僕の亀仙流アカデミア   作:怪獣馬鹿

32 / 41
日常回です。
暫く日常回のみですので気軽にどうぞ。


ブルマの買い物

雄英体育祭2日目。

ベジータは非常にイライラしていた。

最初はフリーザをぶっ飛ばさないと行けないから悟空やピッコロにクリリン、天津飯と共に来たら自分達はぶっ飛ばせずその役目は亀仙人が教えてるまだ15、16のガキとなれば苛つく。

 

だがベジータも亀仙人に力の大会で非常に認めたくはないが助けられた。別に亀仙人を下に見てるとかではなく助けられた事が凄く屈辱であり、あれで落ちた場合自分は新たな世界へ突き進めなかったと思うと多少の感謝もしてる。口には死んでも出さないがちゃんと感謝はしていた。なのに・・・

 

「ブルマさんこれとかどうですか?」

 

「あら、結構良いわね。次はこれにしましょ」

 

何故かブルマとブラだけでなく三奈や透といった面々と一緒に買い物していた。

 

雄英体育祭はオリンピックと呼ばれるかつてのスポーツの祭典に代わる日本の風物詩とかした行事。最初は地域の活性がメインだった出店も今では一流企業がプレハブの店を構えて3日間臨時店を開いている。

それは何も客目当てだけではない。

様々な個性持ちが雄英高校にはいるのでそういった服飾業界の人間はニーズに応えられるようにする為に開いていたり、雄英体育祭で上位の面々でスタイルが良ければヒーローかつモデルとして使えるからだ。

現にメディア系で活躍してるウワバミなんかは雄英高校出身ではないがそれなりの養成学校出身なのでモデルとヒーローを兼任してる(ただし最近はメディア露出が多い)

 

そんなわけで服飾業界だけではないが体育祭はそういう数多の業界のスカウトも兼用されて行われてる。

因みにとある3年の女子が初日にモデルも兼用しないかとスカウトされてたが断った。

 

 

 

で、ベジータは買い物好きでもあるブルマと何故か付いてきた三奈や透と一緒にいた。

 

「おい、ブルマ」

 

「なんで芦戸や葉隠も居るんだ?」

 

「私が手伝ってって誘ったの。カプセルコーポレーションも服飾業界に進出してるけど頭打ちみたいな感じで若くてカワイイ娘達と一緒に回れば何かアイデアが出るんじゃないかな〜って」

 

「だからなんで俺が服をコロコロと変えないといけないんだ!?」

 

そうベジータはブルマと三奈と透の3人によって試着室から出して貰えずコロコロと服を着替えては3人に見せる羽目になっていた。

因みに今の格好はピンクシャツに黄色いスラックスと昔ブルマに渡された服とほぼ同じ感じだった。ブラなんかそれを見て笑っていた。

 

「ベジータさん、かっこいいです」

 

「普段の怖い感じが薄れて親しみやすいですよ」

 

「やかましい!」

 

「こらこら年下に怒鳴らないの・・・中々良いわね。じゃ次はこれね」

 

ブルマは新しい服をベジータに渡す。

ベジータは何か言いたげだったがこうなるとブルマには敵わないので呆れながら服を着替えた。

 

今度は黒シャツに革ジャンにジーパンだった。

 

「相変わらずこういう服は抜群に似合うわね。三奈と透はどう思う?」

 

「カッコいいですけど怖いです」

 

「似合いすぎてちょっと近寄りがたいです」

 

「なるほどね・・・じゃ次は孫君と同じ山吹色で」

 

「何!?カカロットと同じだと!?」

 

「そうよ」

 

「冗談じゃない、なんで俺がカカロットと同じ色を着なければならん!死んでも断る」

 

「じゃ、重力室を壊すわよ」

 

「何、重力室を・・・壊す・・・だと!?」

 

「えぇ、母さんがお菓子専用の料理部屋がほしいって言ってたから」

 

ブルマがそう言うとベジータは無言で悟空と同じ色である山吹色の服を震えながら取った。ベジータは理解していたのだ。ブルマの母親のマイペースさは絶対に勝てないとこれまで何度か話してもまるで動じない姿がベジータは苦手だった。父親のブリーフ博士はまだ色々と通じやすいが母親のマイペースさは異次元レベルだった。

 

ベジータは内心葛藤しながらも何とか頑張って悟空と同じ色の服を着た。

 

それは紺色のシャツに山吹色のパーカーに少しダボついてる深緑のズボンと先程までのきっちりした感じとは違っていた。

 

「案外似合うわね」

 

「ブルマさんこれにしましょう!」

 

「カッコよさも親しみやすさも良い感じです!」

 

「そうね、これにしましょう。それじゃベジータ、今日はその格好で居てね。でないと重力室が無くなるわよ」

 

(なっ、くっ、クソったれ!!!!!)

 

ベジータは内心叫びながら絶望に打ちし枯れる事になった。

 

 

 

 

 

  

 

 

〇〇〇

山吹色の服のせいで終始不機嫌なベジータとブラを抱えたブルマ。そして2人の買い物で買った品を持ってる三奈と透。

ブルマは最初ベジータに持たせようとしたが三奈と透が進んでやってくれた。というかこれ以上ベジータを不機嫌にさせるのは不味いと直感が働いた。

 

体育祭用に設置されたベンチ・テーブルに座る5人(ブラはブルマが抱えてる)

ベジータはあまりの不機嫌さに周りを睨んでいた。今の服装を見たものは抹殺するかのように鋭い目つきだった。

 

「いやぁ、2人とも今日は本当にありがとう」

 

「いえいえ、私も役に立てて良かったです」

 

「それに楽しいです」

 

「私もよ。この人ったら普段は戦闘服ばっかりでこうしてファッションショー出来たのは良かったわ。山吹色が似合うの分かったし」

 

その言葉にベジータはまさか戻っても着せるつもりなのかと少し震えた。

 

「お腹空きましたね。何か買ってきますね」

 

「三奈ちゃん私も行く」

 

「だったら私が行くわ。折角の休日を使ってくれたんだからそれくらいはさせて」

 

ブルマはブラを持ったまま立ち上がろうとするがベジータがそれを止めた。

 

「俺が行く。欲しいのは何だ?」

 

ベジータはブルマから財布を貰うとそう言った。三奈と透はベジータのそんな姿に呆気を取られてるがブルマは慣れた感じで出店にあるたこ焼きを頼んだ。ベジータはなんとも不機嫌そうな感じでそこに向かっていった。

 

「全くもうちょっと愛想が良かったらなぁ」

 

「え!?ベジータさんが行った!?」

 

「こういうのやらなさそうだったのに!?」

 

三奈も透も結構酷い事を言ってるが2人の知ってるベジータは家庭的な男ではなく、いつも修行で容赦なく徹底的になる怖い人というイメージなのだ。

 

「ブラが居たからね。ああ見えて結構家庭思いなのよ」

 

「そうなんですか?」

 

「えぇ、さて2人は付き合って貰ったお礼をしなくちゃね。何かやって欲しいのとかある?」

 

ブルマがそう言うと三奈が元気よく手を上げた。

 

「はいはいはい、私。ベジータさんとの馴れ初めを聴きたいです!この前聴いた時はあまり聴けなかったから」

 

「私も聴きたいです!」

 

ブルマは別にそんな良い話ではないと前置きした上で話始めた。

ベジータが仲間を連れて最初は敵として地球にやってきた事とその時に自分の元カレや仲間を殺した事、元カレや仲間を蘇らせる為にナメック星に行った事、ブルマはここで初めてベジータにあって脅された事をあっけらかんに話した。

 

 

「えぇ!?ベジータさんってそんなに悪い人だったんですか!?」

 

「もう極悪よ。今でもあんまり中身は変わって無いんじゃないかしら?」

 

「そんな最悪な状態からどうやって結婚まで!?」

 

ブルマはそこから話を再開した。ナメック星のドラゴンボールでピッコロが蘇った事を話した。

 

「そんな魔法みたいなのあるんですか!?」

 

「えぇ、ちょっとお肌の手入れに使うには最高なのよ」

 

「えぇー勿体なく感じます」

 

「あんた達も年取ったら分かるわよ」

 

ブルマは若い肌を持ってる贅沢さをまだ知らない三奈や透に小言を言いつつもまた再開した。

ピッコロが蘇った事で地球のドラゴンボールが復活。

またそれを使ってフリーザ軍に殺されていたナメック星人や死期が速まったナメック星人を蘇らせた事で少しの間だけナメック星のドラゴンボールが復活し、それを使って悟空とフリーザ以外は地球に転送された事。そして悟空を蘇らせるつもりが実は生きていたのでベジータは残ってた宇宙船で悟空を探しに行った事。ただそれでも見つからず結局戻ってきて自分の家で少し休憩していたらフリーザがやってきたが未来から来た自分の息子が倒した事、そしてその時に人造人間って新しい敵が現れる事を教えられベジータが自分の家に住み込みながら3年間鍛えた事、そして自分はその間に元カレとは分かれてなんとなくほっとけなかった事、そして子供であるトランクスが出来た事を言った。

 

「これが馴れ初めよ。ね、ムードもクソも無いでしょ」

 

「なんか壮絶過ぎて凄い話でした」

 

「というかベジータさんが酷すぎて・・・」

 

ヒーローを目指してる三奈や透にとって元悪人であるベジータの過去は簡単には受け入れられる物ではなかった。それを聞いたらブルマは大笑いした。

 

「でしょ〜?本当に酷いわよね。けどそんなあの人でも今は結構マシなのよ。父親としても頑張ってるしね」

 

「・・・・・なんか素敵です。そうやって信頼出来るブルマさんも変わろうと頑張ってるベジータさんも」

 

透の言葉に三奈も頷いた。

そんな事を話してるとベジータがたこ焼きを3つ袋に入れて戻ってきた。

 

「あら、早かったわね。自分の分は買わなかったの?」

 

「今はいい、それにさっき食堂のやつが俺とカカロットに3度目のリベンジと言ってきたからそっちに行ってくる」

 

ベジータは果敢にもサイヤ人の異次元の胃袋を満たすことをまだ諦めてなかったランチラッシュからの挑戦を快く受けた。何故なら腹が一杯溜まるからだ。

 

「ベジータさん、聞きたいことあるんですが」

 

「何だ?」

 

「ベジータさんってブルマさんのどんな所が好きになったんですか?」

 

透からの質問にベジータは素でビックリした。

こんなこっ恥ずかしい事を平気で聞かれるのとなんでそうなったのか先程からいるブルマの顔を見るとニヤニヤと笑っていた。

 

「どうしたの?美人で優しい妻のどこが好きになったのか教えなさいよ」

 

「自分で言うのか・・・そんな恥ずかしいこと言えるか」

 

ベジータはそう言うと逃げるように去った。

はぐらかされた事に三奈と透は不満気だったがブルマはそれを見ながら笑っていた。

3人はその後、たこ焼きを食べながら買い物を続けた。

 

 

 

一方、ベジータと悟空はランチラッシュからの挑戦を見事に受けて完食した。

また負けたランチラッシュはショックのあまり暫く寝込んだ。




次は亀仙人&峰田&上鳴VSヒーローズのバカコメディですwwww
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。