日曜は用事があって更新できず、その疲れが月曜に残ってて火曜からやってたのですが、思うように上手く出来ずに今日まで掛かりました。
次の更新は日曜までには必ずします。
少しペースが下がりましたが、許してください。
ではどうぞ!
殆どの生徒から狙われるようになった電気は未だに意気消沈していた。
隣で出久が引いた目をして見ていた。
「制限時間は15分、それでは約5分間のチーム決め、スタート!」
ミッドナイトがそう宣言し、上位42名が組分けを始める。
出久も電気もすぐに始めたが、二人の元には誰も来なかった。
「何故だ~!!?」
「まぁ1000万ポイントなんてずっと守ってるよりも終盤で取りに行く方が合理的だからね。んじゃ頑張って」
出久は電気から離れようとするが、電気は驚いた顔をしながら、出久の足を掴む。
「ちょっと待て、何処に行く!?」
「僕もチームを・・・」
「俺を見捨てる気か!?親友だろ、友達だろ、竹馬の友だろ、心の友だろ、魂の友だろ!?」
電気は出久の首を絞めながら捲し立てる。
「電気・・・それ・・・どれも一緒・・・」
「頼む、助けてくれ!」
抱きついてまで懇願する電気。
「わかった、わかった」
出久は電気を取り敢えず離れさせる。
しかし、それで状況が変わるわけでもなく、
依然として誰も近寄って来なかった。
理由としては死ぬほど簡単で、殆どのヒーロー科は雄英体育祭の頂点を目指している。
そんな彼らが一番嫌なのは最後のトーナメントで二人のどっちかと一対一で戦うことだ。
パフォーマンスで自力を見せすぎたのだ。
そのせいでもしも騎馬戦を終えてトーナメントになってボコボコにやられたら、全国に二人の凄さを教える宣伝マンになってしまう。
そんなのは誰でもごめんである。
他の科の生徒も似たり寄ったりの状況であり、故に人が来ないのである。
「どうしよう、このままだと二人でやるしかないよ」
「ここまで人望がないのか?俺は・・・」
電気が自らの人望の無さを嘆いているがこの状況だと誰でも似たような結果になってしまうと思う。
二人とももう二人でやることを考えて計算し始める。
そんな中、サポート科の明がやって来る。
「私と組みましょう!一位の人に二位の人!」
「え?」
「うぇい?」
「私はサポート科の発目明、貴方達の立場を利用させて下さい」
「「はい!?」」
明け透けな事を言う明に二人は驚く。
確かにサポート科に取っ手すればこの二人を上手く自分のサポートアイテムで援護して強化できれば更に目を引くことは間違いないのだ。
出久と電気は全く知らないが来てくれた明にお礼を言おうと思ったが、明はどうやらかなりの自分本位な性格な為、二人の言葉を聞かずに自分のサポートアイテムの紹介を始めているのだ。
「それでですね、二人をサポートするにはこのホバーソールが役に立つと思うんです。靴底についてるプロペラが着地の衝撃を和らげて空中から降りてもすぐに次の行動に移ることができます」
「凄い!確かに僕達は高い空中へジャンプできて耐えられるけど地面には衝撃が伝わってめり込まないわけじゃないから和らげるこれは本当に使える」
出久も明の宣伝を大真面目に分析して有効と判断している。電気は二人の会話に着いていけずに残りの入ってくれそうな生徒を見るが、誰もいない。
三人でやるしかないと思っていたら、一人だけ余ってる生徒を見つけて入ってもらった。
●●●
「よし、行くよ。電気、発目さん、常闇君!」
「よっしゃ!」
「はい!」
「任せろ!」
電気、明、踏影の三人が上に乗ってる出久の声に合わせる。
電気が前で後ろに明と踏影がいる状態だ。
踏影としては天敵の光を扱う出久と電気を助ける事になるとは思ってもいなかったが、その前には確実にトーナメントに入らないとそんな事を考えても意味はない。焦凍や勝己の所には行ったが二人の目指してた騎馬の理想に踏影の黒影は合わなかったので、確実に入ると断言できる出久達の騎馬に入ったのだ。
何とか相性をついて倒さないといけないなと頭の隅で考えながら協力する。
『よ~し組み終わったな!準備はいいかなんて聞かねえぞ!さぁ行くぜ、閧の声を挙げて挑め!残虐バトルロイヤルカウントダウン!』
「スタート!!!」
ミッドナイトの声と同時に周りの騎馬が突っ込んでくる。
「実質1000万の取り合いだ!」
「ハッハッハー!行くよ、緑谷君!」
血気盛んな騎馬達である。
「来たな、出久。どうする?」
「選ばれし者の運命」
「逃げの一卓!」
電気は動こうとするが足が沈んで上手く動けない。
「骨抜か!」
「寄越せ!1000万!」
徹鐵達が突っ込んでくるが、出久は冷静に背中に着けたバックパックを作動させる。
すると上空に飛び、危機を脱出する。
出久と電気だけなら要らないが騎馬と言う特性で四人も同時に飛ばすなど出久と電気には無理である。
ましてや、全然練度が違う二人を自分達と同じくらいに上げるなど出来ない。
故にこのサポートアイテムは有効だった。
「待てやごらぁ!」
飛んでる出久達に勝己が空中で襲う。
「黒影!」
踏影の黒影が勝己の攻撃を防ぐ。
勝己は黒影に攻撃を防がれた事にイライラしながら、範太のテープで自分の騎馬に戻る。
まだ響香のイヤホンだったり、茨の蔓だったり、様々な攻撃が来るが黒影が全て叩き落とす。
「凄いよ、常闇君!死角のカバーも出来て完璧だよ、発目さんのバックパックもかなりの力だ」
「当然」
「でしょ!私のドッ可愛いベイビーは最高でしょ!」
「俺にはないのか?」
「電気はいつも通りじゃん」
「辛い、評価が辛い!」
漫才を繰り広げる出久と電気。
この四人は無事にトーナメントに進出できるのだろうか?
●●●
ー少し戻るー
焦凍が百、天哉、お茶子に向かって話している。
何故、自分が三人と組んだかについてだが、天哉のスピードで突っ込み、百の多彩な装備で翻弄、そしてお茶子の浮遊で重さのデメリットを軽減するという方法だった。
「そこで轟君が氷と炎で牽制か」
「・・・あぁ、そうだ」
焦凍は自分の左手を見た後に天哉にそう答える。
そのまま観客席を見る。
大嫌いな父親が一人したり顔で見ていて非常に腹が立ち不愉快な気分になりながらも騎馬戦の準備をする。
●●●
ー話を戻してー
出久達はその後も上手く立ち回って逃げていた。
1000万の数を良く守ってる方だが理由がある。
まずは踏影の死角へのカバー。
そして、電気の電撃。全然打ってないが、殆どの人間が大量放電を受けたことがあるため、動けなかった。
受けていない生徒は明と人使ぐらいであり、明は自分達のチームに所属、人使に至っては他のチームのポイントを取っている為、出久達の方には目もくれてなかった。
更には明のサポートアイテムで騎馬の運動性能を上げて出久の分析による筋立てをしているために中々に攻めにくくなってる。
「よし、このまま」
「待て、緑谷!足が動かん!」
出久は踏影の足を見ると下に実のブドウがあった。
「峰田君か!?何処から?」
「寄越せ!1000万!」
峰田の声と共に目蔵が突っ込んでくる。
ただ、前屈みで触手で背中を覆ってる目蔵だけしか見えずに出久達は困惑する。
「あれ?障子君一人?なんで?」
すると目蔵の触手の間から舌が飛び出してきて、ポイントを掠める。
「うわ!」
「私もいるわよ」
触手の間から梅雨と実が顔を出す。
「そこに二人も!?凄いな障子君」
「寄越せ!」
「常闇君、発目さん、無理やり出るよ!」
出久はバックパックの出力を最大にして脱出する。
踏影の靴も脱げた。
「常闇君、足は大丈夫?」
「心配いらん、黒影!」
【個性使いが荒いぞ】
黒影が踏影の足に纏う。
明がホバーソールを使い、柔らかく着地をして次に動く。
『さて、各チームのポイントはどうなっているのか?7分経過した現在のランクをスクリーンに表示するぜ!』
一位 緑谷チーム
二位 鉄哲チーム
三位 物間チーム
四位 拳藤チーム
五位 轟チーム
六位 鱗チーム
他は全部0ポイントになっていた。
●●●
ポイントを取られた勝己チームは奪った寧人チームと戦っていた。
「返せ!」
「誰がそんな間抜けをすると思う?」
勝己が爆破で攻撃するも、寧人は鋭児郎の硬化をコピーして耐えていた。
「この物真似野郎~」
「おお!本性で出るよ?猫かぶり君!」
「誰が猫だ!?」
寧人の煽りに引っ掛かり捲ってる勝己はそのまま戦いを続ける。本来(原作)ならば、勝己が寧人の煽りにぶちギレて奪い取れるのだが、寧人は勝己の人間性を修業で良く観察していた為に見事にそこら辺のバランスを上手くやっていた。
勝己自身、段々と丸くなってる為と心も成長してる為、あと容赦なく煽りをやる電気の相手もしていた為か、悉く煽り耐性がついてしまい、結果的に怒りが爆発しないでいた。
●●●
「かっちゃん、荒れてるな~」
「ありゃ、しょうがねぇよ」
出久達は離れた所から勝己と寧人の争いを見ていた。
成長とは恐ろしい。
「皆、このまま逃げ切るよ!」
「「「(おう!/はい!)」」」
気合いを再び入れ直して最後の勝負だと思った次の瞬間、突然出久達の周りに氷の壁が出来た。
「そろそろ獲るぞ」
「轟君」
焦凍チームが出久達に勝負を挑んで来た。
周りを氷の壁で囲んで逃げられなくされたが、出久はすかさずバックパックで飛ぼうとした瞬間、一気にその場に影が出来た。
出久は空を見上げると大量の鳥が羽ばたいて、氷の壁の唯一空いていた空を遮っていた。
「これは!?」
出久が驚いていると、突然バックパックが壊れた。
「「「「なっ!?」」」」
バックパックには響香のイヤホンが刺さっていて、イヤホンが離れると焦凍達とは反対方向に、響香と甲司、力道を入れた透のチームがいた。
「葉隠さん!」
「ポイントがゼロだからね、取らせて貰うよ1000万!」
「そのアイテムは壊させて貰ったよ、厄介なんでね」
「ベイビーが!!改善の余地あり!」
「不味いな」
出久チーム、透チーム、焦凍チームの三つ巴の戦いが始まろうとしていた。
●●●
影も形も忘れられてた各宇宙の神々と人間は非常に楽しく騎馬戦を見ていた。
良くも悪くもやったことがない戦い方であるために全員が注意深く見ていた。
「欲しい!あの少女が欲しい!」
「ドクターパパロニ、落ち着いて下さい!」
「界王神様、止めないで下さい!あの発目明なる少女の発想と商魂逞しい性格は我が第3宇宙に必要ですぞ!」
「他の宇宙の人間ですからダメです!」
「是非とも我が助手に!」
「ダメですって!」
「落ち着けドクターパパロニ!」
「ピコピコピコピコ」
「モスコ様曰く、『死んでもパパロニを抑えるのだ。でないと第3宇宙のプライドに関わる』との事です」
モスコやカトペスラも加わり、完全にパパロニは抑えられたが、目はまだ諦めてなかった。
「ぬおー!何としてでもあの発目明を助手にしてやる!」
不審者顔負けの執着力である。
当の狙われた本人は身震いしていた。
「あの、物間ってやつ気に入ったぞ!」
「シャンパ様、彼の個性は一人では何もできませんが?」
「そんなの天使の力でどうにかなるだろ?」
「考え方が安易です」
「うるさい!」
シャンパは寧人を気に入ったようだ。
しかし、ヴァドスから安易と言われてすぐにまた夫婦漫才を繰り広げていた。(夫婦じゃないけど)
因みに他の宇宙の神々や人間もこんな風に楽しく見ていた。
そして興奮しやすい悟空はチチの手によって抑えられていた。
チチ的には折角の珍しいスーツ姿の悟空を堪能する為であった。
●●●
三つ巴を行ってた三チームは膠着状態であった。
互いに互いの距離がどんどん近づいて来るが、攻められない状態であった。
理由は甲司の個性で大量の鳥が三チームを囲んでどんどん円を狭めて来ているがそのせいで焦凍は炎も氷も使えないでいた。
両方とももっと広い場所なら出せるが、この状況下では避けられたら鳥に当たってしまい傷つけてしまう。
個性によって傷つけられた事がトラウマな焦凍は出来なかった。氷はガンガンやって来たが相手はいつも人で鳥とかにやった事がないため、出来なかった。
透チームは焦凍の炎や氷を警戒しつつ、出久達の1000万を狙っているが、響香のイヤホンは踏影の強力になった黒影で防がれていて、透の透明も騎馬の上に乗ってるとバレバレなので、攻められない。
出久達は攻められない二チームを見ながら警戒しているが、鳥が影を作った事で踏影の黒影が力を上げて踏影はコントロールするのに精一杯であり、電気は持ち前のスピードを出せずにいて出久も気弾を撃とうにもそれが騎馬への直接攻撃になって失格になった時を考えると出来なかった。
しかも1000万は自分の手にあるためにそこまで積極的に二チームの相手をする気はなかった。
「轟君!確り取ってくれ。10秒の勝負だ」
「飯田?」
「レシブロバースト」
突然、天哉が電気に比べると遅いが出久の全力よりも速い速度で騎馬ごと動いた。
あまりの突然の出来事に一瞬だけ反応出来なかった。
焦凍はその一瞬を見事について1000万をもぎ取った。
「しまった!」
「飯田、俺の十八番で勝負とは良い度胸だな!」
出久は取られた事に歯軋りし、電気は十八番で奪われたことに憤慨していた。
別に天哉がやった事を電気は出来ないわけではない。
ただ、天哉よりも速すぎるのだ。
それでは踏影はともかく明がついていけないのだ。
また電気の超高速は全身に稲妻を纏わせる為、他人がその状態の電気に触ると感電するのだ。
故に電気は超高速を使えないでいた。
「上鳴君、速いのは君だけじゃないぞ!」
「クソッタレ!」
焦凍は1000万を取れたことに喜び、油断せずに首にそのポイントを巻こうとした瞬間、響香のイヤホンがそのポイントを奪った。
焦凍は氷をすかさずにぶつけようとする。
「翼を持つ者達よ、私達を中心に旋回して守るのです」
鳥が透チームの周りを旋回して出せなかった。
「クソ!」
焦凍はその状況に悔しがる。
当然だ。
油断なんて一瞬もしてなかったのに取られたのだ。
警戒が甘すぎたのだ。
奪われた出久達に集中しすぎたのだ。
そのせいでやられたのだ。
「よし、これなら!」
透が急いで1000万を首に捲く。
そして二チームから離れようとする。
ドン!
突然、大きな踏み込み音が聞こえる。
そして鳥達のドームを無理やり突き破った出久が1000万ポイントに手を着ける。
「緑谷君!」
「油断大敵だよ!」
出久は1000万ポイントを手に取る。
しかし、手に取った所で飛び込んできた出久はいずれ地面に落ちてしまう。
透達はそれを取れば良いと思った次の瞬間、出久は空中でかめはめ波の姿勢になった。
「翼を持つ者達よ!急いでその男から離れるのです!」
甲司が急いで出久の近くにいた鳥達を離れさせる。
出久が何をするのか本能的に察知したのだ。
自分が勝つのではなくて大好きな動物を守るためにとっさに働いた本能は批判できない。
「かめはめ波!」
出久はかめはめ波を出して、その勢いを使って自分の騎馬に戻る。
先ほど勝己がやってた方法だから、問題は一切ない。
その事に透チームは唖然する。
こうして1000万は出久チームに戻った。
透達は油断してしまった。
鳥を自分達の周りに囲めば飛び込もうが推進力は落ちるし、騎馬で突っ込んでも目眩ましになるから逃げられると思った。
勿論、出久や電気は最大限の警戒をしていた。
しかし、かめはめ波を推進力にして戻る方法など発想すらしてなかった。
出久自身、飛び込む一瞬は勝利を確信した時だと思っていた為にそこをすぐさま突いた。
故に1000万を取ったのだ。
「まだだ!」
「まだ終わってない!」
焦凍チームと透チームが全力で奪いに行く。
『タイムアップ!』
しかし、勝負は無情にも終わった。
●●●
『それじゃ、波乱の騎馬戦の結果発表だ!』
プレゼント・マスクが結果発表をする。
『一位 緑谷チーム 10000390ポイント!』
『二位 いつの間に!?心操チーム 2390ポイント!』
『三位 爆豪チーム 955ポイント!』
『四位 轟チーム 635ポイント!』
『以上の四チームが決勝進出!・・・って直前まで二位だった鉄哲チーム、どうした!?』
どうやら、人使チームが根こそぎポイントをかっさらったようだ。現に殆どのチームのポイントを奪っている。
しかも、どうやって奪われたかやられた本人たちもわかっておらず、頭を悩ましていた。
『それじゃ、一時間ほど休憩を挟んでから午後の部だぜ!イエイ!』
こうして雄英体育祭の騎馬戦が終わった。
と言うわけで騎馬戦が終わりました。
次のトーナメント戦は短くてもかなり分けてやります。
やりたい一戦がいくつもあるので
今回、えらいドラゴンボール要素が無くなってましたのは自分でも驚きです。
入れる隙間が彼処だけでした。
入れなくても良いかなと思っていたのですが、何のために出したのかわからなくなりそうになるので入れました。
行き当たりばったりですみません!
心操チームが話の外で無双しました!
個性には気では出来ない相性があるゆえにできました。
トーナメント戦を楽しみにしてください。
因みに過去の話でちょくちょく伏線を出してますので言いますが、出久と電気にとって天敵がヒーロー科にいます。
誰かは楽しみにしてください(心操ではないですよ)
感想批判質問は次回のネタバレが答えになる場合を除いて全て出来る限り早く答えますので気軽にお願いします。
今の雄英体育祭に似合う曲は?
-
超絶☆ダイナミック
-
究極の聖戦
-
THE DAY
-
ピースサイン
-
めざせ天下一