の胞子まみれになり、三奈は自分の酸で皮膚が爛れる。

 

「何!?」

 

「まだまだ考えが固いな」

 

桃白白は肘を目蔵の鳩尾に当て、拘束が解かれたら、胞子まみれの希乃子の肋骨と膝を折って目蔵の頭を掴んだ。

 

「決めた。私の敵初の殺人は貴様だ」

 

桃白白の邪悪な言葉に目蔵は睨んだ。

 

「ふざけんな!!」

 

「いい加減にして!!」

体をバラバラに分裂できる個性の取陰切奈と透(全裸)が桃白白を攻撃する。

目蔵にしか興味がいっていなかった桃白白はそれをまともに受けて目蔵を放す。

 

「小娘どもが!!」

桃白白は拳で二人を攻撃するが、切奈は体を分裂させて

避けて、透は透明人間ゆえに桃白白も攻撃を当てられない。

 

二人にボコボコボゴホゴ攻撃されているが、桃白白にはちっとも効果があるように見えない。

鬱陶しそうにしてて痛みがあるように見えない。

 

「鬱陶しい!」

 

桃白白は気を放射線状に放ち、分裂した体事、切奈を吹き飛ばす。

 

「切奈ちゃん、この!」

 

透は桃白白に金的をお見舞いする。

流石にそこは桃白白でも鍛えられなかったのか、抑えて悶絶する。

 

「皆の分!」

 

透は桃白白に向かってこめかみを殴ろうとする。

 

「なんちゃって」

 

桃白白は笑いながら、透明人間でもある透の首を掴む。

 

「ど、どうして?」

 

「私は微かな気配を読めてね。君の姿は最初からわかってたぞ、どうだ?絶望すら越える恐怖を味わう気分は?」

 

透は桃白白に遊ばれていた事に悔し涙が出た。

 

「涙見えるか、私は今最高の気分だ!これでこの事件の記事が売れ、雄英の信頼に泥を塗った私は裏社会で大量の金で犯罪に雇われ金が手に入る。君達には感謝してるよ、これで私は大金持ちだ!」

 

「人の命を、人の人生を何だと思ってるの?」

 

「金の成る木さ、それ以外に何の意味がある?」

 

「悲しい人生だね」

 

透は泣いた。

先程の悔し涙ではない。

桃白白のこの金と犯罪でしか生きられない桃白白に同情して泣いた。

桃白白の顔が変わった。

笑みは消えて、怒りを籠った目で透明の透を観た。

 

「忌々しい小娘が殺す相手は変更だ。お前のその姿は死んでも見えないのか試してやる」

 

桃白白は右手を構え、掌が見えるようにする。

 

「死ね」

 

そして透明の透の腹を目掛けて右手を突き出す。

しかし、気で吹き飛ばされた猿夫が全力で走ってきて、桃白白と透の間に入り、その攻撃を身代わりする。

五本の指が猿夫の腹に刺さる。

 

「尾白君!?何で?」

 

「何でって、人を助けたら駄目なの?葉隠さん」

 

猿夫は見えないが透に笑顔を向ける。

透はその微妙に視線が違う笑顔に情けない自分が嫌になる。

 

「小僧、お前、頑丈だな」

 

「鍛えるしか・・・ないんだよ・・・・俺は、才能も良い個性も無いからな」

 

 

 

尾白猿夫は普通の人間である。

普通の家に生まれて普通に勉強し続けてきた。

周りに特徴的な個性が出てくると決まって最初に猿夫が比べられる。

そして周りに言われ続けてきた“普通“と、そしてそんな自分の個性が嫌になったのは数えきれない。

 

 

何の特徴もない“普通な自分“

 

 

それは個人が特徴的であればあるほど良いとされる個性社会で生きるなと言われるのと同じである。

猿夫は卑屈になりかけた時にあるものを観た。

 

『自分の個性が強いからヒーローになるわけではありません。その自分の全てを受け入れて限界を超えて行き、それを人の為に自分の為に道しるべとして使うからヒーローになるのです』

 

バラエティー番組でオールマイトが自分の個性が強いものがヒーローになれるのかと言う質問に対する答えを言ってる時だ。

これを聞いてから猿夫は変わった自分を徹底的に鍛え上げ、自分の個性を認められるようになったのだ。

そして、尻尾があるだけの個性で雄英の入試を突破した。

しかし、入学と同時に本物の凄い奴らに会った。

同学年の出久と電気だ。

自分達の体を徹底的に鍛え上げて常識外れな力を見せつけまくった二人。

更には亀仙人。

二人の師匠で未だに鬼ごっこではAB連合の出久と電気を抜いた38人で一回も勝てない。

それから聞いた二人の修行の仕方を聞いて猿夫を死ぬほど実感したのだ。

 

 

 

“自分は努力すら普通だったんだ“

 

 

 

二人に努力と言う自分の十八番ですら負けて、個性でも負けて、それで心が折れない人間はいない。

心すらもう折れていた。

 

 

折れていたのだ

 

 

けれど、ヒーローとは強ければ良いわけではない。

いくらどんだけ努力をしていてもどれだけ凄い個性を持っていても、どれだけ才能に恵まれていても、

 

“本当のピンチに人を助けられなかったらヒーローではない。“

 

猿夫は今日ほど嬉しかった日はない。

何故なら友達の死を防げたのだ。

 

 

 

“自分のヒーローに成ると言う夢はまだ壊れてなかったのだ。“

 

 

 

心の底から嬉しかった。

 

 

 

 

 

「葉隠さんを放せ!!」

 

猿夫は自分の尻尾を透を掴んでいる桃白白の腕にぶつけて透を放させる。

そしてそのまま、桃白白に最大威力の尻尾の攻撃をぶつけて、後退させる。

五本の指を抜けて、腹を抑える倒れそうになる猿夫。

透が猿夫を支える。

その目は桃白白を見ていた。

 

桃白白は後退はしたものの全く効いておらず、けろっとしていた。

 

「化け物が」

 

猿夫は心の底からそう思った。

 

「小僧に小娘がこの私を不機嫌にさせよってからに、このまま仲良く地獄に行け」

 

桃白白は指に気を貯める。

二人も死を覚悟する。

 

「死ねぇ、どどん波!!」

 

どどん波が二人に向かっていくが、それは二人の命を奪わなかった。

 

何故なら、出久と電気がそれを防いだからだ。

 

「緑谷、上鳴・・・」

 

「遅れてごめん」

 

「すまねぇ」

 

「いや、助けてくれて・・・ありが・・・と・・・」

 

猿夫は倒れた。

 

「尾白君!?尾白くん!尾白君!」

 

死んではいない気を失ってるだけだが、その勇姿は二人の怒りを爆発させるのに充分だった。

 

「雷豪・かめはめ波!!」

 

「豪龍・かめはめ波!!」

 

二人の切り札は、二人とも今までにないくらいの強烈で巨大になって桃白白に向かっていく。

 

「こんなもの!」

 

桃白白は二人の二つの光線を素手で受け止める。

暫くそれは拮抗して、やがて大量の砂ぼこりを生んだ。

 

肩で息をする二人。

そして砂ぼこりが晴れると桃白白が両掌から煙を出していた。

二人のかめはめ波で軽い火傷を負ったのだ。

出久も電気も唖然とする他ない。

 

「今のは痛かった・・・・・痛かったぞ!!」

 

桃白白がヘロヘロの二人に突っ込みボコボコにする。

二人とも防御するが桃白白の攻撃は防御を徹底的に破壊して痛め付ける。

内臓を破壊し、骨を砕く。

透も二人の為にもう一度時間稼ぎをしようと突っ込むが、一緒にボコボコにされて、出久と電気は首を絞められて、透は倒れてる猿夫の所に飛ばされた。

 

「さてと、痛くて激情してしまったが君達は最高に楽しかった」

 

桃白白は二人を地面に捨てて、透の方に行く。

 

「止めろ!」

 

「ふざけんな!俺達はまだ死んでねぇぞ!」

 

「ほざけ!倒れたままの状態で何が出来る!?」

 

出久と電気は立ち上がろうとしたが、骨も筋肉も完全に破壊されて動けなかった。

 

「弱ければ何も意味はない。弱ければ全てを奪われるのだ」

 

桃白白は透に向かってどどん波を放てるように気を貯める。

 

 

 

 

倒れてる全員、その光が文字通り“絶望の光“に見えた。

 

 

 

 

そして、透にどどん波が放たれる直前、桃白白の体が横から来た光線に吹っ飛ばされてセントラル広場まで行った。

 

「今のは!?」

 

「妙な気を感じてオールマイトと一緒に来てみれば遅すぎたか、遅れて本当にすまなかった」

 

「皆、謝っても謝りきれない!でもこれ以上、君達を苦しませはしない。何故なら“私が来た“!!!」

 

オールマイトと亀仙人がとてつもない怒りを爆発させながら、やって来た。

そして、二人はセントラル広場にいる敵目掛けて、走った。

 

「やっと来たか、案外早かったな、脳無やれ」

 

死柄木が脳無にそう言い、脳無はオールマイトに向かっていく。

パワーファイターとパワーファイター同士がぶつかり合うが、やがて脳無はUSJの天井を破壊して天空に消えるほど吹っ飛ばされた。

 

「はぁ!?何で?ショック吸収とか超再生に超パワーでオールマイトを殺す為に用意した改造人間だぞ!!」

 

「それが、どうした?」

 

オールマイトは死柄木達を睨む。

その姿はぼろぼろ出会った。

決して今のが楽勝ではなかったのを物語っている。

 

「桃白白!貴様!どうやってその体を手に入れおった!!?」

 

吹き飛ばされた桃白白は立ち上がる。

口から血が垂れている。

 

「私の今の師匠からの贈り物だよ」

 

「何者じゃ!?それにお主、どうやってこの世界に来よった!!」

 

「師匠はお前も知っている。ここへ来たのは恐らくは亀仙人、貴様と同じ方法だ、私の師匠もな」

 

「貴様!」

 

「相変わらず、三流の武術を教えているのか?武術は人を壊すために人を蹴落とすために生まれてきたのだ!それを否定している貴様は何時までたっても三流だ」

 

「わ「「ふざけるな!!」」・・・出久、電気」

 

「師匠が三流な分けない!何もなかった僕を助けてくれた最高の人だ!!」

 

「覚えが悪くて最低な俺でも一生懸命鍛えてくれた俺の大事な師匠だ!!」

 

「「(師匠/じいちゃん)を悪く言うなら、(俺/僕)が許さない!!!」」

 

動けないまま怒る二人。

亀仙人はそんな二人に涙を流していた。

 

「ワシの大事な教え子達を痛めた分を返させて貰うぞ」

 

「お前達は絶対に許さない!!」

 

亀仙人もオールマイトも敵に向かって臨戦体勢を取る。

敵も先程とは違う状況に油断なく臨戦体勢を取る。

両方ともに緊張し、とてつもない緊迫感を生む。

そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おやおやおや、ずいぶんと楽しそうではありませんか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望の声が響いた。

四人が、意思が残っている生徒達が全員声のした方向。

上を見る。

そこには、体が白くて異様な威圧感を発揮する怪物がいた。

 

「フリーザ!!!!!」

 

そうそれは史上最悪の“絶望の帝王“フリーザだった。

亀仙人がフリーザを見て叫ぶ。

 

フリーザの近くには先程オールマイトに吹っ飛ばされた脳無が浮いていた。

フリーザは敵達の前に降りて、脳無を放り捨てる。

すかさずに黒霧は脳無を回収した。

 

「何者だ!」

 

「私の名前はフリーザ。“悪の帝王“と呼ばれています」

 

紳士的に話すフリーザだが、威圧感はとてつもなかった。

オールマイトは冷や汗を大量に掻いていた。

 

「貴方がオールマイトですね?私の同盟相手の“オールフォーワン“がよろしくと・・・そして“神々のゲーム“にようこそと仰ってました」

 

「オールフォーワンだと!?神々のゲームとは何だ!!」

 

「貴方は“キング“に選ばれたのです」

 

「どうやら貴様には大量に聞かなければならない事があるようだな」

 

オールマイトは拳を構えてフリーザを見る。

フリーザの威圧感に震えながら

 

「フリーザ、お主の後ろにいる神は何者じゃ!?」

 

「おや、武天老師さん、はて何の事ですか?」

 

「惚けるでない!ワシのいる前でそんな発言をして惚けれると思ったか!!答えろ!お主の後ろにいる神は誰じゃ」

 

「流石は孫悟空の師匠。孫悟空に似合わずに聡明ですね。けど今回は私はあくまでも捲き込まれただけなんですよ」

 

「私だって最初からこの計画をしようとは思っていませんでした。筋書きも何もかも全て、私の同盟相手の内容です」

 

フリーザはそう言って、二人に向けて強大な気の玉を向けた。

 

「待つんじゃ!フリーザ、ゲームとは何じゃ!?」

 

「おおっと、それはこの場にビルス様が孫悟空を連れて私の前で受けると言わなければ意味が無いんですよ」

 

「何!?」

 

「来なさい!!孫悟空!!貴方の大切な師匠を殺してしまいますよ!!!」

 

フリーザは天に向かって叫ぶが何も起こらなかった。

 

「残念です」

 

そう言って二人にドデカイ光線を放つ。

何をやっても無駄と直感できる程強烈だ。

光線が二人を呑み込もうとした瞬間、天から白い光線が二人の前に降ってきて、光線がチリと化した。

 

そして、姿を現したのは

 

 

 

“孫悟空“

 

 

 

“べジータ“

 

 

 

“ピッコロ“

 

 

 

“クリリン“

 

 

 

“天津飯“

 

 

 

“破壊神 ビルス“

 

 

 

“付き人 ウイス“

 

 

 

 

 

Z戦士集結である。

 

「悟空、クリリン、天津飯、ピッコロ、べジータ、ビルス様にウイス様まで」

 

「遅れて悪かったなじっちゃん」

 

「御無事で何よりです」

 

悟空とクリリンが亀仙人の無事を労う。

 

「おやおやおや、ビルス様。受けられるのですか?神々のゲームを」

 

「不本意ながらだけどね。それよりフリーザ、お前なのか?このクソなゲームをあいつに教えて武天老師を捲き込ませたのは?」

 

「いえ、シナリオは全て私の同盟相手とあの人が作り上げましたので、武天老師さんが捲き込まれているのは、あの人の恨みからです」

 

「相変わらず陰険な悪知恵が働く奴だな」

 

ビルスが“あいつ“に対して怒っている。

 

「今回は本当に私はあの人と同盟相手を結びつけただけですので、何もしていないのです。怨まれても冤罪ですので」

 

「もう1つだけ答えろフリーザ、“お前、何を企んでる?“」

 

「ホホホ、企みを教えたら企みとは言わないじゃないですか、けど私の望みは何時だってたった1つですよ」

 

フリーザはそう言って、悟空を指差す。

 

「孫悟空さん!貴方を苦しめる事です」

 

「オラとお前だけなら良い。けどそれで他の人をじっちゃんを捲き込むなら、お前を許さないぞフリーザ!」

 

「では、“神々のゲーム“を楽しみましょう」

 

黒霧はゲートを作り、死柄木が最初に戻る。

桃白白は天津飯を見る。

 

「久しぶりだな、天津飯!」

 

「桃白白様・・・」

 

「お前が憎くて、亀仙流が憎くてしょうがないぞ。私は」

 

「貴方を本当に昔は尊敬してた強くて冷酷で残忍だったから、でもそれが間違いであることに気づいても私は貴方に対する尊敬を止めなかった、あの時までは、武道家の誇りを喪うあの時までは」

 

「そんなもの何の金にもならん」

 

「私は貴方を必ず止めます」

 

「なら、共に鍛えることじゃな。亀仙人と共にな」

 

「そうそう、言い忘れておった。私の今の師匠は“フリーザ様“だ」

 

桃白白は黒霧で戻ろうとする。

 

「「桃白白!!」」

 

出久と電気が叫ぶ。

 

「お前だけは!」

 

「僕達が倒す!」

 

「「亀仙流の名に懸けて!!!!!」」

 

その叫び声を聞くと桃白白は今度こそ黒霧で戻り、フリーザも戻って黒霧は消えた。

 

「ウイス、全員今すぐ助けてやれ」

 

「あら、よろしいのですか?」

 

「速くやれ、死人が出るぞ、コイツらに死なれたら面倒な事になる」

 

「わかりました」

 

ウイスが杖を振るとUSJで倒れていた生徒達の怪我が全て治った。

 

生徒達は治ったことに戸惑いながらも嬉しく感じていながらも、心の奥底では理解していた。

桃白白一人に手も足も出なかった。

生きているのはただの奇跡だ。

殺し屋一人に雄英高校1年ヒーロー科は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“完全なる敗北“をしたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君達は一体?」

 

オールマイトが悟空達に尋ねる。

 

「ウイス、コイツも治してやれ」

 

「良いんですか?二回の回復なのに」

 

「“キング“がヨレヨレだと勝負にならん」

 

「では」

 

ウイスはオールマイトに向かって杖を振り、オールマイトの体は光に包まれる。

光が消えるとオールマイトは自分の体の変化に感じたのか、シャツを捲って見る。

すると、“かつてオールフォーワンとの死闘で受けた傷痕が消えていた“。

 

「こ、これは一体!?どうなって!?」

 

「詳しい話は後でキチンと全てやってやる」

 

ビルスとウイスは生徒達の方に向かう。

生徒達は突然来訪したビルスを警戒する。

 

「そんなに怖がらなくても良いのに」

 

「あの後では無理ですよ」

 

「そっか、んん!えー、僕の名前は第7宇宙破壊神ビルス、こっちはウイス、“第4宇宙“の皆さん、ちょっとお話をしてくれませんか?」

 

何が始まるのかわからない。

しかし、これだけは言える。

 

 

これは“神々のゲーム“なのだと




という訳で、出久達のラスボスは桃白白がやります!
悪党で残忍な殺し屋で武術家、こんだけ今の出久達のラスボスにふさわしい奴はいません!
バランスも良いしね!!

そして、悟空達の登場です。
““神々のゲーム は次回に詳細を書きますので感想欄で知りたいって言っても答えるのを拒否します。

だって作者が一番早く、話で書きたいもん。

ですので拒否します。

それ以外の質問であれば次回のネタバレを返信しなければいけない以外は全て出来る限り早く返信しますので、どうか気軽にお願いします!


ドラゴンボールで一番の悪は?

  • フリーザ
  • セル
  • ピッコロ大魔王
  • 桃白白

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