峰田実はヒーロー科の1年A組であり、座学の成績も優秀である。だが元来のモテたい欲と性欲のせいであまりそれがわからない残念さがあった。
そんな実は最近、欲求不満だった。
理由としてはまず持ってきたエロ本やAVが入学したその日に廃棄された。
そして秘蔵してた物も廃棄された。
以来、毎日クタクタになってるおかげで致す体力が無いのが幸いだったがここ最近は体力も莫大についたせいで溜まっていた。
そして2日間の休暇。
実は完全に莫大になっていた体力を消費しようと考えた。一応妄想でも出来るがどうせなら見ながらやりたい。
実はどうしようかと考えた。
ネットに上がってる体育祭の光景でやるかと一瞬考えたが流石にそれは色々と萎えて出来なかった。
実は昨晩のパーティが終わってそういった事を考えた後でどうしようかと悩んでたら、亀仙人と電気がやってきた。
「爺さんに上鳴じゃねぇかどうしたんだ?」
「いやじっちゃんから大事な話があるって事で呼ばれたんだ」
実は一先ず2人を部屋に入れて粗茶を出した。
一息つくと亀仙人が口を開いた。
「実は体育祭の出店の中には実は“如何わしい物”を売りつける店があるらしい。そこでじゃ、2人とも・・・明日、その店を探すのを手伝ってくれ」
2人はズッコケた。
何を言うかと思えばエロ本を探すのを手伝ってくれとは・・・気が微妙に張っていた2人は脱力してしまった。
「どうしたんじゃ?喜ぶと思ったのに・・・」
「じっちゃん。そりゃ気が抜けるよ」
「爺さん、今までの雰囲気でよく言えたな」
「何を言うか!ピチピチギャルはわしの生き甲斐じゃ!それに主らだと色々と問題になるかも知れんがわしだと買えるのに・・・要らんと言うことでいいんじゃな?」
実と電気の行動は早かった。
有無を言わさぬスピードで即刻土下座した。
「「お願いします。どうかお恵みを」」
「うむ」
〇〇〇
こうして3人はエロを求めて出店を探すことにした。
それが昨日の話で今現在3人は迷っていた。
「どこにもねぇな」
「やっぱりガセネタだったんじゃ?」
「いや、ワシの探究心は真実と言うておる!まだまだ探すぞ!」
実と電気は亀仙人の底なしの欲に少し引きつつ、協力する。なぜなら2人ともエロには人一倍興味があるからだ。
バレたら退学とかも含めて色んな意味でヤバいがそれに対してスリルすらも感じていた。
だが流石にこれだけの大きなイベントかつ現役のヒーローが見回りをしてる状況でそんなのを売る輩は見つからない。
3人とも諦めかけたその時、亀仙人のサングラスがキラリと光った。
「こっちじゃ、こっちに行けとわしの本能が騒いどる!」
亀仙人が持ってる杖を掲げながらある方向に向けて歩き始めた。実と電気は何処からその自信が来るのか疑問に思いつつも付いていく。
出店で人混みの中を通っていくと駐車場に出た。
そして亀仙人が自分の本能に従いながらノシノシと歩いていくとそこにはトレーラーが止まってあった。しかもかなり大きなTV局のトレーラーだった。
「じっちゃん、幾らなんでもこれはマズいって」
「爺さん、これは本気で怒られるやつだ。オイラ、退学だけはしたくねぇ」
「何を言う!?主らはそこに求める物があるのにそんなのに怯えて手を伸ばさぬのか!?そんな情けない育て方をした覚えは無いぞ!」
「オイラはあんたに育てて貰った覚えはない!せいぜい2、3ヶ月くらいだ」
3人はトレーラーの近くで騒いでるとトレーラーのドアが開いて中からディレクター風の男が出てきた。
「うるさいぞ!中継の邪魔だ!」
「「す、すみません!!」」
怒鳴られたのですぐに謝る電気と実。
しかし亀仙人は平気な顔をしていた。
「お主、ここで如何わしい物を売っているな。正直に述べよ。わしは心を見る個性の持ち主じゃ」
実と電気は最悪退学になると直感した。
雄英生徒がTV局員と問題行動。
しかももしそれでお咎めなしの場合、TV局からやいのやいのと言われて顔を晒されなくてもネットでは住所を特定され、本名がバレて根も葉もない噂や罵言でネットは溢れ炎上し、家の壁には落書きをされて近隣トラブルになって住めなくなり、親や仕事を辞めざるを得なくなって引っ越しと同時にくる一家の崩壊。そして両親は離婚して自分は疎まれて捨てられてホームレスになり、騒動のせいで就職できず社会を憎むようになってヴィランに墜ちて犯罪を繰り返し、やがてそれでも首が回らなくなって自殺するんだと非常にナイーブな妄想をしていた。
「・・・あ、あります」
しかしその妄想はその一言で無くなった。
それに目当ての物が手に入る事で2人は天にも昇る心地になっていた。
「うむ、わしにも1つくれんかの?内緒にしておくから」
「・・・なら、その後ろにいる2人は外してくれ」
「わかった」
実と電気はその言葉を聴くと有無を言わずにとっとと離れた。これから目当ての物が手に入るゆえにウキウキしてる亀仙人を睨みつつ、従った。
〇〇〇
暫く経っても全然出てこない亀仙人に2人はかなり苛立っていた。1時間過ぎても出てこないのでどれだけ自分1人で楽しんでるのかを考えるとより腹が立っていた。
「君達、ここで何をしている?」
だから後ろから来た人に気づかなかった。
「「ギャ!?」」
2人はビックりしながら後ろを向くとそこには若手ヒーローのシンリンカムイと新人ヒーローのMtレディ、そして中堅のデステゴロがいた。
「「げっ!?デステゴロ、シンリンカムイ、Mtレディ!!」」
2人はガチの現役ヒーローに見つかってしまった事を焦り、ビックリした。
「ププ、ヒーローなのにギャ!?って、色んな意味で残念ですね〜センパイ」
「貴様、いい加減にしろよ?そろそろ本気で怒るぞ」
「おいおい、お前ら若いもの同士仲良くしろよ」
3人は気軽に話していた。しかし、実と電気は焦った。何故なら2人は亀仙人と共に如何わしい物、つまりエロ本を買いに来たのに警備をやってるヒーロー達に見られたのだ。しかも雄英高校内で色んな意味でアウトだった。
「あ、あの。デステゴロ達は何故ここに?」
「ん?あぁ、実は雄英高校内で如何わしい物を売ってる輩が居るってんで見廻りにな・・・っで2人はなぜここにいるのかな?」
デステゴロを含めた3人の目が変わった。完全に獲物を見つけたような目つきになり、電気も実も萎縮する。
(やべっ、こんな白昼堂々とエロ本をしかも非正規の方法で手に入れようとしてるってバレちまう)
(終わる、オイラの桃色の青春計画が灰色のズンドコになっちまう!)
「さっき、俺達を見てげっ!?って言ったのはなぜかな?」
デステゴロの言葉に実と電気は余計に固まった。冷や汗が出まくる。
「まさか、1年の優秀選手がそのような事はしないよな?」
「も、勿論です」
「なら何故、驚いたのかしら本当なら私の目を見て言えるよね?」
Mtレディは電気の目をじっと見た。電気は気まずさから目を逸らす。
「目を逸したという事は気まずい証拠よ。何を隠してるのか言いなさい」
Mtレディの言葉に実も電気も年貢の納め時かと腹を括って言おうとした。
「二度と来んわ!!」
その瞬間、トレーラーの方で怒号が聴こえたのでそっちの方に全員が向くと亀仙人が苛立ちながらこっちの方に歩いて来る。
「じっちゃん、どうしたんだ?」
「電気ぃ!ワシは悔しい!本能に従って如何わしい物を手に入れる筈があんなのに引っかかるなんて悔しすぎる!!」
「爺さん、今は不味い!」
亀仙人が嘆いたのを見て3人のヒーローはトレーラーの方に向かった。実と電気はこれからたっぷりと指導される事に怯える。
「あぁ、これで優勝したのに永遠にヒーローになれない暗い未来が始まるんだぁ・・・」
「終わった・・・オイラの青春・・・」
しかし、そんな2人に対して亀仙人は落ち着いていた。
「2人とも落ち着くのじゃ。あれはそんなに良い物では無かった。わしもあまりのショックに暫く気絶しておったくらいじゃ」
「「え?」」
2人はその言葉に呆気を取られるとトレーラーの方はヒーロー達によって制圧されていた。
そしてトレーラーの中から出てきたのはエロ本ではなく『異能』と付けられた差別思想たっぷりの禁書であった。
著者の名前はデストロと書かれていて彼が逮捕される前のテロリストとして活動する前に書かれた本であり現在は危険思想と無個性差別による社会的影響も考えて禁書になってる本だ。
「・・・エロ本じゃなかったのか?」
「ガセネタだったと言う事じゃ」
「オイラ達・・・何やってたんだろうなぁ」
〇〇〇
あの後、無事に目当ての輩を逮捕したデステゴロ達は亀仙人を含めた3人に事情聴取をした。
そしてエロ本目当てだった事も言ったら大爆笑された。
そもそも別にエロ本くらいでそんな事をするわけもないと指摘されて3人はやっと気づいた。
雄英高校に入学してエロ本を燃やされてから3人は勘違いしてたがそもそもそんなんで逮捕と言う展開になるほどの物でもない。
デステゴロ達から大爆笑された3人はすぐに解放された。
「なぁ、今気づいたけどこれって爺さんが外で買ってくれば良かっただけの話じゃ」
「あっ」
「確かにそうだな。俺達・・・今日一日何やってんだ?」
「これも青春じゃ」
亀仙人が良いこと風に纏めようとしたがそんなんでは纏められないほど3人に疲労感が来てなんとも残念な1日になった。
その後、亀仙人が外でエロ本を買って3人は実の部屋で晩飯になるまで読んでた。
3人とも1日中無駄に過ごしながらも溜まってたので大いに感動しながら読んでた。
いやぁ、書いててこうなるとは思わずまぁ箸休めとしてどうぞ。
次回は出久とクリリンの話と悟空とチチと+αの話にしようかと思います。
んで出久と耳郎のデート回じゃ!!