僕の亀仙流アカデミア   作:怪獣馬鹿

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案外早く出来たので出します。
因みにゲストはあの人です。


ステインVS インゲニウムズfeatザ・クロウラー
来たれ!ヒーローネーム!!


体育祭も終わり、少し経って出久達はまた激動の日々を送り気を引き締めていた。

 

「おはよう。今日のヒーロー情報学は特殊だぞ」

(まさか小テスト!?)

(ヒーローの法律、ただでさえ苦手なのに!)

(それともまた除籍騒動!?)

(もしくは遂に攻め込んで!?)

「コードネーム。ヒーローネームの考案だ」

「「「「胸膨らむやつ来たぁ!!」」」」

 

消太の言葉に皆、興奮した。

ヒーローに憧れてる彼らも一度は色々とヒーロー名を考えてたりするので純粋に胸が膨らんで盛り上がっていた。

 

「静粛に」

 

消太の言葉と眼力で静かになっても内心はまた興奮していた。

 

「ヒーローネーム決めは今度の職業体験から始まるプロヒーローのドラフト指名にも関わってくる。指名が本格になるのは仮免を取った辺りからで職業体験は将来性に対する興味に近い。その興味が薄れたら一方的なキャンセルなんてザラだ。そこには雄英高校とかそういった物は一切ない」

「頂いた指名がハードルになるんですね」

 

消太はその言葉に頷き、黒板に集計結果が映し出された。

 

上鳴 3482

緑谷 3180

常闇 1402

轟  543

芦戸 242

 

「これがウチのトップ5だ。他にも指名がいるやつはいるし、指名がないやつは紙を配るからそこから選べ。で、ヒーローネームは一応まだ仮だが適当なもんは・・・」

「付けたら地獄を見ちゃうわよ!」

 

消太の言葉に被せるようにミッドナイトが派手に登場しながら言った。

電気と実がやたらと興奮していたがそれはいつも通りだ。

 

「学生時代につけたヒーローネームがそのまま世間に認知されてプロ名になってる人多いからね」

「その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのは出来ん」

「そうよね。イレイザーの名前ってマイクが決めたしね」

「適材適所。合理的な判断です。名前を決めてからなりたいヒーロー像が見えてきて近づくから大事にな」

 

消太はそう言うと寝袋に入って隅っこで横になった。

皆は思った、口ではあれこれ言ってるがそれってイレイザーヘッドって名前、気に入ってるって事じゃないかと・・・

 

 

 

 

 

〇〇〇

「そろそろ良いかしら、出来た人から発表してね」

(発表形式!?)

(これはなかなか度胸が!)

 

そんな雰囲気の中、クラスで1番の度胸がありそうな優雅が前に出た。見た感じ自信満々だった。

 

「輝きヒーロー I CAN'T STOP TWINKLE!!キラキラが止まらないよ!!」

(((((短文!?)))))

「ここはIを取ってCAN'Tに省略した方が呼びやすい」

「それね、マドモアゼル」

(((((良いのかよ、つか英語かフランス語、どっちかにしろよ)))))

 

「じゃ、次アタシね。エイリアンクィーン!!」

「2!?血が強酸系のアレを目指してるの!?やめときな!」

 

三奈が自信満々に言ったヒーロー名が却下されて悔しそうに席に戻ったが空気が重くなった。

 

(((((最初に変なの来たせいで大喜利みたいな雰囲気になっちまった!!))))

 

誰が出るべきか迷ってるさなかに手を上げたのは天哉だった。

 

「飯田天哉、出来ました!」

 

元気よく教壇に向かって天哉は発表した。

 

「ターボヒーロー インゲニウム2号!」

「あら、2号なの?」

「はい!まだ兄が現役ですので!」

「そう、2号って名前は結構色眼鏡で見られるかも知れないけど大丈夫?」

「大丈夫です。期待に応えます!」

 

ハキハキと答える天哉。

続いて梅雨が手を上げて、教壇についた。

 

「小学生の頃から決めてたの 梅雨入りヒーロー FROPPY」

「カワイイ!皆から愛されるお手本のようなネーミングね!」

 

「「「「「フロッピー、フロッピー、フロッピー、フロッピー、フロッピー」」」」」

(((((ありがとうフロッピーにインゲニウム2号、お陰で流れが変わった!!)))))

 

先程の重い雰囲気から一転して授業始まりの和気あいあいさが戻ってきた。

そんな仕切り直しな状況で手を上げた鋭児郎は教壇に上がった。

 

「じゃ、俺も!烈怒頼雄斗!!」

「赤の狂騒!紅頼雄斗のリスペクトね」

「だいぶ古いヒーローですけど俺の目指すヒーロー像なんです!」

「リスペクトネームは重圧が来るわよ」

「覚悟の上っす」

 

響香

「ヒアヒーロー イヤホン=ジャック」

「いいわね、次!」

 

目蔵

「触手ヒーロー テンタコル」

「テンタクルとタコのもじりね!」

 

範太

「テーピングヒーロー セロファン」

「わかりやすい、大切!」

 

猿夫 

「武闘ヒーロー テイルマン」

 

力道

「シュガーマン」

 

三奈

「ピンキー!!」

 

「インビジブルガール」

 

「クリエイティ。この名に恥じぬ行いを」

 

焦凍

「ショート」

「名前、良いの?」

「ああ」

 

踏影

「ツクヨミ」

 

「GRAPE JUICE」

 

甲司

「アニマ」

 

お茶子

「ウラビティ」

 

勝己

「爆殺王」

「そういうのは止めたほうが良いわね」

「何でだよ!?」

「爆発さん太郎ってのはどうだ!?」

「うるせぇ!」

 

順調に行っていたが勝己で思わぬストップが掛かったがドンドンと決まっていく。

そして残るは出久、電気、そして再考する事になった勝己だけだった。

 

「よし、出来た!」

 

電気がそう言って教壇に上がり発表する。

 

「ライトニングヒーロー センコウだ!」

「閃光、なるほど自分の雷に掛けたのね」

「他にも俺の速さなら絶対に相手よりも先に攻撃出来るって意味で先攻とか」

「なるほど、ヴィランには威圧感を与えて市民には速く駆けつける事を示す。良いヒーロー名じゃない!」

 

ミッドナイトからのお墨付きを貰ってご満悦な電気。出久はそんな電気を一目見た後で教壇になって発表する。

 

「え?」

「良いのかそれ?」

「出久、それ嫌ってたはずじゃ!?」

「うん、実はどうしようかと悩んでたし、蔑称が入ってるけど体育祭の最終日に僕が使えば“何でも出来る”って意味になるって言われて吹っ切れた。僕のヒーロー名はグリーンヒーロー デク」

「敢えてデビルとかダークとか付けるヒーローはいるわ。でもそういう言葉の意味すらも変えようなんて凄い意気込みね」

「頑張ります!」

 

出久のハッキリとした言葉に他の面々も認めた。唯一、電気だけ少し納得しづらかったが本人が良いならと認めた。

 

 

勝己

「爆殺卿!!」

「違う。そうじゃない」

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

ヒーロー情報学の後の昼休み、出久は数多い指名の中から1つ選ばないといけないので冷静に見極めようとしていた。

 

「さて、どうしよう?色んな所から来てるな。デステゴロにシンリンカムイ、Mt.レディに加えてギャングオルカにフォースカインド、リューキュウ、ファットガム、シシド、エンデヴァー・・・うわっ!?ミルコからも来てる!?」

「え!?嘘だろ!?緑谷」

 

ミルコという単語に反応したのはたまたま後ろにいた実だった。因みにこれに関しては性欲云々ではなく、単純にミルコがこういった指名を出してくること自体珍しいどころか下手すると初かもしれないからだ。

 

「俺はホークスやエッジショットとかもいるな」

「最速と達人系じゃん。しかも2人とも超ストイックで有名だし」

 

電気も自分の指名をしてくれたヒーローを選ぼうとするが2人ともあまりの多さとそしてネームバリューに苦戦していた。

出久と電気は一先ず、決めるのは後にして売店に行こうと教室を出るとオールマイトが飛んできた。

 

「私が独特の姿勢で来たぁ!2人ともちょっと良いかな?ご飯は奢るよ」

 

出久と電気は突然やってきたオールマイトにビックリしつつもお誘いにのった。

 

 

 

 

 

〇〇〇

オールマイトに昼飯を奢ってもらうのは色々とあらぬ噂が流れそうだったので止めてもらい、出久と電気は昼飯を買って空き部屋で食べながら話し始める。

 

「オールマイト、随分と量が多いですね」

「いやぁ、体が元に戻った反動かなに食べても美味しくてね。お陰で体重も筋力も5年前に戻ってきたよ」

「そりゃ、良かったです」

 

少し駄弁りながら食べる3人。

食べ終わり、お茶を飲みながらオールマイトは本題に入った。

 

「実は職業体験で桃白白対策で良い人がいる。私の担任だった人で実践主義のお方だ。疾さなら上鳴少年以上の人だ。君達、2人にも指名を出していた。私の担任だけあってヒーローとしての心構えは良い」

「俺よりも速いんですか?」

「速いというよりも疾い。あって直に見れば君にとって良い経験になると思う。身体と個性の使い方で言えばプロヒーローの中でも間違いなくトップクラスのお方だ。後、好きな物はたい焼き。ヒーローネームはグラントリノ」

「すげぇ、よっしゃ!俺はその人に決めた!」

「僕もその人にします!」

 

出久がグラントリノを選んだ理由は幾つかある。1つは桃白白対策で疾さ対策をしたかった事。電気も速いがそれには出久自身最近慣れてきたのと悟空やクリリン達とはまた違う視点が欲しくなった事。それと職業体験中は悟空らに鍛えて貰えないので実践主義は望んでいた物だった。

因みにそうなるとミルコもガチガチの実践主義だがそこら辺はオールマイトの推薦を優先した。

 

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

フリーザは悠々自適に茶を飲みながら、のんびりしているとキコノがステインと血だらけの弔、そして黒霧を連れて来た。

 

「おや、それを見るに交渉は決裂したようですね」

「悪いが、俺はお前らのような騒々しい奴らはゴメンだ。それにコイツには信念がない」

 

ステインは親指で弔を指さしながらそう断言した。

 

「残念です。しかし、弔さんも随分とやられたようで」

「うるせぇよ。この野郎を殺す許可をくれれば殺してやるのに・・・」

「おやおや。相変わらず血の気が盛んで・・・でもダメですよ。貴方の先生からも言われてるでしょ」

「ちっ」

 

弔は舌打ちをした後、よっぽど気に食わなかったのか部屋を出ていった。廊下で弔の怒りは沸々と湧き上がっていた。5年前に現れたフリーザとAFOが手を組み、それからという物、ほぼ毎日のように殴られ蹴られて回復させられての繰り返し、我慢の限界がそろそろきていた。

 

(めんどくせぇ、信念とかそういった事も何もかもが全て面倒くせぇ・・・・全部、全部台無しにしたい)

 

弔の中に強烈なそれもかなりの破壊衝動と怒りが出来上がってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇〇〇

空港では久しぶりの故郷の日本に奮えてる者がいた。

 

「5年ぶりの日本だぁー!!帰ってきたぞ!!やった、もうアメリカじゃ、あの人らに振り回されっぱなしで大変でしかもなんかわかんないけど俺もセレブリティと同類に見られるしで色々と辛かったけど・・・ありがとうインゲニウム!!俺を呼んできてくれて!!もう絶対にアメリカには戻らない。先輩には悪いけど、ヒーロー免許だってもうちゃんとあるからこっちでも活動も出来る。もうこれからは絶対に日本から離れないぞ!」

「ママ、変な人いるよ」

「しっ、見ちゃいけません」

 

1人空港で叫び、周りの人から見事に避けられてる彼の名前は灰廻航一

 

ヒーローネーム ザ・クロウラー

 




と言うわけでスピンオフのヴィジランテからのゲストザ・クロウラーこと苦労マンの航一が参戦です!
いやぁ、ステイン編は元々、航一を出したかったので出せて嬉しいです!
因みにステイン編の主役はインゲニウム、天哉、航一の3人を基本にしていくので悪しからず。
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